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第18話:本当の番
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全ての誤解が解け、俺とシリウスの心は、ようやく本当の意味で一つになった。
その夜、俺たちは初めて、同じベッドで眠ることになった。
「緊張しているのか?」
隣に横たわるシリウスが、俺の頬を優しく撫でながら尋ねる。
「……少しだけ」
「大丈夫だ。お前が嫌がることはしない」
彼の言葉に、俺はこくりと頷いた。もう、彼を疑う気持ちはひとかけらもなかった。
シリウスは、まるで壊れ物を扱うかのように、ゆっくりと俺の体を抱きしめる。彼の腕の中は、世界で一番安心できる場所だった。
「アレン」
耳元で囁かれる甘い声に、体がとろけるように熱くなる。
「お前を、私の本当の番にしていいか?」
「本当の、番……?」
「ああ。仮の徴ではなく、永遠に消えない愛の誓い。お前の全てを、私に欲しい」
その真剣な眼差しに、俺は吸い込まれそうになった。
本当の番になるということは、魂のレベルで、完全に結ばれるということ。もう二度と、離れることはできなくなる。
でも、それが俺の望みだった。この人と、ずっと一緒にいたい。
「……はい。俺を、あなたのものにしてください」
俺がそう答えると、シリウスは感極まったように、強く俺を抱きしめた。
そして、ゆっくりと俺のうなじに顔を近づける。
仮の番の徴がつけられた場所。そこに、彼の唇が触れた瞬間、背中に甘い痺れが走った。
「愛している、アレン」
その言葉と共に、彼は俺のうなじに深く、そして優しく、その牙を立てた。
「……っん……!」
仮の時とは比べ物にならないほどの、強い快感が全身を駆け巡る。シリウスのフェロモンが、愛の証となって、俺の体の隅々まで満たしていく。それと同時に、俺のフェロモンもまた、彼の中へと流れ込んでいった。
彼の長年の苦しみだったフェロモン過敏症が、俺のフェロモンによって完全に癒やされ、浄化されていくのが分かった。
永遠とも思える時間が過ぎ、彼がゆっくりと顔を離した時、俺のうなじには、二度と消えることのない「本当の番」の徴が、くっきりと刻まれていた。
「これで、お前は名実ともに、私のものだ」
至上の幸福に満たされた顔で、シリウスが微笑む。
俺もまた、言葉にならないほどの幸福感に包まれていた。魂が満たされるというのは、きっとこういうことを言うのだろう。
その夜、俺たちは何度も互いの名前を呼び、肌を重ね、愛を確かめ合った。
冷酷非情と恐れられた公爵は、俺にだけ、この上なく甘い表情を見せる。
俺はもう、破滅に怯える勘違い悪役令息じゃない。
世界で一番、この人に愛されている、幸せなオメガなのだ。
その夜、俺たちは初めて、同じベッドで眠ることになった。
「緊張しているのか?」
隣に横たわるシリウスが、俺の頬を優しく撫でながら尋ねる。
「……少しだけ」
「大丈夫だ。お前が嫌がることはしない」
彼の言葉に、俺はこくりと頷いた。もう、彼を疑う気持ちはひとかけらもなかった。
シリウスは、まるで壊れ物を扱うかのように、ゆっくりと俺の体を抱きしめる。彼の腕の中は、世界で一番安心できる場所だった。
「アレン」
耳元で囁かれる甘い声に、体がとろけるように熱くなる。
「お前を、私の本当の番にしていいか?」
「本当の、番……?」
「ああ。仮の徴ではなく、永遠に消えない愛の誓い。お前の全てを、私に欲しい」
その真剣な眼差しに、俺は吸い込まれそうになった。
本当の番になるということは、魂のレベルで、完全に結ばれるということ。もう二度と、離れることはできなくなる。
でも、それが俺の望みだった。この人と、ずっと一緒にいたい。
「……はい。俺を、あなたのものにしてください」
俺がそう答えると、シリウスは感極まったように、強く俺を抱きしめた。
そして、ゆっくりと俺のうなじに顔を近づける。
仮の番の徴がつけられた場所。そこに、彼の唇が触れた瞬間、背中に甘い痺れが走った。
「愛している、アレン」
その言葉と共に、彼は俺のうなじに深く、そして優しく、その牙を立てた。
「……っん……!」
仮の時とは比べ物にならないほどの、強い快感が全身を駆け巡る。シリウスのフェロモンが、愛の証となって、俺の体の隅々まで満たしていく。それと同時に、俺のフェロモンもまた、彼の中へと流れ込んでいった。
彼の長年の苦しみだったフェロモン過敏症が、俺のフェロモンによって完全に癒やされ、浄化されていくのが分かった。
永遠とも思える時間が過ぎ、彼がゆっくりと顔を離した時、俺のうなじには、二度と消えることのない「本当の番」の徴が、くっきりと刻まれていた。
「これで、お前は名実ともに、私のものだ」
至上の幸福に満たされた顔で、シリウスが微笑む。
俺もまた、言葉にならないほどの幸福感に包まれていた。魂が満たされるというのは、きっとこういうことを言うのだろう。
その夜、俺たちは何度も互いの名前を呼び、肌を重ね、愛を確かめ合った。
冷酷非情と恐れられた公爵は、俺にだけ、この上なく甘い表情を見せる。
俺はもう、破滅に怯える勘違い悪役令息じゃない。
世界で一番、この人に愛されている、幸せなオメガなのだ。
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