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貴族学院編
シュクルの東屋の評価
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「シュクルさんはここに一人で住んでるの?庭のトマトが美味しそうだね~」
「はい。ここで自給自足をして生活しています。私の邸宅は酷いですが、ガーデニングには少々自信がありまして。どうでしょう?うちの庭?」
美的センスの多少はありそうな理事長に評価してもらおう。
「へぇ~?古代遺跡を掘り起こしたの?凄いね祭壇復活したんだ」
シュクルは発掘した出土品をパズルの様に石の魔法でつなぎ合わせて復元したのだ。
『元の建造物に戻してこそ、芸術的価値があると思う。これらの遺跡は高い美的センスを備えていた。我々が手を加える必要は無い。完成された美がすでにそこにはあったのだから。 美の巨匠 シュクル談』
「サバド会場だ!」「痛い!」「ギャアアアアア!!」「うっ⋯⋯」 「聖水を!!」
何だようるさいなぁ。 いちいち騒いでギャルか。
「シュクルサマ、何してるノ?ムシシ」「全員雄かヨ!糞ガァ!!」
「あぁ。こいつらがよく分からない調査をしているらしくてな。おい変態馬、あまりおっさん達を一角で刺すなよ?」
エロ馬は雄には容赦ないからな。 だがおかしいな?神官が精霊と幻獣相手にビビッてるぞ。確か神殿は精霊や幻獣は神の使いだと言っているはずだ。
「痛い!」「何だ?!ハリネズミか?!」「信じられない!黒の神の使い魔か?!」「随分と黒いな。邪悪だ⋯⋯」 「うっ⋯⋯」
あぁ~うちの庭はハリネズミが多いんだよな。美味しい野菜もあるし、いい土壌だから虫も多くて、いつの間にかかなり増えてしまった。
――カーカー――カーカー――カーカー――
「カラスの大群だぁ!」「邪悪な!」 「神よお助け下さい!」「うっ⋯⋯」「くちばし怖い⋯⋯」
この北の森は危険な魔獣もいないのでカラスのいい寝床になっているのだ。始めはシュクルも驚いたが、最近は大体の個体と顔見知りでペット感覚になってきた。
「まぁせっかく家に来てくれましたし?お茶でもいかがですか?ここから少し歩いた丘に素敵な東屋を作りましてね。ククク」
シュクル的にあの東屋は芸術を超えたスピリチュアル的空間となった。東屋にいると神経が研ぎ澄まされるというかピラミッドの内部にいるみたいな膨大なエネルギーを感じる。表現が難しいが、かなりスピ的な物を感じるのだ。
今度イレーヌさんに見せてあげよう。磁場とか何か特別な場所なのかもしれない。
「裏庭から小道を造りましてね。こちらです」
「待て!何だアレは!!」「邪悪過ぎるぞ」「聖水はまだあったか?!」「うっ⋯⋯」 「危険過ぎる」
⋯⋯今度は何だよ? いちいちディスらないと進めないのか?
「シュクルさん~アレ何?」
「苺とハーブの可愛い花壇ですけど?」
神官は花壇が嫌いらしい。花を愛でる心は無いのか。夜の花は愛でるくせに。
「だ、駄目です」「限界か?!」「うっ⋯⋯」「リッツ!しっかりしろ!」 「深入りし過ぎたな」
リッツよ無理すんな。お前はさっきから『うっ⋯⋯』しか言っていないぞ。彼は何をしに来たのだろうか。 まったく手がかかる。
「リッツさん、苺食べる?甘酸っぱいから気分が良くなるかもよ?」
「ヒィィィ!!!」
親切な心で声を掛けたんだからさぁ?お化けを見たような顔するなよ。失礼な。苺に毒など含まれていないぞ?どれどれ?ほら、こんなに美味しい。じゅるる⋯⋯ジューシー過ぎて果汁が口から垂れた。
「血が滴っている⋯⋯!」「ギャァアア!!」「悪魔!!」「うっ⋯⋯!」 「悪霊退散!」
こいつら何なんだよ?!いじめっ子か?
