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28. 三年後・・・
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レイとセバスが消えてから三年が経った。
クリスティーナは来年に施行される王政廃止の準備に追われて、毎日のように王宮にあるレイの執務室に出向いて仕事をこなしていた。
トントンとドアをノックする音が聞こえると、クリスは顔を上げて入ってきた女性に笑顔を向けた。
「シルビア様、どうされました?」
「ガイ様から、クリス様に一緒に食事をとるようにお誘いしてきてくれと言われてまいりました」
「まぁ!妊婦にお使いを頼むなんて!シルビア様、体調はどうですか?何かあったらすぐに私を呼んでくださいね」
ガイとシルビアは、婚約発表後にすぐに婚姻式を挙げた。ガイは、レイが戻ってくるまでは婚姻式を延期すると言っていたが、クリスティーナは「それはレイ様が喜びません」と頑なに反対して予定通りに婚姻式を挙げることになった。そしてギルバートとローラも、クリスティーナに背中を押されるように予定通りに婚姻式を挙げてギルバートはノーサンプトン侯爵家に婿入りした。
レイとセバスが消えてから、日に日に痩せていくクリスティーナを見かねて、竜人族長は手鏡大の神鏡をクリスティーナに手渡した。
「この鏡には、時空の狭間とこの世界を繋げた術式が込められている。この鏡に向かってお主の光を送り続けるんじゃ。きっとその光が向こう側にいる者の道しるべとなろう。その指輪の光がこの鏡の中に向かって差し込んでいるということは、レイ殿達もまだ生きているということじゃからの。諦めるでないぞ」
クリスティーナの左手に嵌められた指輪は鏡に向かって光を放っていた。
王政廃止が施行されるまであと半年を切った頃、クリスティーナは国王に呼ばれて執務室に向かった。
「クリスティーナ嬢、ちゃんと食べているか?少し痩せたのではないか?」
「陛下、ご心配ありがとうございます。大丈夫ですよ」と答えると国王は少し心配そうな顔で微笑んだ。
「私が呼ばれたのは、首相代理の件ですよね?」
「あぁ、宰相とも相談したんだが、レイが王政廃止が施行されるまでに戻らなければ君に初代首相を務めてもらいたい。これは議会の総意だ」
「総意ですか……、わかりました。でも施行されるその前日までは、代理とさせてください」
「あぁ、宰相にも伝えておこう。ずっとレイの執務室に籠って仕事をしているようだが、無理はするなよ」
クリスティーナは、なんとか国王に返事をして執務室を出ると、廊下を王宮の出口に向かって走り出した。そして王宮を出るとすぐに彼女は転移してその場から姿を消した。
クリスティーナは、魔の森の中にある竜の滝に転移していた。彼女はレイとの思い出の場所に無意識に転移していたのであった。この場所は誰にも邪魔されることなくレイ達と楽しく過ごした、クリスティーナにとって大切な思い出の場所だった。
「レイ様、セバス……」
クリスティーナは、滝の側に座り込んで思いっきり大声で涙を流して泣いた。泣き疲れて1時間ほどボーっとしていたが、「家に帰ろう……」と立ち上がると、首から下げていた小さな手鏡がキラキラと滝壺の光に反射して光った。
(んっ?そういえば、ここでは魔力を全力で使用しても魔力切れになることは無いんだった……。やってみるか!)
