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あんた達にもいたわけだ。大切な親代わりが
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「いやぁ、今頃何してるんだろうねぇ。あの子達。無事だといいけど」
呑気にそんな言葉を発しながら、コーヒーを飲むフォレスの管理人、ケイ。彼女は、その飲料の苦味に顔をしかめながら、台所の椅子に、縄で縛られた獣人に声をかける。
「いやだねえ。私ニワトリは夜苦手だから、こんなコーヒーに頼らなきゃ夜更かしなんてできないよ。ほらどうだい? あんたもいっぱいのむかい?」
「…………」
「なんだいだんまりかい? 全く昔はそういう寡黙な男がかっこいいっていう時代もあったけどねえ。今じゃ流行りはしないよ。結局今は、会話を引っ張れる男の方がモテるんだから」
「……おい」
「全くそもそも、どうしてそういう男が流行ったのかねぇ。まあ確かに私もそういう男と何人か付き合ったけどだめよあんなの。沈黙が気まずくて仕方ないわ。あんたもね、顔はいいんだから、もっとちゃんと話す努力をねぇ」
「……おいっていってんだろうが!」
縄で縛られたハイエナの獣人は、ケイに対して声を上げる。ケイはそんな声に驚く様子もなく、何食わぬ顔で、言葉を返す。
「なんだい、しゃべれるじゃないか。そんな大声出してどうしたんだい?」
「お前が大声出さなきゃ聞かないからだろうが。 なあおいババア。なんで俺のことを殺さない? 俺が怖いのか?」
「怖い? たかが16歳のガキに負かされたあんたをかい? 馬鹿言うんじゃないよ。私が7番目に出会った男はね、それはそれは怖い男でね」
「お前の昔話なんてどうでもいいんだよ! じゃあなんで殺さないんだ? ガキどもを連れて行ったことが憎くはないのか?」
するとケイは、ゆっくりとコーヒーを啜った。そして、ゆっくりと湯気を吐きながら、彼女は強かに言葉を放つ。
「憎いさ。当たり前だろ? あの子達に何かあったら、私たちは、一生あんたらを、許さない」
「じゃあなんで殺さない? なんで痛みつけない? 俺たちは、いつ報復されても良いつもりで生きてきた。それなのに何故だ?」
「だってあんたら、まだ若いだろ?」
ケイは真っ直ぐな視線をハイエナに向ける。ハイエナは否定も肯定もせずただ押し黙っていた。ケイは続ける。
「あのブタとヤマアラシは、サンたちと同じ16であんたは18ぐらいか。いやあ、最初は、あんた、大人びた顔立ちだから、若い雰囲気を感じなかったけど、こうして話してみるとよくわかる。その歳であんな空気を纏うなんて、あんたら相当苦労してきたんだね」
「だからなんだ? あんたから見てガキだから相手にしないってのか? こっちだって相応の覚悟を持ってこの商売をやってるんだ! 馬鹿にするんじゃねえ!」
イエナはふつふつと込み上げる怒りをケイにぶつける。若いから、子どもだから、それは彼にとって一番嫌いな言葉だった。しかし、ケイは相変わらずそんな声に驚く様子もなく、喋り出す。
「違うさ。舐めてるわけじゃない。大事にしてるんだ。あんたたち若者はね。世界の宝なんだよ。あんたたちが未来を担っていくんだ。だからこそ、簡単に未来を奪うような真似はしない。どんな子であっても過去に拘らず、大切に向き合う。それがここフォレスの運営方針なんだ」
「はっ、なんだそれ? 馬鹿馬鹿しい」
イエナは、ケイの言葉を鼻で笑う。甘いな、と彼は思った。ある戦争によって孤児となったイエナは、生きるために仲間と今までたくさんの悪事を働いてきた。そんな自分のような人間の過去に拘ることなく向き合うなんて、馬鹿げてると思った。
しかしそんな気持ちとは裏腹に、心の奥底で彼は、そんなケイの言葉にほんの少しの温もりを感じていた。
「大体ね。いいかい? そこのハイエナ」
「ハイエナじゃねぇ、イエナだ」
「なんだい、その名前? ハイエナでいいじゃないか?」
「そう言われるのが嫌だから、わざわざ名前教えたくなかったんだよ。察しろババア」
「じゃあ、イエナ。本当はあんたにだって平和に生きる権利があったはずなんだ。ただ生まれた環境が悪かっただけなんだ。大体ね。誰に拾われたか知らないけどさ、そいつがこんな生き方じゃなくて違う道を知っていればこんなことには――」
「ボスのことを悪く言うんじゃねぇ!!」
するとハイエナは、今までの会話の中で一番感情をこめた声で、ケイに怒声をあげる。からの強い気持ちが乗った心の声。流石のケイも、今まであくまでもどこか冷静な雰囲気を崩さなかった彼の変化に驚く。イエナは続ける。
「ボスは悪くないんだ。ボスは、必死で俺たちを育てようとしてくれた。俺たちなんて拾わなけりゃ、苦しい生活なんてしなくて済んだのに、ボスは、わざわざ身寄りのない俺たちに家族のあたたかさを教えてくれた。俺が、もっと早く大人になってたら、子どもじゃなかったら、もっと早く、ボスが背負ってるいろんなものを一緒に背負ってやれてたんだ!! それなのになにも知らないやつがボスを馬鹿にするなよ!!」
強い感情に体を振るわせるハイエナ。そんな彼を見て、ケイは気づく。
「なるほどね。あんたらにもいたわけだ。大切な親代わりが」
――あれ? 確かこの辺にサンの気配がしたんだけど。
暗闇の中、夜目を凝らして獣人を探しているのはクラウだった。あれからブタの獣人を打ち倒したクラウは、スアロの指示通り、サンとの合流を目指していた。
――ん? あそこに誰か倒れてる? もしかしてサン!?
