60 / 69
近未来編
閑話.アリータのお食事
しおりを挟む
ギルド依頼が終わった翌日、部屋にはアリータと怜央が居た。
他のメンバーは講義やら用事やらで出っ張っていて、部屋には2人だけの状況。
今がチャンスと踏んだアリータは自分のベットの端に座り、怜央を呼んだ。
「ねぇ……ちょっと」
「ん?」
アリータはちょいちょいと手招きし、怜央はアリータの前まで来た。
「何?」
怜央がそう尋ねると、アリータは無言で横に移動し、怜央が座れる場所を用意した。
ここに座れという意味を理解した怜央はアリータの横に促されるまま座る。
「どうしたの?」
アリータは目の前の壁から視線を動かさず、声だけで応える。
「あの時の約束……忘れていないでしょうね?」
「あの時の約束……?」
「私がギルドに入る条件のことよ……!」
「あーあれね。覚えてるよ。え? 今、血吸いたいの? さっき朝飯食べたばかりなのに」
「アンタらの食べる飯は言わば嗜好品みたいなものよ。私にとっての本当の食事は血だけだわ 」
「ふーん? まあいいけど、はい」
怜央は隣のアリータに向けて腕を差し出した。
怜央のその行為には、多少恥ずかしくて顔向けしてなかったアリータも思わず振り向いた。
「はい……じゃないわよ! どこの世界に血を吸わせるとき腕を差し出すバカがいるのよ! ……たくっ」
「えー、じゃあどこから吸うの?」
「……もういいからほら、真ん中に移動して」
アリータは1人立ち上がると怜央を真ん中の方へと移動させる。
言われるがまま横にずれた怜央に、アリータは対面する形で跨った。
「お、おいアリータ……」
「普通吸血鬼が血を吸う所といったら1つでしょ……」
アリータは怜央に密着し、首筋に口を付けるため視界からズレた。
怜央はアリータと重なる身体部分にじんわりとした熱を感じ、わずかに香る上品な香水に鼻腔をくすぐられた。
「これちょっと恥ずかしいんだけど……」
「静かにしてればすぐ終わるわよ……」
お互いが羞恥心を抑えながらこの行為に臨んでいた。
踏ん切りをつけたアリータは、怜央の首筋にそっと唇を這わせた。
もぞもぞと移動させながら1番薄いベスト吸血ポジションを見つけると、牙をくい込ませる前に舌で湿らす。
怜央は柔らかな唇に加え、唾液のしたたる舌先の感触に、悶々とした感情が押し寄せる。
ましてやこの姿勢。
色々とまずかった。
「ちょ、なんで舐め――はよやって!」
「――うっさいわね! 痛みを感じにくくさせてあげてるのに! そんなに言うならもう良いわ、一気に行くからね!」
「え、ちょっ、優しく――」
アリータは恥ずかしさと苛立ちで、思い切り牙を突き立てた。
瞬間、怜央は想像してたより遥かに強い痛みに、身体はビクンッと反応した。
「痛ッ!!!!?!?」
アリータは暴れる怜央を持ち前の筋力で押さえつけながら、黙々と吸血行為に及ぶ。
そこにはもう、アリータから羞恥心は感じられない。
ただ本当にうまい、極上のご飯に舌づつみするが如く夢中になっていたのだ。
アリータが血に夢中になっている最中、片や怜央は涙を目に湛えていた。
(ぐっ……こんなに痛いとは思って無かった……! )
怜央の算段では献血程度の、針に刺される程度の痛みを想像していた。
だが考えてみれば尖った歯は針よりずっと太い。
痛くて当たり前だったのだ。
(俺は……やめる! 週一でこんなことやってられっか!!)