クリスティーナは、手鏡を滝壺側の岩の上に立て掛けると、鏡に向かって全力で光を放出した。
「レイ様、セバス、こっちよ!帰ってきてー!!!」
クリスティーナが全力で光を放ち続けていると滝壺が眩いほどに光り始めた。そしてバシャン!と音がすると、レイとセバスが何故か若い姿となって滝壺に落ちてきた。
「はぁ~?」
♢*♢*♢*♢*♢*
ガイとギルバートは、レイとセバスが戻ったと連絡を受けてグリモード家の談話室に駆け込んできた。
「「師匠!セバス!……えっ?」」
「ガイ、ギル、久しぶりだな」「ガイ様、ギル坊ちゃま、立派になられましたね」
「「えっ?え~~~!!!何で若返ってるの!」」
レイとセバスは、時空の中で彷徨っている間に何故か体が物理的に若返っていた。二人とも20歳ほど体年齢が遡っているようだった。
「ガイ様の魔道具のおかげで全く無傷で帰ってくることができました。時空の狭間で時間を遡ったりしていたので体が若返ってしまったのでしょうか?こちらでは3年もの月日が経っていたようですが、向こうにいた時間はほんの数日という体感でしたね」
そしてセバスは「現役復帰も問題ないですな」と、笑いながらノアの背中を叩いていた。
グリモード夫妻も二人が戻ってこれたことを涙を流して喜び、その日はグリモード家で二人が戻ってきたお祝いの宴が従業員も総出で催された。
「ウィリアム殿、私達が消えてから今日までのことを教えて欲しいのだが……」
ウィリアムはグラスを置くと、指で数えながら一つひとつ説明していった。
「まず、サヴィル侯爵は、王弟暗殺の首謀者として拘束され処刑されました。あっ、裏社会へフェリオの粉を流していたことも暴かれました。そして次にダリオン国の宰相ですが、人身売買の元締めとして人身売買を行っていた国に身柄を拘束されて処刑されました。そしてダリオン国の国王は亡くなり、王妃は惚れ込んでいた侍従にこっぴどく振られたとかで精神的に病んでしまい、国の外れにある離宮で静養しているようです。そしてダリオン国の王太子は宰相が国に持ち込んだフェリオの粉中毒となって王妃と一緒に静養しており、今のダリオン国は前国王の従弟が継いでおります」
「そうか、私達が消えている間にそんなに沢山のことがあったのか……。あっ、気になっていたことがあったんだが、ダリオン国の王妃が惚れた侍従というのは、この家の従業員だったか?」
「あっ、バレてましたか。ダリオン国の他にも、あちこちに家の者たちは入り込んでおりましてね……。あっ、あともう一つ、半年後に王政廃止が施行されますが、レイ様が戻らなければクリスが首相を任されることになるところだったんですよ」
「クリスには苦労をかけたな……。ウィリアム殿、話があるのだが……」
♢*♢*♢*♢*♢*
翌日、レイは王宮から迎えに来た馬車に乗って、国王に会うために王宮へ向かった。時空の狭間から戻ってきたレイは魔力が半分以下になっていたため、念のために大きな魔力を使用する転移ではなく、十数年ぶりに乗る馬車で王宮に向かったのであった。
レイは国王や宰相に涙で迎えられた後、国王に話があるといって二人だけで執務室に入った。そしてその夜、グリモード家を訪れたレイは、クリスティーナの私室をノックした。
「クリス、入ってもいいか?」
「えっ!レイ様?」
クリスは慌ててドアを開けると、正装したレイが108本のバラの花束を持って立っていた。
そしてクリスティーナの前に跪くとクリスティーナの左手の指から魔道具の指輪を抜いて、美しいレッドダイヤモンドの指輪を嵌めた。
「クリスティーナ、私の番、そして前世の私の初恋の君に結婚を申し込みたい」
「えっ!番?前世の初恋?」
レイは時空間の狭間に飛んだ際に自分の前世を見て封印していた記憶を思い出したこと、そして前世の自分がクリスティーナに出会って恋をしていたこと、そしてクリスティーナと次に出会う時は番として出会いたいと願って今世に至ったことを話した。
「えっ……。あの病室にいた少年がレイ様の前世……」
「あぁ、君に出会った時、私の命はあと数ヶ月といわれていたんだ。あの最後の数ヶ月に君に会えて素敵な思い出を得ることができたから、次の世で君に会えるかもしれないと思うと死ぬことも怖くなかった。そしてクリス、今世でも君は私に光をくれた……」
