貴方の隣に居てもいいですか?

手遅れマッキー(旧 来栖祐翔)

文字の大きさ
4 / 7

過去編んんん!!シリアスです

しおりを挟む
佐久間 空は私の元パートナーで、元トップアイドルのSORAとして活動していた。

まずは私と彼の出会いから話そうか。

それは、私が作曲家としてデビューしてすぐの事だった。私は今も務めているGrazioso entertainmentグラツィオーゾ エンターテイメントの新人アイドルSORAの専属作曲家を命じられた。私は初めての大仕事にドキドキしていた反面とても緊張していた。

社長に連れられて、私のパートナーがいるという部屋に行く。
「一華、彼をトップアイドルにするのが君の仕事だ。ここでは作曲の天才少女ではなくてただの成本一華としてがんばりなさい。」
彼に会う前社長がそう言った。それは社長の思いやりだった。
天才という重圧に押しつぶされそうになっていた私にとってその言葉はとても嬉しいものだった。

そうして、とうとう着いた。

コンコン

「失礼します。」
部屋に入ると、物凄いイケメンがいた。
「あ、来たのか。えっと、君が俺の作曲家さん?」
と、彼が尋ねてきた。
「はい。本日より専属の作曲家になりました。成本一華です。よろしくお願い致します。」

「うん。宜しくね。俺は佐久間 空。アイドルのSORAとして活動しているんだ。宜しく。でも、嬉しいなー。こんな可愛い子が俺の曲を作ってくれるなんて」
そう言ってニコニコと笑っている。
すると社長が辛辣な言葉を言った。

「あまり調子に乗ってると痛い目を見るぞ。気を引き締めなさい。」
「う、それを言わないでくださいよー」
しょぼんとした彼を見て思わず笑みがこぼれた。
「あ、やーっと笑った」
そういうと彼は私の前に立つと言った。
「ずっと仏頂面だったから俺のこと嫌いなのかと思った。」
慌ててかえす。
「え、いや、そんな!!佐久間さんと会うのがとても緊張してて・・・」
「空」
「え?空、ですか?いい天気ですけど・・・。」
ブフォという音がしたのでそちらの方を見ると社長が口を手で覆い全力で笑いをこらえている。
「・・・フッ、・・・ふははは!!もうダメ・・・っ!やばいこの子めっちゃおもしろい!!気に入った。」
そう言って佐久間さんも噴き出した。

え、私なにかした!?

オロオロしていると、社長が笑いながら言ってきた。
「一華・・・っふ・・・こいつは名前で呼んで欲しかっただけだよ・・・ふふっ」

「え!?そうだったんですか!?ご、ごめんなさい!!」

そう言って頭を下げる。すると空さんがポン、と私の頭に手を置いて言った。
「大丈夫。でもこれからはそれって呼んでくれよ?」
「はい!!」
元気よく返事する。


~後書き~
一華ちゃんの天然が只今 \( ̄^ ̄)/ 参上!!な回ですね。過去編は暫く続くと思います。過去編の最後らへんはめっちゃシリアスだと思いますがよろしくお願いします。
この作品恋愛大賞に参加中です。投票ボタンにポチッ&感想とか頂けたらめっちゃ喜んで調子に乗ってアップすると思うのでぜひともよろしくお願いします。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

王族の言葉は鉛より重い

Vitch
恋愛
 フォークライン公爵の娘であるミルシェ。  彼女は間違い無く公爵の血を引く娘だった。  あの日までは……。

幼馴染の許嫁

山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。 彼は、私の許嫁だ。 ___あの日までは その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった 連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった 連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった 女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース 誰が見ても、愛らしいと思う子だった。 それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡 どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服 どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう 「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」 可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる 「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」 例のってことは、前から私のことを話していたのか。 それだけでも、ショックだった。 その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした 「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」 頭を殴られた感覚だった。 いや、それ以上だったかもしれない。 「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」 受け入れたくない。 けど、これが連の本心なんだ。 受け入れるしかない 一つだけ、わかったことがある 私は、連に 「許嫁、やめますっ」 選ばれなかったんだ… 八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。

