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不自由
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「ゴホッ、ケホッ! ……ゴホン、ケフッ……!」
息が出来ない、胸をかきむしりながら潤一郎は目を覚ました。時折、発作のように呼吸が出来なくなる。生来のものだから仕方がないとあきらめていたけれど。
荒い呼吸を落ち着かせて、ようやく潤一郎は自分を取り戻した。午前六時、ああもう起きる時間か。今日は週三回行っている絵画教室の授業がある日だった。気怠い身体を無理やり起こして、窓を見れば快晴。朝の空気は冷えていて吸い込みすぎると胸が痛くなるから……そこでふと思い出した、昨晩からの同居人のことだった。
「おはようございます、先生」
着替えて居間に行けば身なりを整えたいとが開け放った障子の向こうにある縁側を越えて手入れのされていない庭をじっと見つめている。洗濯物と一本の桜の木、今年の桜ももうだいぶ散ってしまった。
「はやいな、もう起きていたのか」
「目が冴えてしまって、お部屋から見る夜明けはとても綺麗でした。東京はビルが多くって」
「ここは山に近いからな」
「お寺の鐘の音も聞こえますね」
静かな街の朝の風景、こうやって誰かと『朝』を始めたのは潤一郎にとっては久しぶりのことで、少し戸惑っている。
「いと、朝食は何がいい?」
***
潤一郎が人影のないバス停で駅に向かうバスを待ってもう十分がたつ。ただでさえこの辺りのバスは三十分に一本しか来ないのに、早めに家を出てきてよかったと潤一郎は空を仰ぐ。そこにはどこからか舞ってきた桜の花、いとは自宅で留守番をしている。
『すみません、私、料理出来ないんです……家事は全部亡くなった祖父がしてくれていました。でも、私に家事を教えてください。お役に立ちますからどうかこの家から追い出さないで、先生』
そんな言葉を泣きそうな顔をしていとは言った。別に追い出しはしないが、あの歳でどこにも帰るところがないなんて。不憫だ、そんな感情が潤一郎の心に響く。まだ二十歳にもなっていないだろうに。しかしそれぞれの家庭に理由はあるもので、それは潤一郎にも共感するところがある。
早くに両親を亡くした潤一郎を育ててくれたのは父方の祖父母だった。彼らは絵を描くことをひどく反対して、仕方がなく潤一郎は深夜三時まで薄暗い部屋で静かにデッサンをしていたものだ、二人に気づかれないように。
ようやくやってきたバスに乗り込んで潤一郎は最寄り駅まで向かう。午前八時、駅前の絵画教室の授業は十時からだ。その絵画教室には様々な年代の生徒が集まって来る、時には周りに反対されてもどうしても絵を諦めきれなかったというものも。そんな生徒を見る度に潤一郎は共感を覚えて、なんとも言えない気持ちになるのだった。
駅前は今日もそれなりに騒がしい、しかし東京のそれとはちょっと違って都会にはない希望やロマンも混ざっている。楽しいことは良いことだ、息抜き出来なければ救われない。絵画教室の鍵を開けて潤一郎は教室の空気の入れ替えをして、また少し咳き込んだ。病弱な少年は大人になってもあまり変わらないようで、しかし潤一郎の病院嫌いはあの雲雀にすら怒られるものだった。放っておいてくれ、そう言い返せば数倍の言葉が返って来る。どちらかと言うと平坦な感情で生きている潤一郎はそんな雲雀が羨ましい。何を考えているのかわからないとか、表情が読めないから近づき難いとか。そんな人々が多い中でいとは潤一郎と暮らしたいと言った。確かに帰る家がなければ仕方がないが、嫌いな人間とは一緒には暮らさないだろう。今度この街を一緒に歩いて紹介しよう。まだまだ知らないいとのことだ。それもこれからお互いにわかり合って行けたら……。
