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第4章 魔導都市レーヴァテイン
もう一人変わるようです
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「お、おねえちゃん?」
軽く身じろぎをしたメーシェは、すぐに自分の視界と身体の自由が効かないことに、驚いたように身体を揺らした。
「くふっ。ようやくお目覚めかな、このじゃじゃ馬娘は」
メーシェが自分の支配下に置かれていることに、ドルトンは優越感を露わにした表情を見せた。
「この声!ドルトンさん?なんでこんなことするの?私より弱いくせに!」
駄々をこねた赤子のように、感情をむき出しにしたメーシェが叫ぶ。
「ふん!私が怖がっていたのはお前のスキルだけだ。そのスキルが手中に入ったとなれば、お前など怖くはない!」
ドルトンが怒りを込めた声で、右手を握りしめる。
「なにをっ⋯⋯!?」
メーシェを縛り上げている影が蛇の様にメーシェの身体を駆け上る。影はメーシェの首にまで辿り着くと、ギュッと締まり彼女の呼吸を奪った。
その力に、メーシェが苦しそうにもがき出す。
「やめろ!」
僕の言葉より早く、メーシェの首を覆っていた影はすぐに弱まった。
「ふふっ、殺しはしないですよ。そちらの出来損ないとは違って、こちらのメーシェは完成品なのですから」
ドルトンは小馬鹿にしたように、メーシェの『消失』を相殺しようと奮闘するフーシェを指さした。
「ん、んんっ!」
状況は不利だ。
ただでさえ、『限定進化』した姿になった時から負担を訴えていたフーシェだ。
今は4つの『神喰らい』が、かろうじてメーシェの『消失』を押さえているが、フーシェは存分に力を発揮できていないのか、ジリジリと板状に形を変えて迫る『消失』に押し切られようとしている。
「『魔力譲渡』!」
僕の叫びによって、白い光がフーシェと僕の身体を繋げると、急速に僕は体内の魔力を吸い取られる感覚を覚えた。
──これは、メーシェが初めて『限定進化』する時に感じた魔力の流れとほぼ同等だ。
「ん。漲ってきた、押し切る」
フーシェの瞳に力が宿る。
音もなく、さらに4つの『神喰らい』がフーシェの眼前に出現した。
「行って」
フーシェの命じるままに、拳大の『神喰らい』がドルトンに向けて飛翔する。
「ふむ、ならばこちらも」
パチンと、ドルトンが指を鳴らすと、3つ目の人の頭部程の『消失』が、ドルトンとメーシェの前に出現した。
それはまるで意思をもっているかのように、ブルッと一瞬震えると、まるで薄いシャボン玉の膜の様にドルトンとメーシェを守るように広がった。
──ジリッ
電流が走った様な音が響き、『神喰らい』と『消耗』がぶつかり合う。
「くうっ」
膜の内側から、メーシェの苦しそうな声が聞こえてきた。
「さすがに3つを同時に出現させるのは、少し負担ですか」
全く心配するような素振りも感じさせない、冷酷なドルトンの声が聞こえてくる。
「出来損ないとはいえ、流石はメーシェのプロトタイプ。これ程の力を持っているとは、このレーヴァテインを破滅に追いやっただけのことはありますね」
「!?」
ドルトンの言葉に、フーシェの動きが止まる。
「くっ、何を言って!」
僕は身体中から抜き取られる魔力に耐えつつ、ドルトンに叫ぶ。
「ふん、貴様達も見てきたでしょう。この町のあちこちに残る破壊の爪痕を。それらは、10年前に暴走したフーシェが作ったものですよ」
「ウソ⋯⋯」
明らかな動揺がフーシェから伝わってくる。
「都合の悪い記憶は自分で消しましたか?だが、やったことを消すことはできませんよ」
不安を煽るような、ねっとりとした口調。
