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162 託児所の子供達が通う箱庭と箱庭移動の経路。
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――こうして、最後に薬師たちも紹介したり、食事処へ案内せねばならない為、わたくしは居住地を中心に説明することにしましたわ。
すると、中に入ると何やら何時もと違う気がしますわね……。
また箱庭のレベルが上がったのかしら?
「どうなさいました?」
「いえ、箱庭のレベルが上がったようですわ。後で確認しますので大丈夫です。これから向かう先は子供達を連れてやってくる食事処ですわ。無論見学したい年頃の子が居ましたら、先生が付いて来てあげてくださいませ」
「「「「「分かりました」」」」」
「では、こちらが居住地エリアとなりますわ」
驚かない様にと前もって言われていたのでしょう、皆さん唇を噛みしめて何とか堪えているようでしたが――居住地の余りの広さに皆さん口を開けて呆然としてますわね。
そこで、手をパンパンと鳴らすと我に返った皆さんが「凄いですね」と口にしていらっしゃいます。
「預かっている子供たちの汚れがひどいようでしたら、こちらに温泉がありますので入らせていただいても構いませんし、入れ替わりで先生たちが交代する際にも入って貰って構いませんわ。疲労回復効果の抜群な温泉でしてよ」
「それはとてもありがたいです」
「ちゃんと温泉に入った後は飲み物もお出ししますので、交代が終わったらゆっくり為さってくださいませ。ではまずは一番よくいく食事処へと案内しますわ」
そう言うと、近づいていくにつれて食事処がレベルアップしているのが分かりましたわ。
今居る人数分だけではなく、余分に子供も大人も含めて60人は座れる食事処が更に追加されていますわね。
箱庭の神様? 少々やりすぎな気もしますけれど有難うございますわ。
「リディア様! なんか揺れとかそんなのが一切無くて、急に箱庭のレベルが上がったみたいです!」
「ええ、わたくしも驚きましたわ」
「子供達への説明はお年寄りたちがしてくれています」
「とても助かりますわ!」
「あの……箱庭って、レベルアップするものなんですか?」
「わたくしの箱庭に限り……かも知れませんわね。その辺りは不明ですの」
「そうですか、とても羨ましいです」
では気を取り直して。
「こちらが食事処になりますわ。昼食の時間はお昼12時、夜子供を預かる方は、子供がご飯を食べて来ていないのでしたら、夜19時から開いていますわ。食べさせに来て下さいませ」
「「「「分かりました」」」」
「また、御風呂に入っていない健康な子供を御風呂に入れて貰うのも仕事になりますわ。何も言わずともお年寄りたちや保護している子供たちが手伝って下さるとは思いますが、宜しくお願いしますわね。赤ちゃん用のバスタブも用意しておきますわ。温泉は奥に見える滝が5つあって、小屋のようになっている場所が温泉ですわ」
「「「「分かりました」」」」
「また、年上の子供達は仕事にも興味があると思いますの。作業小屋が幾つもありますから、見学するのはいつでも構いませんわ。でもお仕事の邪魔をしない様に見ていてくださいませね」
「「「はい」」」
「お勉強は海沿いにあるあの小屋で行いますわ。どうやらもう一つ増えているようですのでそちらでさせますから、来られたら教えてくださいませ。わたくしは皆さんが入ってきた池の前に良くいますので。いない時は教室まで行って貰って構いませんわ」
「「「「分かりました」」」」
「あとは、週3回か4回でしたらこの広い砂場で思いきり遊ばせても構いませんわ。転んでも痛くはありませんし、ボール遊びも大丈夫ですわよ。海は危険ですので入らせない様にしてくださいませ」
「「「「はい」」」」
「では、最後に薬師を紹介しますわね」
そう言うと、最後の薬師小屋に向かい、事情を話すと皆さんは快く頷いてくださいましたわ。
特にラキュアス君は正義感が強いので、きっと子供達の為のお薬を沢山作ってくれるでしょう。
こうして、わたくしと、今はいないカイル、そして薬師全員にブレスレットが行き渡ると、今日の案内は終わりですわ。
「後日追加で来られる20人に対しては、わたくしも説明はしたいんですが忙しい身で、皆さんが伝えてくださると助かりますわ」
「「「「はい」」」」
「まずは王太子領から始めようと思いますの。ポスター作りや庶民街にミレーヌさんの箱庭に通じる道を作らねばならないので、ミレーヌさんは箱庭に住んで頂いて結構ですわ」
「宜しいのですか?」
「ええ、部屋はありますので、一旦は其方へ。家賃は無論要りませんわ。今日は荷物を取りに行って貰って構いません。アイテムボックスをお渡ししておきます。新しく独身用のアパートが出来上がったらそちらに移動してくださりませ」
「有難うございます!」
「他の皆様で独身の方はおられませんでしょうし、各自家から通って下さいませね」
「「「「はい」」」」
こうしてある程度の形も箱庭での説明も終わり、丁度良く戻ってきたロキシーお姉ちゃんとライトくんに事情を説明すると、王太子領の庶民の住宅街に沢山ポスターを貼ってきてくれることになりましたの。
しおりもついでに作ってくるとの事で、わたくしが話した内容をシッカリと覚えたライトくんが、しおりも頼んできてくれるなんて、出来た義弟ですわ!
