4 / 60
第1章 姉妹編
第03話 帰宅
しおりを挟む
病院を退院することになった。
香織さん(こう呼ぶように言われた)が退院の手続きをしている間に、帰宅のために着替えるよう、家から持ってきた服装を渡された。
白い長シャツに、ファーの付いた茶色のコート、……ロングスカート。
(これを履かないといけないのか)
病院の男性看護師がみんなスカートを履いているのを見て、男性がスカートを履くのは日常的なものなのかと予想しいた。もしかしたら僕も履かないといけないかもしれないと覚悟していたが、思いの外早くその機会が来た。
ロングスカートを持ち、憎々しげに睨む。女物の服装には少しトラウマがあって、履くのを躊躇する。
トラウマの理由は、大学二年生時の学園祭だ。同じゼミの友人達がいつの間にか、イベントの一つである女装コンテストに勝手に参加登録されていた。キャンセルする期限も過ぎていて、参加せざるを得ない状況になっていた。
しかたがないので、その友人達が用意した白いワンピースを身にまとい参加した。
他の参加者たちは、むしろ笑いを取る事を目的にしたようなへんてこなメイクに、似合わないウィッグ、奇抜な女物の服装だったために笑いを取っていた。
だが、そんな中で僕は、女顔で真っ白なワンピースがよく似合っていた。自分一人だけ、場違いにも観客からの自分に向けられる「可愛い」の声に戸惑いつつなんとかイベントの雰囲気を壊さないように、笑顔を作って耐えた。
イベント終了後に、着替えるため着替え用の控え室へ戻る途中、向かいから歩いてくる女の子の集団の中に同じゼミの気になる子がいるのを見つけた。
祭りの高揚感と、面倒なイベントから解放された瞬間だったので変に興奮していたのだろう。その時、僕は思い切って彼女たちに声をかけた。
「あ、もしかして、さっきのイベント、見てくれていた?」
「……」
「えっと」
「……」
しかし、無視されてしまい横を通り過ぎていった。その途中に聞こえてきた言葉。
「男のくせによくあんな格好できるよね」
そう小声で囁き合うのが、妙にはっきりと耳に届いた。あまりにもショックな気分で何も言えず、女の子の集団が歩き去っていく背中を眺めることしか出来なかった。
今では、そんなこともあったなぁというくらいの思い出の一つだし、この世界だと男がスカートを履くというのは当たり前なようで、別に何の問題ないみたい。
だけど、やっぱり意識的には女装になるので抵抗があった。
さすがに今はいているパジャマでは帰れないので、えいやっと覚悟を決め香織さんが持ってきた服を着た。カバンには下着やパジャマ、タオルや洗面具を詰めていると香織さんが病室へ戻ってきた。
「おかえりなさい。手続きは済んだ?」
「ええ。終わったわよ、ゆうくん」
僕の身につけた服装を確認した香織さん。
「後は、これもかぶったら完璧ね」
そう言いながら、ベットの上に置いてあったつばの広い黒い帽子を、僕にかぶせて微笑んだ。荷物を入れたカバンを持とうとすると、香織さんに奪われた。
「荷物は私が持つわ」
本当なら男が持ちべきだろうけど、入院していた僕を気遣ってくれたんだろうな。だから、香織さんの思いやりに素直に甘えることにした。
病院のエントランスを通って、外へと繋がる自動ドアを通った。
記憶的には三日ぶり、肉体的には十日ぶりの外だ。筋肉がちょっと衰えたのかな、それとも元の肉体がそうだったのか、病室からここまでの距離を歩いただけで僅かに疲れを感じた。
3月に入ったばかりだからまだ少し肌寒いな。立ち止まって空を見ると、雲ひとつ無い快晴だった。
「タクシーを呼んであるから、それに乗って帰りましょう」
香織さんの後をついていき、止まってあるタクシーの後部座席に乗せられる。
タクシーのドライバーは、当然のように女性だった。女性が働くのが当たり前だと聞いていたが、記憶の影響で女性のドライバーというものは珍しいと感じてしまう。
香織さんの告げる行き先にあれっと思う。
(何処かに寄って帰るのかな)
ぼーっと走る車の窓の外を眺めること15分程。タクシーが住宅街に入って行くと、香織さんはドライバーに何度か道を指示する。
「あっ、ここです。ありがとうございました」
「では、2880円になります」
見知らぬ一軒家の前に止まると、タクシーを降りることになった。周りを見回してみたが、記憶に全くない場所だった。どこだろう、ここ。