『消失』の膜の内側で、その表情を伺うことはできないが、きっとドルトンは下卑た笑みを浮かべていることだろう。
「わ、私は⋯⋯」
フーシェの『神喰らい』の勢いが、明らかに落ちた。
「そうそう。貴方は魔族と人族の間に産まれたと聞いているでしょうが、それは、愛によって産まれた物ではありません。フーシェ、貴女は『神』を倒すことを目的とした実験の過程で作られた、所謂実験動物なのですよ」
「ち、違う!」
フーシェは強くドルトンの言葉を否定すると、『神喰らい』をドルトン達を守る『消失』に叩きつけた。
──ブンッ
2つの同質の力が激しく衝突する。
僕は一気に体内の魔力が抜け出るのを自覚する。
しかし、フーシェの動揺は『神喰らい』の本来の力をも減衰させたようだ。
4個の球体は、ドルトンの張る『消失』を破壊することなく消失してしまった。
「かはっ!」
フーシェの身体が小さく光る。
「フーシェ!」
僕は、フーシェを腕に抱くと跳躍する。
手の中で苦しそうな息を吐いたフーシェの身体が、みるみるうちに小柄な姿へと戻っていく。
それと同時に、板状に広がった『消失』を押さえていた『神喰らい』が、フーシェの変化に反応して霧散してしまった。
「ふん。やはり欠陥品のようですね」
ドルトンは、膜状に張っていた『消失』を球状に戻すと、僕の手の中で苦しげな表情を浮かべるフーシェを見ると蔑むように笑った。
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!会いたかった、会いたかったよ!」
視界を塞がれていたメーシェが、消耗しているにも関わらず声を張り上げた。
「私、頑張ったんだよ?お姉ちゃんより強くなるために!お姉ちゃんを殺すために。そうすれば、私は完全になれるから!」
要領を得ない、興奮した言葉がメーシェから溢れ出す。
「お兄ちゃんも嘘つき!楽しいことって言ってたのに!皆で私に嘘をつく」
ズキリとメーシェの言葉が、僕の胸にのしかかる。
「さて、では不躾な方々には退場してもらいましょうか。こうして、安全にメーシェを支配下に置かせてくれるなんて、むしろ感謝させてもらいたいくらいです」
ドルトンは、そう告げると右手を僕達に狙いをつけるように向ける。
板状だった『消耗』が形を変えて、槍の様な姿へと変える。
──!
次の瞬間、槍は一瞬にして針程の細さへと分裂した。
その本数は不明だが、僕らを狙う姿は針山のようだ。
「撃たせるか!」
『最適化するぜ』
脳内のセライが叫ぶ。
僕は抜け出る魔力の中、密かに溜めていた魔力を放つべく、左手にフーシェを抱いたままに右手を掲げた。
「『炎嵐』!」
『火球』を最大限までに高め、擬似的に最高位魔法へと切り替わった炎の嵐が魔法術式から放たれた。
「チッ!」
荒れ狂う炎の渦を防ぐべく、ドルトンは針に形を変えた『消耗』を手元に呼び戻すと、守備のために配置していた球状の消耗と合体させた。
巨大な盾となった『消耗』が、広範囲に吹き荒ぶ炎を受け止める。
炎は『消耗』に触れると、何事もなかったかのように巨大な熱量までをも消し去っていく。
「そのまま押しつぶしてあげますよ!」
今度は、スクリーン状に広がった『消耗』が、僕の眼前に迫った。
「させない!」
イスカの声が響いた瞬間。
僕とフーシェの身体に何かが巻き付くと、僕の視界は急速に流れた。
「ん」
腕の中でフーシェが小さく驚きの声を上げた。
グルンと視界が一周し、僕は自分に巻き付いているのが植物の蔓であることに気付いた。
視界の隅に、同様に蔓に縛られたローガンの姿が見えた。
あっという間に、僕達の身体はレーヴァテイン城の屋根の上へと降ろされる。
蔓は僕達が無事に屋根に着地したことを確認すると、優しく開放してくれた。
見上げると、そこにはイスカの姿があった。
──!
