感染症が大流行している中でのスポーツ大会

ヤマシヤスヒロ

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感染症が大流行している中でのスポーツ大会

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「マーク、ぼくも、感染してしまったよ」
「あの大会に出たのが失敗だったよね」
と、ジミーは、マークに言った。
「ぼくもだよ、ジミー」
「ぼくも感染してしまったよ」
「国に帰ってきてから、熱が出たんだ」
と、マークは、ジミーに言った。
「たいへんなことだよね」
マークは、深刻な顔をしてジミーの顔を見ながら、言った。
 マークとジミーは、その惑星のカリメア国の格闘技の選手であり、パンジャ国のオキョトという都市であった世界的なスポーツ大会であるリオンクッピに参加したのである。
そのリオンクッピでは、世界中のスポーツ選手が集まり、競技をするのである。
 そのリオンクッピは、1年前に開催される予定だったのであるが、その年のはじめに、カブンという都市から拡がったナロコウイルスによる感染症により、次の年に延期されたのである。
 次の年になってもその感染症の流行は、収まらなかったが、パンジャ国の委員会では、だれもリオンクッピの中止を言い出すことができず、そのまま、時は過ぎていき、感染症の大流行が起こっている中での開催となってしまったのである。
 リオンクッピが開催されている間、世界中の体力があるスポーツ選手が集まり、その中には、多くの無症状でナロコウイルスに感染している人がいたのである。
 体力があり、免疫力が強い、スポーツ選手に感染しているナロコウイルスは、感染力が強いウイルスに変異しているので、非常に危険なウイルスになっているのである。
 2週間のリオンクッピが終わり、選手たちがそれぞれの国に帰ったわけであるが、選手たちは、おみやげに感染力が強いウイルスを持ち帰ってしまったのである。
 ナロコウイルス感染症は、さらなる大流行、第2のパンデミックを引き起こしてしまったのである。
 パンジャ国のオキョトという都市であったリオンクッピ大会を中止にしなかったパンジャ国に第2のパンデミックを引き起こした責任があるとして、世界中の国から非難と賠償金を請求されたのであった。

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