「シュクルさん~東屋はどこ?」
「はぁ~。こちらです」
失礼な神官共はダウンしてしまったので理事長を連れて東屋に向かう。シュクルが整備した東屋は理事長からどんな評価を得られるのか少し緊張する。
「この道に敷いてある小石みたいなのは何?凄い念を感じるよ」
「あぁ、家の腐った部分を取り除いて細かくして撒きました」
さずが理事長だ。何事にも細かいチェックを怠らない。彼はイリュージョンの指示も細かいのだ。
数分間ひんやりとした森の中の道を上ると目的の東屋に着いた。
「ここです。どうですか?いいでしょう?」
元々あった物置みたいな所を素敵な東屋にしましたよ。写真があったらビフォーアフターを見比べられるのに。残念だ。
「なるほど⋯⋯ここの文字の並べ方が違うよ。こっちがここ」
「お?!この文字が読めるのですか!さすが理事長!」
この物置の周りに落ちていた、ただのデザインとも見える謎の文字の配列を、理事長に言われるがままに並べ変える。
「これで完成。シュクルさんは毎日ここで普通に生活しているんだね?凄いね~最強だよ」
「ありがとうございます」
長寿な理事長に褒められた。私もこれで庭造りの巨匠の一人だな。薄々気づいてはいたが、まだ十五歳なのにすでに巨匠かぁ~自身の底知れぬ才能が怖い。 超凡人だった佐藤とは違うな。
理事長はお茶はいらないとの事でそのまま帰ってしまった。
シュクルは来た道をルンルン気分で下り、神官の待つ邸宅に戻ってみると⋯⋯⋯⋯
「えぇ?どうして神官共はパンイチなんだよ?!」
パンイチにされた神官と、その前に立つピンクの怪物がいた。
どうやらエロチェリー達の仕業らしい。
「シュクルサマといえばパンイチだネ。脱がせたヨ、準備デキタネ」
「シュクルサマ、パンイチ好きネ、カンキン、カンキン」
あぁ、飼い主の悪い影響が出た⋯⋯せめてカンキンは換金と言い換えて欲しい。
「監禁?!変態!」「淫魔め!」「早く逃げろ!」「うっ⋯⋯!」「置いて行かないで!ギャァアア!」
「いや、違います、誤解ですから⋯⋯⋯⋯って逃げるの速いな⋯⋯」
パンイチ神官共はシュクル邸宅から逃げ帰って行った。
何を恐れているんだよ?私にだって選ぶ権利はあるだろ?あんなおっさんは願い下げだぞ。
「カンキンしたラ、エッチな絵ガ、欲しいネ」
「飛びっきりエッチ画ヨ、ムシシ」
⋯⋯神官服って換金できるのか?
後日、シュクルは王都中央神殿にて邪悪な『北の淫魔』と大変不名誉な名前を付けられた。
魔界に生息すると思われるピンク色の珍獣型従者達と共に、パンイチ男を監禁するのが好きな淫魔らしい。
「酷い風評被害だ。名誉棄損だよ。慰謝料払え」
⋯⋯空の上の者よ。こりゃ私は飛びっきりな高ポイントゲットだよな?
前世で精力無し評価を受けた植物男は、転生先にて真逆の評価を受けて女淫魔となったのだった。
「はい。ここで自給自足をして生活しています。私の邸宅は酷いですが、ガーデニングには少々自信がありまして。どうでしょう?うちの庭?」
美的センスの多少はありそうな理事長に評価してもらおう。
「へぇ~?古代遺跡を掘り起こしたの?凄いね祭壇復活したんだ」
シュクルは発掘した出土品をパズルの様に石の魔法でつなぎ合わせて復元したのだ。
『元の建造物に戻してこそ、芸術的価値があると思う。これらの遺跡は高い美的センスを備えていた。我々が手を加える必要は無い。完成された美がすでにそこにはあったのだから。 美の巨匠 シュクル談』
「サバド会場だ!」「痛い!」「ギャアアアアア!!」「うっ⋯⋯」 「聖水を!!」
何だようるさいなぁ。 いちいち騒いでギャルか。
「シュクルサマ、何してるノ?ムシシ」「全員雄かヨ!糞ガァ!!」
「あぁ。こいつらがよく分からない調査をしているらしくてな。おい変態馬、あまりおっさん達を一角で刺すなよ?」
エロ馬は雄には容赦ないからな。 だがおかしいな?神官が精霊と幻獣相手にビビッてるぞ。確か神殿は精霊や幻獣は神の使いだと言っているはずだ。
「痛い!」「何だ?!ハリネズミか?!」「信じられない!黒の神の使い魔か?!」「随分と黒いな。邪悪だ⋯⋯」 「うっ⋯⋯」
あぁ~うちの庭はハリネズミが多いんだよな。美味しい野菜もあるし、いい土壌だから虫も多くて、いつの間にかかなり増えてしまった。
――カーカー――カーカー――カーカー――