「さぁ、中に入りましょう」
鉄の門扉を開け、中へと入る香織さんを見て、あぁそうかと合点がいく。
(住んでいる土地が違うなんて、こんなところにも記憶の齟齬があるのか)
記憶の中では、団地の一室に住んでいたはずだが、今は一軒家に住んでるらしい。
家の壁は、真新しく見えた。見た目には新築して間もないくらいの綺麗さで、家を建ててからそんなに時間が経ってないかもしれない。2階建てのようで、かなり大きな家だった。僕の記憶とは違うな。こんな立派な家じゃなかった。
香織さんは、ジーパンのポケットからキーケースを取り出しすと、中の一つの鍵を扉の鍵穴に挿して玄関を開けた。
玄関で靴を脱いで、香織さんの後に黙ってついていく。扉を一つ開けて、中に入るとダイニングルームだった。
「疲れたでしょう。ちょっと座ってて」
「あ、はい」
テーブルに座るようにと言われ、そのとおりに座った。
香織さんは肩に掛けていたカバンを床に置くと台所に行く。座った席からも台所の様子が見える構造だった。
棚からコップを2つ出してきて、冷蔵庫からは2リットルのお茶のペットボトルを取り出しコップに注ぐ。それを持って、テーブルに戻ってきた。
「どうぞ、ゆうくん」
「ありがとう」
香織さんは僕の向かいの席に座った。
「このお家はわかる?」
記憶の確認をしてくる香織さん。僕は、首を横に振った。
「ごめんなさい、わからないです」
申し訳なくなって、俯いてしまった。
「だ、だいじょうぶよ!これから思い出していけるわ」
気をかなり使わせているようで、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、更に俯いてしまう。
「ゆうくんの部屋は、階段を上がって一番奥の部屋」
「うん」
「それから一階の、向かいが私の部屋」
言うと、入ってきた扉を指さす。
「そして、2階にはハルちゃんや、サキちゃんにサアヤちゃん。そしてアオイちゃんが二階の部屋ね」
「ちょ、ちょっと待って」
今まで、香織さんが何度か言っている名前だが誰だか分からず、とうとう聞いた。先ほどから、気になっていたことだ。
「ハルさんやサキさん、って誰?」
香織さん(こう呼ぶように言われた)が退院の手続きをしている間に、帰宅のために着替えるよう、家から持ってきた服装を渡された。
白い長シャツに、ファーの付いた茶色のコート、……ロングスカート。
(これを履かないといけないのか)
病院の男性看護師がみんなスカートを履いているのを見て、男性がスカートを履くのは日常的なものなのかと予想しいた。もしかしたら僕も履かないといけないかもしれないと覚悟していたが、思いの外早くその機会が来た。
ロングスカートを持ち、憎々しげに睨む。女物の服装には少しトラウマがあって、履くのを躊躇する。
トラウマの理由は、大学二年生時の学園祭だ。同じゼミの友人達がいつの間にか、イベントの一つである女装コンテストに勝手に参加登録されていた。キャンセルする期限も過ぎていて、参加せざるを得ない状況になっていた。
しかたがないので、その友人達が用意した白いワンピースを身にまとい参加した。
他の参加者たちは、むしろ笑いを取る事を目的にしたようなへんてこなメイクに、似合わないウィッグ、奇抜な女物の服装だったために笑いを取っていた。
だが、そんな中で僕は、女顔で真っ白なワンピースがよく似合っていた。自分一人だけ、場違いにも観客からの自分に向けられる「可愛い」の声に戸惑いつつなんとかイベントの雰囲気を壊さないように、笑顔を作って耐えた。
イベント終了後に、着替えるため着替え用の控え室へ戻る途中、向かいから歩いてくる女の子の集団の中に同じゼミの気になる子がいるのを見つけた。
祭りの高揚感と、面倒なイベントから解放された瞬間だったので変に興奮していたのだろう。その時、僕は思い切って彼女たちに声をかけた。
「あ、もしかして、さっきのイベント、見てくれていた?」
「……」
「えっと」
「……」
しかし、無視されてしまい横を通り過ぎていった。その途中に聞こえてきた言葉。
「男のくせによくあんな格好できるよね」
そう小声で囁き合うのが、妙にはっきりと耳に届いた。あまりにもショックな気分で何も言えず、女の子の集団が歩き去っていく背中を眺めることしか出来なかった。
今では、そんなこともあったなぁというくらいの思い出の一つだし、この世界だと男がスカートを履くというのは当たり前なようで、別に何の問題ないみたい。