そんなに相談女の方が良ければお好きにどうぞ。邪魔な私たちはいなくなりますので

日々埋没。
恋愛
 貴族令嬢のカナデアは学園で初めてできた友人ミーナからある日突然裏切られる。 「うぇーん、お友達があたしのことを生意気だってイジメるのぉ。あーあ、優しく男の子に慰めてほしいなぁー」  と相談女を装いつつ男漁りを始めたミーナの流す嘘に騙され、カナデアもまた仲の良かった令息たちからも白い目で見られることとなる。  そんなある日、一つの婚約破棄事件をきっかけにカナデアは他にもミーナの被害にあった令嬢たちと一緒に休学を決意する。  傷心旅行と称してしばしバカンスを楽しんでいたカナデアたちは、やがて都合の良い引き立て役を用意できなくなったミーナの愚行とその末路を耳にすることになり……。

壊れていく音を聞きながら

夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。 妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪 何気ない日常のひと幕が、 思いもよらない“ひび”を生んでいく。 母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。 誰も気づきがないまま、 家族のかたちが静かに崩れていく――。 壊れていく音を聞きながら、 それでも誰かを思うことはできるのか。

平手打ちされたので、婚約破棄宣言に拳でお答えしました

Megumi
恋愛
婚約破棄を告げられ、婚約者に平手打ちされた——その瞬間。 伯爵令嬢イヴの拳が炸裂した。 理不尽に耐える淑女の時代は、もう終わり。 これは“我慢しない令嬢”が、これまでの常識を覆す話。

【完結】離縁されたので実家には戻らずに自由にさせて貰います!

山葵
恋愛
「キリア、俺と離縁してくれ。ライラの御腹には俺の子が居る。産まれてくる子を庶子としたくない。お前に子供が授からなかったのも悪いのだ。慰謝料は払うから、離婚届にサインをして出て行ってくれ!」 夫のカイロは、自分の横にライラさんを座らせ、向かいに座る私に離婚届を差し出した。

没落寸前でしたが、先祖の遺産が見つかったおかげで持ち直すことができました。私を見捨てた皆さん、今更手のひらを返しても遅いのです。

木山楽斗
恋愛
両親が亡くなってすぐに兄が失踪した。 不幸が重なると思っていた私に、さらにさらなる不幸が降りかかってきた。兄が失踪したのは子爵家の財産のほとんどを手放さなければならい程の借金を抱えていたからだったのだ。 当然のことながら、使用人達は解雇しなければならなくなった。 多くの使用人が、私のことを罵倒してきた。子爵家の勝手のせいで、職を失うことになったからである。 しかし、中には私のことを心配してくれる者もいた。 その中の一人、フェリオスは私の元から決して離れようとしなかった。彼は、私のためにその人生を捧げる覚悟を決めていたのだ。 私は、そんな彼とともにとあるものを見つけた。 それは、先祖が密かに残していた遺産である。 驚くべきことに、それは子爵家の財産をも上回る程のものだった。おかげで、子爵家は存続することができたのである。 そんな中、私の元に帰ってくる者達がいた。 それは、かつて私を罵倒してきた使用人達である。 彼らは、私に媚を売ってきた。もう一度雇って欲しいとそう言ってきたのである。 しかし、流石に私もそんな彼らのことは受け入れられない。 「今更、掌を返しても遅い」 それが、私の素直な気持ちだった。 ※2021/12/25 改題しました。(旧題:没落貴族一歩手前でしたが、先祖の遺産が見つかったおかげで持ち直すことができました。私を見捨てた皆さん、今更掌を返してももう遅いのです。)

噂(うわさ)―誰よりも近くにいるのは私だと思ってたのに―

日室千種・ちぐ
恋愛
身に覚えのない噂で、知らぬ間に婚約者を失いそうになった男が挽回するお話。男主人公です。

処理中です...