「カラスの大群だぁ!」「邪悪な!」 「神よお助け下さい!」「うっ⋯⋯」「くちばし怖い⋯⋯」
この北の森は危険な魔獣もいないのでカラスのいい寝床になっているのだ。始めはシュクルも驚いたが、最近は大体の個体と顔見知りでペット感覚になってきた。
「まぁせっかく家に来てくれましたし?お茶でもいかがですか?ここから少し歩いた丘に素敵な東屋を作りましてね。ククク」
シュクル的にあの東屋は芸術を超えたスピリチュアル的空間となった。東屋にいると神経が研ぎ澄まされるというかピラミッドの内部にいるみたいな膨大なエネルギーを感じる。表現が難しいが、かなりスピ的な物を感じるのだ。
今度イレーヌさんに見せてあげよう。磁場とか何か特別な場所なのかもしれない。
「裏庭から小道を造りましてね。こちらです」
「待て!何だアレは!!」「邪悪過ぎるぞ」「聖水はまだあったか?!」「うっ⋯⋯」 「危険過ぎる」
⋯⋯今度は何だよ? いちいちディスらないと進めないのか?
「シュクルさん~アレ何?」
「苺とハーブの可愛い花壇ですけど?」
神官は花壇が嫌いらしい。花を愛でる心は無いのか。夜の花は愛でるくせに。
「だ、駄目です」「限界か?!」「うっ⋯⋯」「リッツ!しっかりしろ!」 「深入りし過ぎたな」
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「リッツさん、苺食べる?甘酸っぱいから気分が良くなるかもよ?」
「ヒィィィ!!!」
親切な心で声を掛けたんだからさぁ?お化けを見たような顔するなよ。失礼な。苺に毒など含まれていないぞ?どれどれ?ほら、こんなに美味しい。じゅるる⋯⋯ジューシー過ぎて果汁が口から垂れた。
「血が滴っている⋯⋯!」「ギャァアア!!」「悪魔!!」「うっ⋯⋯!」 「悪霊退散!」
こいつら何なんだよ?!いじめっ子か?
「シュクルさん~東屋はどこ?」
「はぁ~。こちらです」
失礼な神官共はダウンしてしまったので理事長を連れて東屋に向かう。シュクルが整備した東屋は理事長からどんな評価を得られるのか少し緊張する。
「この道に敷いてある小石みたいなのは何?凄い念を感じるよ」
「あぁ、家の腐った部分を取り除いて細かくして撒きました」
さずが理事長だ。何事にも細かいチェックを怠らない。彼はイリュージョンの指示も細かいのだ。
数分間ひんやりとした森の中の道を上ると目的の東屋に着いた。
「ここです。どうですか?いいでしょう?」
元々あった物置みたいな所を素敵な東屋にしましたよ。写真があったらビフォーアフターを見比べられるのに。残念だ。
「なるほど⋯⋯ここの文字の並べ方が違うよ。こっちがここ」
「お?!この文字が読めるのですか!さすが理事長!」
この物置の周りに落ちていた、ただのデザインとも見える謎の文字の配列を、理事長に言われるがままに並べ変える。
「これで完成。シュクルさんは毎日ここで普通に生活しているんだね?凄いね~最強だよ」
「ありがとうございます」
長寿な理事長に褒められた。私もこれで庭造りの巨匠の一人だな。薄々気づいてはいたが、まだ十五歳なのにすでに巨匠かぁ~自身の底知れぬ才能が怖い。 超凡人だった佐藤とは違うな。
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シュクルは来た道をルンルン気分で下り、神官の待つ邸宅に戻ってみると⋯⋯⋯⋯
「えぇ?どうして神官共はパンイチなんだよ?!」
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あぁ、飼い主の悪い影響が出た⋯⋯せめてカンキンは換金と言い換えて欲しい。
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パンイチ神官共はシュクル邸宅から逃げ帰って行った。
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⋯⋯神官服って換金できるのか?
後日、シュクルは王都中央神殿にて邪悪な『北の淫魔』と大変不名誉な名前を付けられた。
魔界に生息すると思われるピンク色の珍獣型従者達と共に、パンイチ男を監禁するのが好きな淫魔らしい。
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