だけど、やっぱり意識的には女装になるので抵抗があった。
さすがに今はいているパジャマでは帰れないので、えいやっと覚悟を決め香織さんが持ってきた服を着た。カバンには下着やパジャマ、タオルや洗面具を詰めていると香織さんが病室へ戻ってきた。
「おかえりなさい。手続きは済んだ?」
「ええ。終わったわよ、ゆうくん」
僕の身につけた服装を確認した香織さん。
「後は、これもかぶったら完璧ね」
そう言いながら、ベットの上に置いてあったつばの広い黒い帽子を、僕にかぶせて微笑んだ。荷物を入れたカバンを持とうとすると、香織さんに奪われた。
「荷物は私が持つわ」
本当なら男が持ちべきだろうけど、入院していた僕を気遣ってくれたんだろうな。だから、香織さんの思いやりに素直に甘えることにした。
病院のエントランスを通って、外へと繋がる自動ドアを通った。
記憶的には三日ぶり、肉体的には十日ぶりの外だ。筋肉がちょっと衰えたのかな、それとも元の肉体がそうだったのか、病室からここまでの距離を歩いただけで僅かに疲れを感じた。
3月に入ったばかりだからまだ少し肌寒いな。立ち止まって空を見ると、雲ひとつ無い快晴だった。
「タクシーを呼んであるから、それに乗って帰りましょう」
香織さんの後をついていき、止まってあるタクシーの後部座席に乗せられる。
タクシーのドライバーは、当然のように女性だった。女性が働くのが当たり前だと聞いていたが、記憶の影響で女性のドライバーというものは珍しいと感じてしまう。
香織さんの告げる行き先にあれっと思う。
(何処かに寄って帰るのかな)
ぼーっと走る車の窓の外を眺めること15分程。タクシーが住宅街に入って行くと、香織さんはドライバーに何度か道を指示する。
「あっ、ここです。ありがとうございました」
「では、2880円になります」
見知らぬ一軒家の前に止まると、タクシーを降りることになった。周りを見回してみたが、記憶に全くない場所だった。どこだろう、ここ。
「さぁ、中に入りましょう」
鉄の門扉を開け、中へと入る香織さんを見て、あぁそうかと合点がいく。
(住んでいる土地が違うなんて、こんなところにも記憶の齟齬があるのか)
記憶の中では、団地の一室に住んでいたはずだが、今は一軒家に住んでるらしい。
家の壁は、真新しく見えた。見た目には新築して間もないくらいの綺麗さで、家を建ててからそんなに時間が経ってないかもしれない。2階建てのようで、かなり大きな家だった。僕の記憶とは違うな。こんな立派な家じゃなかった。
香織さんは、ジーパンのポケットからキーケースを取り出しすと、中の一つの鍵を扉の鍵穴に挿して玄関を開けた。
玄関で靴を脱いで、香織さんの後に黙ってついていく。扉を一つ開けて、中に入るとダイニングルームだった。
「疲れたでしょう。ちょっと座ってて」
「あ、はい」
テーブルに座るようにと言われ、そのとおりに座った。
香織さんは肩に掛けていたカバンを床に置くと台所に行く。座った席からも台所の様子が見える構造だった。
棚からコップを2つ出してきて、冷蔵庫からは2リットルのお茶のペットボトルを取り出しコップに注ぐ。それを持って、テーブルに戻ってきた。
「どうぞ、ゆうくん」
「ありがとう」
香織さんは僕の向かいの席に座った。
「このお家はわかる?」
記憶の確認をしてくる香織さん。僕は、首を横に振った。
「ごめんなさい、わからないです」
申し訳なくなって、俯いてしまった。
「だ、だいじょうぶよ!これから思い出していけるわ」
気をかなり使わせているようで、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、更に俯いてしまう。
「ゆうくんの部屋は、階段を上がって一番奥の部屋」
「うん」
「それから一階の、向かいが私の部屋」
言うと、入ってきた扉を指さす。
「そして、2階にはハルちゃんや、サキちゃんにサアヤちゃん。そしてアオイちゃんが二階の部屋ね」
「ちょ、ちょっと待って」
今まで、香織さんが何度か言っている名前だが誰だか分からず、とうとう聞いた。先ほどから、気になっていたことだ。
「ハルさんやサキさん、って誰?」
6
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる