聖衣の召喚魔法剣士

KAZUDONA

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10  ギルドへ

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 ルナフレアに着替えを手伝ってもらい、カリナの準備は完了した。自室で彼女の準備を待つことにしたのだが、「すぐに行くので城の入口で待っていて下さい」と言うので、カリナは独り城の入口を出て待っていた。

 晴れ晴れとした良い天気である。見張りの衛兵に挨拶をし、軽く会話を交わす。

「カリナ様、今日はおめかしをされてどこかへお出かけですか?」

「ああ、ちょっとギルドまでね。それと城下でショッピングとかもしてみたいと思って。どこか美味しい店とかあったら教えてくれないか?」

「それでしたら、商業区にあるアンティークというお店がお洒落で人気がありますよ。普通の食事にデザートやお酒まで揃っています。ってカリナ様にはお酒はまだ早いか」

 そう言って若い衛兵は笑った。確かにこの見た目ではアルコールを飲むのは止められそうである。中身は成人男性なのだが、アバターの見た目に周りの反応が引っ張られるのは仕方がないことだろう。

「だとしたら、私は一生お酒が飲めないのでは……?」

 PCは肉体の変化がない。カリナはずっと今の小柄な少女の見た目のままなのである。これにはさすがに肩を落とした。
 元々リアルではスポーツ好きな健康な男である。酒も煙草もやらない。そう考えるとそこまで深刻な問題ではないのかもしれないが、大人数で宴会などがないとも言えない。そのときに独りだけちびちびとソフトドリンクを飲むのは何だかもの悲しいとは思った。

「まあまあ、カリナ様もその内成長しますから。そのときにお酒を嗜んでみてはいかがですか?」

 成長しないんだよなぁ……。カリナはそう思いながら衛兵の言葉に相槌を打っておいた。

「今日はお一人ですか?」

「いや、従者のルナフレアと約束している。今は彼女の準備を待っているんだよ」

「ああ、あの綺麗な妖精族の。いいですよね、滅多に外では見ないけど我々の間では人気ですよ。あの神秘的な雰囲気がいいですよねー」

 自分の知らないところでルナフレアが人気者になっている。まあ買い出しなどがあれば彼女も城下に出ることもあるし、城内を歩くこともあるだろう。カリナは自分の侍女が密かな人気があることに嬉しくなったが、変な虫がつかないようにも注意しなければならない、と勝手に思うのであった。

 衛兵の青年と話していると、内側から城門が開いて、中からルナフレアが現れた。そしてカリナはその姿に目を奪われた。

 白い清楚なロングのワンピースに薄い水色のカーディガンを羽織り、黒に白いフリルを施した日傘を差した彼女は誰もが足を止めて二度見してしまうような美しさと清潔さを醸し出していた。

「すみません、カリナ様。お待たせしてしまいましたか? いざ着替えるとなるとなかなか決まらなくて……」

 カリナも衛兵の青年もルナフレアの姿に見入っていた。

「ああ、いや、そんなことないぞ。丁度そこの衛兵と世間話をしていたし、いいお店も紹介してもらったしね」

「そうですか? あの、それで、どうですか? 私の格好、変じゃないでしょうか?」

「ああ、いや、凄く似合って……」

「とても似合ってます! いやーこんな美人の私服を見れて満足です!」

 カリナが感想を言おうとしていたのを衛兵の言葉が遮った。まあ、興奮する気持ちはわからなくはない。カリナも内心その美しさに言葉を失ったからである。

「あ、あはは、ありがとうございます。でも私はカリナ様の意見を聞きたいのですが」

 その言葉に青年はがっくりとうなだれた。これは厳しい。彼女には全く眼中になかったのであろう。だが、この態度なら悪い虫などつかないだろうとカリナは安堵した。

「で、どうですか? カリナ様」

「うん、凄く似合ってるよ。白いワンピースが清楚さを表現してるし、水色の薄手のカーディガンが白によく映えている。日傘もお洒落で服装にマッチしてるし、文句なしに満点だな」

