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第一章
佐藤は卵料理をいつも失敗する
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「こちらです。あぁ、ただ今尋問中ですね」
「あら?ジュラ・ル・モーザンってあんな感じだったかしら?」
収監されているモーザン元辺境伯のいる部屋を覗くとそこには⋯⋯
「いやいや、おかしいですよね?モーザン元辺境伯は割と大柄でしたよ。医師の私が言うのですから間違いありません」
目の前には尋問を受けているモーザン(小)。歩く測量機ナルシスが小さいと言うのなら事実でしょう。
「はぁ、しかしあの者は一歩も外には出ていませんし、替え玉とは思えませんが⋯⋯」
犯罪者は必ず魔力確認をされる。モーザンは貴族学院の入学時に魔力登録がされていたので、その時の登録魔力と照らし合わせた結果、この人物はジュラ・ル・モーザンで間違いないとの結果が出た。
「ふ~久々に興奮しますね。まずは採血、心電図に⋯⋯」
「ナルシスほどほどに~それで尋問のお受け答えはどんな感じ~?」
「それが、『はい』とか『うん』しか言わないんです」
「へぇ~」
シュクルから聞いた謎の卵がモーザンに植え付けられ、入れ替わられていたら⋯⋯その生き物は見た目はモーザンと同じでも感性や知能までも同じになるのかしらね?
「おおおおお?!」
「え?ナルシスどうしたの~?あらぁ?!」
「き、消えた!!モーザンが消えたぞ!!どこだ?!」
今まで目の前にいたプチモーザンが消えた。そしてその代わりにモーザンが座っていた椅子の上には、手の平にギリ乗るくらいの卵があった。
「ナルシス~あなた何したの~?」
「検査用に魔力を少し⋯⋯するとこの卵が?」
「そうみたいね~でもあなた⋯⋯魔力をそれなりの量採ってるわね⋯⋯」
やっぱりジュラ・ル・モーザン元辺境伯は卵に入れ替わられていた。
「セリーヌ様すみません、第三騎士団団長がお呼びです」
「ん?どうしたのかしら~?」
ナルシスが卵に聴診器を当てているのを見ていると伝令の騎士がやって来た。
「セリーヌ、北東ローヌのギルド長から手紙が届いた」
「モーザンの領地ね。どれどれ?シュクルじゃない~⋯⋯あぁ~」
届いた手紙には『街道沿いで無差別殺人多発。犯人、目的不明。明日から調査を開始するので騎士団を要請する。』と書かれていた。うーん⋯⋯
シュクルなら殺人くらいで騎士団を要請するかしら?しないわね。なら何か気になる事があるのかもしれないわ~
「団長!監獄でクロワサント医療騎士が倒れました!」
「えぇぇ~?」
先程まで元気だったのに何が起きたのかしら?!多分あの卵が原因よね?!
「おいセリーヌ大丈夫なのか?」
「う~ん?」
ナルシスは優秀な騎士でもあるのに⋯⋯もしかして結構危険な状況?卵を舐めていたかしら⋯⋯そうよ、よく考えたらモーザン元辺境伯って武闘家だったのよ。それが簡単に卵ごときにやられるなんてありえないのよ⋯⋯
「シュクルの師匠のトーマス先生を呼びましょう~?それとシュクルも連れて来るわ~」
あの卵二つと生活していた二人なら対処できるわよね?でもどうして二人は大丈夫なのかしら?武力じゃなくて魔力が鍵?それなら私はパスだわ。
「それまでサバンに対応をしてもらいましょ~」
サバンって何もない所でコケるくせに絶対に怪我しないのよね⋯⋯神に愛されているのか嫌われているのかわからない男だわ。だからこそ今回もサバンなら大丈夫でしょ!
「ナルシス見てくるわ~」
――バタン――
「おいセリーヌ⋯⋯行ってしまった。サバン魔術師とトーマス・ル・ギルタスだったかな、召喚しなくてはな⋯⋯」
「あら?ジュラ・ル・モーザンってあんな感じだったかしら?」
収監されているモーザン元辺境伯のいる部屋を覗くとそこには⋯⋯
「いやいや、おかしいですよね?モーザン元辺境伯は割と大柄でしたよ。医師の私が言うのですから間違いありません」
目の前には尋問を受けているモーザン(小)。歩く測量機ナルシスが小さいと言うのなら事実でしょう。
「はぁ、しかしあの者は一歩も外には出ていませんし、替え玉とは思えませんが⋯⋯」
犯罪者は必ず魔力確認をされる。モーザンは貴族学院の入学時に魔力登録がされていたので、その時の登録魔力と照らし合わせた結果、この人物はジュラ・ル・モーザンで間違いないとの結果が出た。
「ふ~久々に興奮しますね。まずは採血、心電図に⋯⋯」
「ナルシスほどほどに~それで尋問のお受け答えはどんな感じ~?」
「それが、『はい』とか『うん』しか言わないんです」
「へぇ~」
シュクルから聞いた謎の卵がモーザンに植え付けられ、入れ替わられていたら⋯⋯その生き物は見た目はモーザンと同じでも感性や知能までも同じになるのかしらね?
「おおおおお?!」
「え?ナルシスどうしたの~?あらぁ?!」
「き、消えた!!モーザンが消えたぞ!!どこだ?!」
今まで目の前にいたプチモーザンが消えた。そしてその代わりにモーザンが座っていた椅子の上には、手の平にギリ乗るくらいの卵があった。
「ナルシス~あなた何したの~?」
「検査用に魔力を少し⋯⋯するとこの卵が?」
「そうみたいね~でもあなた⋯⋯魔力をそれなりの量採ってるわね⋯⋯」
やっぱりジュラ・ル・モーザン元辺境伯は卵に入れ替わられていた。
「セリーヌ様すみません、第三騎士団団長がお呼びです」
「ん?どうしたのかしら~?」
ナルシスが卵に聴診器を当てているのを見ていると伝令の騎士がやって来た。
「セリーヌ、北東ローヌのギルド長から手紙が届いた」
「モーザンの領地ね。どれどれ?シュクルじゃない~⋯⋯あぁ~」
届いた手紙には『街道沿いで無差別殺人多発。犯人、目的不明。明日から調査を開始するので騎士団を要請する。』と書かれていた。うーん⋯⋯
シュクルなら殺人くらいで騎士団を要請するかしら?しないわね。なら何か気になる事があるのかもしれないわ~
「団長!監獄でクロワサント医療騎士が倒れました!」
「えぇぇ~?」
先程まで元気だったのに何が起きたのかしら?!多分あの卵が原因よね?!
「おいセリーヌ大丈夫なのか?」
「う~ん?」
ナルシスは優秀な騎士でもあるのに⋯⋯もしかして結構危険な状況?卵を舐めていたかしら⋯⋯そうよ、よく考えたらモーザン元辺境伯って武闘家だったのよ。それが簡単に卵ごときにやられるなんてありえないのよ⋯⋯
「シュクルの師匠のトーマス先生を呼びましょう~?それとシュクルも連れて来るわ~」
あの卵二つと生活していた二人なら対処できるわよね?でもどうして二人は大丈夫なのかしら?武力じゃなくて魔力が鍵?それなら私はパスだわ。
「それまでサバンに対応をしてもらいましょ~」
サバンって何もない所でコケるくせに絶対に怪我しないのよね⋯⋯神に愛されているのか嫌われているのかわからない男だわ。だからこそ今回もサバンなら大丈夫でしょ!
「ナルシス見てくるわ~」
――バタン――
「おいセリーヌ⋯⋯行ってしまった。サバン魔術師とトーマス・ル・ギルタスだったかな、召喚しなくてはな⋯⋯」
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