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貴族学院編
シュクルの強過ぎによる孤独。マシューの強さへの憧れ
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昼食を終えて午後の鍛練の時間になった。
「やあ!この間は失礼した。下着と運動着が緩かったみたいだ。だが今日は万全だ!鍛練の相手をお願いしたい」
「⋯⋯⋯⋯おぉ?」
先日の股間擦りおろし男がまた来た。懲りない男だな。きっと脳筋な騎士らしく単細胞なのだろう。
貧弱ライオンはどこだ?見てないな。じゃあいいか。
「いいですよ。よろしくお願いいたします」
「こちらこそ!さあ!遠慮せずに来て!――ぐがぁ⋯⋯」
遠慮せずに来てぇん♡なんてお誘いを受けたら模倣剣を尻に食い込ませるしかないわな。先ほどまでタチアナさんの趣味の話を聞いていたから特に。
「シュクル容赦ない!!あぁ~元おっさんが若く未来ある騎士を、背後から自身の剣で一気に貫いている!彼は初めてなのに!」
自身の剣って何だよ。借りた学校の備品だぞ?
「今日も好いSね~授業中に公開開発するなんて」
「尻尾生えてる~結構チュパカブラっぽい~」
こいつまた意識ないじゃん。保健室に連れて行くかな。
「こら!またか!お前の戦いは禁止したはずだぞ?!またマシューをこんな目に合わせて!」
え~?また私のせい?それよりこのライオンは私の事を『お前』って言った。嫌だな~お前呼ばわりって。ライオンの雄って威張り過ぎだよな。
佐藤には男尊女卑思想なんて全くなかったけど、こういう男のせいで男性全体が男尊女卑だと思われるのは勘弁過ぎる。ライオンには教育が必要だ。
「先生手合わせしましょ?私たちはまだ一度しか手合わせしていないではありませんか。さあ」
「⋯⋯⋯⋯軽くだぞ!?ギャアアアぁぁ⋯⋯」
「オラオラ系の男に困っている女性の気持ちを体験してみて下さい」
シュクルは右手に尻から模倣剣を生やしたライオンの尻尾を引っ張り、左手に先ほど尻尾の生えた赤毛の足を持って保健室に向かう。
――ズリズリ――ズリズリ――ズリ
「保健室についた。すみませ~ん、失礼します」
「どうぞ。あら?また?今日はどうしたのかな?」
「意識が戻らないんです。こいつらの」
――ズリリ――
「え?今度は二人同時!?きゃあ!お尻から何か生えてる!?」
しかし困ったな。私は全く剣術や体術の鍛練ができない。少々心配になってきたぞ。そう考えるとアテナの養成校のアベル先生は良かった。ぴーちゃんもいい。
あ~ぁ強いヤツいないかな? おら戦いてぇだぁ。修行してぇだぁ。
シュクル・ラ・パン十五歳。うさぎ獣人女性。完全に少年漫画の俺tueee系少年になっていた。
『おら強ええヤツ探しに修行の旅に出る!』なんて言い出す日も近いのかもしれない。
――マシュー・ラ・ドローム伯爵家次男――
「あ?あれ?どこだ?ここ」
何故か知らない所で眠っていた。そういえば最近もこんな事があったな。
「大丈夫ですか?意識を失っていたのですよ」
「あ?」
周りを見回すと、ここが学院の保健室だと気づいた。どうして俺はここにいるんだ?