 正直女性の服装にそこまで詳しい訳ではないが、カリナの口からは彼女を褒める言葉がスラスラと出て来た。お世辞なしの素直な感想だった。

「まあ、それは嬉しいです。では参りましょうか。先ずはギルドに用事があったのですよね?」

「ああ、じゃあ行こうか」

 ルナフレアは左手に日傘を持ち、空いた右手でカリナの左手を取った。

「ああ、何て羨ましい……。では気を付けて行ってらっしゃいませ」

「ありがとう、教えてくれた店にも行ってみるよ」

 衛兵の羨望の眼差しを受けながら二人は城下へと歩み出した。


 ◆◆◆


 城を出てから東にある商業区に向かう。綺麗に舗装された道なりに様々な店舗が立ち並び、華やかな印象を受ける。冒険者用の武器防具屋、レストランにファッションショップや小物店など、多種多様なお店が存在している。

 且つてはここまで賑わってはいなかった。この100年の間にNPCが普通に生活を営む現実の街のようになっていたのである。

「これほど賑わっているとはなあ。カシューは頑張っているんだな」

「ここには私もよく食材などを買いに来たりもしますよ。いつも賑わっていて活気があって私は好きです。あ、そろそろギルドに着きますよ」

 大通りを歩いていると一際目立つ大きな建物が目に入った。入り口には「ギルド総合組合」と書いてある。以前は冒険者ギルドだったのだが、どのように変わったのだろうかとカリナは頭を捻った。

「以前は冒険者、製造、商人などのギルドが別々になっていたんですが、各々が相互に関係する依頼があるので、ややこしいということで一つの建物に全ての機能を統合したということらしいですよ」

 ルナフレアの説明を聞いて、カリナはなるほどと思った。各種ギルドの依頼が一箇所に集まれば、逐一別のギルドへ足を運ぶ必要もなくなる。

「そうか、それで昔のギルドカードが今は使えなくなったと。だったら仕方ないのか」

「そういうことになるんでしょうね。だから今のカードは全ての機能を統合したものになっているはずですよ」

「なるほど、まあとりあえず入ってみようか」

 ギルドの両開きの大きな扉を開けて中に入ると、周囲の目線が一瞬にして二人にくぎ付けになった。小柄だがファンシーな衣装を着たとんでもない美人と、清楚な格好をした淑女を体現したかのような美女である。「何だ何だ?」「あの美人なお嬢さん方は誰だ?」と、そこかしこで噂話がされているのが聞えて来る。どうにも居心地が悪くて、カリナはさっさと冒険者ギルドの受付を探すことにした。

「ギルドへようこそ。初めての方ですか? どちらの組合に御用ですか?」

 ミニスカートのメイド服に似た接客服を着たショートカットの女性が話しかけて来てくれた。

「ああ、冒険者のギルドに用事があってね。それにしてもここは広いな……」

「そうですねー、入り口から左から商業ギルド、製造者ギルド、採集関係、その隣はレストランで、一番右奥が冒険者ギルドになっていますよ。それにしてもこんな可愛いお客さんが冒険者なんて珍しいですねー」

「説明ありがとう。じゃあ右奥のカウンターでいいんだな。それにしても珍しいものなのか?」

「そりゃあ、冒険者なんて荒くれ者が大半ですからねー。こんな可愛い女の子が冒険者なんて珍しいに決まっていますよー」

 笑いながら従業員が話す。まさかよくある変な冒険者に絡まれたりしないだろうな、とカリナは少し気を引き締めた。

「カリナ様は可愛らしいですからね。そんな方が冒険者なんていうのは確かに珍しいかもですね。ともあれ、陛下からの用事もありますからさっさと向かいましょう」

「ああ、そうだな」

「じゃあご案内しますね」

 従業員に案内されて右奥のカウンターへと向かう。その途中でギルド中のテーブルに腰掛けていた冒険者達がカリナ達をジロジロと見た。絡まれるようなことはなく、寧ろ彼女達の美しさに目を奪われていたという感じであった。

「はい、ここがカウンターです。ではまた。何か注文がありましたらいつでもお呼び下さいねー」

 従業員は明るく言うとホールの方へと戻って行った。周囲を見ると、訪問者達は何かしら飲み食いしている。色々な機能が詰まっていて便利だなとカリナは思った。
 
 受付に立つと中から受付嬢の制服を着た女性がカウンター越しにやって来た。

「こちらは冒険者ギルドの受付です。私は受付嬢のアナマリアです。以後お見知りおきをお願いしますね。今日はどういったご用件でしょうか?」

 快活な印象の女性が出迎えてくれた。先ずはこれまでのギルドカードを見せてみる。

「新しく登録したいんだけど、Cランク以上ないと他国には仕事で入れないと聞いたからね。それとこのカードはもう効力はないってのは本当なのか?」

 古いギルドカードを受付嬢に渡す。Aランクの記載があるそれをじっと見るアナマリナ。

「これはかなり古いものですね。過去にギルドが個別に設置されていた頃のものですよ。悪魔襲来があって多くの犠牲が出たためにギルドの構成を見直して一から作り直したんです。もうこれは効力がありませんね……」

