いちゃらぶ話あつめました

桜羽根ねね

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おもらし姿に興奮中

後編

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*****


「……ん、ぅ…………」

 腹部をじわりと襲う緩やかな尿意を感じて、オレの意識は静かに浮上した。

 枕元の時計はまだ早朝の時間を指していて、隣で寝息を立てている南田が起きる気配はない。もぞ、と足を動かすと穿かされているおむつの感触を嫌でも感じてしまい、思わず尿意が増す。これが普通の下着だったらこんなことは起きないんだろうけど、一度粗相をしてしまったことも手伝って、オレの脳内は次第に放尿のことでいっぱいになってしまった。寝る前に飲んだお茶の利尿作用が効いているのか、さざ波のように押し寄せてくるそれが段々と強くなっていく。

 我慢出来ない程ではないものの、自然と身体は前屈みになってしまう。
 寝ている南田を無視してトイレに行く、という考えは何故か浮かばなかった。そんな正当な判断をする前に、オレの口は勝手に動き出していたから。

「……南田、みなみだ、起きてくれ」
「……」
「南田っ」
「……んぁ、……あー……、きたふじ……?」

 寝起きの低くて掠れた甘い声にどきりとしつつ、うっすらと目を開ける南田に急いで話しかける。
 湧き上がる尿意はもう我慢が出来ないくらい膨れ上がっていて、足をぎゅっと閉じて手で股間を押さえつけている現状が恥ずかしくて堪らない。……これからそれ以上に恥ずかしいことをするのだと思うと、顔から火を吹きそうだ。

「……南田、その、……出したい、から……っ」
「…………出したい、ね」

 くぁ、と欠伸を噛み殺した南田の目に鋭い光が宿る。この色は、……だめだ。情事を彷彿とさせる、意地悪な獣の瞳。情欲に溢れたそれで縫い付けられてしまえば、オレは捕食されるのを待つしかない。
 もっと気力があったら抵抗出来ていただろうけど、今のオレは尿意に抗うことで精一杯だ。

「何をしたいのか言えたら、やっていいよ?」
「……なに、を……って」

 たぷたぷと尿を溜め込んだ膀胱と、はっきりとしない思考が判断を狂わせる。

 言えたら出していいのなら、言わなきゃいけない、よな。

「……おしっこ、したい……」
「どこに?」
「…………おむ……つ、に」
「へぇ、北藤はおむつにおもらしする変態なんだぁ」
「っ……」
「……ちゃんと言えたから、ほら、漏らしていいよ」
「やっ、今、押されたら……っんん!!」

 ぐっ、と戯れるように下腹を押されて、元々弱かった堤防は呆気なく決壊した。

 シュイイイィィッ♡

「ひゃ、……んん、ぅ、……あ、出て、るぅ……、南田、おしっこ……出ちゃってる、……っあ♡」
「しょわしょわ可愛い音が漏れてるね。……たっぷり出していいよ」
「んうっ♡」

 目と鼻の先に迫った南田の顔。あ、と思う暇もなく、がぶりと唇を食べられた。そのままちゅうっと吸われると、尿の勢いがジョロッと増す。だめだ、どうしよう、気持ちいい。するりと足を絡められて、南田と密着する体勢になった後も、放尿はなかなか止まらない。

 奇妙な高揚感と、背徳感と、羞恥心。色んな感情がまぜこぜになって、身体をびくびくと震えさせる。

「んぁ、……っふ、朝から、がっつき……すぎ、だ……っはぅ♡」
「ふふ、北藤も、出しすぎてるじゃん」
「……お、お茶のせい、だ……っん!」

 咥内に侵入してきた舌に上顎を舐められて、身体からとろりと力が抜ける。そのままくちゅくちゅと熱同士を絡め合わせて、奪い合うように吸いあっていく。

 しょわ……と残滓を吐き出して、ようやく長いおもらしが終わるまで、オレ達はひたすら唇を味わっていた。

 気持ちいいのはキスであって、お漏らしじゃない。誰に言うでもないそんな言い訳は、喉の奥へと消えていった。

「……っん、この調子で、おねしょ出来るようになってみる?」
「そっ、んなの、……ぜったい、嫌だからな」
「嘘ばっかり。そんな蕩けた顔しちゃってさぁ」
「っ、……う♡」
「ま、ゆっくり攻めてくからいいけど。取り敢えず今日一日はおむつ穿くこと」
「……は?」
「サルエルだったらバレないでしょ。あぁ、レーパンは駄目かな?でも、ロードで走りながら漏らす北藤の姿も唆りそう」
「へっ、変な想像をするな南田!」
「その変な想像で反応してるのは誰かな~」

 ぐりっと固くなったちんこ同士が布越しおむつ越しに触れ合って、一気に顔に熱が溜まる。確かに大きくなってしまっている自分のちんこが、恥ずかしくてどうしようもない。濡れたおむつがぐしゅりと小さく音を立てるのも相まって、もう羞恥でしにたいくらいだ。

「まだ朝早いし、一発イっとく?」
「……エロ親父め」

 小さく罵りながらも否定の言葉が出ないオレを見て、南田は愉しそうに笑みを深めた。やられてばかりなのが悔しくてその口角が上がった唇に噛み付くと、ねっとりと濃厚なキスで十倍返しにされてしまった。

 ……あまりにも情けなくて南田には言えなかったけど、……キスで腰が抜ける体験をしたのは、この日が初めてだ……♡


☆☆☆☆☆


 うだうだと考えていた頃が嘘のように、今の北藤は完全に漏らすことに快感を覚えている。

 俺が言わなくても自分から「おしっこ、したい……」やら「その、おむつ……替えて?」やら言ってくるようになったし。

 俺と二人きりのトレーニングルームで、おむつだけ穿いた北藤がペダルを漕ぎながらお漏らしした時は、北藤以上に俺が興奮しちゃった。
 含みきれなかった尿が太股を伝って落ちていくのが、すっごくエロかったなぁ。今思い出してもにやけちゃうや。

 困ることといったら、セックスする度に漏らすようになっちゃったことかな?まあ、それも最初驚いただけで、次からは色々準備するようになったけど。

 射精した後に気持ちよさそうに放尿する北藤は、自分が漏らしていることに気付いていないのか、だらしなく足を開いたまま見せつけてくるんだよね。漏らしてる途中なのも構わずに第二ラウンドに突入することも多いけど、おかしいことじゃないはずだ。

「……南田?考え事……か?」
「ん~。北藤のこと考えてた」
「そ、そうか。……みなみ、っ……ん♡……おねが……だからぁ、これ、取って……♡」
「だーめ。それ取ったら漏らしちゃうでしょ?」
「はうっ♡」

 北藤のおちんちんからひょっこり顔を覗かせるブジーを弾くと、蕩けきった甘ったるい匂いがぶわりと広がった。ずっと好きなように漏らさせてきたから、たまには我慢もさせないとね。

「……あぁ、そうだ。北藤、今度利尿剤試してみる?」
「っ、ふ……、りにょ……ざい?」
「そ。副作用はなかったから安心していいよ」
「…………考えて、みる……♡」

 ふにゃりと微笑んだ北藤の瞳は、どろりとした欲の色できらきらと輝いていた。考えるなんて言ってるけど、答えなんて決まってるようなもんだね。

 それにしても、軽く失言しちゃった俺の言葉にも気付かないくらいとろっとろになってるなぁ。まぁ、そこが可愛くてえっちで堪んないんだけど。

 ──さぁて。

 以前はジュースに少しだけ溶かした利尿剤、今度は口移しで飲ませてあげようかな。
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