「あ、あの、痛い所はあるかしら?主に下半身とか、その、後孔とか⋯⋯」
保健室の先生が心配そうに俺を見ている。俺は手足を動かして自分の体に異常が無い事を確認した。
「大丈夫です。お邪魔しました!」
「え?もう動いて大丈夫なの?!座れるの?!直腸は?」
「ウッス!頑丈なんで!」
俺が保健室を出る時、横のベッドにカンタン先生が四つん這いになって意識を失っていたが、どうしたんだろうな?そういえば腰が悪いって聞いた気がする。
腰って一度悪くすると大変だって乳母が言っていたけど本当だったんだな。
「でも俺ってどうして保健室にいたんだろ?うわ!ケツに穴開いてる!超恥ずかしい!」
そういえばこの間はパンツと運動着が緩くて脱げちゃったんだよな!俺ってマジダせぇ。今回は尻に穴開けちまったのかよ。また服ダメにしちまった。
「あれ?そういえばロリ巨乳な女子と稽古してたんだよな?」
稽古を申し込んだのは覚えてる。その後の記憶が無い。
「⋯⋯もしかして俺って一瞬でヤられてる?マジかよ?!やっぱ獣王すっげ~!」
俺がその話を聞いたのは何年か前の事だった。
「北の獣王が次世代を教育しているそうだ」
「ほう?強そうですね。ライオンの獣人ですか?熊ですかね?」
俺の親父は第一騎士団の団長をしている。今日は親父の仕事仲間が俺ん家に晩餐を食べに来た。
「父上!獣王って何ですか?強いですか?」
「ああ。強い。獣王というのは――――」
この国の北には昔獣人の国があったらしい。今は同じ国民だが、北には今でも多くの獣人が住んでいるそうだ。 獣人は身体能力が生まれつき高く、体力勝負の騎士団には多くの獣人が在籍しているらしい。
「では獣人は最強ですね!」
「いや、そうでもないんだよ?なぜなら彼らは魔法が使えないんだ」
親父の仕事仲間であるおっさんが言うには、身体能力は高くとも魔力が乏しい彼らは、強力な魔法の前には無力らしい。
「だからこそ魔術師団には人間しかいないし、近衛騎士には腕っぷしが強くて魔法も使える人間が多い」
そっか。両方使える人間が一番強いんだな。俺の親父もそうだ。俺も将来は親父みたいな騎士になりたい。
「だが獣王は別格だね。魔法を発動させる隙も与えない」
魔法には発動までに少しだが時間がかかる。その間を攻撃されたら一溜も無いそうだ。
「その獣王の中でも北は最強だろう。その屈強な獣人共に勝てる獣人が北の獣王だ」
元獣人国があった場所だけに、強い獣人がわんさかいるのだろう。そいつらの監視や取り締まりをするのが北の獣王だそうだ。スゲー
「父上、北の獣王はどれだけ強いんですか?!やっぱり大きいですか?」
「⋯⋯前に北の獣王が木刀を投げたんだが、大穴が開いた。攻撃魔法の威力と大差無かった」
「あ~凄いですよね。見た目はゴージャス美女ですけど、そういえば昔、フォークを引っ張って尖った鉄の棒にしていました。素手で」
え?!女?マジ?かっけ~
「で、団長、その次世代とはどんな人物ですか?」
「詳しくは分からんが、クロワサント伯爵の娘と年が同じらしい。そうなるとマシュー、お前の同級生になるな」
「え?!」
なんか嬉しい。そんな凄いヤツと鍛練出来たら凄そうだ。友達になれるかな?
「第三王子と同い年ですか。やっぱり王族の子が多いと高位貴族の子が増えて豊作になりますね」
そうだ、俺も王子達の護衛や友人になるために両親が時期を合わせて子作りしたと聞いた。
その後も俺は時期獣王に会えるのを楽しみにしていたが、その人物は行方不明になってしまったらしい。入学試験にもそれらしき人物はいなかった。
「やあ!この間は失礼した。下着と運動着が緩かったみたいだ。だが今日は万全だ!鍛練の相手をお願いしたい」
「⋯⋯⋯⋯おぉ?」
先日の股間擦りおろし男がまた来た。懲りない男だな。きっと脳筋な騎士らしく単細胞なのだろう。
貧弱ライオンはどこだ?見てないな。じゃあいいか。
「いいですよ。よろしくお願いいたします」
「こちらこそ!さあ!遠慮せずに来て!――ぐがぁ⋯⋯」
遠慮せずに来てぇん♡なんてお誘いを受けたら模倣剣を尻に食い込ませるしかないわな。先ほどまでタチアナさんの趣味の話を聞いていたから特に。
「シュクル容赦ない!!あぁ~元おっさんが若く未来ある騎士を、背後から自身の剣で一気に貫いている!彼は初めてなのに!」
自身の剣って何だよ。借りた学校の備品だぞ?
「今日も好いSね~授業中に公開開発するなんて」
「尻尾生えてる~結構チュパカブラっぽい~」
こいつまた意識ないじゃん。保健室に連れて行くかな。
「こら!またか!お前の戦いは禁止したはずだぞ?!またマシューをこんな目に合わせて!」
え~?また私のせい?それよりこのライオンは私の事を『お前』って言った。嫌だな~お前呼ばわりって。ライオンの雄って威張り過ぎだよな。
佐藤には男尊女卑思想なんて全くなかったけど、こういう男のせいで男性全体が男尊女卑だと思われるのは勘弁過ぎる。ライオンには教育が必要だ。
「先生手合わせしましょ?私たちはまだ一度しか手合わせしていないではありませんか。さあ」
「⋯⋯⋯⋯軽くだぞ!?ギャアアアぁぁ⋯⋯」
「オラオラ系の男に困っている女性の気持ちを体験してみて下さい」
シュクルは右手に尻から模倣剣を生やしたライオンの尻尾を引っ張り、左手に先ほど尻尾の生えた赤毛の足を持って保健室に向かう。
――ズリズリ――ズリズリ――ズリ
「保健室についた。すみませ~ん、失礼します」
「どうぞ。あら?また?今日はどうしたのかな?」
「意識が戻らないんです。こいつらの」
――ズリリ――
「え?今度は二人同時!?きゃあ!お尻から何か生えてる!?」
しかし困ったな。私は全く剣術や体術の鍛練ができない。少々心配になってきたぞ。そう考えるとアテナの養成校のアベル先生は良かった。ぴーちゃんもいい。
あ~ぁ強いヤツいないかな? おら戦いてぇだぁ。修行してぇだぁ。
シュクル・ラ・パン十五歳。うさぎ獣人女性。完全に少年漫画の俺tueee系少年になっていた。
『おら強ええヤツ探しに修行の旅に出る!』なんて言い出す日も近いのかもしれない。
――マシュー・ラ・ドローム伯爵家次男――
「あ?あれ?どこだ?ここ」
何故か知らない所で眠っていた。そういえば最近もこんな事があったな。
「大丈夫ですか?意識を失っていたのですよ」
「あ?」
周りを見回すと、ここが学院の保健室だと気づいた。どうして俺はここにいるんだ?
