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46 苔と廻船問屋
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俺たちは仙台の時のように二つのチームで行動することにした。
俺とメリス、ユリが転移発光物質調査チームで、レジン、シナノ、セリーが抗生物質チームだ。問題は、ツウ姫だ。ツウ姫には特別仕事を割り当ててない。特にツウ姫2と母親の墓参りに行きたいようなので、そのまま置いて行くことにしたのだが……。
「わらわも、仕事をするぞっ」何やら、強い意志が感じられる。
「どうしたんだ?」
「わらわは、分かったのじゃ。わらわが転移したのは、そちの為ではなかったのじゃ。この仕事を手伝う為なのじゃ」
「この仕事?」
「ペに、ペに……」
「ペニシリンか?」
「そのシリじゃ」
「いや、シリじゃないし」
「姉さま、シリンです」
「なに? ペにシリンか。ぺとシリンになんの関係があるのじゃ?」知らん。
「ともかく、俺たちは明朝早くに出発するぞ。お前、母親の墓参りに行くんじゃないのか?」
「そ、それはそうなのじゃが」
「俺たちは、タダヨシさんから聞いた湿地帯に行くが、レジンはどうする?」
「私は、柑橘類のカビを探したいですね」まだ決まっていないようだ。
「柑橘類? ならば蜜柑でどうじゃ?」
「ええ、蜜柑なら理想的ですね」
「そうか、ならばわらわと一緒に紀州へ行けば良い。母上の墓はそちらにあるのじゃ」
「分かりました。あ、でもツウ姫の妹さんも、ご一緒するのでは?」とレジン。
「そうじゃった。うう、困ったのぉ」
「それだったら、妹さんにも防護スーツを着てもらいますか?」レジンはあっさり言う。
「えっ? 良いのか?」とツウ姫。
「はい。構いません。予備はありますし、普通は壊れませんからね」
「ねぇ様?」
「どうじゃ? わらわと一緒に羽衣スーツを着るか? 空を飛んで母上の墓へ参ろうぞ」
「はい、ねぇ様。一緒に飛べたら、こんなに嬉しいことはありません」
ツウ姫2は目をキラキラさせて言った。
そうか、そう言えばこいつもツウ姫だった。つまり、好奇心旺盛なのだ。
結局、ツウ姫2も羽衣スーツを着けることになった。
もちろん、親の藤原忠義の許可も貰った。
「娘が健やかになるのに断る理由もありません」
確かに。まぁ、健康になるだけじゃないんだけど。スーパーツウ姫になるんだけど。あ、スーパーツウ姫2だった。
一番強そう。
* * *
あくる日、俺たちは活動を開始した。
「これは、薬を用立てていただく支度金で御座います」
そう言ってタダヨシは当面の資金を提供してくれた。
世界Sでノブタダからもらったものが底をつきそうなのでありがたい。
スーツの件もあるので二人のツウ姫のことはレジンに任せて俺たちは一足先に湿地帯へ向けて飛び立った。
* * *
俺たちが目指すのは堺の湿地帯だ。
俺はあまり知らなかったのだが、タダヨシによると堺は貿易の街であると同時に湿地や溜め池が多く点在している場所で有名なのだそうだ。ここなら苔を集めるのに苦労はしないだろうとのこと。
こういう情報は、この世界の人間に頼るしかない。
さすがに苔の情報などあまりないだろうと思っていた俺なのだが……。
「そうでもありませんよ。苔は昔から日本庭園には欠かせないもの。盆栽でもそうですが重要な植物なのですよ」とタダヨシ。
「なるほど。とすると、沢山の苔がありそうですね」
「はい。確か、苔を扱う商人もいると聞きます。詳しい堺の商人を紹介しましょう」
庭師などが苔を扱うのかな。いいこと聞いた。珍しい苔が見つかりそうだ!