僕は視線の先のイスカの変化に戸惑ってしまった。
容姿は変わらない。
あの愛らしい長い耳も、スラリとした身体も全く変わりはしない。
だが唯一、あの吸い込まれる様な翡翠色をした瞳の右目だけが変わっていた。
金色の瞳。
それは、純粋なエルフ族だけが持つ確かな証。
その確たる証が、まるで光を放つかの如くイスカの虹彩を輝かせていた。
軽く身じろぎをしたメーシェは、すぐに自分の視界と身体の自由が効かないことに、驚いたように身体を揺らした。
「くふっ。ようやくお目覚めかな、このじゃじゃ馬娘は」
メーシェが自分の支配下に置かれていることに、ドルトンは優越感を露わにした表情を見せた。
「この声!ドルトンさん?なんでこんなことするの?私より弱いくせに!」
駄々をこねた赤子のように、感情をむき出しにしたメーシェが叫ぶ。
「ふん!私が怖がっていたのはお前のスキルだけだ。そのスキルが手中に入ったとなれば、お前など怖くはない!」
ドルトンが怒りを込めた声で、右手を握りしめる。
「なにをっ⋯⋯!?」
メーシェを縛り上げている影が蛇の様にメーシェの身体を駆け上る。影はメーシェの首にまで辿り着くと、ギュッと締まり彼女の呼吸を奪った。
その力に、メーシェが苦しそうにもがき出す。
「やめろ!」
僕の言葉より早く、メーシェの首を覆っていた影はすぐに弱まった。
「ふふっ、殺しはしないですよ。そちらの出来損ないとは違って、こちらのメーシェは完成品なのですから」
ドルトンは小馬鹿にしたように、メーシェの『消失』を相殺しようと奮闘するフーシェを指さした。
「ん、んんっ!」
状況は不利だ。
ただでさえ、『限定進化』した姿になった時から負担を訴えていたフーシェだ。
今は4つの『神喰らい』が、かろうじてメーシェの『消失』を押さえているが、フーシェは存分に力を発揮できていないのか、ジリジリと板状に形を変えて迫る『消失』に押し切られようとしている。
「『魔力譲渡』!」
僕の叫びによって、白い光がフーシェと僕の身体を繋げると、急速に僕は体内の魔力を吸い取られる感覚を覚えた。
──これは、メーシェが初めて『限定進化』する時に感じた魔力の流れとほぼ同等だ。
「ん。漲ってきた、押し切る」
フーシェの瞳に力が宿る。
音もなく、さらに4つの『神喰らい』がフーシェの眼前に出現した。
「行って」
フーシェの命じるままに、拳大の『神喰らい』がドルトンに向けて飛翔する。
「ふむ、ならばこちらも」
パチンと、ドルトンが指を鳴らすと、3つ目の人の頭部程の『消失』が、ドルトンとメーシェの前に出現した。
それはまるで意思をもっているかのように、ブルッと一瞬震えると、まるで薄いシャボン玉の膜の様にドルトンとメーシェを守るように広がった。
──ジリッ
電流が走った様な音が響き、『神喰らい』と『消耗』がぶつかり合う。
「くうっ」
膜の内側から、メーシェの苦しそうな声が聞こえてきた。
「さすがに3つを同時に出現させるのは、少し負担ですか」
全く心配するような素振りも感じさせない、冷酷なドルトンの声が聞こえてくる。
「出来損ないとはいえ、流石はメーシェのプロトタイプ。これ程の力を持っているとは、このレーヴァテインを破滅に追いやっただけのことはありますね」
「!?」
ドルトンの言葉に、フーシェの動きが止まる。
「くっ、何を言って!」
僕は身体中から抜き取られる魔力に耐えつつ、ドルトンに叫ぶ。
「ふん、貴様達も見てきたでしょう。この町のあちこちに残る破壊の爪痕を。それらは、10年前に暴走したフーシェが作ったものですよ」
「ウソ⋯⋯」
明らかな動揺がフーシェから伝わってくる。
「都合の悪い記憶は自分で消しましたか?だが、やったことを消すことはできませんよ」
不安を煽るような、ねっとりとした口調。
『消失』の膜の内側で、その表情を伺うことはできないが、きっとドルトンは下卑た笑みを浮かべていることだろう。
「わ、私は⋯⋯」
フーシェの『神喰らい』の勢いが、明らかに落ちた。
