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第一章
佐藤に道を聞く人はいなかったが、シュクルは歩けば変人に当たる
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「シュクルに氷の魔法を見せて欲しいの~」
「「もちろんいいですよ!」」
「よろしくお願いします」
気を取り直して氷魔法を見学させてもらう事にした。
そして双子はお皿の上に氷をさらりと出した。 魔術師らしい詠唱などは特になかった。
「うわ~せっかくですし氷を砕いてジャムを混ぜて食べてみます」
氷を風魔法で粉砕し、シロップはないのでジャムでかき氷を表現する。実家のパックは雪が沢山降るせいか、あえて氷を食べようとは思わなかったので、この世界では初のかき氷だ。
「お~!夏に食べたい味ですね。これ商売に良さそう⋯⋯」
氷魔法をマスターしたら王都の隅でかき氷の屋台はどうだろうか。爆売れの予感によだれが垂れそうだ。
夏はかき氷、冬は野菜と花を売れば一儲けできるに違いない。シュクルは良い副業を思いついた。秋は火魔法で芋を焼いてもいい。そういえばベビーカステラっていい匂いだったよな~
「⋯⋯ん?」
双子の記憶かな?二人で魔術の練習をしているのが見えた。すると氷が作れる気がしてきたので、手を皿の上に出して魔力を放出すると⋯⋯
「おおおお!出来ました!」
立派な氷が出来た。副業用の屋台の手配を進めるか。レンタルはあるかな?今年の夏は王都で一儲けして家族に新しい服でも買って帰ろう。
シュクルは出稼ぎのおっさんの思考回路をしていた。
「「えぇぇぇ?!さ、さすが精霊様!!氷魔法も使えるのですね!!」」
「何ででしょうかね?やっぱり魔法をこの目で見たからかもしれませんね」
「食べたからじゃない~?」
「「食べ?どういう事でしょうか??獣王様!詳しくお願いします!!」」
「いいわよ~あなたたち成人しているわよね~一杯どうかしら~?」
「「いただきます!!」」
酒盛りする三人を無視してシュクルは布団へ向かった。明日も仕事である。てか休日無くね?とシュクルは思った。生き物相手は休日が無いのである。農家、酪農家の皆様いつもありがとうございます。と感謝を捧げて寝た。
今日は曇りで少し肌寒い。これは絶好のお散歩日和である。ぴーちゃんの。
ぴーちゃんに受付のお姉さんにもらった服を着せ、服の中に氷を入れてやる。お腹が少し膨れたがまあいいだろう。
「今日は外に行くぞ。一応囚人?だしロープで縛っておくからな」
「はい はい」
シュクルはぴーちゃんのお腹に愛用のロープを三周巻き、残ったロープを手に握ってお散歩できる様にした。
魔術塔の入り口を守る二人の魔術師に外出の挨拶をしてから出かける。その後ろをなぜかエロチェリー集団も一列になって着いて来た。
「あれ?これは立派な百鬼夜行じゃないか?歩くなら人気の無い方角がいいな⋯⋯」
夜ではないが今日は暗い。シュクルはこの世界に存在するのか分からないが、祓い屋に祓われたくはないので緑の多そうな方に向かって散歩をする事にした。
しばらく自然の中を歩いていると開けた場所に出た。
「凄いな~王宮内に薬草畑があるのか。王宮に薬師とかがいるのかな?」
テクノポリス皇国のバストラの町より断然規模は小さいが、良く管理された薬草畑が広がっている。
「よい よい」
「ぴーちゃんは薬草が好きなのか?この薬草か?どれ?これはミントだな」
「好き 好き」
ミントのスースーした清涼感がいいのかもな。理解出来る。これから夏だし。
ミントガムとか噛みたいよな~懐かしいな~ チョコミントはアリかナシかみたいな――
「コラァ!何をしとる!」
「え?」
向こうから猛烈に怒っているおじいさんがやって来た。
「あ、すみません!薬草を見――」
「お前らエッチぃな事しとるんじゃろ!!」
「?!はあ?!」
「最近の若いモンは公衆の面前でエッチぃな、ぷれえ?とかするんじゃろう!けしからん!!」
「何を言ってるんで――」
「紐とかで縛ったりして、いかがわしい師従関係でエッチぃな行為に及ぶのであろう!!」
「えぇぇ?!違いま――」
「ええい!言い訳するな!!この男の一物が物語っておるわい!エッチぃな事は王宮じゃ禁止じゃ!」
「え?⋯⋯一物?」
楽しそうなぴーちゃんの股間を見るとお腹の氷が溶けたのか、股間部分がびちょ濡れで粗相をした様に見えた。
「この!放尿ぷれえ男!あっちに行けい!ここはエッチぃな事をする場所じゃないわい!禁欲じゃ!」
「これは違いま――」
「どこですか~?先代様~?どこですか~?先代様~??」
「チッ⋯⋯は~い」
先代様と呼ばれたおじいさんは、シュクルに暴言を吐いてから何事もなかった様に侍女の元へ帰って行った。
「な、何だったんだ?あのおじいさんは⋯⋯」
王宮。そこはブラックホール。地獄の三丁目。ダークマターが跋扈している世界。
シュクルは王宮に来てから人間という生き物の幅広さを実感していた。
「先代様、どちらにいらしたのですか?」
「お散歩じゃよ。若い者に人生を説いていたのだよ」
「またいやらしい事を言ったり怒ったりはしていませんよね?ダメですよ?ご自身のソコ、お元気がないからって若い方をいじめては」
「⋯⋯まだ元気じゃ⋯⋯少しだけ嫉妬しただけじゃ」
