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第一章
佐藤もウーパールーパーは気になる存在だった
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鍵を見つけた。すぐに鍵を開けて建物に侵入する。スパイと泥棒は時間勝負だ。中は真っ白い、割と綺麗な室内だが臭う。とにかく臭う。
「結構厳重だな。扉が多い。さてどこかな?」
どんどん扉を進み奥の部屋に着いた。
「あ~~何だかな⋯⋯気分は良くないわな」
ここは魔獣を解体し部位を取り出したり、それを元に研究したりする研究所だろう。消毒用アルコールの匂いと魔獣の匂いに内臓や血の匂いが混ざってシュクルの鼻をおかしくさせる。換気扇で換気はしているみたいだが、酷く臭う。
脇に並ぶ棚には魔獣の部位の標本、骨格見本、シャーレにプレパラートが大量に並べてあるのが見える。
これらはすべてヴィクトワール王国の魔獣なのだろうか。数がえげつないし、毒のある魔獣の体が薬の研究に使えるとも思えない。では何のための研究なのだろうか。
「やっぱり病気を治す薬の研究じゃなくて毒の研究だよな?」
ここで生成した毒を医薬品に混ぜてヴィクトワール王国に輸出する。医薬品開発者の苺さんはまさか魔獣由来の毒が製品に混入しているなど思いもしないだろう。
⋯⋯ヴィクトワール王国の国民を治験体として毒の研究でもしているのだろうか?
「そういえば治験用の奴隷も売買していたよな⋯⋯」
人間はこの建物内にはいない。ここは魔獣専用施設のようだ。
隣の魔獣が飼育されている部屋に入ると二体の魔獣がいた。一体はウーパールーパーっぽい見た目の魔獣で、もう一体は亀だった。
「え~と、どうするかな?ニーチェは君たちを助けたいみたいだけど、君達はどう思う?」
ウーパールーパー風の魔獣は怯えて檻の奥に行ってしまう。亀は甲羅の中に入ってしまった。
ウーパールーパー魔獣の体を見ると傷だらけだ。何度も研究員に痛めつけられたのか怯えている。亀はかっちり綺麗に頭にも尻尾にも蓋をした。凄い完全籠城だ。多分研究者も扱いに困っていのるだろう。だからこそ生き残ってまだここにいるのだと思う。
「考えてる暇はないな。君たちを出すよ?いいね?」
まずは亀の檻を開けるが亀は動かないので簡単に出せた。大きさは甲羅長三十センチくらいだろうか。ちょうど布の袋がそばにあったので入れて背負う。次はウーパールーパーだが檻を開けたら余計怯え出した。どうするって?そんなの――
「時間が無いんだから無理やりに決まってる!野良猫の保護も最後はそんなだろ!?」
野良猫にネコ科最高峰食チュ~ウル~で誘惑、懐柔し、一瞬で捕まえ檻に入れる。若干猫も驚くが、それからは治療と癒しが待っているのだ(佐藤の主観)。
私はそこにあった大きい袋をウーパールーパー魔獣にかぶせ視界を遮る。そして半分出た下半身、尻尾と足をさらにもう一つの袋に詰め肩に担ぐ。
「さて行くぞ!」
キチンと施錠し、鍵も植木鉢の下に置いてニーチェのいる林に戻った。
「ニーチェ大丈夫だったか?」
「ウー(うん)」
ニーチェはこのウーパールーパー風な魔獣が気になるのかじっと見ている。
「見たい?亀とよくわかんない生き物だよ。でもこれからどうするかな?」
この国に魔獣はいないので山に戻す事はできない。外国人の私がこの二匹を連れて何ができるのか。
「あ、人が来る。ニーチェ行くぞ」