「はい、是非お願いします」
こうして、俺は苔の貴重な情報を得たのだった。
* * *
京都から堺へはすぐに到着した。
上空から見ると、確かに堺の街の周辺には水場が散らばっている。これは期待できるだろう。
俺たちはまず、タダヨシに紹介された商人に会いに行くことにした。
さすがに街中に降り立つのは遠慮して適当な水場に降りた。そこから歩いて行こうとしたのだが水場なのですぐに苔が見つかった。というか、苔だらけだった。つい気を取られて集めてしまう。
「ほう。苔を集めておいでですか」
よほど珍しい行動だったのか、あるいは俺たちの恰好が珍しいからか、声を掛けられた。確かに仙台の装束だからな。
見ると、初老の男が興味深そうな顔で立っていた。腰には小さなカゴのようなものを下げている。
「どちら様でしょうか?」
「いや、これは失礼。わたくしは苔玉商人の毛利芳次と申します」
いきなり苔関係の商人に出会ってしまった。
「ヨシツグさんですか。初めまして、俺はリュウと言います」
「ほう。リュウさんですか。珍しいお名前ですね」大きなお世話。
「はい。遠い国からやってきましたので」
「なるほど」
ヨシツグは、ちょっと謎めいた笑いをした。
「リュウさんは、こちらへ苔を探しに?」
「はい。俺たちはなるべく多くの苔を集めたいと思っています」
「左様ですか、ではリュウさんも苔商人で?」ちょっと鋭い目で聞いて来た。
「いえ、そうではありません。集めているだけです」
「そうですか。趣味人ならば問題ありませんね。いえ、この辺りはどこも、商売には五月蠅いもので」
ヨシツグは、少し目を細めてそう事情を教えてくれた。
「なるほど。そうすると珍しい苔を集めるなら、ヨシツグさんにお願いすればいいのですか?」
「はい、そうですね。ただ、直接というのは……」
ヨシツグはちょっと言いにくそうにしていた。
「そうそう、実は日向屋さんという商人を紹介されているんですが、ご存じですか?」
「な、なんと。日向屋さんをご存じなら問題ありません。わたくしも、日向屋さんに出入りしている者です」
「それは良かった」
「でしたら、これから御一緒しませんか?」
ヨシツグは、嬉しそうに笑って言った。
「おお、それはこちらとしても有り難い。ぜひ」
それからは問題無く事が運んだ。
日向屋へ行ってタダヨシからの紹介状を渡すと大きく目を開いて驚いていた。隣では、ヨシツグがにやにや笑っていた。このオヤジ、俺たちが空から降りてくるのを見ていたに違いない。
何れにしても、珍しい苔玉を探して貰えることになった。もちろん、持ち歩くことも出来ないので、苔を採取したら返すことにした。
思ったより多くの苔をもらって早々に仕事が終了した俺たちだったが、主の日向屋市之助の勧めもあってその夜は泊めてもらうことにした。
* * *
「私どもは廻船問屋でしてな。日本各地を始め大陸や南方まで船を出しております」
歓迎の宴で酒も入り、ご機嫌のイチノスケだ。
「なるほど。しかし、外洋となると船は大変でしょうね?」
俺も思わず軽口を叩いてしまう。
「おや、外洋をご存じですか? さすが、藤原様のお知り合いですな。そうなんです。ですから船も大変高価なものになります」
「なるほど、そうでしょうね。ブロック工法でも使えたら大量生産できるんでしょうけど」
「ぶろっくこうほうですか?」
イチノスケは鋭い目つきになった。
「えっ? ええ、船を分割して作る方法です。小さく分けて作るので狭い場所でも作れて大量に作るとき便利だそうです」
「な、なんと。それは本当ですか? いや、驚きました。そのような方法があるのですか!」
あれ? もしかして、これって知られてなかった? てか、俺の想像でしかないので、ちょっとマズい?
「あ~っ、俺も専門では無いので、本当かどうかは定かではありません」
「それでも結構です。今のお話、じっくりと聞かせてください。ああ、明日にも船大工を呼びますので、どうかよろしくご教授ください」
まぁ、そこまで言われてしまったら、無下には出来ないよな。
一方、俺の隣では。
「やっぱりね」ジト目で見るメリス。
「やっぱりよ」もう一人のジト目のユリ。
いや、ちょっと話が滑ったと言うか、世間話だよ?
