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番外編 アンジェリア・フォードの人生
第二十話 忘れていたもの
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「商品を売りたいか、売りたくないか。商人として成功したいか、したくないか」
そんなこと考えたって、現実が変わるわけじゃないことはキーランも分かってるはず。それなのにどうして──。
アンジェリアは責められたような気持ちになって、唇を噛んだ。彼への苛立ちからではない。己の力不足の実感からだ。応援してくれた祖父母やトリスタ、ヘクターなどの声が脳裏によぎる。陶芸家のバートの顔も浮かんだ。
これから精一杯頑張ろうと決意したのは確かだ。それでも、成果が見えない時間が続くことに耐えられるほど頑丈な精神は持ち合わせていない。
努力はいつか報われると言うものの、今のアンジェリアにとってその言葉は綺麗事のように思えた。努力したって、叶わないものは叶わないのだから。現に自分はそれを体験している最中である。
夢物語だけ語っても、何の意味も無い。彼女は困り顔で笑おうとした。笑おうとして、心に引っ掛かりを覚えた。
──何の意味も、無いのだろうか。いつから自分は、そう思うようになってしまったのだろうか。
もちろん、現実を見る必要があることは重々理解している。祖父母からも準備をしておくよう言われていた。華やかな側面だけを見て突っ走ると失敗するからと。
将来の道筋として商業計画を立てたからこそ余計に、理想だけを胸に商人はできないということが頭に刷り込まれた気がする。とはいえ、その内容は決して間違いではないし、偏見でもないだろう。
ただ、アンジェリアは忘れていたのだ。現実を見ろという教えの、根底にあるものを。
「……」
下を向いていた彼女の視界の端に、己の鞄が入り込んだ。開け口の奥に覗くのは、商人帳簿。万年筆。筆記帳。販売許可証。商人として生きると決めた彼女の、旅のお供である。
そして最後に目に映ったのは、算盤だ。一年と少し前、父から欲しいものはあるかと聞かれ、ねだったもの。アンジェリアの脳裏に、商人になりたいと打ち明けたあの日の光景が蘇った。その前の半年間、商人生活を実現させるべく布石を打ってきたことも、芋づる式に回想される。
商業制度や物流の本を読んだ。服飾店で原産地や仕入れ方法を聞いた。姉と二人で想像を膨らませた。
徐々に過去へと遡るアンジェリアの脳内は、やがて数年前へと遡る。煌びやかに着飾るための宝飾品を売りに来た人に惹かれた、あの時。自分の中で密かに生じた小さな熱は、すぐに燃え盛るようにはならずとも、伯爵邸を離れるその日まで消えることはなかった。
ずっと、抱いていたのだ。商人として品物を様々な人に届ける生活への憧れを。そしてそれを叶えてみせるという信念を。
「売りたい。成功したい」
ぽつりと呟いたその言葉は、思った以上にアンジェリアの心を奮い立たせた。いつの間にか現実ばかりを見るようになって、根底にあったはずの情熱をしまい込んでいたことに、今、気付かされた。
「今後の作戦、考えなきゃ」
努力は報われない、そんな時もある。だとしてもアンジェリアは、己にできることを試行錯誤してみたかった。
もし成果が出なくともまた一から──時にはゼロから、考え直せば良い。そうやって足掻いて、躓いて、前が見えない中で、立ち上がって、自分自身で、新たな「前」を決めていく。
現状を憂いて腐るだけの日々には、したくなかった。商人への憧れと信念を抱き続けたこれまでの自分を、大切にするためにも。
「ありがとう、キーラン」
アンジェリアは同志へそう言った。頷く彼の顔には、うっすらと微笑みが混じっているように思える。
きっと、立ち上がらせようとしてくれたのだろう。最近は仏頂面の中に感情を出しつつあったにもかかわらず今回それが見えなかったのは、気持ちに任せて批判したいわけではなかったからなのだ。心の奥にあるはずの情熱を思い出してほしい──そんな言外の意図を、アンジェリアは汲み取った。
つくづく、良い仲間を持ったなと思う。これまでキーランにはたくさん支えてもらった。
そんな彼の支えと自分の情熱を糧に、アンジェリアは筆記帳を開く。そして手に取った万年筆で早速、今後のための販売戦略案を記し始めたのだった。
翌日。アンジェリアとキーランは、いつも通りフェリクスとミランダに護衛をしてもらいながら、トリジア王国東部のとある町にやって来た。
「こんにちは!新鮮な野菜、いかがですか~」
町の住民に声をかけながら、順番にまわっていく。すると、一人の男性が近付いてくる。
「何か買っていこうかな」
「本当ですか!どうぞ、ご覧になってください」
男性は顎に手を添え、手元の用紙と見比べながら吟味しているようだ。文字を難なく読めるということは、平民だとしてもそれなりに裕福な出、あるいはそのような家の使用人か。
アンジェリアは徐に口を開き、尋ねてみた。