レイは立ち上がると、クリスティーナの涙を拭き優しく抱きしめた。
「私、レイ様が居なくなって、私も消えてしまおうと思ったことがあったんです。消える前に自分の部屋の物を処分しようと全て捨ててしまったら、私のときめく大切なものは、愛するレイ様と家族しかなかったって気が付いたんです。レイ様の指輪がまだ光っているのに、それを捨てて消えることはできませんでした。レイ様、戻ってきてくれて良かった……レイ様、おかえりなさい」
「クリス……、待たせたね。ただいま」
♢*♢*♢*♢*♢*
レイが戻ってきてから半年後、レイは予定通り新しい政治を取り仕切るガーラ国の初代首相となり、王政廃止を宣言した。そしてレイの補佐官として隣に立つクリスティーナの左手の薬指にはキラリと光る美しい結婚指輪が嵌められていた。
この時、セバスは二人の間に生まれてくる次の世代も自分が鍛え上げると涙を潤ませながら決意していたのだが、それを二人が知るのはまだ少し先の話である。
クリスティーナは来年に施行される王政廃止の準備に追われて、毎日のように王宮にあるレイの執務室に出向いて仕事をこなしていた。
トントンとドアをノックする音が聞こえると、クリスは顔を上げて入ってきた女性に笑顔を向けた。
「シルビア様、どうされました?」
「ガイ様から、クリス様に一緒に食事をとるようにお誘いしてきてくれと言われてまいりました」
「まぁ!妊婦にお使いを頼むなんて!シルビア様、体調はどうですか?何かあったらすぐに私を呼んでくださいね」
ガイとシルビアは、婚約発表後にすぐに婚姻式を挙げた。ガイは、レイが戻ってくるまでは婚姻式を延期すると言っていたが、クリスティーナは「それはレイ様が喜びません」と頑なに反対して予定通りに婚姻式を挙げることになった。そしてギルバートとローラも、クリスティーナに背中を押されるように予定通りに婚姻式を挙げてギルバートはノーサンプトン侯爵家に婿入りした。
レイとセバスが消えてから、日に日に痩せていくクリスティーナを見かねて、竜人族長は手鏡大の神鏡をクリスティーナに手渡した。
「この鏡には、時空の狭間とこの世界を繋げた術式が込められている。この鏡に向かってお主の光を送り続けるんじゃ。きっとその光が向こう側にいる者の道しるべとなろう。その指輪の光がこの鏡の中に向かって差し込んでいるということは、レイ殿達もまだ生きているということじゃからの。諦めるでないぞ」
クリスティーナの左手に嵌められた指輪は鏡に向かって光を放っていた。
王政廃止が施行されるまであと半年を切った頃、クリスティーナは国王に呼ばれて執務室に向かった。
「クリスティーナ嬢、ちゃんと食べているか?少し痩せたのではないか?」
「陛下、ご心配ありがとうございます。大丈夫ですよ」と答えると国王は少し心配そうな顔で微笑んだ。
「私が呼ばれたのは、首相代理の件ですよね?」
「あぁ、宰相とも相談したんだが、レイが王政廃止が施行されるまでに戻らなければ君に初代首相を務めてもらいたい。これは議会の総意だ」
「総意ですか……、わかりました。でも施行されるその前日までは、代理とさせてください」
「あぁ、宰相にも伝えておこう。ずっとレイの執務室に籠って仕事をしているようだが、無理はするなよ」
クリスティーナは、なんとか国王に返事をして執務室を出ると、廊下を王宮の出口に向かって走り出した。そして王宮を出るとすぐに彼女は転移してその場から姿を消した。
クリスティーナは、魔の森の中にある竜の滝に転移していた。彼女はレイとの思い出の場所に無意識に転移していたのであった。この場所は誰にも邪魔されることなくレイ達と楽しく過ごした、クリスティーナにとって大切な思い出の場所だった。
「レイ様、セバス……」
クリスティーナは、滝の側に座り込んで思いっきり大声で涙を流して泣いた。泣き疲れて1時間ほどボーっとしていたが、「家に帰ろう……」と立ち上がると、首から下げていた小さな手鏡がキラキラと滝壺の光に反射して光った。
(んっ?そういえば、ここでは魔力を全力で使用しても魔力切れになることは無いんだった……。やってみるか!)
