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32 ノブタダのお願い
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ペニシリン作りのため、レジンが研究室に籠ってしまった。
俺たちは、ジャガイモとトウモロコシの育て方をノブタダの家臣にレクチャーしたのだが、まだ季節が早すぎる。それで、暇そうにしていたらノブタダがやって来た。
「実は折り入って相談なのですが」
「なんだ?」
「もうすぐ『新年の儀』になります」
「えっ? あぁ、そんな時期か」
「はい。それで、『新年の儀』の折には、皆にお姿を……その」
「ああ、お披露目したいの?」メリスが察して言った。
「はい。ぜひに」
「もしかして、騒ぎになってる?」
「え、ええ、少し……話題になっております」
ノブタダはバツの悪そうな顔をして言った。どうも、少しではないらしい。
「まぁ、噂は流れるものだし、別に隠してないからいいよ。でも、どういうことにする? 神の使いってバラす?」
「いえ、流石にそれは」
「じゃ、どうする?」
「京よりの使者ということでは、いかがでしょう?」
「ああ、なるほど。いいよ」
「わかりました。では、そのように致します」
何だろう、ノブタダもいろいろ大変なのかな? すっきりした顔で帰っていった。
「ねぇ、リュウジ」ノブタダを見送ったメリスが言った。
「なんだ?」
「あんまり、ノブタダさんと関わらないほうがいいんじゃない?」
「どういうこと?」
「私たちと一緒に転移しちゃったりするかも?」
「ああ、城主が居なくなったら大変だな」
「そういうこと」
「じゃ、誰か担当の者を決めて貰おうか」
「そだね」
そんなことを言っていたら側仕えが六名やって来た。
『新年の儀』がらみで『京からの使者』ということになったので、側仕えが居ないのはおかしいらしい。確かに、そうかも知れないが、男にも女の側仕えが来た。
おまけに一緒に寝ようとするので困った。丁重にお断りしたら泣きそうになったのでメリスとユリを呼んで寝ることにしたら納得してくれた。
帰り際、ちょっと怪しい笑みを浮かべていた。
「いつでもお呼びください」
いや、呼びませんよ?
あ、レジンがどうしたかは知りません。
* * *
「君、何言ってるんです! 私もそれどころじゃないんですよ」
朝食のときに側仕えの話をしていたら、思いっきり突っ込まれた。
レジンは苔で忙しいだけだよね。あとカビか。苔とカビが恋人ってどうなの? レジンはいいけど、シナノとセリーは許してあげようよ。
「恋人を拒否した人が、それを言いますか」シナノに突っ込まれた。
あ、別に嫌って言ってないけど?
「ごめんなさい」
思えば彼女たちはただの側仕えではないかも知れない。
普通の人間を付けるわけはないだろうな。もしかしてくのいちか? とりあえず、ノブタダとの連絡役にはなれそうだ。
* * *
『新年の儀』までは、まだ日数があるが年末ともなると何かと用事があるようだ。
この糞忙しい時期になんでわざわざ予定を入れるのか気が知れない。静かに過ごそうという気はないんだろうか?
そんなことを考えていたら、焦った様子のノブタダが駆け込んで来た。
「た、大変です。京よりの使者が来てしまいました!」なんだと~っ?
この一言で俺たちが一番騒がしい人になってしまった。
「どういうこと?」
「申し訳ありません。予想外のことが起こりました」
ノブタダは後ろを気にしつつ小声で早口に言う。
「実は、元々『新年の儀』には京より使者が来る習わしだったのですが近年は形ばかりの文が来るだけになっていたのです」
「ふむ」
「それで、もう来ないと思っていたところに突然の到着で私も驚いている次第です」
なるほど、形骸化しつつあったので、それを俺たちに振ったのか。
「そうか。理由は分からないが来たのなら仕方ない。俺たちは引っ込みましょう」
「それが、実は門でいざこざが御座いまして。既に京の使いは到着していると言ってしまったのです」
ああ、追い返そうとしたわけだ。マズいな。
「使者が殊の外ご立腹で……」
そりゃそうだろう。
すると、障子の向こうで人の気配がした。
「ここにいるのかえ? 邪魔だてするな。いいから通せ!」
大きな声がしたと思ったら障子が勢いよく開いた。
「邪魔をする」
「姫、なりませぬ。そのような……」
側仕えと思われる者を引き連れた女が現れた。
ああ、こうなったら仕方ない。あれで行くか。
俺は全員に防護スーツの通信で極秘メッセージを送った。
「そなたたちが京の使者を名乗る者たちかえ? 名を名乗れ!」
「どちら様で?」仕方なく俺が応えた。
「ふん。わらわは、右大臣藤原忠義が娘ツウである」
ん? なにそれ? 鶴の恩返し? 本物キターーーーーー?
「そなたたちは何者じゃ?」と使者。
はい、上昇!
「そ、そなたたち……おおおっ」
俺たちを見ていた使者は、ちょっと口を開けたまま固まっていたが、いきなりひれ伏した。
「こ、この度の失礼、ど、どうかお許しください」
こっちを見ていなかったノブタダは、何が起こったのか分からず焦ったようだが、よくよく見て納得した。
俺たちは全員でちょっと浮いて見せたのだ。
* * *
「ノブタダ殿、ノブタダ殿、わらわを助けてくだされ」
使者は、見ていて可哀相なくらいに恐縮してしまった。
「ツウ姫、ここはわたくしにお任せあれ」
ノブタダ余裕の表情。さっきまでのノブタダは、どこ行った?
「かたじけのう御座います」とツウ姫。
「リュウ殿、ここはこのノブタダに免じて御許しくだされ」
そう言って、ウィンクしてきた。いや、男がウィンクなんて気色悪いことするな! 仕方ない、調子を合わせてやろう。
「うむ。わかった。次はないぞ」
「ははっ」
「有り難き幸せ」とツウ姫。
次は、どうしていいか分からないので絶対に困るぞ。
っていうか、これずっと芝居しなくちゃいけないのか? どうすんのこれ?
「そ、そうじゃ、ノブタダ殿。わらわは、リュ、リュウ殿? リュウ殿の側仕え。そう、側仕えであるな?」
何を血迷ったのかツウ姫が言い出した。
「えっ? 側仕え?」
ノブタダ、さっきの余裕はどこかへ吹き飛んだ模様。
「そうじゃ、京より遥々来たため少し遅れてしもうただけじゃ。そうであろう?」
ツウ姫、ノブタダににじり寄る。なんだか分からないが、辻褄を合わせようとしているらしい。
「そ、それは……」
いや、ノブタダ。俺を見られても困る。さっきは頼もしかったぞ。思い出せ。
「ノブタダ・ド・ノ、そうであろう?」ツウ姫、引く気はないらしい。
「そ、そうです?」なぜ疑問形?
「そう、そうですね。あら、側仕えのツウさんではないですか」シナノが調子を合せている。
ツウさんの後ろにいる側仕えの立場はどうなる? 自分たちの仕事は無くなるのだろうかと心配そうに見守る側仕えたち。側仕えだらけになりそうなんだけど?
「はい。この度は事情があって遅れてしまい申し訳ありませんでした」
ツウ姫、満面の笑み。謝罪してるのに嬉しそうなので奇妙な絵になっている。
「いいえ、今度の『新年の儀』はにぎやかになりそうでよろしいですね」とシナノ。
「恐れ入ります」とツウ姫。
「ほほほほほっ」とシナノ。
「うふふふふっ」とツウ姫。
収まったのか?
「では、そういうことで」
ノブタダ、やっと落ち着いた様子でツウを連れて出て行った。
後で聞いたら、京から来た使者『ツウ』は十六歳で去年成人したばかリのノブタダの従妹なのだそうだ。
冷害が続く世の中で何もすることが無く腐っていたら、何処かの陰陽師か霊能者か知らないが東で何かが起こると言ったのだとか。どうも、それを確かめに来たらしい。要するに遊ぶネタを見付けたので遥々やって来たという事だろう。姫様、元気だな。てか、その陰陽師がヤバイ。
「また、ややこしくなってきたな」
これが俺の素直な感想である。
とりあえす城の中では遅れていた京からの使者の側仕えが到着しただけということになった。なんで側仕えが遅れるんだよ! めんどくさい奴ら。
俺たちは、ジャガイモとトウモロコシの育て方をノブタダの家臣にレクチャーしたのだが、まだ季節が早すぎる。それで、暇そうにしていたらノブタダがやって来た。
「実は折り入って相談なのですが」
「なんだ?」
「もうすぐ『新年の儀』になります」
「えっ? あぁ、そんな時期か」
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「はい。ぜひに」
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「いえ、流石にそれは」
「じゃ、どうする?」
「京よりの使者ということでは、いかがでしょう?」
「ああ、なるほど。いいよ」
「わかりました。では、そのように致します」
何だろう、ノブタダもいろいろ大変なのかな? すっきりした顔で帰っていった。
「ねぇ、リュウジ」ノブタダを見送ったメリスが言った。
「なんだ?」
「あんまり、ノブタダさんと関わらないほうがいいんじゃない?」
「どういうこと?」
「私たちと一緒に転移しちゃったりするかも?」
「ああ、城主が居なくなったら大変だな」
「そういうこと」
「じゃ、誰か担当の者を決めて貰おうか」
「そだね」
そんなことを言っていたら側仕えが六名やって来た。
『新年の儀』がらみで『京からの使者』ということになったので、側仕えが居ないのはおかしいらしい。確かに、そうかも知れないが、男にも女の側仕えが来た。
おまけに一緒に寝ようとするので困った。丁重にお断りしたら泣きそうになったのでメリスとユリを呼んで寝ることにしたら納得してくれた。
帰り際、ちょっと怪しい笑みを浮かべていた。
「いつでもお呼びください」
いや、呼びませんよ?
あ、レジンがどうしたかは知りません。
* * *
「君、何言ってるんです! 私もそれどころじゃないんですよ」
朝食のときに側仕えの話をしていたら、思いっきり突っ込まれた。
レジンは苔で忙しいだけだよね。あとカビか。苔とカビが恋人ってどうなの? レジンはいいけど、シナノとセリーは許してあげようよ。
「恋人を拒否した人が、それを言いますか」シナノに突っ込まれた。
あ、別に嫌って言ってないけど?
「ごめんなさい」
思えば彼女たちはただの側仕えではないかも知れない。
普通の人間を付けるわけはないだろうな。もしかしてくのいちか? とりあえず、ノブタダとの連絡役にはなれそうだ。
* * *
『新年の儀』までは、まだ日数があるが年末ともなると何かと用事があるようだ。
この糞忙しい時期になんでわざわざ予定を入れるのか気が知れない。静かに過ごそうという気はないんだろうか?
そんなことを考えていたら、焦った様子のノブタダが駆け込んで来た。
「た、大変です。京よりの使者が来てしまいました!」なんだと~っ?
この一言で俺たちが一番騒がしい人になってしまった。
「どういうこと?」
「申し訳ありません。予想外のことが起こりました」
ノブタダは後ろを気にしつつ小声で早口に言う。
「実は、元々『新年の儀』には京より使者が来る習わしだったのですが近年は形ばかりの文が来るだけになっていたのです」
「ふむ」
「それで、もう来ないと思っていたところに突然の到着で私も驚いている次第です」
なるほど、形骸化しつつあったので、それを俺たちに振ったのか。
「そうか。理由は分からないが来たのなら仕方ない。俺たちは引っ込みましょう」
「それが、実は門でいざこざが御座いまして。既に京の使いは到着していると言ってしまったのです」
ああ、追い返そうとしたわけだ。マズいな。
「使者が殊の外ご立腹で……」
そりゃそうだろう。
すると、障子の向こうで人の気配がした。
「ここにいるのかえ? 邪魔だてするな。いいから通せ!」
大きな声がしたと思ったら障子が勢いよく開いた。
「邪魔をする」
「姫、なりませぬ。そのような……」
側仕えと思われる者を引き連れた女が現れた。
ああ、こうなったら仕方ない。あれで行くか。
俺は全員に防護スーツの通信で極秘メッセージを送った。
「そなたたちが京の使者を名乗る者たちかえ? 名を名乗れ!」
「どちら様で?」仕方なく俺が応えた。
「ふん。わらわは、右大臣藤原忠義が娘ツウである」
ん? なにそれ? 鶴の恩返し? 本物キターーーーーー?
