ショボい人生のやり直し?!絶対に消えたくないので真逆の人生でポイント貯める

亀野内アンディ

文字の大きさ
206 / 206
アーディ王国編

シュクルの留学

しおりを挟む
 頭がパンクする日々を過ごし、建国祭の大ステージを熟し⋯⋯ただ今、建国際の夜会で留学する四人の紹介が行われている。
横で国王がよく分からない長ったらしい話をしている。 

「チッ、賽銭箱がファンレター入れになってしまった。そうじゃないんだよ。金だよ、金⋯⋯」 

「何言ってるの?今紹介の真っ最中だぞ?」 

森のうさぎさんステージの後、楽しみにしていた賽銭箱を開けてみたら、銅貨の一枚も入っていなかった。絶望だ。 

「こうなったら夜会の食い物全部吸い込んでやる。アルコールもすべてだ!」 

怒りに燃えていたら紹介は終わっており、それぞれ社交を始めていた。シュクルは食を求めて会場内を進むと、ふと懐かしい香りを感じた。 


「おや?我が両親ではありませんか?」 

「シュクル、一体どういう事なのよ?あなた留学するの?」 

「ノエルから元気に貴族学院に通っていると聞いて安心したんだよ?」 

普段は出不精な両親だが、流石に建国際にまで顔を出さない訳にはいかなかったらしい。いつもの一張羅を着こんでいるが、何を着ようと元がいいので問題ない。 

見た目の全く変わらない美しい両親に安心しつつも、我々三人を見るいかがわしい目線を感じてしまう。ここは危険だな。 ほら、すでに⋯⋯

「今晩は。私は第一騎士団で――ガッ――」 

「父よ、母よ、走れ!」 

「お?シュクルさんだね?私はロワレ――パリン――」 

チッ、どんどん怪しい中年が湧いて来る。我らは顔面偏差値が高すぎるのだ。 

「おいシュクル!また家の庭を――ガンッ――」 

どんどん湧き出る変態を木の実で撃退し、三人で休憩室の一室に入った。 

「はぁ⋯⋯⋯⋯全く。両親よ、ここなら安心だ。私が食事を持ってくるから出ては駄目だぞ」 

シュクルは気配を消して軽食エリアへ向かい、食品とアルコールを配膳係が使うワゴンに大量に乗せて休憩室に戻った。 

心なしか両親がどん引きしている気がするが、気にする事はない。どうせすぐに慣れるのだ。シュクルの家族は順応力が高い。 

大量の食品を小さな机にぎゅうぎゅうに乗せ、素手で高級シャンパーニュのコルクを開ける。ちなみにシャンパーニュ用のグラスなんてシュクルには小さ過ぎるので、アイスペールに入れる。イイ感じに一本丸ごと入った。 

「では乾杯」 

「あなたねぇ⋯⋯まぁいいわ。乾杯」「うわ~豪華だね!乾杯!」 

ほらね?もう高級食材に釘付けさ。 

それからクラリスの話や、領地の話、新しい家も完成して快適な生活ができているという話も聞けた。 

「でも留学ってどういう事よ?第三王子や高位貴族と一緒に行くのでしょ?大丈夫なの?」 

「うむ⋯⋯まぁ大丈夫じゃないか?」 

護衛や戦争などについては、あまり詳しい事は話せないのだ。でも貧乏男爵家の獣人の娘が王子達と留学⋯⋯愛人連れでの留学だとか言われかねないのは知っている。そんな噂はどうでもいいけどね。報酬金良さそうだし。 

「それにあなた、理事長とあの卑猥なステージを一緒にしているらしいじゃない。シュクルに似た人形?も売られているし、あなたが淫魔だとか?あなた王都で何をしているの?」 

「い、いや、本当に誤解ですから」 

田舎出身の素朴だった娘が、いつの間にか都会に染まり、AVに出演しているのを知ってしまった両親みたいな顔しないでくれ!誤解だ。 

「さっき騎士団長と宰相に攻撃したよね?あと若い男性にも。シュクルは高位貴族にあんな事をして大丈夫なの?」 

「あぁ、父よ、あれはいつも通りですからね」 

第一騎士団の赤髪おっさんは通常の木の実の攻撃が効かないので、高ランクのクルミに変更したが効果はない。
眼鏡のおっさんはストーカーみたいにいつも現れるので、その都度眼鏡を割るのだが、割っても割っても眼鏡が出てくる。先ほどは急いでいたのでサバンもついでに攻撃してしまったが、まあ挨拶みたいな感じだ。 