クリスティーナは、手鏡を滝壺側の岩の上に立て掛けると、鏡に向かって全力で光を放出した。
「レイ様、セバス、こっちよ!帰ってきてー!!!」
クリスティーナが全力で光を放ち続けていると滝壺が眩いほどに光り始めた。そしてバシャン!と音がすると、レイとセバスが何故か若い姿となって滝壺に落ちてきた。
「はぁ~?」
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ガイとギルバートは、レイとセバスが戻ったと連絡を受けてグリモード家の談話室に駆け込んできた。
「「師匠!セバス!……えっ?」」
「ガイ、ギル、久しぶりだな」「ガイ様、ギル坊ちゃま、立派になられましたね」
「「えっ?え~~~!!!何で若返ってるの!」」
レイとセバスは、時空の中で彷徨っている間に何故か体が物理的に若返っていた。二人とも20歳ほど体年齢が遡っているようだった。
「ガイ様の魔道具のおかげで全く無傷で帰ってくることができました。時空の狭間で時間を遡ったりしていたので体が若返ってしまったのでしょうか?こちらでは3年もの月日が経っていたようですが、向こうにいた時間はほんの数日という体感でしたね」
そしてセバスは「現役復帰も問題ないですな」と、笑いながらノアの背中を叩いていた。
グリモード夫妻も二人が戻ってこれたことを涙を流して喜び、その日はグリモード家で二人が戻ってきたお祝いの宴が従業員も総出で催された。
「ウィリアム殿、私達が消えてから今日までのことを教えて欲しいのだが……」
ウィリアムはグラスを置くと、指で数えながら一つひとつ説明していった。
「まず、サヴィル侯爵は、王弟暗殺の首謀者として拘束され処刑されました。あっ、裏社会へフェリオの粉を流していたことも暴かれました。そして次にダリオン国の宰相ですが、人身売買の元締めとして人身売買を行っていた国に身柄を拘束されて処刑されました。そしてダリオン国の国王は亡くなり、王妃は惚れ込んでいた侍従にこっぴどく振られたとかで精神的に病んでしまい、国の外れにある離宮で静養しているようです。そしてダリオン国の王太子は宰相が国に持ち込んだフェリオの粉中毒となって王妃と一緒に静養しており、今のダリオン国は前国王の従弟が継いでおります」
「そうか、私達が消えている間にそんなに沢山のことがあったのか……。あっ、気になっていたことがあったんだが、ダリオン国の王妃が惚れた侍従というのは、この家の従業員だったか?」
「あっ、バレてましたか。ダリオン国の他にも、あちこちに家の者たちは入り込んでおりましてね……。あっ、あともう一つ、半年後に王政廃止が施行されますが、レイ様が戻らなければクリスが首相を任されることになるところだったんですよ」
「クリスには苦労をかけたな……。ウィリアム殿、話があるのだが……」
♢*♢*♢*♢*♢*
翌日、レイは王宮から迎えに来た馬車に乗って、国王に会うために王宮へ向かった。時空の狭間から戻ってきたレイは魔力が半分以下になっていたため、念のために大きな魔力を使用する転移ではなく、十数年ぶりに乗る馬車で王宮に向かったのであった。
レイは国王や宰相に涙で迎えられた後、国王に話があるといって二人だけで執務室に入った。そしてその夜、グリモード家を訪れたレイは、クリスティーナの私室をノックした。
「クリス、入ってもいいか?」
「えっ!レイ様?」
クリスは慌ててドアを開けると、正装したレイが108本のバラの花束を持って立っていた。
そしてクリスティーナの前に跪くとクリスティーナの左手の指から魔道具の指輪を抜いて、美しいレッドダイヤモンドの指輪を嵌めた。
「クリスティーナ、私の番、そして前世の私の初恋の君に結婚を申し込みたい」
「えっ!番?前世の初恋?」
レイは時空間の狭間に飛んだ際に自分の前世を見て封印していた記憶を思い出したこと、そして前世の自分がクリスティーナに出会って恋をしていたこと、そしてクリスティーナと次に出会う時は番として出会いたいと願って今世に至ったことを話した。
「えっ……。あの病室にいた少年がレイ様の前世……」
「あぁ、君に出会った時、私の命はあと数ヶ月といわれていたんだ。あの最後の数ヶ月に君に会えて素敵な思い出を得ることができたから、次の世で君に会えるかもしれないと思うと死ぬことも怖くなかった。そしてクリス、今世でも君は私に光をくれた……」
レイは立ち上がると、クリスティーナの涙を拭き優しく抱きしめた。
「私、レイ様が居なくなって、私も消えてしまおうと思ったことがあったんです。消える前に自分の部屋の物を処分しようと全て捨ててしまったら、私のときめく大切なものは、愛するレイ様と家族しかなかったって気が付いたんです。レイ様の指輪がまだ光っているのに、それを捨てて消えることはできませんでした。レイ様、戻ってきてくれて良かった……レイ様、おかえりなさい」
「クリス……、待たせたね。ただいま」
♢*♢*♢*♢*♢*
レイが戻ってきてから半年後、レイは予定通り新しい政治を取り仕切るガーラ国の初代首相となり、王政廃止を宣言した。そしてレイの補佐官として隣に立つクリスティーナの左手の薬指にはキラリと光る美しい結婚指輪が嵌められていた。
この時、セバスは二人の間に生まれてくる次の世代も自分が鍛え上げると涙を潤ませながら決意していたのだが、それを二人が知るのはまだ少し先の話である。
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