人の気配がこちらに向かって来ているのでその場から立ち去る。魔獣については自己判断出来ないのでギルド長に相談するためにホテルに連れて帰った。あまり動かない大人しい魔獣でよかった。
「このウーパールーパー風な魔獣は水無しで大丈夫なのか?」
袋に詰めたままの魔獣をどうするか考える。結構大きいのだ。町ですれ違った人もホテルの人も私が大きな買い物をしたと思っているが、中身はミステリーウーパールーパーだった。
「水が無くて弱ってるのかもしれない。試しに浴槽に入れてみよう」
少し水を入れた浴槽に入れてみた。ウーパールーパーは静かに浸かっている。
「次は亀だな。レタス食べるかな?」
袋から出し、顔付近にレタスを置く。するとすぐに甲羅の中から出てきた。
「おぉぉ~食べてる!ニーチェも見た?かわいいな~」
「ウーウー(おいしそう)」
レタスをニーチェと亀にあげるとモゴモゴ食べた。多分研究所では餌を与えられていなかったのだろう。亀は耐餓死性が高いと聞いた事がある。昔船に乗せて船乗りの食料にしていたとか。
「ただいま~あら?増えてない~?」
「おかえりなさい。すみません、相談も無しに少々勝手な行動をとってしまいました。実は――」
ギルド長に一連の出来事を報告した。
「むしろ~お手柄よ。実は魔獣の飼育保管場所が分からなかったのよ~連日製造工場と医薬品研究所に偵察に行っていたのだけれども全く見つからないし、もしや地下室かな~って探っていたんだけど、まさかそんな所にあるなんてね~」
どうやらギルド長は連日魔獣を探して偵察をしていたらしい。魔獣のいた建物は焼却炉や用務員の休憩場がある研究所とは程遠い場所でまだ確認に行っていない所だったそうだ。
「そういえば今日聞いたんだけど、この町に皇弟が来るらしいのよ!女神騒動の視察らしいけど、私達には丁度いいわよね~さすが女神様のお力!」
「凄い!生で強烈なファッションを拝めるなんて楽しみです!」
「じゃあ私シャワー浴びてくるわ~」
「はーい」
さてお腹減ったな。今日の夕飯は何かな~?皇弟の服装が楽しみ過ぎるな。どれ系で笑わせてくれるんだろ?この世界には圧倒的にお笑いが足りない。できれば何かがはみ出るピチピチホットパンツ系じゃなくて、おばちゃん風がいいな~透け感のあるアニマル柄と――
「うえぇぇぇぇ――?!」
「ギルド長どうしました?!」
「何かが浴槽にいるの~!!!多分女神の使いよ!!!」
「あ」
そういえば浴槽にミステリーウーパールーパーが入れっぱなしだった。
「結構厳重だな。扉が多い。さてどこかな?」
どんどん扉を進み奥の部屋に着いた。
「あ~~何だかな⋯⋯気分は良くないわな」
ここは魔獣を解体し部位を取り出したり、それを元に研究したりする研究所だろう。消毒用アルコールの匂いと魔獣の匂いに内臓や血の匂いが混ざってシュクルの鼻をおかしくさせる。換気扇で換気はしているみたいだが、酷く臭う。
脇に並ぶ棚には魔獣の部位の標本、骨格見本、シャーレにプレパラートが大量に並べてあるのが見える。
これらはすべてヴィクトワール王国の魔獣なのだろうか。数がえげつないし、毒のある魔獣の体が薬の研究に使えるとも思えない。では何のための研究なのだろうか。
「やっぱり病気を治す薬の研究じゃなくて毒の研究だよな?」
ここで生成した毒を医薬品に混ぜてヴィクトワール王国に輸出する。医薬品開発者の苺さんはまさか魔獣由来の毒が製品に混入しているなど思いもしないだろう。
⋯⋯ヴィクトワール王国の国民を治験体として毒の研究でもしているのだろうか?