「今日は、晩餐会か何かをなさるんですか?」
用紙に購入品目一覧を書いているということはおそらく、それだけ多くの料理を作るのだろう。もしかすると、大人数を招待して宴会を行うのかもしれない。
すると男性は顔を上げ、頷いた。
「この近くの屋敷で料理人をしているんですが、客人を招く予定があるようなので」
聞けば、その客人は王国南東部からやって来るとのこと。その言葉を耳にして、アンジェリアは提案を投げかけることにした。
「実は今、南東の陶芸家の方の作品も売っているんですが」
木箱の中から緩衝材と共に皿を取り出すと、男性は興味を示す。
「招待客の方が南東地域からいらっしゃるのであれば、この小皿を使用しておもてなしをするのはいかがでしょう」
「なるほど」
「この辺りの特産品を選ぶのも一つの方法ですが、その方々に所縁のあるものを織り混ぜて、話題作りにするのもよろしいかと」
「それは名案ですね……!」
目を輝かせて頷く男性は、アンジェリアに購入の意志を見せてくれた。遂に念願の、購入者一人目の誕生である。
「ありがとうございましたー!」
良い買い物をしました、と微笑む彼を見送りながら、アンジェリアは歓喜に浸った。昨夜考えた戦略が成功するか否か、まだまだ不透明ではある。それでも、一つの販売事例を生み出したことは確かだ。
昨夜筆記帳に整理したのは三つ。一つ目、客層と需要を見極めること。二つ目、使用例を具体的に提示すること。三つ目、焦らないこと。
商品を必要とする可能性のある者にのみ、話を持ちかける。断られても焦らず、バートという陶芸家の存在を知らせておく。彼のもとへ戻り収益を渡すのは王国内を一周した後の予定であるため、それまでに知名度を向上させ、縁があれば購入というやり方で十分だ。
アンジェリアは考えをまとめたことで、いくらか希望を見出だしていた。そしてそれは、たった今陶磁器が売れたという事実によって加速し始めた。
「よし」
ぐっと拳を握り締めた彼女は、再び歩みを進める。大切なのは、目の前の客とのやり取り。彼らの背景にある思いや要望を汲み取ることだ。商品は、それを解決する手段に過ぎない。
大枠の目標に囚われて目の前の問題攻略にすら尽力できないようでは、一流商人にはなれまい。ここに来てアンジェリアは、学舎に通い始めたばかりの頃の気持ちを思い出していた。
事前に伯爵家で勉強をしていたとはいえ、本格的な内容は右も左も分からなかった。それでも基礎から、着実に。そう思って頑張ってきた。それはきっと、正式に商人となった今でも変わらず必要とされる精神なのではなかろうか。
アンジェリアの瞳には、数日前の気落ちぶりからは考えられないような明るさと、強い熱意が滲み出ていた。
そんなこと考えたって、現実が変わるわけじゃないことはキーランも分かってるはず。それなのにどうして──。
アンジェリアは責められたような気持ちになって、唇を噛んだ。彼への苛立ちからではない。己の力不足の実感からだ。応援してくれた祖父母やトリスタ、ヘクターなどの声が脳裏によぎる。陶芸家のバートの顔も浮かんだ。
これから精一杯頑張ろうと決意したのは確かだ。それでも、成果が見えない時間が続くことに耐えられるほど頑丈な精神は持ち合わせていない。
努力はいつか報われると言うものの、今のアンジェリアにとってその言葉は綺麗事のように思えた。努力したって、叶わないものは叶わないのだから。現に自分はそれを体験している最中である。
夢物語だけ語っても、何の意味も無い。彼女は困り顔で笑おうとした。笑おうとして、心に引っ掛かりを覚えた。
──何の意味も、無いのだろうか。いつから自分は、そう思うようになってしまったのだろうか。
もちろん、現実を見る必要があることは重々理解している。祖父母からも準備をしておくよう言われていた。華やかな側面だけを見て突っ走ると失敗するからと。
将来の道筋として商業計画を立てたからこそ余計に、理想だけを胸に商人はできないということが頭に刷り込まれた気がする。とはいえ、その内容は決して間違いではないし、偏見でもないだろう。
ただ、アンジェリアは忘れていたのだ。現実を見ろという教えの、根底にあるものを。
「……」
下を向いていた彼女の視界の端に、己の鞄が入り込んだ。開け口の奥に覗くのは、商人帳簿。万年筆。筆記帳。販売許可証。商人として生きると決めた彼女の、旅のお供である。
そして最後に目に映ったのは、算盤だ。一年と少し前、父から欲しいものはあるかと聞かれ、ねだったもの。アンジェリアの脳裏に、商人になりたいと打ち明けたあの日の光景が蘇った。その前の半年間、商人生活を実現させるべく布石を打ってきたことも、芋づる式に回想される。
商業制度や物流の本を読んだ。服飾店で原産地や仕入れ方法を聞いた。姉と二人で想像を膨らませた。
徐々に過去へと遡るアンジェリアの脳内は、やがて数年前へと遡る。煌びやかに着飾るための宝飾品を売りに来た人に惹かれた、あの時。自分の中で密かに生じた小さな熱は、すぐに燃え盛るようにはならずとも、伯爵邸を離れるその日まで消えることはなかった。
ずっと、抱いていたのだ。商人として品物を様々な人に届ける生活への憧れを。そしてそれを叶えてみせるという信念を。
「売りたい。成功したい」
ぽつりと呟いたその言葉は、思った以上にアンジェリアの心を奮い立たせた。いつの間にか現実ばかりを見るようになって、根底にあったはずの情熱をしまい込んでいたことに、今、気付かされた。
「今後の作戦、考えなきゃ」
努力は報われない、そんな時もある。だとしてもアンジェリアは、己にできることを試行錯誤してみたかった。
もし成果が出なくともまた一から──時にはゼロから、考え直せば良い。そうやって足掻いて、躓いて、前が見えない中で、立ち上がって、自分自身で、新たな「前」を決めていく。
現状を憂いて腐るだけの日々には、したくなかった。商人への憧れと信念を抱き続けたこれまでの自分を、大切にするためにも。
「ありがとう、キーラン」
アンジェリアは同志へそう言った。頷く彼の顔には、うっすらと微笑みが混じっているように思える。
きっと、立ち上がらせようとしてくれたのだろう。最近は仏頂面の中に感情を出しつつあったにもかかわらず今回それが見えなかったのは、気持ちに任せて批判したいわけではなかったからなのだ。心の奥にあるはずの情熱を思い出してほしい──そんな言外の意図を、アンジェリアは汲み取った。
つくづく、良い仲間を持ったなと思う。これまでキーランにはたくさん支えてもらった。
そんな彼の支えと自分の情熱を糧に、アンジェリアは筆記帳を開く。そして手に取った万年筆で早速、今後のための販売戦略案を記し始めたのだった。
翌日。アンジェリアとキーランは、いつも通りフェリクスとミランダに護衛をしてもらいながら、トリジア王国東部のとある町にやって来た。
「こんにちは!新鮮な野菜、いかがですか~」
町の住民に声をかけながら、順番にまわっていく。すると、一人の男性が近付いてくる。
「何か買っていこうかな」
「本当ですか!どうぞ、ご覧になってください」
男性は顎に手を添え、手元の用紙と見比べながら吟味しているようだ。文字を難なく読めるということは、平民だとしてもそれなりに裕福な出、あるいはそのような家の使用人か。
アンジェリアは徐に口を開き、尋ねてみた。
「今日は、晩餐会か何かをなさるんですか?」
用紙に購入品目一覧を書いているということはおそらく、それだけ多くの料理を作るのだろう。もしかすると、大人数を招待して宴会を行うのかもしれない。
すると男性は顔を上げ、頷いた。
「この近くの屋敷で料理人をしているんですが、客人を招く予定があるようなので」
聞けば、その客人は王国南東部からやって来るとのこと。その言葉を耳にして、アンジェリアは提案を投げかけることにした。
「実は今、南東の陶芸家の方の作品も売っているんですが」
木箱の中から緩衝材と共に皿を取り出すと、男性は興味を示す。
「招待客の方が南東地域からいらっしゃるのであれば、この小皿を使用しておもてなしをするのはいかがでしょう」
「なるほど」
「この辺りの特産品を選ぶのも一つの方法ですが、その方々に所縁のあるものを織り混ぜて、話題作りにするのもよろしいかと」
「それは名案ですね……!」
目を輝かせて頷く男性は、アンジェリアに購入の意志を見せてくれた。遂に念願の、購入者一人目の誕生である。
「ありがとうございましたー!」
良い買い物をしました、と微笑む彼を見送りながら、アンジェリアは歓喜に浸った。昨夜考えた戦略が成功するか否か、まだまだ不透明ではある。それでも、一つの販売事例を生み出したことは確かだ。
昨夜筆記帳に整理したのは三つ。一つ目、客層と需要を見極めること。二つ目、使用例を具体的に提示すること。三つ目、焦らないこと。
商品を必要とする可能性のある者にのみ、話を持ちかける。断られても焦らず、バートという陶芸家の存在を知らせておく。彼のもとへ戻り収益を渡すのは王国内を一周した後の予定であるため、それまでに知名度を向上させ、縁があれば購入というやり方で十分だ。
アンジェリアは考えをまとめたことで、いくらか希望を見出だしていた。そしてそれは、たった今陶磁器が売れたという事実によって加速し始めた。
「よし」
ぐっと拳を握り締めた彼女は、再び歩みを進める。大切なのは、目の前の客とのやり取り。彼らの背景にある思いや要望を汲み取ることだ。商品は、それを解決する手段に過ぎない。
大枠の目標に囚われて目の前の問題攻略にすら尽力できないようでは、一流商人にはなれまい。ここに来てアンジェリアは、学舎に通い始めたばかりの頃の気持ちを思い出していた。
事前に伯爵家で勉強をしていたとはいえ、本格的な内容は右も左も分からなかった。それでも基礎から、着実に。そう思って頑張ってきた。それはきっと、正式に商人となった今でも変わらず必要とされる精神なのではなかろうか。
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