翌日、俺はブロック工法について俺の知る限りの情報を聞きだされるのだった。
でも、そもそも木造で出来るのか? まぁ、いいか。
俺とメリス、ユリが転移発光物質調査チームで、レジン、シナノ、セリーが抗生物質チームだ。問題は、ツウ姫だ。ツウ姫には特別仕事を割り当ててない。特にツウ姫2と母親の墓参りに行きたいようなので、そのまま置いて行くことにしたのだが……。
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「どうしたんだ?」
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「この仕事?」
「ペに、ペに……」
「ペニシリンか?」
「そのシリじゃ」
「いや、シリじゃないし」
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「なに? ペにシリンか。ぺとシリンになんの関係があるのじゃ?」知らん。
「ともかく、俺たちは明朝早くに出発するぞ。お前、母親の墓参りに行くんじゃないのか?」
「そ、それはそうなのじゃが」
「俺たちは、タダヨシさんから聞いた湿地帯に行くが、レジンはどうする?」
「私は、柑橘類のカビを探したいですね」まだ決まっていないようだ。
「柑橘類? ならば蜜柑でどうじゃ?」
「ええ、蜜柑なら理想的ですね」
「そうか、ならばわらわと一緒に紀州へ行けば良い。母上の墓はそちらにあるのじゃ」
「分かりました。あ、でもツウ姫の妹さんも、ご一緒するのでは?」とレジン。
「そうじゃった。うう、困ったのぉ」
「それだったら、妹さんにも防護スーツを着てもらいますか?」レジンはあっさり言う。
「えっ? 良いのか?」とツウ姫。
「はい。構いません。予備はありますし、普通は壊れませんからね」
「ねぇ様?」
「どうじゃ? わらわと一緒に羽衣スーツを着るか? 空を飛んで母上の墓へ参ろうぞ」
「はい、ねぇ様。一緒に飛べたら、こんなに嬉しいことはありません」
ツウ姫2は目をキラキラさせて言った。
そうか、そう言えばこいつもツウ姫だった。つまり、好奇心旺盛なのだ。
結局、ツウ姫2も羽衣スーツを着けることになった。
もちろん、親の藤原忠義の許可も貰った。
「娘が健やかになるのに断る理由もありません」
確かに。まぁ、健康になるだけじゃないんだけど。スーパーツウ姫になるんだけど。あ、スーパーツウ姫2だった。
一番強そう。
* * *
あくる日、俺たちは活動を開始した。
「これは、薬を用立てていただく支度金で御座います」
そう言ってタダヨシは当面の資金を提供してくれた。
世界Sでノブタダからもらったものが底をつきそうなのでありがたい。
スーツの件もあるので二人のツウ姫のことはレジンに任せて俺たちは一足先に湿地帯へ向けて飛び立った。
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俺たちが目指すのは堺の湿地帯だ。
俺はあまり知らなかったのだが、タダヨシによると堺は貿易の街であると同時に湿地や溜め池が多く点在している場所で有名なのだそうだ。ここなら苔を集めるのに苦労はしないだろうとのこと。
こういう情報は、この世界の人間に頼るしかない。
さすがに苔の情報などあまりないだろうと思っていた俺なのだが……。
「そうでもありませんよ。苔は昔から日本庭園には欠かせないもの。盆栽でもそうですが重要な植物なのですよ」とタダヨシ。
「なるほど。とすると、沢山の苔がありそうですね」
「はい。確か、苔を扱う商人もいると聞きます。詳しい堺の商人を紹介しましょう」
庭師などが苔を扱うのかな。いいこと聞いた。珍しい苔が見つかりそうだ!