「そういえば治験用の奴隷も売買していたよな⋯⋯」
人間はこの建物内にはいない。ここは魔獣専用施設のようだ。
隣の魔獣が飼育されている部屋に入ると二体の魔獣がいた。一体はウーパールーパーっぽい見た目の魔獣で、もう一体は亀だった。
「え~と、どうするかな?ニーチェは君たちを助けたいみたいだけど、君達はどう思う?」
ウーパールーパー風の魔獣は怯えて檻の奥に行ってしまう。亀は甲羅の中に入ってしまった。
ウーパールーパー魔獣の体を見ると傷だらけだ。何度も研究員に痛めつけられたのか怯えている。亀はかっちり綺麗に頭にも尻尾にも蓋をした。凄い完全籠城だ。多分研究者も扱いに困っていのるだろう。だからこそ生き残ってまだここにいるのだと思う。
「考えてる暇はないな。君たちを出すよ?いいね?」
まずは亀の檻を開けるが亀は動かないので簡単に出せた。大きさは甲羅長三十センチくらいだろうか。ちょうど布の袋がそばにあったので入れて背負う。次はウーパールーパーだが檻を開けたら余計怯え出した。どうするって?そんなの――
「時間が無いんだから無理やりに決まってる!野良猫の保護も最後はそんなだろ!?」
野良猫にネコ科最高峰食チュ~ウル~で誘惑、懐柔し、一瞬で捕まえ檻に入れる。若干猫も驚くが、それからは治療と癒しが待っているのだ(佐藤の主観)。
私はそこにあった大きい袋をウーパールーパー魔獣にかぶせ視界を遮る。そして半分出た下半身、尻尾と足をさらにもう一つの袋に詰め肩に担ぐ。
「さて行くぞ!」
キチンと施錠し、鍵も植木鉢の下に置いてニーチェのいる林に戻った。
「ニーチェ大丈夫だったか?」
「ウー(うん)」
ニーチェはこのウーパールーパー風な魔獣が気になるのかじっと見ている。
「見たい?亀とよくわかんない生き物だよ。でもこれからどうするかな?」
この国に魔獣はいないので山に戻す事はできない。外国人の私がこの二匹を連れて何ができるのか。
「あ、人が来る。ニーチェ行くぞ」
人の気配がこちらに向かって来ているのでその場から立ち去る。魔獣については自己判断出来ないのでギルド長に相談するためにホテルに連れて帰った。あまり動かない大人しい魔獣でよかった。
「このウーパールーパー風な魔獣は水無しで大丈夫なのか?」
袋に詰めたままの魔獣をどうするか考える。結構大きいのだ。町ですれ違った人もホテルの人も私が大きな買い物をしたと思っているが、中身はミステリーウーパールーパーだった。
「水が無くて弱ってるのかもしれない。試しに浴槽に入れてみよう」
少し水を入れた浴槽に入れてみた。ウーパールーパーは静かに浸かっている。
「次は亀だな。レタス食べるかな?」
袋から出し、顔付近にレタスを置く。するとすぐに甲羅の中から出てきた。
「おぉぉ~食べてる!ニーチェも見た?かわいいな~」
「ウーウー(おいしそう)」
レタスをニーチェと亀にあげるとモゴモゴ食べた。多分研究所では餌を与えられていなかったのだろう。亀は耐餓死性が高いと聞いた事がある。昔船に乗せて船乗りの食料にしていたとか。
「ただいま~あら?増えてない~?」
「おかえりなさい。すみません、相談も無しに少々勝手な行動をとってしまいました。実は――」
ギルド長に一連の出来事を報告した。
「むしろ~お手柄よ。実は魔獣の飼育保管場所が分からなかったのよ~連日製造工場と医薬品研究所に偵察に行っていたのだけれども全く見つからないし、もしや地下室かな~って探っていたんだけど、まさかそんな所にあるなんてね~」
どうやらギルド長は連日魔獣を探して偵察をしていたらしい。魔獣のいた建物は焼却炉や用務員の休憩場がある研究所とは程遠い場所でまだ確認に行っていない所だったそうだ。
「そういえば今日聞いたんだけど、この町に皇弟が来るらしいのよ!女神騒動の視察らしいけど、私達には丁度いいわよね~さすが女神様のお力!」
「凄い!生で強烈なファッションを拝めるなんて楽しみです!」
「じゃあ私シャワー浴びてくるわ~」
「はーい」
さてお腹減ったな。今日の夕飯は何かな~?皇弟の服装が楽しみ過ぎるな。どれ系で笑わせてくれるんだろ?この世界には圧倒的にお笑いが足りない。できれば何かがはみ出るピチピチホットパンツ系じゃなくて、おばちゃん風がいいな~透け感のあるアニマル柄と――
「うえぇぇぇぇ――?!」
「ギルド長どうしました?!」
「何かが浴槽にいるの~!!!多分女神の使いよ!!!」
「あ」
そういえば浴槽にミステリーウーパールーパーが入れっぱなしだった。
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