20 / 20
第19話 正しい選択
しおりを挟む
~5時半~
【……ん、今…何時だ…】
イーサンは時計に目をやる
【……5時半…か…5時半?!…】
【……早く支度しないと…マリラ…朝ご飯…】
【…そういえばマリラは…もう、居ないんだったな…】
俺は妻が居り、子供が居り、家族が常に揃っている生活が当たり前と化していた
でも今は違う、失ってから気付いたんだ
心の底から大切だと思っていた存在ほど大切に出来ていない
あるのが当たり前、居るのが当たり前と、常に後回しにしていた
どうして俺はもっと大切にしておかなかったんだろうと後悔している
……当たり前の日々程取り返しがつかないものはない
【……起きるか…】
男はのそのそと体を動かしながらベッドから出た
【……眠いな…】
【後30分したら、ララ達を起こすか…】
父親はそう言いながら朝食をゲットするために準備をし始める
カバンを用意し、歯を磨き、服を着替える
イーサンの今持っている服は2着しかない
~30分後~
【ララ、ララ、起きろ…ノマも起きろ】
〔……ん?もう、朝…?〕
【おはようララ】
〔…おはよう、父ちゃん〕
〔……ノマ、起きて、ノマの分のご飯なくなってもしらないよ〕
{……う、やだ…}
〔なら早く起きて…〕
~15分後~
【よし、みんな準備出来たな、それじゃあ朝メシゲットするぞー!!】
〔………父ちゃん元気だね〕
【……子供だろ、子供らしくあってくれ…乗ってくれよ…】
〔……おーー…〕
{………おーー}
【………】
「……?(どうしたの?)」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[朝ご飯配給所]
〔……っ、ふぁ…眠い…〕
{……お姉ちゃん…だいじょぶ?}
〔…うん?大丈夫、少し眠いだけだから…〕
{…そっか…}
〔うん…〕
【………】
【後何分後か…】
皆朝ご飯をゲットするために早くから列を作っていたようだ
イーサン家から配給窓口までかなりの人が並んでいる
【……(タロの分まで貰えると良いんだが…)】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[30分後]
【後、35人か…】
[更に15分後]
〔後…10人〕
[更に10分後]
{後…3…人?}
【………!!やっと俺たちの番だ!!】
ようやくイーサン達の番が来たようだ
朝ご飯を獲得するまでにかかった時間は1時間
毎日立ちながら長い列を待たないといけない
[人数は?]
【よ…4人です】
[……4人?私には3人しか見えませんが]
【…飼い犬を入れて4人です、ほら、ここに】
「わん!(へへへ)」
[……残念ながら犬の朝ご飯まで用意は出来ません。]
[…説明を読みましたか?]
男は無愛想にそう言う
少々腹が立つが男の言っている事は間違っていない
犬のご飯を用意出来るくらいなら人間のご飯を作るのが正しい選択だろう
〔……タロも家族だよ!見た目が違うだけ、大切な家族!〕
ララは抗議するかのようにそう言った
[……お嬢さん、残念ながら貴方達家族だけに特別な対応をする事は出来ませんので]
[…ご理解して頂きたい]
〔………〕
{…お姉ちゃん…}
[…………]
【……ハハ、分かりました、確かにそうですよね、ごもっともです】
【それでは、3人分お願いします】
[…分かりました、3人分ですね]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔……タロ、私の分けてあげる!〕
{…ぼくのも、}
【………父ちゃんも少しだけ分けてあげるよ】
「わんわん!(ありがとう!)」
3人はタロに朝ご飯を分ける
〔父ちゃんの少なくない?ケチ!〕
【ケチ?父ちゃんはな、デカイから沢山食べないといけないんだ】
〔ふ~ん〕
【………】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[その出来事から3年の時が経った]
〔もう、父ちゃん早くして〕
【ハハっごめんごめん】
ララは成長し、マリラに似てきた
{……お姉ちゃん}
[更に5年の時が経った]
〔……ねぇ、ヴァレス…〕
[は?なんだ…]
〔……ふふ、なんでもない…月が綺麗だね…〕
[……そうだな]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヴァレスとはどこで出会ったんだっけ…
あぁそうだ思い出した…私が''サンリ戦士隊''に入ったあの日に出会ったんだ…
【……ん、今…何時だ…】
イーサンは時計に目をやる
【……5時半…か…5時半?!…】
【……早く支度しないと…マリラ…朝ご飯…】
【…そういえばマリラは…もう、居ないんだったな…】
俺は妻が居り、子供が居り、家族が常に揃っている生活が当たり前と化していた
でも今は違う、失ってから気付いたんだ
心の底から大切だと思っていた存在ほど大切に出来ていない
あるのが当たり前、居るのが当たり前と、常に後回しにしていた
どうして俺はもっと大切にしておかなかったんだろうと後悔している
……当たり前の日々程取り返しがつかないものはない
【……起きるか…】
男はのそのそと体を動かしながらベッドから出た
【……眠いな…】
【後30分したら、ララ達を起こすか…】
父親はそう言いながら朝食をゲットするために準備をし始める
カバンを用意し、歯を磨き、服を着替える