「そうそう。貴方は魔族と人族の間に産まれたと聞いているでしょうが、それは、愛によって産まれた物ではありません。フーシェ、貴女は『神』を倒すことを目的とした実験の過程で作られた、所謂実験動物なのですよ」
「ち、違う!」
フーシェは強くドルトンの言葉を否定すると、『神喰らい』をドルトン達を守る『消失』に叩きつけた。
──ブンッ
2つの同質の力が激しく衝突する。
僕は一気に体内の魔力が抜け出るのを自覚する。
しかし、フーシェの動揺は『神喰らい』の本来の力をも減衰させたようだ。
4個の球体は、ドルトンの張る『消失』を破壊することなく消失してしまった。
「かはっ!」
フーシェの身体が小さく光る。
「フーシェ!」
僕は、フーシェを腕に抱くと跳躍する。
手の中で苦しそうな息を吐いたフーシェの身体が、みるみるうちに小柄な姿へと戻っていく。
それと同時に、板状に広がった『消失』を押さえていた『神喰らい』が、フーシェの変化に反応して霧散してしまった。
「ふん。やはり欠陥品のようですね」
ドルトンは、膜状に張っていた『消失』を球状に戻すと、僕の手の中で苦しげな表情を浮かべるフーシェを見ると蔑むように笑った。
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!会いたかった、会いたかったよ!」
視界を塞がれていたメーシェが、消耗しているにも関わらず声を張り上げた。
「私、頑張ったんだよ?お姉ちゃんより強くなるために!お姉ちゃんを殺すために。そうすれば、私は完全になれるから!」
要領を得ない、興奮した言葉がメーシェから溢れ出す。
「お兄ちゃんも嘘つき!楽しいことって言ってたのに!皆で私に嘘をつく」
ズキリとメーシェの言葉が、僕の胸にのしかかる。
「さて、では不躾な方々には退場してもらいましょうか。こうして、安全にメーシェを支配下に置かせてくれるなんて、むしろ感謝させてもらいたいくらいです」
ドルトンは、そう告げると右手を僕達に狙いをつけるように向ける。
板状だった『消耗』が形を変えて、槍の様な姿へと変える。
──!
次の瞬間、槍は一瞬にして針程の細さへと分裂した。
その本数は不明だが、僕らを狙う姿は針山のようだ。
「撃たせるか!」
『最適化するぜ』
脳内のセライが叫ぶ。
僕は抜け出る魔力の中、密かに溜めていた魔力を放つべく、左手にフーシェを抱いたままに右手を掲げた。
「『炎嵐』!」
『火球』を最大限までに高め、擬似的に最高位魔法へと切り替わった炎の嵐が魔法術式から放たれた。
「チッ!」
荒れ狂う炎の渦を防ぐべく、ドルトンは針に形を変えた『消耗』を手元に呼び戻すと、守備のために配置していた球状の消耗と合体させた。
巨大な盾となった『消耗』が、広範囲に吹き荒ぶ炎を受け止める。
炎は『消耗』に触れると、何事もなかったかのように巨大な熱量までをも消し去っていく。
「そのまま押しつぶしてあげますよ!」
今度は、スクリーン状に広がった『消耗』が、僕の眼前に迫った。
「させない!」
イスカの声が響いた瞬間。
僕とフーシェの身体に何かが巻き付くと、僕の視界は急速に流れた。
「ん」
腕の中でフーシェが小さく驚きの声を上げた。
グルンと視界が一周し、僕は自分に巻き付いているのが植物の蔓であることに気付いた。
視界の隅に、同様に蔓に縛られたローガンの姿が見えた。
あっという間に、僕達の身体はレーヴァテイン城の屋根の上へと降ろされる。
蔓は僕達が無事に屋根に着地したことを確認すると、優しく開放してくれた。
見上げると、そこにはイスカの姿があった。
──!
僕は視線の先のイスカの変化に戸惑ってしまった。
容姿は変わらない。
あの愛らしい長い耳も、スラリとした身体も全く変わりはしない。
だが唯一、あの吸い込まれる様な翡翠色をした瞳の右目だけが変わっていた。
金色の瞳。
それは、純粋なエルフ族だけが持つ確かな証。
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