***
潤一郎の出かけた家ではいとが一人本棚をのぞいていた。携帯電話も持っておらず、友達すらいない。勝手に触って悪かったと思いつつも潤一郎の本棚から彼の手がけた画集を数冊取り出して熱心に見ている。雲雀の家にはなかった本が一冊、それにはまるで食い入るように。美しく儚いその画風にいとは強く心惹かれ、ページをめくってはため息をつく。水無月静潤こと皆月潤一郎、想像とは違った人だった。一人でいることを好んでさっさと追い出されてしまうかと思っていたが、彼は文句の一つも言わずいとのために朝食を作っておやつにとおにぎりを二つおいていってくれた。潤一郎の作ったおにぎりは彼の手指が長いせいか大きくて、いとは少し笑いながら残さないように食べ終える。もっと話をしてみたい、雲雀のように聞いていないことも流れるように話して止まらない、そんな人ではなさそうだった。静かな家で生の芸術に触れるとはなんて贅沢なことか。そう言えば祖父との暮らしも静かだった……、なんてそんなことをも思い出した。
幼い頃両親が離婚して、親権をもった父は無責任に祖父にいとを預けて何処かに行ってしまった。実の母の顔も知らない、連絡先も……。学校に行けば行ったでその容姿を女のようだとからかわれて、小学校高学年からはもうずっと不登校で過ごした。祖父は黙ってそんないとに古本屋で買って来た文学小説を与える。わからない漢字は辞書で調べるように、そう言って幼い頃から小難しい純文学を読み、どうにか漢字だけは理解出来るようになった。祖父が亡くなったのは今年の一月、持病が悪化してあっという間に別れはやって来た。誰にも連絡がつかないまま、ようやく遠縁と言う男性に連絡をして一通りのことは済んだものの、その男性は『うちに金銭的余裕はないから……』とだけ言って帰宅していとは一人になった。祖父の貯金通帳には数万円、そのお金を引き出していとは単身上京する決意をする。東京に行けば仕事くらいあるだろう。暮らしていた九州の田舎街は静かで良かったけれど、中学もまともに通っていないいとは噂の中心でこの街では外れものと言っても良い。いとは幼くも孤独だった。
***
「はい、水無月先生、質問があります」
「なんですか?」
「ここのりんごの影のつけ方なんですけど……」
今日の絵画教室の生徒は七人、画家を目指すフリーターや子育ての終わった女性など、街中の学校とは少し変わった空気をしていた。潤一郎が『講師・水無月静潤』として勤めて一年半、この教室はいつも穏やかだった。
今日は静物デッサンの授業だ。試行錯誤しながら懸命に絵に触れる生徒に潤一郎の心も騒ぐ。出来ることならば一緒に生徒として参加したいとか。皆、絵を描くことが好きでここにいるのだ。その感情は潤一郎だって変わらない。
一人前に講師と名乗る潤一郎だが、実は祖父母に反対されながら入った中高の美術部以降、誰かに師事した経験はない。大学は国立大学の文学部で卒業後は公務員として就職した。しかし一年が経った頃たて続いて祖父母が亡くなり、潤一郎はあまりに早く一人になってしまった。孤独を良しとしていたわけではないが、どこか肩の荷が下りて感情のまま公務員を辞めてしまう。その代わりに幼い頃からずっと憧れていた画家を目指して絵を描き出した。昼間はペンキ塗りのアルバイトをして、空いた時間はひたすらに絵を描き続ける。永年の失った自由を取り戻すように……。
しかし彼の絵はなかなか評価されずに数年が経ってしまった。もうアパートの家賃を三ヶ月も払っていないのに……この作品が誰の目にも止まらなかったらもう絵を描くのはやめよう、その決意で潤一郎は最後の絵を描く。応募したのは小さな公募展、受賞どころかほとんどその絵に対しては反応がなくポツリと寂しく飾られている。しかし、そこで突然一人の派手な男が声をあげた。
「おい、この絵を描いたのは君か、いままで一体どこに隠れていたんだい?」
「は?」
「この絵だよ、どうしていままで誰にも評価されなかったんだ!」