イーサンの今持っている服は2着しかない
~30分後~
【ララ、ララ、起きろ…ノマも起きろ】
〔……ん?もう、朝…?〕
【おはようララ】
〔…おはよう、父ちゃん〕
〔……ノマ、起きて、ノマの分のご飯なくなってもしらないよ〕
{……う、やだ…}
〔なら早く起きて…〕
~15分後~
【よし、みんな準備出来たな、それじゃあ朝メシゲットするぞー!!】
〔………父ちゃん元気だね〕
【……子供だろ、子供らしくあってくれ…乗ってくれよ…】
〔……おーー…〕
{………おーー}
【………】
「……?(どうしたの?)」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[朝ご飯配給所]
〔……っ、ふぁ…眠い…〕
{……お姉ちゃん…だいじょぶ?}
〔…うん?大丈夫、少し眠いだけだから…〕
{…そっか…}
〔うん…〕
【………】
【後何分後か…】
皆朝ご飯をゲットするために早くから列を作っていたようだ
イーサン家から配給窓口までかなりの人が並んでいる
【……(タロの分まで貰えると良いんだが…)】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[30分後]
【後、35人か…】
[更に15分後]
〔後…10人〕
[更に10分後]
{後…3…人?}
【………!!やっと俺たちの番だ!!】
ようやくイーサン達の番が来たようだ
朝ご飯を獲得するまでにかかった時間は1時間
毎日立ちながら長い列を待たないといけない
[人数は?]
【よ…4人です】
[……4人?私には3人しか見えませんが]
【…飼い犬を入れて4人です、ほら、ここに】
「わん!(へへへ)」
[……残念ながら犬の朝ご飯まで用意は出来ません。]
[…説明を読みましたか?]
男は無愛想にそう言う
少々腹が立つが男の言っている事は間違っていない
犬のご飯を用意出来るくらいなら人間のご飯を作るのが正しい選択だろう
〔……タロも家族だよ!見た目が違うだけ、大切な家族!〕
ララは抗議するかのようにそう言った
[……お嬢さん、残念ながら貴方達家族だけに特別な対応をする事は出来ませんので]
[…ご理解して頂きたい]
〔………〕
{…お姉ちゃん…}
[…………]
【……ハハ、分かりました、確かにそうですよね、ごもっともです】
【それでは、3人分お願いします】
[…分かりました、3人分ですね]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔……タロ、私の分けてあげる!〕
{…ぼくのも、}
【………父ちゃんも少しだけ分けてあげるよ】
「わんわん!(ありがとう!)」
3人はタロに朝ご飯を分ける
〔父ちゃんの少なくない?ケチ!〕
【ケチ?父ちゃんはな、デカイから沢山食べないといけないんだ】
〔ふ~ん〕
【………】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[その出来事から3年の時が経った]
〔もう、父ちゃん早くして〕
【ハハっごめんごめん】
ララは成長し、マリラに似てきた
{……お姉ちゃん}
[更に5年の時が経った]
〔……ねぇ、ヴァレス…〕
[は?なんだ…]
〔……ふふ、なんでもない…月が綺麗だね…〕
[……そうだな]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヴァレスとはどこで出会ったんだっけ…
あぁそうだ思い出した…私が''サンリ戦士隊''に入ったあの日に出会ったんだ…
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
転生『悪役』公爵令嬢はやり直し人生で楽隠居を目指す
RINFAM
ファンタジー
なんの罰ゲームだ、これ!!!!
あああああ!!!
本当ならあと数年で年金ライフが送れたはずなのに!!
そのために国民年金の他に利率のいい個人年金も掛け、さらに少ない給料の中からちまちまと老後の生活費を貯めてきたと言うのに!!!!
一銭も貰えないまま人生終わるだなんて、あんまりです神様仏様あああ!!
かくなる上はこのやり直し転生人生で、前世以上に楽して暮らせる隠居生活を手に入れなければ。
年金受給前に死んでしまった『心は常に18歳』な享年62歳の初老女『成瀬裕子』はある日突然死しファンタジー世界で公爵令嬢に転生!!しかし、数年後に待っていた年金生活を夢見ていた彼女は、やり直し人生で再び若いままでの楽隠居生活を目指すことに。
4コマ漫画版もあります。
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
主人公のセリフが二重カギ括弧なのが慣れなくて、
人称迷子になりそう?
他だと主人公しか認識出来ない何かとか、
言葉として発しない念話的な何かだったりするので。
又、不思議な何かと主人公以外の会話が区別されないと、そこでも迷子になりそう。
覗いた記憶と上司のセリフももう少し区別して欲しい。主人公が口に出さず、思っているだけのセリフとかが出てきたら更に混乱しそう??
色々言ったけどストーリーは続きが気になる良い物かな。
ご感想,ご視聴ありがとうございます!!
アドバイス嬉しいです〜!!すぐに直させて頂きます!
良い物と言って頂けるとは…!!書いた甲斐がありました!!