「そなたたちは何者じゃ?」と使者。
はい、上昇!
「そ、そなたたち……おおおっ」
俺たちを見ていた使者は、ちょっと口を開けたまま固まっていたが、いきなりひれ伏した。
「こ、この度の失礼、ど、どうかお許しください」
こっちを見ていなかったノブタダは、何が起こったのか分からず焦ったようだが、よくよく見て納得した。
俺たちは全員でちょっと浮いて見せたのだ。
* * *
「ノブタダ殿、ノブタダ殿、わらわを助けてくだされ」
使者は、見ていて可哀相なくらいに恐縮してしまった。
「ツウ姫、ここはわたくしにお任せあれ」
ノブタダ余裕の表情。さっきまでのノブタダは、どこ行った?
「かたじけのう御座います」とツウ姫。
「リュウ殿、ここはこのノブタダに免じて御許しくだされ」
そう言って、ウィンクしてきた。いや、男がウィンクなんて気色悪いことするな! 仕方ない、調子を合わせてやろう。
「うむ。わかった。次はないぞ」
「ははっ」
「有り難き幸せ」とツウ姫。
次は、どうしていいか分からないので絶対に困るぞ。
っていうか、これずっと芝居しなくちゃいけないのか? どうすんのこれ?
「そ、そうじゃ、ノブタダ殿。わらわは、リュ、リュウ殿? リュウ殿の側仕え。そう、側仕えであるな?」
何を血迷ったのかツウ姫が言い出した。
「えっ? 側仕え?」
ノブタダ、さっきの余裕はどこかへ吹き飛んだ模様。
「そうじゃ、京より遥々来たため少し遅れてしもうただけじゃ。そうであろう?」
ツウ姫、ノブタダににじり寄る。なんだか分からないが、辻褄を合わせようとしているらしい。
「そ、それは……」
いや、ノブタダ。俺を見られても困る。さっきは頼もしかったぞ。思い出せ。
「ノブタダ・ド・ノ、そうであろう?」ツウ姫、引く気はないらしい。
「そ、そうです?」なぜ疑問形?
「そう、そうですね。あら、側仕えのツウさんではないですか」シナノが調子を合せている。
ツウさんの後ろにいる側仕えの立場はどうなる? 自分たちの仕事は無くなるのだろうかと心配そうに見守る側仕えたち。側仕えだらけになりそうなんだけど?
「はい。この度は事情があって遅れてしまい申し訳ありませんでした」
ツウ姫、満面の笑み。謝罪してるのに嬉しそうなので奇妙な絵になっている。
「いいえ、今度の『新年の儀』はにぎやかになりそうでよろしいですね」とシナノ。
「恐れ入ります」とツウ姫。
「ほほほほほっ」とシナノ。
「うふふふふっ」とツウ姫。
収まったのか?
「では、そういうことで」
ノブタダ、やっと落ち着いた様子でツウを連れて出て行った。
後で聞いたら、京から来た使者『ツウ』は十六歳で去年成人したばかリのノブタダの従妹なのだそうだ。
冷害が続く世の中で何もすることが無く腐っていたら、何処かの陰陽師か霊能者か知らないが東で何かが起こると言ったのだとか。どうも、それを確かめに来たらしい。要するに遊ぶネタを見付けたので遥々やって来たという事だろう。姫様、元気だな。てか、その陰陽師がヤバイ。
「また、ややこしくなってきたな」
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