怜央はアリータという人材と、それに伴う週一の激痛を比較衡量し、痛みの方が嫌だという結論に至った。
だが、その状態が数分続くと痛みも和らぎ冷静な判断力も戻る。
よくみてみれば一生懸命自分の血を啜るアリータに、若干の愛苦しさを覚え始めてさえいた。
怜央は雰囲気に流されて、そっと抱えるように手を回すが無事払われてしまう。
それにちょっとした寂しさを覚えつつも、10分ほどしてこの行為は終わった。
◆◇◆
「……ふぅ。ご馳走様」
「お粗末様。――でももうちょっとどうにかならない?めっちゃ痛いんだけどこれ」
「そんなこと知ってるわよ。だから最初、麻酔成分のある唾液で痛みを和らげてあげようとしたのに、アンタうるさいんだもの」
「は!? いやそれもうちょっと早く言って!? 本当に痛かったんだからね?」
「言ったわよ! それなのにアンタが急かすから!」
怜央は不必要な痛みを受けていたことに絶句して思わず顔を覆った。
「なんてこった……」
「ま、自業自得ってことね」
アリータもアリータで、そうならそうとしっかり下準備してくれてもよかったのではないか。
今回の激痛はアリータによる理不尽な行いのせいでもあると考えた怜央は、やや強気に交渉を迫った。
手始めにボソリと呟く。
「3週間……」
「ん?」
「これからは3週間に1回だけだ……」
「は……はぁ!? ちょっと、何を言って」
怜央は手のひらを向けて言葉を遮ると、ゆっくりと窓際に近づき、外を見下ろしながら背中を向けて語った。
「想像してたよりずっっっっと痛かった。これには耐えられそうにない」
「だ、だから、次からはちゃんとしてあげるわよ!」
アリータの声音から焦りの感情を感じ取った怜央は、壁に寄りかかって一層強気に攻めた。
「だめだ……交渉は一切受け付けない」
怜央がここまで言うのは先の手を払われた件が関わっている訳ではない。
拒絶されて傷付いたから少し意地悪してやろうという訳ではないのだ。
決して。
「ふ、ふーん? そんなこと言うんだ? じゃあ残念だけど、この超絶優秀なギルドメンバーを失うことになってしまうわね? 貴方はそれでもいいのかしら?」
アリータも一転攻勢、自分の価値を武器に対抗してきた。
だが怜央は確信する。
先程のアリータの夢中っぷり。
以前の様子も含めると、アリータは俺の血にどハマりした可能性が高い――と。
だからこそ強気の攻めができる。
「構わんぞ」
「――えっ!? ちょ、ちょっと……」
「あえてもう一度言おう、構わん。アリータは意地悪してわざと痛くしたろ? 性格悪い人はうちのギルドにはちょっとなー」
「だ、だからそれはアンタが――」
「言い訳する人も嫌い」
「あ……うぅ……」
取り付く島もないアリータは若干半べそ気味でたじたじになっていた。
流れは完全に怜央の側に来ている。
こうなればもう、あと一押しで完全に抑え込めるだろう。
だが怜央とて鬼畜ではない。
勝利を確信した怜央はお互いにとってWIN-WINの関係になれるよう調整を始めた。
「――まあ、確かにここ何回か一緒にいて、アリータには助けられた部分もあったかな」
「……! そ、そうでしょ? ほら、私は有用な人材――」
「調子に乗らない」
「ぅう……」
「んで、今までの活躍を考慮したら、やっぱり2週間に1度くらいならいいかなって。――条件付きで」
「条件って……何よ……」
アリータは余程、怜央の血が吸えなくなるのが困るらしく、物凄く弱気で従順な姿勢だ。
「うむ。まずはやはり、ギルドに残ってもらうこと。次に、痛くしないこと。そして、血をあげるタイミングは俺が決めます」
「それじゃ、最悪……2週間以上吸えないこともあるんじゃ……」
「俺の体調もあるからまあ……。でも大丈夫。アリータがいい子にしてたらもっと、そう――1週間に2回とかもあるかもね」
「……!」
アリータは今以上の好条件に変えられる可能性にこの上なく惑わされた。
怜央も怜央でこれが上手く行けば気難しいアリータを上手くコントロールできるのではないか。
そんな思惑があっての条件提示だった。
そして迷いに迷ったアリータは決断した。
「わかった……その話に乗りましょう」
「よっしゃ、契約成立だな」
「ただ……1つ条件が――」
「条件???」
「……っ、いえ、その……お願いがあるのだけれど……」
「……聞くだけね」
アリータは手をもじもじさせて、少し赤面しながら声を絞り出した。
「その……やっぱり他の吸血鬼には血を分けないでほしいのよ……」
「つまり、血を上げるのはアリータだけにしろ――と?」
アリータは無言で頷いた。
それが独占欲なのか、他に理由があるのかはしらないが、そんなアリータの姿に愛おしさを感じた怜央は二つ返事でOKを出した。