シュクルは地元に戻る事は出来なかったが、両親と楽しい時を過ごす事が出来てよかった。 


その後も毎日教師陣にしごかれ、とうとうアーディ王国に向かう日になった。 

「ポワールはギルド長の公爵家、エロ馬はサバンの家に置いて来たし、エロチェリーは卵型で荷物として入国、ニーチェは私の使役魔獣として許可を得た。犬はペットだ」 

王族用の高級な馬車に乗ってヴィクトワール王国の東へ向かう。その後国境を越えてアーディ王国の王都、アマデウスに向かうそうだ。 

馬車の中で今回の留学メンバー同士で自己紹介をする。今日までお互い忙しく、顔を合わせても挨拶をするくらいで、なかなかゆっくりと話す時間がなかったのだ。

「これからよろしくね」 

「⋯⋯よろしくお願いします」 

第三王子シルヴァン様。きちんと会話するのは初めてかもしれない。が、凄いシュクルの耳を見ている気がする。どうしてだろう?初めは獣人嫌いなのかとも思ったが、凄い笑顔なんだよな⋯⋯しかも少し興奮気味というか⋯⋯本当にどうしてだろうか? 

見た目は金髪に水色の目をした正統派イケメンと言われるタイプであろう。チッ。しかも文部両道、魔術については相当優秀らしいが⋯⋯⋯⋯何かがおかしい気がする。シュクルは違和感を覚える。 

「改めて、マシュー・ラ・ドロームです。よろしくお願いします!」 

尻に剣を刺した見覚えのある赤髪男だ。この父親はクルミすら跳ね返す強靭な尻を持っている。シュクルと共に王子を守る騎士としては安心できるだろう。 

シュクルは授業中や休み時間など、学園生活中の護衛を行う。そしてマシューは学園内で行われる男性の社交場での護衛などを担当する。 

学園の外は大人の騎士が護衛できるが学園内は関係者以外立ち入り禁止だ。 

「フレデリック・ラ・ロワールです。よろしくお願いいたします」 

最近は毎日顔を見ている友人だ。薄い緑の髪をしたショタ風なツッコミ担当である。魔術の才能は素晴らしいらしいが、攻撃魔法より魔法陣や魔道具の研究方面の魔術師らしい。学園内ではシュクルと赤髪と一緒に王子の護衛補助をする予定だ。 

「シュクル・ラ・パンです。よろしくお願いします」 

美術界の新星。若き巨匠です。アーディ王国の壺を狩ります。よろしくお願いいたします。勉強熱心な私は古美術の挿絵が素晴らしい古本を熟読し、アーディ王国の美術品についても研究、獲物の目星も付けました。 セールスポイントは審美眼です。

このメンバーを乗せて馬車は進んでいく。 


――ムース辺境伯領、国境―― 

「ではここからはアーディ王国の馬車に乗り換えていただきます」 

ヴィクトワール王国の馬車や騎士はここまでらしい。荷物を積みかえている。 
その間にシュクルはムース辺境伯である熊のユーグに話しかける。 

「お久しぶりですね辺境伯。どうですか?最近は」 

「シュクルさん!お久しぶりだね。一応戦争が起こる事を仮定して警戒はしているよ。今の所は何も無いけどね」 

辺境伯領はアーディ王国との国境を有しているので、もし戦争となれば対岸の火事では済まない。この国境にアーディ王国からの避難民が押し掛ける可能性もある。 

しばらくしてシュクル達四人と王子の付き人達は、アーディ王国の馬車に乗換え、王国の首都を目指して進み始めた。 


「おや?大きな町で止まるみたいだ」 

しばらくすると、人々が行き交う街中を馬車は進み、停止した。 

「ではこちらへどうぞ」 

アーディ王国の方が案内してくれるのに従って馬車を降り、人込みを進むと、そこはなんと⋯⋯⋯⋯ 

「鉄道?!ここは駅じゃないか??」 

そこは大きな駅だった。 

「ご存じでしたか?これはアーディ王国でも最新技術の魔道列車で、この路線は最近走り始めたばかりでございます。これからこちらに乗っていただきます」 

おいおい、これは流石に⋯⋯⋯⋯ヴィクトワール王国より二歩も三歩も技術が進んでいるじゃないか?! 