先代国王エブラード六十七歳。少しボケ&EDな彼は若い男女を見ると羨ましさのあまりエッチな暴言を吐く老人だった。
お互いたまたま散歩をしていて出会ってしまった。シュクルはただ運が悪かったのだ。
「「もちろんいいですよ!」」
「よろしくお願いします」
気を取り直して氷魔法を見学させてもらう事にした。
そして双子はお皿の上に氷をさらりと出した。 魔術師らしい詠唱などは特になかった。
「うわ~せっかくですし氷を砕いてジャムを混ぜて食べてみます」
氷を風魔法で粉砕し、シロップはないのでジャムでかき氷を表現する。実家のパックは雪が沢山降るせいか、あえて氷を食べようとは思わなかったので、この世界では初のかき氷だ。
「お~!夏に食べたい味ですね。これ商売に良さそう⋯⋯」
氷魔法をマスターしたら王都の隅でかき氷の屋台はどうだろうか。爆売れの予感によだれが垂れそうだ。
夏はかき氷、冬は野菜と花を売れば一儲けできるに違いない。シュクルは良い副業を思いついた。秋は火魔法で芋を焼いてもいい。そういえばベビーカステラっていい匂いだったよな~
「⋯⋯ん?」
双子の記憶かな?二人で魔術の練習をしているのが見えた。すると氷が作れる気がしてきたので、手を皿の上に出して魔力を放出すると⋯⋯
「おおおお!出来ました!」
立派な氷が出来た。副業用の屋台の手配を進めるか。レンタルはあるかな?今年の夏は王都で一儲けして家族に新しい服でも買って帰ろう。
シュクルは出稼ぎのおっさんの思考回路をしていた。
「「えぇぇぇ?!さ、さすが精霊様!!氷魔法も使えるのですね!!」」
「何ででしょうかね?やっぱり魔法をこの目で見たからかもしれませんね」
「食べたからじゃない~?」
「「食べ?どういう事でしょうか??獣王様!詳しくお願いします!!」」
「いいわよ~あなたたち成人しているわよね~一杯どうかしら~?」
「「いただきます!!」」
酒盛りする三人を無視してシュクルは布団へ向かった。明日も仕事である。てか休日無くね?とシュクルは思った。生き物相手は休日が無いのである。農家、酪農家の皆様いつもありがとうございます。と感謝を捧げて寝た。
今日は曇りで少し肌寒い。これは絶好のお散歩日和である。ぴーちゃんの。
ぴーちゃんに受付のお姉さんにもらった服を着せ、服の中に氷を入れてやる。お腹が少し膨れたがまあいいだろう。
「今日は外に行くぞ。一応囚人?だしロープで縛っておくからな」
「はい はい」
シュクルはぴーちゃんのお腹に愛用のロープを三周巻き、残ったロープを手に握ってお散歩できる様にした。
魔術塔の入り口を守る二人の魔術師に外出の挨拶をしてから出かける。その後ろをなぜかエロチェリー集団も一列になって着いて来た。
「あれ?これは立派な百鬼夜行じゃないか?歩くなら人気の無い方角がいいな⋯⋯」
夜ではないが今日は暗い。シュクルはこの世界に存在するのか分からないが、祓い屋に祓われたくはないので緑の多そうな方に向かって散歩をする事にした。
しばらく自然の中を歩いていると開けた場所に出た。
「凄いな~王宮内に薬草畑があるのか。王宮に薬師とかがいるのかな?」
テクノポリス皇国のバストラの町より断然規模は小さいが、良く管理された薬草畑が広がっている。
「よい よい」
「ぴーちゃんは薬草が好きなのか?この薬草か?どれ?これはミントだな」
「好き 好き」
ミントのスースーした清涼感がいいのかもな。理解出来る。これから夏だし。
ミントガムとか噛みたいよな~懐かしいな~ チョコミントはアリかナシかみたいな――
「コラァ!何をしとる!」
「え?」
向こうから猛烈に怒っているおじいさんがやって来た。
「あ、すみません!薬草を見――」
「お前らエッチぃな事しとるんじゃろ!!」
「?!はあ?!」
「最近の若いモンは公衆の面前でエッチぃな、ぷれえ?とかするんじゃろう!けしからん!!」
「何を言ってるんで――」
「紐とかで縛ったりして、いかがわしい師従関係でエッチぃな行為に及ぶのであろう!!」
「えぇぇ?!違いま――」
「ええい!言い訳するな!!この男の一物が物語っておるわい!エッチぃな事は王宮じゃ禁止じゃ!」
「え?⋯⋯一物?」
楽しそうなぴーちゃんの股間を見るとお腹の氷が溶けたのか、股間部分がびちょ濡れで粗相をした様に見えた。
「この!放尿ぷれえ男!あっちに行けい!ここはエッチぃな事をする場所じゃないわい!禁欲じゃ!」
「これは違いま――」
「どこですか~?先代様~?どこですか~?先代様~??」
「チッ⋯⋯は~い」
先代様と呼ばれたおじいさんは、シュクルに暴言を吐いてから何事もなかった様に侍女の元へ帰って行った。
「な、何だったんだ?あのおじいさんは⋯⋯」
王宮。そこはブラックホール。地獄の三丁目。ダークマターが跋扈している世界。
シュクルは王宮に来てから人間という生き物の幅広さを実感していた。
「先代様、どちらにいらしたのですか?」
「お散歩じゃよ。若い者に人生を説いていたのだよ」
「またいやらしい事を言ったり怒ったりはしていませんよね?ダメですよ?ご自身のソコ、お元気がないからって若い方をいじめては」
「⋯⋯まだ元気じゃ⋯⋯少しだけ嫉妬しただけじゃ」
先代国王エブラード六十七歳。少しボケ&EDな彼は若い男女を見ると羨ましさのあまりエッチな暴言を吐く老人だった。
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