潤一郎の胸ぐらをつかんだ雲雀群童はその頃から雲雀群童だった。その迫力に負けて座り込んだ潤一郎、彼はその日を境に速度を増した運命に飲み込まれて行く。
息が出来ない、胸をかきむしりながら潤一郎は目を覚ました。時折、発作のように呼吸が出来なくなる。生来のものだから仕方がないとあきらめていたけれど。
荒い呼吸を落ち着かせて、ようやく潤一郎は自分を取り戻した。午前六時、ああもう起きる時間か。今日は週三回行っている絵画教室の授業がある日だった。気怠い身体を無理やり起こして、窓を見れば快晴。朝の空気は冷えていて吸い込みすぎると胸が痛くなるから……そこでふと思い出した、昨晩からの同居人のことだった。
「おはようございます、先生」
着替えて居間に行けば身なりを整えたいとが開け放った障子の向こうにある縁側を越えて手入れのされていない庭をじっと見つめている。洗濯物と一本の桜の木、今年の桜ももうだいぶ散ってしまった。
「はやいな、もう起きていたのか」
「目が冴えてしまって、お部屋から見る夜明けはとても綺麗でした。東京はビルが多くって」
「ここは山に近いからな」
「お寺の鐘の音も聞こえますね」
静かな街の朝の風景、こうやって誰かと『朝』を始めたのは潤一郎にとっては久しぶりのことで、少し戸惑っている。
「いと、朝食は何がいい?」
***
潤一郎が人影のないバス停で駅に向かうバスを待ってもう十分がたつ。ただでさえこの辺りのバスは三十分に一本しか来ないのに、早めに家を出てきてよかったと潤一郎は空を仰ぐ。そこにはどこからか舞ってきた桜の花、いとは自宅で留守番をしている。
『すみません、私、料理出来ないんです……家事は全部亡くなった祖父がしてくれていました。でも、私に家事を教えてください。お役に立ちますからどうかこの家から追い出さないで、先生』
そんな言葉を泣きそうな顔をしていとは言った。別に追い出しはしないが、あの歳でどこにも帰るところがないなんて。不憫だ、そんな感情が潤一郎の心に響く。まだ二十歳にもなっていないだろうに。しかしそれぞれの家庭に理由はあるもので、それは潤一郎にも共感するところがある。
早くに両親を亡くした潤一郎を育ててくれたのは父方の祖父母だった。彼らは絵を描くことをひどく反対して、仕方がなく潤一郎は深夜三時まで薄暗い部屋で静かにデッサンをしていたものだ、二人に気づかれないように。
ようやくやってきたバスに乗り込んで潤一郎は最寄り駅まで向かう。午前八時、駅前の絵画教室の授業は十時からだ。その絵画教室には様々な年代の生徒が集まって来る、時には周りに反対されてもどうしても絵を諦めきれなかったというものも。そんな生徒を見る度に潤一郎は共感を覚えて、なんとも言えない気持ちになるのだった。
駅前は今日もそれなりに騒がしい、しかし東京のそれとはちょっと違って都会にはない希望やロマンも混ざっている。楽しいことは良いことだ、息抜き出来なければ救われない。絵画教室の鍵を開けて潤一郎は教室の空気の入れ替えをして、また少し咳き込んだ。病弱な少年は大人になってもあまり変わらないようで、しかし潤一郎の病院嫌いはあの雲雀にすら怒られるものだった。放っておいてくれ、そう言い返せば数倍の言葉が返って来る。どちらかと言うと平坦な感情で生きている潤一郎はそんな雲雀が羨ましい。何を考えているのかわからないとか、表情が読めないから近づき難いとか。そんな人々が多い中でいとは潤一郎と暮らしたいと言った。確かに帰る家がなければ仕方がないが、嫌いな人間とは一緒には暮らさないだろう。今度この街を一緒に歩いて紹介しよう。まだまだ知らないいとのことだ。それもこれからお互いにわかり合って行けたら……。