「あ、あの、痛い所はあるかしら?主に下半身とか、その、後孔とか⋯⋯」
保健室の先生が心配そうに俺を見ている。俺は手足を動かして自分の体に異常が無い事を確認した。
「大丈夫です。お邪魔しました!」
「え?もう動いて大丈夫なの?!座れるの?!直腸は?」
「ウッス!頑丈なんで!」
俺が保健室を出る時、横のベッドにカンタン先生が四つん這いになって意識を失っていたが、どうしたんだろうな?そういえば腰が悪いって聞いた気がする。
腰って一度悪くすると大変だって乳母が言っていたけど本当だったんだな。
「でも俺ってどうして保健室にいたんだろ?うわ!ケツに穴開いてる!超恥ずかしい!」
そういえばこの間はパンツと運動着が緩くて脱げちゃったんだよな!俺ってマジダせぇ。今回は尻に穴開けちまったのかよ。また服ダメにしちまった。
「あれ?そういえばロリ巨乳な女子と稽古してたんだよな?」
稽古を申し込んだのは覚えてる。その後の記憶が無い。
「⋯⋯もしかして俺って一瞬でヤられてる?マジかよ?!やっぱ獣王すっげ~!」
俺がその話を聞いたのは何年か前の事だった。
「北の獣王が次世代を教育しているそうだ」
「ほう?強そうですね。ライオンの獣人ですか?熊ですかね?」
俺の親父は第一騎士団の団長をしている。今日は親父の仕事仲間が俺ん家に晩餐を食べに来た。
「父上!獣王って何ですか?強いですか?」
「ああ。強い。獣王というのは――――」
この国の北には昔獣人の国があったらしい。今は同じ国民だが、北には今でも多くの獣人が住んでいるそうだ。 獣人は身体能力が生まれつき高く、体力勝負の騎士団には多くの獣人が在籍しているらしい。
「では獣人は最強ですね!」
「いや、そうでもないんだよ?なぜなら彼らは魔法が使えないんだ」
親父の仕事仲間であるおっさんが言うには、身体能力は高くとも魔力が乏しい彼らは、強力な魔法の前には無力らしい。
「だからこそ魔術師団には人間しかいないし、近衛騎士には腕っぷしが強くて魔法も使える人間が多い」
そっか。両方使える人間が一番強いんだな。俺の親父もそうだ。俺も将来は親父みたいな騎士になりたい。
「だが獣王は別格だね。魔法を発動させる隙も与えない」
魔法には発動までに少しだが時間がかかる。その間を攻撃されたら一溜も無いそうだ。
「その獣王の中でも北は最強だろう。その屈強な獣人共に勝てる獣人が北の獣王だ」
元獣人国があった場所だけに、強い獣人がわんさかいるのだろう。そいつらの監視や取り締まりをするのが北の獣王だそうだ。スゲー
「父上、北の獣王はどれだけ強いんですか?!やっぱり大きいですか?」
「⋯⋯前に北の獣王が木刀を投げたんだが、大穴が開いた。攻撃魔法の威力と大差無かった」
「あ~凄いですよね。見た目はゴージャス美女ですけど、そういえば昔、フォークを引っ張って尖った鉄の棒にしていました。素手で」
え?!女?マジ?かっけ~
「で、団長、その次世代とはどんな人物ですか?」
「詳しくは分からんが、クロワサント伯爵の娘と年が同じらしい。そうなるとマシュー、お前の同級生になるな」
「え?!」
なんか嬉しい。そんな凄いヤツと鍛練出来たら凄そうだ。友達になれるかな?
「第三王子と同い年ですか。やっぱり王族の子が多いと高位貴族の子が増えて豊作になりますね」
そうだ、俺も王子達の護衛や友人になるために両親が時期を合わせて子作りしたと聞いた。
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