「はい、是非お願いします」
こうして、俺は苔の貴重な情報を得たのだった。
* * *
京都から堺へはすぐに到着した。
上空から見ると、確かに堺の街の周辺には水場が散らばっている。これは期待できるだろう。
俺たちはまず、タダヨシに紹介された商人に会いに行くことにした。
さすがに街中に降り立つのは遠慮して適当な水場に降りた。そこから歩いて行こうとしたのだが水場なのですぐに苔が見つかった。というか、苔だらけだった。つい気を取られて集めてしまう。
「ほう。苔を集めておいでですか」
よほど珍しい行動だったのか、あるいは俺たちの恰好が珍しいからか、声を掛けられた。確かに仙台の装束だからな。
見ると、初老の男が興味深そうな顔で立っていた。腰には小さなカゴのようなものを下げている。
「どちら様でしょうか?」
「いや、これは失礼。わたくしは苔玉商人の毛利芳次と申します」
いきなり苔関係の商人に出会ってしまった。
「ヨシツグさんですか。初めまして、俺はリュウと言います」
「ほう。リュウさんですか。珍しいお名前ですね」大きなお世話。
「はい。遠い国からやってきましたので」
「なるほど」
ヨシツグは、ちょっと謎めいた笑いをした。
「リュウさんは、こちらへ苔を探しに?」
「はい。俺たちはなるべく多くの苔を集めたいと思っています」
「左様ですか、ではリュウさんも苔商人で?」ちょっと鋭い目で聞いて来た。
「いえ、そうではありません。集めているだけです」
「そうですか。趣味人ならば問題ありませんね。いえ、この辺りはどこも、商売には五月蠅いもので」
ヨシツグは、少し目を細めてそう事情を教えてくれた。
「なるほど。そうすると珍しい苔を集めるなら、ヨシツグさんにお願いすればいいのですか?」
「はい、そうですね。ただ、直接というのは……」
ヨシツグはちょっと言いにくそうにしていた。
「そうそう、実は日向屋さんという商人を紹介されているんですが、ご存じですか?」
「な、なんと。日向屋さんをご存じなら問題ありません。わたくしも、日向屋さんに出入りしている者です」
「それは良かった」
「でしたら、これから御一緒しませんか?」
ヨシツグは、嬉しそうに笑って言った。
「おお、それはこちらとしても有り難い。ぜひ」
それからは問題無く事が運んだ。
日向屋へ行ってタダヨシからの紹介状を渡すと大きく目を開いて驚いていた。隣では、ヨシツグがにやにや笑っていた。このオヤジ、俺たちが空から降りてくるのを見ていたに違いない。
何れにしても、珍しい苔玉を探して貰えることになった。もちろん、持ち歩くことも出来ないので、苔を採取したら返すことにした。
思ったより多くの苔をもらって早々に仕事が終了した俺たちだったが、主の日向屋市之助の勧めもあってその夜は泊めてもらうことにした。
* * *
「私どもは廻船問屋でしてな。日本各地を始め大陸や南方まで船を出しております」
歓迎の宴で酒も入り、ご機嫌のイチノスケだ。
「なるほど。しかし、外洋となると船は大変でしょうね?」
俺も思わず軽口を叩いてしまう。
「おや、外洋をご存じですか? さすが、藤原様のお知り合いですな。そうなんです。ですから船も大変高価なものになります」
「なるほど、そうでしょうね。ブロック工法でも使えたら大量生産できるんでしょうけど」
「ぶろっくこうほうですか?」
イチノスケは鋭い目つきになった。
「えっ? ええ、船を分割して作る方法です。小さく分けて作るので狭い場所でも作れて大量に作るとき便利だそうです」
「な、なんと。それは本当ですか? いや、驚きました。そのような方法があるのですか!」
あれ? もしかして、これって知られてなかった? てか、俺の想像でしかないので、ちょっとマズい?
「あ~っ、俺も専門では無いので、本当かどうかは定かではありません」
「それでも結構です。今のお話、じっくりと聞かせてください。ああ、明日にも船大工を呼びますので、どうかよろしくご教授ください」
まぁ、そこまで言われてしまったら、無下には出来ないよな。
一方、俺の隣では。
「やっぱりね」ジト目で見るメリス。
「やっぱりよ」もう一人のジト目のユリ。
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