こうして馬の鼻先にニンジンならぬ、アリータの目先に血を用意することで、後々の主導権を握っていく怜央だった。
他のメンバーは講義やら用事やらで出っ張っていて、部屋には2人だけの状況。
今がチャンスと踏んだアリータは自分のベットの端に座り、怜央を呼んだ。
「ねぇ……ちょっと」
「ん?」
アリータはちょいちょいと手招きし、怜央はアリータの前まで来た。
「何?」
怜央がそう尋ねると、アリータは無言で横に移動し、怜央が座れる場所を用意した。
ここに座れという意味を理解した怜央はアリータの横に促されるまま座る。
「どうしたの?」
アリータは目の前の壁から視線を動かさず、声だけで応える。
「あの時の約束……忘れていないでしょうね?」
「あの時の約束……?」
「私がギルドに入る条件のことよ……!」
「あーあれね。覚えてるよ。え? 今、血吸いたいの? さっき朝飯食べたばかりなのに」
「アンタらの食べる飯は言わば嗜好品みたいなものよ。私にとっての本当の食事は血だけだわ 」
「ふーん? まあいいけど、はい」
怜央は隣のアリータに向けて腕を差し出した。
怜央のその行為には、多少恥ずかしくて顔向けしてなかったアリータも思わず振り向いた。
「はい……じゃないわよ! どこの世界に血を吸わせるとき腕を差し出すバカがいるのよ! ……たくっ」
「えー、じゃあどこから吸うの?」
「……もういいからほら、真ん中に移動して」
アリータは1人立ち上がると怜央を真ん中の方へと移動させる。
言われるがまま横にずれた怜央に、アリータは対面する形で跨った。
「お、おいアリータ……」
「普通吸血鬼が血を吸う所といったら1つでしょ……」
アリータは怜央に密着し、首筋に口を付けるため視界からズレた。
怜央はアリータと重なる身体部分にじんわりとした熱を感じ、わずかに香る上品な香水に鼻腔をくすぐられた。
「これちょっと恥ずかしいんだけど……」
「静かにしてればすぐ終わるわよ……」
お互いが羞恥心を抑えながらこの行為に臨んでいた。
踏ん切りをつけたアリータは、怜央の首筋にそっと唇を這わせた。
もぞもぞと移動させながら1番薄いベスト吸血ポジションを見つけると、牙をくい込ませる前に舌で湿らす。
怜央は柔らかな唇に加え、唾液のしたたる舌先の感触に、悶々とした感情が押し寄せる。
ましてやこの姿勢。
色々とまずかった。
「ちょ、なんで舐め――はよやって!」
「――うっさいわね! 痛みを感じにくくさせてあげてるのに! そんなに言うならもう良いわ、一気に行くからね!」
「え、ちょっ、優しく――」
アリータは恥ずかしさと苛立ちで、思い切り牙を突き立てた。
瞬間、怜央は想像してたより遥かに強い痛みに、身体はビクンッと反応した。
「痛ッ!!!!?!?」
アリータは暴れる怜央を持ち前の筋力で押さえつけながら、黙々と吸血行為に及ぶ。
そこにはもう、アリータから羞恥心は感じられない。
ただ本当にうまい、極上のご飯に舌づつみするが如く夢中になっていたのだ。
アリータが血に夢中になっている最中、片や怜央は涙を目に湛えていた。
(ぐっ……こんなに痛いとは思って無かった……! )
怜央の算段では献血程度の、針に刺される程度の痛みを想像していた。
だが考えてみれば尖った歯は針よりずっと太い。
痛くて当たり前だったのだ。
(俺は……やめる! 週一でこんなことやってられっか!!)
怜央はアリータという人材と、それに伴う週一の激痛を比較衡量し、痛みの方が嫌だという結論に至った。
だが、その状態が数分続くと痛みも和らぎ冷静な判断力も戻る。
よくみてみれば一生懸命自分の血を啜るアリータに、若干の愛苦しさを覚え始めてさえいた。
怜央は雰囲気に流されて、そっと抱えるように手を回すが無事払われてしまう。
それにちょっとした寂しさを覚えつつも、10分ほどしてこの行為は終わった。
◆◇◆
「……ふぅ。ご馳走様」
「お粗末様。――でももうちょっとどうにかならない?めっちゃ痛いんだけどこれ」
「そんなこと知ってるわよ。だから最初、麻酔成分のある唾液で痛みを和らげてあげようとしたのに、アンタうるさいんだもの」
「は!? いやそれもうちょっと早く言って!? 本当に痛かったんだからね?」
「言ったわよ! それなのにアンタが急かすから!」
怜央は不必要な痛みを受けていたことに絶句して思わず顔を覆った。
「なんてこった……」
「ま、自業自得ってことね」
アリータもアリータで、そうならそうとしっかり下準備してくれてもよかったのではないか。
今回の激痛はアリータによる理不尽な行いのせいでもあると考えた怜央は、やや強気に交渉を迫った。
手始めにボソリと呟く。
「3週間……」
「ん?」
