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*番外編*かけがえのないお方⑥
「ソフィア、少しいいかい?」
新しい生活にも慣れてきた頃、部屋の片付けをしていた私に神妙な面持ちでお父様が声をかけてきました。
一体どうしたのかしら?
不安に感じつつ、私はお父様と向かい合うように椅子に腰掛け、苦しそうな表情のお父様を見つめました。
「...縁談の話がきたんだ」
その言葉を聞いた瞬間、私は胸がドクドクと嫌な音を立てるのを感じました。
没落寸前の伯爵令嬢に縁談を持ちかけるなんて、普通のお方ではないことは分かっていたからです。
いずれはこうなるとは思っていました。お父様もお母様も無理矢理結婚をさせるような人ではありません。相当に悩んだのでしょう。
「...そう、ですか」
アクリウス公爵様の顔が浮かびましたが、すぐにこの感情は捨て去らなければならないのだと思うと胸が締め付けられるようでした。
こんな事になるのなら、もっと早く気持ちを打ち明けていれば良かった...
「ザーグ公爵家は知っているな?」
その瞬間、私はパッと視線をお父様へ向けました。
「その御子息からだ」
ザーグ公爵家。そこの御子息様はアクリウス公爵様に他ならないのです。
アクリウス公爵様が、私に縁談話を?
一体どうして?
嬉しい気持ちと疑問が湧き上がり、オロオロとする私の姿に、お父様は何か勘違いしたのか、悲しそうな表情で言いました。
「ソフィア、私もこれからまだ頑張ろうと思っているんだ。心配することはない。お前が嫌なのであれば断る事だって...」
「お受けします!!!」
「あぁ、分かった。お受け....え?」
「アクリウス公爵様と結婚させてください、お父様!」
新しい生活にも慣れてきた頃、部屋の片付けをしていた私に神妙な面持ちでお父様が声をかけてきました。
一体どうしたのかしら?
不安に感じつつ、私はお父様と向かい合うように椅子に腰掛け、苦しそうな表情のお父様を見つめました。
「...縁談の話がきたんだ」
その言葉を聞いた瞬間、私は胸がドクドクと嫌な音を立てるのを感じました。
没落寸前の伯爵令嬢に縁談を持ちかけるなんて、普通のお方ではないことは分かっていたからです。
いずれはこうなるとは思っていました。お父様もお母様も無理矢理結婚をさせるような人ではありません。相当に悩んだのでしょう。
「...そう、ですか」
アクリウス公爵様の顔が浮かびましたが、すぐにこの感情は捨て去らなければならないのだと思うと胸が締め付けられるようでした。
こんな事になるのなら、もっと早く気持ちを打ち明けていれば良かった...
「ザーグ公爵家は知っているな?」
その瞬間、私はパッと視線をお父様へ向けました。
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一体どうして?
嬉しい気持ちと疑問が湧き上がり、オロオロとする私の姿に、お父様は何か勘違いしたのか、悲しそうな表情で言いました。
「ソフィア、私もこれからまだ頑張ろうと思っているんだ。心配することはない。お前が嫌なのであれば断る事だって...」
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「あぁ、分かった。お受け....え?」
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