そして案内された停車中の豪華な列車に乗り込み、車内を眺める。 

「まずいな」「まずいですね」 

シュクルの隣にいる王子も同じ事を考えていたみたいだ。 

「どうしてまずいのですか?この魔道列車?凄いですよ?」 

能天気そうな赤髪は放っておいて、王子と意見を交換する。 

「馬車に乗っていたのは二時間ほどでしたか?馬車の時速が七キロくらいとして、十四キロ⋯⋯」 

「ヴィクトワール王国から駅までが近すぎる」 

無いとは思うが、もしアーディ王国と戦争にでもなったら⋯⋯列車で人員も補給も運びまくれる。怖⋯⋯ 
鉄道網ってヤバいよね。まだ飛行機はないからアレだけど⋯⋯こりゃヴィクトワール王国の首脳陣がピリピリする訳だよ。今が従来の戦争と大きく変わる転換期かもしれないね。

「王子、この列車の時速は?それにどれくらいの駅と路線があるのか調べるべきですね」 

嫌だなぁ。きっと騎士団から近い所に駅があったり、軍事工場と繋がっていたりして⋯⋯

「うん。丁度ここに魔道列車の説明書があるね。読んでみるよ」 

しばらくすると列車が進みだした。 

「へぇ~スムーズに進むな。音もしないし、揺はあるが、それほどではない」 

「だね。勿論王族専用車だからというのもあるけど⋯⋯シュクルさん列車に詳しいね?」 

「⋯⋯⋯⋯」 

転生者だからな。だがどうやって説明するよ?シュクルが上手い言い訳を考えていると助け船のお姉さんが来た。 

「お飲み物はいかがでしょうか?各種果実水に紅茶、コーヒーに――」 

「「コーヒーで」」 

⋯⋯⋯⋯ん?王子はコーヒー派か?珍しいな。王族はなんとかフラッシュだか、〇〇産の春摘みだかの難しい紅茶だろ? 

「俺はりんごジュースで」「僕は紅茶で」 

赤い頭は赤い果実がいいらしい。フレデリックは紅茶だ。 飲み物って人格出るな。面白い。 
そして列車に揺られアーディ王国の王都、アマデウスに向かった。
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

zun
2025.11.27 zun

突貫着?貫頭衣では?

2025.11.27 亀野内アンディ

本当ですね!ありがとうございます。

解除

あなたにおすすめの小説

異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない

紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。 完結済み。全19話。 毎日00:00に更新します。 R15は、念のため。 自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)

異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん
ファンタジー
主人公は俺、43歳独身久保田トシオだ。 人生に疲れて自ら命を絶とうとしていた所、それに失敗(というか妨害された)して異世界に辿り着いた。 最初は夢かと思っていたこの世界だが、どうやらそうではなかったらしい、しかも俺は魔物使いとか言う就いた覚えもない職業になっていた。 おまけにそれが判明したと同時に雑魚魔物使いだと罵倒される始末……随分とふざけた世界である。 だが……ここは現実の世界なんかよりもずっと面白い。 俺はこの世界で仲間たちと共に生きていこうと思う。 これは、そんなしがない中年である俺が四苦八苦しながらもセカンドライフを楽しんでいるだけの物語である。 ……分かっている、『図鑑要素が全くないじゃないか!』と言いたいんだろう? そこは勘弁してほしい、だってこれから俺が作り始めるんだから。 ※他サイト様にも同時掲載しています。

転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~

ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。 異世界転生しちゃいました。 そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど チート無いみたいだけど? おばあちゃんよく分かんないわぁ。 頭は老人 体は子供 乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。 当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。 訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。 おばあちゃん奮闘記です。 果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか? [第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。 第二章 学園編 始まりました。 いよいよゲームスタートです! [1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。 話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。 おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので) 初投稿です 不慣れですが宜しくお願いします。 最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。 申し訳ございません。 少しづつ修正して纏めていこうと思います。