こうして、皆さんが王太子領に戻ったところで、やっと安堵の息を吐けましたわ。
さて、暗くなる前にやらねばならない事はありますわ!
箱庭のチェックは明日するとして、ミレーヌさんの庭に遊具を用意しましょう!
用意する物は、すべり台に鉄棒、ブランコは安全に子供達が座って遊べるタイプにして、簡易的なジャングルジムは回るようにしましょう。
それに、大きな子供が遊べるボールの数々に、前世で言うバスケットボールのゴールも幾つか用意しながら過ごしていると、ミレーヌさんが現れましたわ。
「凄い……あっという間なんですね」
「ええ、ロストテクノロジーを使えばあっという間ですわ。でもこれだけの遊具を置いても広いこの箱庭は、流石ですわね」
「いえ、私は自分の箱庭にプライドを持っていましたが……リディア様の箱庭を見たらプライドが無くなりました」
「あら、箱庭は己の想像力が原動力だと思ってますの。もし羨ましいと思ったのでしたら、この箱庭はもっと素晴らしい物になりますわ!」
「そう……でしょうか」
「ええ、わたくしの箱庭は、住んでいる人、あとはこれから来るであろう子供達の幸福に合わせるように成長します。皆さんは、わたくしの箱庭に住む神様の仕業だと言ってますわ」
「箱庭に住む……神様」
「わたくしも最近は思いますの、きっとわたくしの箱庭には神様が住んでいらっしゃるんだろうなと」
「……そうなんですね。わたしの箱庭にも、神様は生まれてくださるでしょうか」
「わたくしでも何とも言えませんが、幸せな空間には神様がやってくると思っていますわ」
「ふふふ、リディア様はまるで聖母のような方ですね」
「あら、わたくし結構ヤンチャですのよ?」
「ふふふふふ! では明日またこちらに来てお世話になりますが宜しくお願いします」
「ええ、出来れば早い時間帯にきてくれると助かるわ。朝食を一緒にどうかしら?」
「是非!」
こうして、ミレーヌさんと一緒に箱庭に戻り、帰宅したカイルからの報告と、ライトさんからの報告を聞くことになりましたの。
すると――。
すると、中に入ると何やら何時もと違う気がしますわね……。
また箱庭のレベルが上がったのかしら?
「どうなさいました?」
「いえ、箱庭のレベルが上がったようですわ。後で確認しますので大丈夫です。これから向かう先は子供達を連れてやってくる食事処ですわ。無論見学したい年頃の子が居ましたら、先生が付いて来てあげてくださいませ」
「「「「「分かりました」」」」」
「では、こちらが居住地エリアとなりますわ」
驚かない様にと前もって言われていたのでしょう、皆さん唇を噛みしめて何とか堪えているようでしたが――居住地の余りの広さに皆さん口を開けて呆然としてますわね。
そこで、手をパンパンと鳴らすと我に返った皆さんが「凄いですね」と口にしていらっしゃいます。
「預かっている子供たちの汚れがひどいようでしたら、こちらに温泉がありますので入らせていただいても構いませんし、入れ替わりで先生たちが交代する際にも入って貰って構いませんわ。疲労回復効果の抜群な温泉でしてよ」
「それはとてもありがたいです」
「ちゃんと温泉に入った後は飲み物もお出ししますので、交代が終わったらゆっくり為さってくださいませ。ではまずは一番よくいく食事処へと案内しますわ」
そう言うと、近づいていくにつれて食事処がレベルアップしているのが分かりましたわ。
今居る人数分だけではなく、余分に子供も大人も含めて60人は座れる食事処が更に追加されていますわね。
箱庭の神様? 少々やりすぎな気もしますけれど有難うございますわ。
「リディア様! なんか揺れとかそんなのが一切無くて、急に箱庭のレベルが上がったみたいです!」
「ええ、わたくしも驚きましたわ」
「子供達への説明はお年寄りたちがしてくれています」
「とても助かりますわ!」
「あの……箱庭って、レベルアップするものなんですか?」
「わたくしの箱庭に限り……かも知れませんわね。その辺りは不明ですの」
「そうですか、とても羨ましいです」
では気を取り直して。
「こちらが食事処になりますわ。昼食の時間はお昼12時、夜子供を預かる方は、子供がご飯を食べて来ていないのでしたら、夜19時から開いていますわ。食べさせに来て下さいませ」
「「「「分かりました」」」」
「また、御風呂に入っていない健康な子供を御風呂に入れて貰うのも仕事になりますわ。何も言わずともお年寄りたちや保護している子供たちが手伝って下さるとは思いますが、宜しくお願いしますわね。赤ちゃん用のバスタブも用意しておきますわ。温泉は奥に見える滝が5つあって、小屋のようになっている場所が温泉ですわ」