「これからは3週間に1回だけだ……」
「は……はぁ!? ちょっと、何を言って」
怜央は手のひらを向けて言葉を遮ると、ゆっくりと窓際に近づき、外を見下ろしながら背中を向けて語った。
「想像してたよりずっっっっと痛かった。これには耐えられそうにない」
「だ、だから、次からはちゃんとしてあげるわよ!」
アリータの声音から焦りの感情を感じ取った怜央は、壁に寄りかかって一層強気に攻めた。
「だめだ……交渉は一切受け付けない」
怜央がここまで言うのは先の手を払われた件が関わっている訳ではない。
拒絶されて傷付いたから少し意地悪してやろうという訳ではないのだ。
決して。
「ふ、ふーん? そんなこと言うんだ? じゃあ残念だけど、この超絶優秀なギルドメンバーを失うことになってしまうわね? 貴方はそれでもいいのかしら?」
アリータも一転攻勢、自分の価値を武器に対抗してきた。
だが怜央は確信する。
先程のアリータの夢中っぷり。
以前の様子も含めると、アリータは俺の血にどハマりした可能性が高い――と。
だからこそ強気の攻めができる。
「構わんぞ」
「――えっ!? ちょ、ちょっと……」
「あえてもう一度言おう、構わん。アリータは意地悪してわざと痛くしたろ? 性格悪い人はうちのギルドにはちょっとなー」
「だ、だからそれはアンタが――」
「言い訳する人も嫌い」
「あ……うぅ……」
取り付く島もないアリータは若干半べそ気味でたじたじになっていた。
流れは完全に怜央の側に来ている。
こうなればもう、あと一押しで完全に抑え込めるだろう。
だが怜央とて鬼畜ではない。
勝利を確信した怜央はお互いにとってWIN-WINの関係になれるよう調整を始めた。
「――まあ、確かにここ何回か一緒にいて、アリータには助けられた部分もあったかな」
「……! そ、そうでしょ? ほら、私は有用な人材――」
「調子に乗らない」
「ぅう……」
「んで、今までの活躍を考慮したら、やっぱり2週間に1度くらいならいいかなって。――条件付きで」
「条件って……何よ……」
アリータは余程、怜央の血が吸えなくなるのが困るらしく、物凄く弱気で従順な姿勢だ。
「うむ。まずはやはり、ギルドに残ってもらうこと。次に、痛くしないこと。そして、血をあげるタイミングは俺が決めます」
「それじゃ、最悪……2週間以上吸えないこともあるんじゃ……」
「俺の体調もあるからまあ……。でも大丈夫。アリータがいい子にしてたらもっと、そう――1週間に2回とかもあるかもね」
「……!」
アリータは今以上の好条件に変えられる可能性にこの上なく惑わされた。
怜央も怜央でこれが上手く行けば気難しいアリータを上手くコントロールできるのではないか。
そんな思惑があっての条件提示だった。
そして迷いに迷ったアリータは決断した。
「わかった……その話に乗りましょう」
「よっしゃ、契約成立だな」
「ただ……1つ条件が――」
「条件???」
「……っ、いえ、その……お願いがあるのだけれど……」
「……聞くだけね」
アリータは手をもじもじさせて、少し赤面しながら声を絞り出した。
「その……やっぱり他の吸血鬼には血を分けないでほしいのよ……」
「つまり、血を上げるのはアリータだけにしろ――と?」
アリータは無言で頷いた。
それが独占欲なのか、他に理由があるのかはしらないが、そんなアリータの姿に愛おしさを感じた怜央は二つ返事でOKを出した。
こうして馬の鼻先にニンジンならぬ、アリータの目先に血を用意することで、後々の主導権を握っていく怜央だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
元・異世界一般人(Lv.1)、現代にて全ステータスカンストで転生したので、好き放題やらせていただきます
夏見ナイ
ファンタジー
剣と魔法の異世界で、何の才能もなくモンスターに殺された青年エルヴィン。死の間際に抱いたのは、無力感と後悔。「もし違う人生だったら――」その願いが通じたのか、彼は現代日本の大富豪の息子・神崎蓮(16)として転生を果たす。しかも、前世の記憶と共に授かったのは、容姿端麗、頭脳明晰、運動万能……ありとあらゆる才能がカンストした【全ステータスMAX】のチート能力だった!
超名門・帝聖学園に入学した蓮は、学業、スポーツ、果ては株や起業まで、その完璧すぎる才能で周囲を圧倒し、美少女たちの注目も一身に集めていく。
前世でLv.1だった男が、現代社会を舞台に繰り広げる、痛快無双サクセスストーリー! 今度こそ、最高に「好き放題」な人生を掴み取る!
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる