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第一章
佐藤は意図せずとも彫刻の裸体の股間に目が行ってしまう
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誰も私のそばに居ないのを確認して階段を下りる。最下部の積み荷置き場にたどり着いたが、参ったな真っ暗じゃないか。少しでも光源があれば見えるのだが⋯⋯
「ニーチェ?」
「ウ(?)」
ニーチェに話しかけて大体の位置を確認。そばにある物に触れながらニーチェの横へ行く。
「お腹減ったか?きゅうり持って来たぞ?朝になったら外に出られるからな」
「ウ~!(きゅうり!)」
もしやご飯をもらえなかったのだろうか?ユーゴめ⋯⋯
あれ?私もお腹が減ってきたな⋯⋯何かこの船に食べ物はないのか?魔獣の臭いがキツイが頑張って積み荷の匂いを嗅ぐ。⋯⋯おぉ?甘い匂いがするぞ。果物か?どうせこの船はテクノポリス皇国には行けないし、これから乗員達もモヴェーズ商会も積み荷を気にしている場合ではなくなるだろう。それに腐ってしまったら困るし、何よりもったいないよな。
「チョイといただきますかね~?何かな?おぉ梨っぽい!いただきます!」
少々固めかな?輸送時間を考えて早めに収穫しているのかも。まぁこれはこれで。
「ニーチェもどうぞ」
次のエリアの木箱は何かな~?今度は柑橘系の香りがする。剥いて食べてみよう。
「これはグレープフルーツっぽい。サイズは二倍くらいあるけど、可食部が多くて美味しい!はいニーチェもね」
次は何かな~?
「かぶだな。ニーチェどうぞ。次もカブ、カブ、カブ、こっちのエリアは小麦粉かな?小麦粉がしばらく続いて⋯⋯お?こっちはサラミだ!硬いな、ナイフがあれば切って食べられるけど」
次!
「こっちの木箱はワインだな。ワインが数百箱もある夢の様な状況だが仕事中だ。いや、その前に十歳だ。実に残念だ。さてこの辺りはこれで全部かな」
では梨とグレープフルーツを食べよう。ふふふ食べても食べても減らなそうな量だな~まだ出航まで時間はあるしいいよな。
「このグレープフルーツは皮が厚いな。でも甘味が強くて美味しい。おっと一箱食べてしまった。もう一箱行くか~」
テクノポリス皇国は乾燥地帯らしいので手に入りにくい野菜や果物を輸出しているのだろう。こんなに美味しい果物は我が家のある北では手に入らないのに⋯⋯国内で流通するより船で輸出した方が利益があるのかもしれないな。
「あ~美味しい。太陽に恵まれた南っていいな~あ?ん?何だこれ?」
明かりが無いのであまり見えないが、グレープフルーツの木箱の中に上げ底がある。板を外して中を触ってみると書類だろうか?これは見るからに大事そうなので服の内側に入れて保管しよう。あぁ~困ったな~他の木箱も確認しなきゃな~他の奴らじゃ巧妙に隠された上げ底に気が付かないだろうし~こりゃ咀嚼も消化も忙しいぜ!
「ニーチェはカブ担当だ。量が多いから心してかかれよ」
「ウ~!(うん!)」
上が賑やかになってきたのでそろそろ出航の時間だろうか?木箱の確認はほぼ終了したが、困った事態に陥っている。
「魔植物や肉と違ってお腹に貯まる。水分の取り過ぎでトイレに行きたい⋯⋯」
トイレはどこだろうか。潜入捜査中なのにありえない事態だ。トイレはきっと上だよな⋯⋯これは潜入先でバレずにトイレに行くミッションか?アァ-もう我慢出来ないので階段を上がる。
「んあ?お、お前誰――」
ヤベェ見られた。一瞬で近づき男の意識を奪ったがこの人どうしょうか。とりあえず蹴って階段から落とし、ニーチェが入っていた魔獣の檻に入れておく。
とにかくトイレだ。もう一度階段を上がりトイレらしき場所を探す。船が出航したのか揺れている。多分出港時は船員達もそれぞれに仕事があるのだろう、辺りに人はいなかった。
「あの扉がトイレっぽい!我慢の限界だ開けるぞ~!おりゃ!」
「ん?」
中でユーゴがトイレに座ってた。
「どけ」
「えぇぇ?!」
トイレ中の無防備なユーゴの腕を掴んで、思い切りトイレから引っ張り出しのだが、勢い余って廊下の壁に激突させてしまった。
「は~トイレって最高だな。うん。さて下に戻るか」
用を足してトイレの扉を開けると下半身を露出して倒れているユーゴとソコを怪しい目つきで見つめる男がいた。そして私の存在に気づいた男が驚いた顔で――
「え?!ち、違うわよ?!そういうんじゃないの!あったから見ただけ、出てたから視犯して⋯⋯じゃなくて、品評してただけ!裸の彫刻の鑑賞と一緒!いやらしくないの!」
言い訳を始めた。
「⋯⋯視犯?」
男は動揺しているのかこの船にいるはずのない子供の存在の異常さに気づきもしない。
私は一瞬で男の後ろに回り込み意識を奪う。
「男の置き場所がないからトイレでいいな。二人共押し込んでおこう」
そして元いた荷物置き場へと戻った。
「後は合図があるまで待つだけだな。すでに出航したし、多分もうすぐだ」
そういえば船員の人数を聞いてない。ユーゴ使えないな。まぁ気配探るからいいけど。
「ニーチェ?」
「ウ(?)」
ニーチェに話しかけて大体の位置を確認。そばにある物に触れながらニーチェの横へ行く。
「お腹減ったか?きゅうり持って来たぞ?朝になったら外に出られるからな」
「ウ~!(きゅうり!)」
もしやご飯をもらえなかったのだろうか?ユーゴめ⋯⋯
あれ?私もお腹が減ってきたな⋯⋯何かこの船に食べ物はないのか?魔獣の臭いがキツイが頑張って積み荷の匂いを嗅ぐ。⋯⋯おぉ?甘い匂いがするぞ。果物か?どうせこの船はテクノポリス皇国には行けないし、これから乗員達もモヴェーズ商会も積み荷を気にしている場合ではなくなるだろう。それに腐ってしまったら困るし、何よりもったいないよな。
「チョイといただきますかね~?何かな?おぉ梨っぽい!いただきます!」
少々固めかな?輸送時間を考えて早めに収穫しているのかも。まぁこれはこれで。
「ニーチェもどうぞ」
次のエリアの木箱は何かな~?今度は柑橘系の香りがする。剥いて食べてみよう。
「これはグレープフルーツっぽい。サイズは二倍くらいあるけど、可食部が多くて美味しい!はいニーチェもね」
次は何かな~?
「かぶだな。ニーチェどうぞ。次もカブ、カブ、カブ、こっちのエリアは小麦粉かな?小麦粉がしばらく続いて⋯⋯お?こっちはサラミだ!硬いな、ナイフがあれば切って食べられるけど」
次!
「こっちの木箱はワインだな。ワインが数百箱もある夢の様な状況だが仕事中だ。いや、その前に十歳だ。実に残念だ。さてこの辺りはこれで全部かな」
では梨とグレープフルーツを食べよう。ふふふ食べても食べても減らなそうな量だな~まだ出航まで時間はあるしいいよな。
「このグレープフルーツは皮が厚いな。でも甘味が強くて美味しい。おっと一箱食べてしまった。もう一箱行くか~」
テクノポリス皇国は乾燥地帯らしいので手に入りにくい野菜や果物を輸出しているのだろう。こんなに美味しい果物は我が家のある北では手に入らないのに⋯⋯国内で流通するより船で輸出した方が利益があるのかもしれないな。
「あ~美味しい。太陽に恵まれた南っていいな~あ?ん?何だこれ?」
明かりが無いのであまり見えないが、グレープフルーツの木箱の中に上げ底がある。板を外して中を触ってみると書類だろうか?これは見るからに大事そうなので服の内側に入れて保管しよう。あぁ~困ったな~他の木箱も確認しなきゃな~他の奴らじゃ巧妙に隠された上げ底に気が付かないだろうし~こりゃ咀嚼も消化も忙しいぜ!
「ニーチェはカブ担当だ。量が多いから心してかかれよ」
「ウ~!(うん!)」
上が賑やかになってきたのでそろそろ出航の時間だろうか?木箱の確認はほぼ終了したが、困った事態に陥っている。
「魔植物や肉と違ってお腹に貯まる。水分の取り過ぎでトイレに行きたい⋯⋯」
トイレはどこだろうか。潜入捜査中なのにありえない事態だ。トイレはきっと上だよな⋯⋯これは潜入先でバレずにトイレに行くミッションか?アァ-もう我慢出来ないので階段を上がる。
「んあ?お、お前誰――」
ヤベェ見られた。一瞬で近づき男の意識を奪ったがこの人どうしょうか。とりあえず蹴って階段から落とし、ニーチェが入っていた魔獣の檻に入れておく。
とにかくトイレだ。もう一度階段を上がりトイレらしき場所を探す。船が出航したのか揺れている。多分出港時は船員達もそれぞれに仕事があるのだろう、辺りに人はいなかった。
「あの扉がトイレっぽい!我慢の限界だ開けるぞ~!おりゃ!」
「ん?」
中でユーゴがトイレに座ってた。
「どけ」
「えぇぇ?!」
トイレ中の無防備なユーゴの腕を掴んで、思い切りトイレから引っ張り出しのだが、勢い余って廊下の壁に激突させてしまった。
「は~トイレって最高だな。うん。さて下に戻るか」
用を足してトイレの扉を開けると下半身を露出して倒れているユーゴとソコを怪しい目つきで見つめる男がいた。そして私の存在に気づいた男が驚いた顔で――
「え?!ち、違うわよ?!そういうんじゃないの!あったから見ただけ、出てたから視犯して⋯⋯じゃなくて、品評してただけ!裸の彫刻の鑑賞と一緒!いやらしくないの!」
言い訳を始めた。
「⋯⋯視犯?」
男は動揺しているのかこの船にいるはずのない子供の存在の異常さに気づきもしない。
私は一瞬で男の後ろに回り込み意識を奪う。
「男の置き場所がないからトイレでいいな。二人共押し込んでおこう」
そして元いた荷物置き場へと戻った。
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