***
潤一郎の出かけた家ではいとが一人本棚をのぞいていた。携帯電話も持っておらず、友達すらいない。勝手に触って悪かったと思いつつも潤一郎の本棚から彼の手がけた画集を数冊取り出して熱心に見ている。雲雀の家にはなかった本が一冊、それにはまるで食い入るように。美しく儚いその画風にいとは強く心惹かれ、ページをめくってはため息をつく。水無月静潤こと皆月潤一郎、想像とは違った人だった。一人でいることを好んでさっさと追い出されてしまうかと思っていたが、彼は文句の一つも言わずいとのために朝食を作っておやつにとおにぎりを二つおいていってくれた。潤一郎の作ったおにぎりは彼の手指が長いせいか大きくて、いとは少し笑いながら残さないように食べ終える。もっと話をしてみたい、雲雀のように聞いていないことも流れるように話して止まらない、そんな人ではなさそうだった。静かな家で生の芸術に触れるとはなんて贅沢なことか。そう言えば祖父との暮らしも静かだった……、なんてそんなことをも思い出した。
幼い頃両親が離婚して、親権をもった父は無責任に祖父にいとを預けて何処かに行ってしまった。実の母の顔も知らない、連絡先も……。学校に行けば行ったでその容姿を女のようだとからかわれて、小学校高学年からはもうずっと不登校で過ごした。祖父は黙ってそんないとに古本屋で買って来た文学小説を与える。わからない漢字は辞書で調べるように、そう言って幼い頃から小難しい純文学を読み、どうにか漢字だけは理解出来るようになった。祖父が亡くなったのは今年の一月、持病が悪化してあっという間に別れはやって来た。誰にも連絡がつかないまま、ようやく遠縁と言う男性に連絡をして一通りのことは済んだものの、その男性は『うちに金銭的余裕はないから……』とだけ言って帰宅していとは一人になった。祖父の貯金通帳には数万円、そのお金を引き出していとは単身上京する決意をする。東京に行けば仕事くらいあるだろう。暮らしていた九州の田舎街は静かで良かったけれど、中学もまともに通っていないいとは噂の中心でこの街では外れものと言っても良い。いとは幼くも孤独だった。
***
「はい、水無月先生、質問があります」
「なんですか?」
「ここのりんごの影のつけ方なんですけど……」
今日の絵画教室の生徒は七人、画家を目指すフリーターや子育ての終わった女性など、街中の学校とは少し変わった空気をしていた。潤一郎が『講師・水無月静潤』として勤めて一年半、この教室はいつも穏やかだった。
今日は静物デッサンの授業だ。試行錯誤しながら懸命に絵に触れる生徒に潤一郎の心も騒ぐ。出来ることならば一緒に生徒として参加したいとか。皆、絵を描くことが好きでここにいるのだ。その感情は潤一郎だって変わらない。
一人前に講師と名乗る潤一郎だが、実は祖父母に反対されながら入った中高の美術部以降、誰かに師事した経験はない。大学は国立大学の文学部で卒業後は公務員として就職した。しかし一年が経った頃たて続いて祖父母が亡くなり、潤一郎はあまりに早く一人になってしまった。孤独を良しとしていたわけではないが、どこか肩の荷が下りて感情のまま公務員を辞めてしまう。その代わりに幼い頃からずっと憧れていた画家を目指して絵を描き出した。昼間はペンキ塗りのアルバイトをして、空いた時間はひたすらに絵を描き続ける。永年の失った自由を取り戻すように……。
しかし彼の絵はなかなか評価されずに数年が経ってしまった。もうアパートの家賃を三ヶ月も払っていないのに……この作品が誰の目にも止まらなかったらもう絵を描くのはやめよう、その決意で潤一郎は最後の絵を描く。応募したのは小さな公募展、受賞どころかほとんどその絵に対しては反応がなくポツリと寂しく飾られている。しかし、そこで突然一人の派手な男が声をあげた。
「おい、この絵を描いたのは君か、いままで一体どこに隠れていたんだい?」
「は?」
「この絵だよ、どうしていままで誰にも評価されなかったんだ!」
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