 カシューから聞いてはいたが、苦労してAランクまであげた証拠が紙くずになってしまったショックは大きい。

「では新規での登録になりますが、それだとFランクからですね」

 やはりそうなるか。だがそれは想定内である。そこでカシューから渡された書簡を見せる。

「これの中身を見て欲しいんだけど」

「はい、え?! この印はカシュー国王陛下からの書簡?! ちょっ、少々お待ちください!」 

 書簡を手にしたアナマリアはバタバタと奥に走って行ってしまった。

 暫く待つと、奥からアナマリアが戻って来た。

「特殊な事例なので、ギルマスが面会されるそうです。なので此方の扉から奥の部屋にどうぞ」

 並んだカウンターの真ん中になる扉をアナマリアが開けてくれて、二人はそこからギルドの奥へと入って行った。

 そこには待合室の様な造りの豪華な部屋があり、そこのソファーに腰掛けていた壮年の男性がカリナ達を出迎えてくれた。案内してくれたアナマリアも同席することになった。

「これはこれはよく来てくれましたな。カーズ王国騎士団長の妹君カリナ様。私はここの冒険者組合のギルドマスターを務めているステファンと申します。あなたのことは陛下からの書簡から知りました。他国への任務に赴くために特別にCランクを与えて欲しいとのことでした。なるほど、陛下からのお言葉であれば断ることはできませんね」

 さすがカシューである。根回しはバッチリであるように思われた。カリナとルナフレアは嬉しそうな顔をする。

「しかしですな、いくら陛下の頼みとは言えこれまで任務を苦労してこなして来た他の冒険者達には申し訳が立たなくなるのです。カリナ様は召喚士と魔法剣士であると知りました。ですが召喚士は今や目にするのも珍しい職業です。その実力がどのようなものなのかを見極めなくてはなりません」

 召喚士が絶滅危惧種で珍しいというのは聞かされている。だが力を示せとはどういうことであろうか。

「カリナ様は偉大な召喚士です。ギルドマスター、あなたのその発言は陛下への反逆とも捉えかねないものですよ!」

 ルナフレアが珍しく感情的になった。使える主君の力を疑われて頭に来たのだろう。だが、カリナはこのステファンの言うことも間違っていないと感じた。国王の意見一つでランクを好きにいじられてはギルド側も困惑するだろう。

「これは証拠にならないか?」

 カリナは過去のAランクのカードを見せた。それを手に取り、ステファンはふむふむと何か考えているようだった。

「過去のカードとはいえ、元々Aランクの実力はあると……。それでは此方が用意した冒険者と模擬戦を行ってもらえますか? 相手はBランクギルドですが、元Aランクならば楽勝でしょう。どうされますか?」

「あんたの言い分も分かる。それに特別扱いは周りの連中も納得はしないだろうしな。私もそれだとあまり気分が良くない。だったらちゃんと実力で証明するよ」

 カリナの返事にステファンはニヤリと笑った。ルナフレアは融通が利かないギルマスにイライラしている様だったが、カリナが実力を示せば何の問題もないことがわかり、安心したようだった。自分が仕えてきた人物は、その辺の野良冒険者などに負けるはずがないからである。

「カリナ様の慈悲深さに免じて反逆罪は通達しないでおきましょう。ですが、後悔しても知りませんよ。私の主は凄まじい強さですからね」

「ああ、誰でもいい。さっさと始めよう。この後は彼女と用事が詰まっているんだ」

 そう言うと左拳を右手の掌に打ち付けた。

「わかりました。では模擬戦をやりましょう。アナマリア、グレイトドラゴンズを呼びなさい」

 ああ、冒険者グループのギルド名ってことかと理解したカリナは、同時になんてダサい名前なんだと思った。

 模擬戦が幕を開ける。
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