転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ

如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白? 「え~…大丈夫?」 …大丈夫じゃないです というかあなた誰? 「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」 …合…コン 私の死因…神様の合コン… …かない 「てことで…好きな所に転生していいよ!!」 好きな所…転生 じゃ異世界で 「異世界ってそんな子供みたいな…」 子供だし 小2 「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」 よろです 魔法使えるところがいいな 「更に注文!?」 …神様のせいで死んだのに… 「あぁ!!分かりました!!」 やたね 「君…結構策士だな」 そう? 作戦とかは楽しいけど… 「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」 …あそこ? 「…うん。君ならやれるよ。頑張って」 …んな他人事みたいな… 「あ。爵位は結構高めだからね」 しゃくい…? 「じゃ!!」 え? ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!

最安もふもふ三匹に名前をつける変な冒険者ですが、この子たちの力を引き出せるのは私だけです ~精霊偏愛録~

Lihito
ファンタジー
精霊に名前をつける冒険者は、たぶん私だけだ。 うさぎのノル、狐のルゥ、モモンガのピノ。三匹とも最安の契約で、手のひらに乗るサイズ。周りからは「手乗り精霊で何ができる」と笑われている。 でも、この子たちへの聞き方を変えるだけで、返ってくる答えはまるで違う。三匹の情報を重ねれば、上位の精霊一体では見えないものが見える。 上位パーティが三度失敗した大型討伐。私は戦わない。ノルに地中を、ピノに上空を、ルゥに地上を調べさせて、答えを組み上げる。 ——この世界の精霊の使い方、みんな間違ってませんか?

異世界で俺の初級魔法が最強でした。無自覚に絶望から救った美女やエルフたちに溺愛されています

仙道
ファンタジー
やり込んでいたゲームの世界に転移した俺、渉。この世界では、俺にとっての「初級魔法」が最高峰の威力だった。しかし、他の冒険者たちが雑魚モンスター1匹に苦労しているのを見て、「みんなわざと弱い魔法を使って戦闘を楽しんでいるんだな」と思い込む。空気を読んだ俺は、手加減をして平凡な冒険者を演じることにした。街で出会った気品ある貴族の娘セリアに猛アタックするも振られ、俺はすっぱりと諦める。 そんな中、歩くたびに大きく揺れる豊満な胸と、吸い付くような肉感的な太ももを持つ冒険者リナと出会う。彼女がモンスターに武器を壊され、冒険者としての誇りを踏みにじられそうになる絶望的な場面に遭遇。俺はつい初級魔法を放ち敵を一掃してしまう。「獲物を横取りしてしまった」と激しく後悔してそっけない態度をとる俺。だが、その態度が逆に「プライドを傷つけない大人の余裕」と誤解され、リナに激しく惚れられてしまう。彼女は柔らかく熱い体をためらいなく俺に押し付け、甘い吐息がかかる距離で猛烈なスキンシップをしてくるようになった。 その後も、俺は手加減を続けながら、絶望の淵にいたセリアや、可憐なエルフのエル、活発なエルフのルミを無自覚に救い出していく。俺は毎回「余計な手出しをしてしまった」と激しく後悔するが、ヒロインたちはそんな俺の強さと優しさにますます惹かれ、激しく溺愛してくる。なぜこんなに好かれるのか全く理解できないまま、俺は柔らかくていい匂いのする女の子たちに囲まれ、この異世界で生きていくことを決める。

異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。 【あらすじ】   異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。  それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。  家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。  十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。   だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。  最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。  この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。  そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。  そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。  旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。 ☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。 ☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。

魔法筆職人の俺が居なくなったら、お前ら魔法使えないけど良いんだよな?!

川井田ナツナ
ファンタジー
俺は慈悲深い人間だ。 だから、魔法の『ま』の字も理解していない住民たちに俺の作った魔法筆を使わせてあげていた。 だが、国の総意は『国家転覆罪で国外追放』だとよ。 馬鹿だとは思っていたが、俺の想像を絶する馬鹿だったとはな……。 俺が居なくなったら、お前ら魔法使えなくて生活困るだろうけど良いってことだよな??

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。