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第11話 分かり合える日まで
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疑問に思いながらも男が命令した左側へと向かう
歩き出して3分後…突然、大声で争い合っている光景がレイラの瞳に映し出される
「(……?あそこで誰か争ってる?)」
「(行ってみよう)」
レイラは争いが起きている現場まで走り出した
【おいっ、もう1回言ってみろよ!】
〈何度でも言ってやるさ!このクズ野郎!〉
2人の男は殴り合いをしながら暴言を吐きまくっている
そして、彼らの周りには沢山の人が居た
そう…ただその場に居るというだけで誰も2人の男達の罵り合いを止めはしない
{…いつまで争っているんだ?}
[怖いわねぇ~、まぁ私には関係無いし関わりたく無いわ…]
『とっとと終われば良いのに…うるさい』
「……え?どうして誰も止めないの?こんなにも血を流しているんだよ…?ねぇ、どうして?」
レイラは瞳を曇らせながらその場に立ち止まる
ここは本当に天国なのだろうか
レイラは狭い世界で15年間生きてきた
その為人が殴り合うを光景を見た事がない、いや、それどころか人が争い合う光景を見た事がない
彼女にとって''人という生き物の情報''は互いを助け合い誰も他人を傷付けない、という狭い世界の中で必死になってようやく手に入れた知識の1つだった
だが、その知識という固定概念も天国という楽園で破壊された
「ねぇ、どうして…どうして争っているの?人は…争わないんじゃないの?!助け合うんじゃないの?!」
「誰か…教えてよ…」
レイラは涙を流す
この時初めて必死になって手に入れた固定概念を破壊されたからだ
~5分後~
「……っ!止めよう…これ以上は見ていられない…」
レイラはそう言うと2人の男達の元へと向かう
どうやら無関係の人間達の争いを止めようとしているようだ
「(………大丈夫、大丈夫だからレイラ、君なら出来るよ)」
小さき少女は怯えながらも勇気を出して立ち向かう
【お前は全然分かっていない!!俺だって被害者だ!!】
〈はぁ?お前の言う''大切な家族''を置いて逃げた奴の言葉なんざ聞きたくないね〉
【……っ!!それなら俺の過去でも見てみろよ!!】
〔どうしてお前がそれを持っているんだよっ!!違反者だ!!〕
被害者を名乗る男は自分の思い出を争っていた相手に向かって投げた…はずだったが
その思い出は争いを止めようとしている少女へと向かってしまった
「……え?どうして…えっ」
レイラは次の瞬間男の思い出を見る事になってしまった
勇気を出して歩き出した少女に向かってその仕打ちはあまりにも酷い話だ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~男の思い出~
【はぁ…はぁ…待ってろよ''タロ''今助けてやるからな…】
男は額に血を流しながら愛犬のタロを探す
どうやら男が居た世界は''サン星''のようだ
【……タロ…どこに居る、絶対見捨てたりはしない…】
男はそう言いながら愛犬を探し続ける
1匹の犬を探す彼の周りには帰る場所のない人達でいっぱいだ
皆どこか負傷している、それどころか人と呼べるか怪しいほど人間の体を保っていない者や、もう2度と生を感じられない者も居る
その光景を表すとすると皆が口を揃えてこう言うだろう…''地獄''だと
【………タロ、タロ、どこに居るんだ!早くしないとアイツらがやってくる…】
男は手がボロボロになっても家族を見つける事を諦めない
~10分後~
【タロ…タロ…良かった、やっと見つけた、ごめんな…1人ぼっちにさせて…】
「うぅ…ワン!(ごしゅじんしゃま…ごしゅじんしゃま!!」
ボロボロになっている子犬はご主人様を見つけると尻尾を激しく振りながら男に甘える
「うぅ…うぅ(さみしかったよ~)」
【タロ…ごめんな、さぁ、早くここを離れよう…早くしないと俺らまでアイツらの娯楽の対象にされる…】
「……?(なんていってるんだろう…ごしゅじんさまの言ってることむずかしくてよくわからない…りかいしたいよ…)」
子犬は首を傾げながらも主人に着いて行く
【(どこか…隠れれる場所を…5人と1匹が隠れれる場所は…どこにある…!!)】
男は悪人達に見つからないように必死になりながら走り続ける
「(ごしゅじんさまと走るのたのしいなぁ…ぼくとあそんでくれてるんだ!!ごしゅじんさまだいすき!!)」
~10分後~
【……ここは…洞窟か?…中は…広いな、ここなら家族を守れる…】
10分という時が過ぎてようやく安全地帯を確保する事が出来た
【…よしっ、タロ…良いか…''待て''だぞ!俺は今からママ達を迎えに行ってくるからここで見つからないように待ってるんだ、分かったな?】
「わんっ!!(まってればいいんでしょ!ごしゅじんさま!!ぼくできるよ!!こんなのらくしょうだよ!へへっ)」
【よしっ良い子だ、タロ…じゃあすぐ戻ってくるからな!!】
「わんっ!(いってらっしゃい!ごしゅじんさま!!)」
この時、犬と人間は約束した
無事に帰って来れるだろうか…この戦争が起きている世界で…
ご感想お待ちしております!!ご遠慮なく!!
歩き出して3分後…突然、大声で争い合っている光景がレイラの瞳に映し出される
「(……?あそこで誰か争ってる?)」
「(行ってみよう)」
レイラは争いが起きている現場まで走り出した
【おいっ、もう1回言ってみろよ!】
〈何度でも言ってやるさ!このクズ野郎!〉
2人の男は殴り合いをしながら暴言を吐きまくっている
そして、彼らの周りには沢山の人が居た
そう…ただその場に居るというだけで誰も2人の男達の罵り合いを止めはしない
{…いつまで争っているんだ?}
[怖いわねぇ~、まぁ私には関係無いし関わりたく無いわ…]
『とっとと終われば良いのに…うるさい』
「……え?どうして誰も止めないの?こんなにも血を流しているんだよ…?ねぇ、どうして?」
レイラは瞳を曇らせながらその場に立ち止まる
ここは本当に天国なのだろうか
レイラは狭い世界で15年間生きてきた
その為人が殴り合うを光景を見た事がない、いや、それどころか人が争い合う光景を見た事がない
彼女にとって''人という生き物の情報''は互いを助け合い誰も他人を傷付けない、という狭い世界の中で必死になってようやく手に入れた知識の1つだった
だが、その知識という固定概念も天国という楽園で破壊された
「ねぇ、どうして…どうして争っているの?人は…争わないんじゃないの?!助け合うんじゃないの?!」
「誰か…教えてよ…」
レイラは涙を流す
この時初めて必死になって手に入れた固定概念を破壊されたからだ
~5分後~
「……っ!止めよう…これ以上は見ていられない…」
レイラはそう言うと2人の男達の元へと向かう
どうやら無関係の人間達の争いを止めようとしているようだ
「(………大丈夫、大丈夫だからレイラ、君なら出来るよ)」
小さき少女は怯えながらも勇気を出して立ち向かう
【お前は全然分かっていない!!俺だって被害者だ!!】
〈はぁ?お前の言う''大切な家族''を置いて逃げた奴の言葉なんざ聞きたくないね〉
【……っ!!それなら俺の過去でも見てみろよ!!】
〔どうしてお前がそれを持っているんだよっ!!違反者だ!!〕
被害者を名乗る男は自分の思い出を争っていた相手に向かって投げた…はずだったが
その思い出は争いを止めようとしている少女へと向かってしまった
「……え?どうして…えっ」
レイラは次の瞬間男の思い出を見る事になってしまった
勇気を出して歩き出した少女に向かってその仕打ちはあまりにも酷い話だ
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~男の思い出~
【はぁ…はぁ…待ってろよ''タロ''今助けてやるからな…】
男は額に血を流しながら愛犬のタロを探す
どうやら男が居た世界は''サン星''のようだ
【……タロ…どこに居る、絶対見捨てたりはしない…】
男はそう言いながら愛犬を探し続ける
1匹の犬を探す彼の周りには帰る場所のない人達でいっぱいだ
皆どこか負傷している、それどころか人と呼べるか怪しいほど人間の体を保っていない者や、もう2度と生を感じられない者も居る
その光景を表すとすると皆が口を揃えてこう言うだろう…''地獄''だと
【………タロ、タロ、どこに居るんだ!早くしないとアイツらがやってくる…】
男は手がボロボロになっても家族を見つける事を諦めない
~10分後~
【タロ…タロ…良かった、やっと見つけた、ごめんな…1人ぼっちにさせて…】
「うぅ…ワン!(ごしゅじんしゃま…ごしゅじんしゃま!!」
ボロボロになっている子犬はご主人様を見つけると尻尾を激しく振りながら男に甘える
「うぅ…うぅ(さみしかったよ~)」
【タロ…ごめんな、さぁ、早くここを離れよう…早くしないと俺らまでアイツらの娯楽の対象にされる…】
「……?(なんていってるんだろう…ごしゅじんさまの言ってることむずかしくてよくわからない…りかいしたいよ…)」
子犬は首を傾げながらも主人に着いて行く
【(どこか…隠れれる場所を…5人と1匹が隠れれる場所は…どこにある…!!)】
男は悪人達に見つからないように必死になりながら走り続ける
「(ごしゅじんさまと走るのたのしいなぁ…ぼくとあそんでくれてるんだ!!ごしゅじんさまだいすき!!)」
~10分後~
【……ここは…洞窟か?…中は…広いな、ここなら家族を守れる…】
10分という時が過ぎてようやく安全地帯を確保する事が出来た
【…よしっ、タロ…良いか…''待て''だぞ!俺は今からママ達を迎えに行ってくるからここで見つからないように待ってるんだ、分かったな?】
「わんっ!!(まってればいいんでしょ!ごしゅじんさま!!ぼくできるよ!!こんなのらくしょうだよ!へへっ)」
【よしっ良い子だ、タロ…じゃあすぐ戻ってくるからな!!】
「わんっ!(いってらっしゃい!ごしゅじんさま!!)」
この時、犬と人間は約束した
無事に帰って来れるだろうか…この戦争が起きている世界で…
ご感想お待ちしております!!ご遠慮なく!!
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