「「「「分かりました」」」」
「また、年上の子供達は仕事にも興味があると思いますの。作業小屋が幾つもありますから、見学するのはいつでも構いませんわ。でもお仕事の邪魔をしない様に見ていてくださいませね」
「「「はい」」」
「お勉強は海沿いにあるあの小屋で行いますわ。どうやらもう一つ増えているようですのでそちらでさせますから、来られたら教えてくださいませ。わたくしは皆さんが入ってきた池の前に良くいますので。いない時は教室まで行って貰って構いませんわ」
「「「「分かりました」」」」
「あとは、週3回か4回でしたらこの広い砂場で思いきり遊ばせても構いませんわ。転んでも痛くはありませんし、ボール遊びも大丈夫ですわよ。海は危険ですので入らせない様にしてくださいませ」
「「「「はい」」」」
「では、最後に薬師を紹介しますわね」
そう言うと、最後の薬師小屋に向かい、事情を話すと皆さんは快く頷いてくださいましたわ。
特にラキュアス君は正義感が強いので、きっと子供達の為のお薬を沢山作ってくれるでしょう。
こうして、わたくしと、今はいないカイル、そして薬師全員にブレスレットが行き渡ると、今日の案内は終わりですわ。
「後日追加で来られる20人に対しては、わたくしも説明はしたいんですが忙しい身で、皆さんが伝えてくださると助かりますわ」
「「「「はい」」」」
「まずは王太子領から始めようと思いますの。ポスター作りや庶民街にミレーヌさんの箱庭に通じる道を作らねばならないので、ミレーヌさんは箱庭に住んで頂いて結構ですわ」
「宜しいのですか?」
「ええ、部屋はありますので、一旦は其方へ。家賃は無論要りませんわ。今日は荷物を取りに行って貰って構いません。アイテムボックスをお渡ししておきます。新しく独身用のアパートが出来上がったらそちらに移動してくださりませ」
「有難うございます!」
「他の皆様で独身の方はおられませんでしょうし、各自家から通って下さいませね」
「「「「はい」」」」
こうしてある程度の形も箱庭での説明も終わり、丁度良く戻ってきたロキシーお姉ちゃんとライトくんに事情を説明すると、王太子領の庶民の住宅街に沢山ポスターを貼ってきてくれることになりましたの。
しおりもついでに作ってくるとの事で、わたくしが話した内容をシッカリと覚えたライトくんが、しおりも頼んできてくれるなんて、出来た義弟ですわ!
こうして、皆さんが王太子領に戻ったところで、やっと安堵の息を吐けましたわ。
さて、暗くなる前にやらねばならない事はありますわ!
箱庭のチェックは明日するとして、ミレーヌさんの庭に遊具を用意しましょう!
用意する物は、すべり台に鉄棒、ブランコは安全に子供達が座って遊べるタイプにして、簡易的なジャングルジムは回るようにしましょう。
それに、大きな子供が遊べるボールの数々に、前世で言うバスケットボールのゴールも幾つか用意しながら過ごしていると、ミレーヌさんが現れましたわ。
「凄い……あっという間なんですね」
「ええ、ロストテクノロジーを使えばあっという間ですわ。でもこれだけの遊具を置いても広いこの箱庭は、流石ですわね」
「いえ、私は自分の箱庭にプライドを持っていましたが……リディア様の箱庭を見たらプライドが無くなりました」
「あら、箱庭は己の想像力が原動力だと思ってますの。もし羨ましいと思ったのでしたら、この箱庭はもっと素晴らしい物になりますわ!」
「そう……でしょうか」
「ええ、わたくしの箱庭は、住んでいる人、あとはこれから来るであろう子供達の幸福に合わせるように成長します。皆さんは、わたくしの箱庭に住む神様の仕業だと言ってますわ」
「箱庭に住む……神様」
「わたくしも最近は思いますの、きっとわたくしの箱庭には神様が住んでいらっしゃるんだろうなと」
「……そうなんですね。わたしの箱庭にも、神様は生まれてくださるでしょうか」
「わたくしでも何とも言えませんが、幸せな空間には神様がやってくると思っていますわ」
「ふふふ、リディア様はまるで聖母のような方ですね」
「あら、わたくし結構ヤンチャですのよ?」
「ふふふふふ! では明日またこちらに来てお世話になりますが宜しくお願いします」
「ええ、出来れば早い時間帯にきてくれると助かるわ。朝食を一緒にどうかしら?」
「是非!」
こうして、ミレーヌさんと一緒に箱庭に戻り、帰宅したカイルからの報告と、ライトさんからの報告を聞くことになりましたの。
すると――。
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