クラウは、道の端で倒れている獣人に駆け寄った。そして、それは敵のボスとの戦闘に破れたサンの姿だった。
「サン!? サン!」
クラウは、サンのところに駆けつける。体は衰弱し、服は血に塗れている。なんでサンがこんな目に合わなきゃいけないの。強い激情にクラウが身を震わせていると、サンが喋り出した。
「あ、クラウ。良かった、逃げられ、たんだね。スアロは、どこ?」
「スアロはまだ敵のアジトにいる。でもきっとすぐに逃げてきてくれるよ。それより、お腹の傷はどうしたの?」
「心配ないよ、ちょっと、切られただけ。そっか、まだ、スアロは、帰ってないのか。じゃあ早く、助けに行かないと」
「待って、すぐには行けないよ。サン! 一旦その傷見せて」
「大丈夫、だよ。もう、塞がってるから」
――そんなわけない。こんなに血を出した傷がもう塞がってるはずがない。
クラウは、サンの言葉など無視し、彼の服を上げて傷を確認する。しかし、目の前に広がる光景に、クラウは驚きを隠すことが出来なかった。
――傷口がもう塞がってる? いやそれどころか、最初から傷なんてなかったみたい。
サンのお腹は、少しのダメージも受けていないかのように、なんの異常も見られなかった。ただ服が真っ赤な血で汚れているだけだ。
――え? 斬られたっていうのは嘘だったの? でもそしたらこの血の説明がつかない。
「どう、傷まだある? もう、治ったかな?」
「あ、えっと、もう傷なんてどこにもないよ。今すぐ病院にでも行かなきゃと思ったからとりあえず良かった」
――良かった? 本当に?
クラウの頭に多量の疑問符が浮かび上がる。周囲の血の量を見る限り、サンが受けた傷はきっと生易しいものじゃない。きっと決して簡単に治ってしまって良いものじゃないはずだ。
でも、サンの傷は、今この瞬間までに完治していた。いや、完治してしまった。
なぜ、今サンがそんな力を手に入れてしまったのかはわからない。自分のいない間に、サンの体にどんな力が授けられたのかは予想することなどできない。しかしきっと、彼もまた、なんらかの獣人の力に目覚めたのだろうと思った。強い再生能力を持った獣の力に。
その瞬間、クラウの頭にある光景が浮かび上がる。
それは、自分たちを背にして、相手の矢を体に受けながら、それでもなお、立ち上がり、一人で敵勢に立ち向かう姿。常人なら倒れるような致命傷を負っても、すぐに体を回復させて立ち上がり、再び戦おうとする姿。
――でもそんな力なんて持ったらサンは戦うことを、守ることを、止められなくなる。
クラウは、もしかしたらこの世界は、サンに恐ろしく過酷な道を歩ませているのではないかと感じた。どんなことがあっても他者を守ろうとする精神に、どんなことがあっても元通りに戻る体が付与されたら一体どうなる?
「やっぱりもう治ってたか。じゃあ早く、スアロを助けに行かないと」
そう言ってサンは立ち上がる。周囲を見渡す限り、すぐに歩くこともできないほどの傷を負ったはずだ。それなのに彼は立ち上がり、その上、誰かを助けようとする。
「だめよ! サン! もう少し休んでないと、サンがボロボロになっちゃう!」
「大丈夫だよ、クラウ。もう俺の足は動くんだ。だったらスアロを助けにいける。行こうクラウ。スアロが俺たちを待ってる」
そう言って、サンは少しずつ歩き出した。
暗闇に向かって徐々に歩みを進めるサン。その後ろ姿には、確かな強さを感じたが、クラウは、目の前の幼馴染が、そのまま闇に消えてしまうような気がしてならなかった。
呑気にそんな言葉を発しながら、コーヒーを飲むフォレスの管理人、ケイ。彼女は、その飲料の苦味に顔をしかめながら、台所の椅子に、縄で縛られた獣人に声をかける。
「いやだねえ。私ニワトリは夜苦手だから、こんなコーヒーに頼らなきゃ夜更かしなんてできないよ。ほらどうだい? あんたもいっぱいのむかい?」
「…………」
「なんだいだんまりかい? 全く昔はそういう寡黙な男がかっこいいっていう時代もあったけどねえ。今じゃ流行りはしないよ。結局今は、会話を引っ張れる男の方がモテるんだから」
「……おい」
「全くそもそも、どうしてそういう男が流行ったのかねぇ。まあ確かに私もそういう男と何人か付き合ったけどだめよあんなの。沈黙が気まずくて仕方ないわ。あんたもね、顔はいいんだから、もっとちゃんと話す努力をねぇ」
「……おいっていってんだろうが!」
縄で縛られたハイエナの獣人は、ケイに対して声を上げる。ケイはそんな声に驚く様子もなく、何食わぬ顔で、言葉を返す。
「なんだい、しゃべれるじゃないか。そんな大声出してどうしたんだい?」
「お前が大声出さなきゃ聞かないからだろうが。 なあおいババア。なんで俺のことを殺さない? 俺が怖いのか?」
「怖い? たかが16歳のガキに負かされたあんたをかい? 馬鹿言うんじゃないよ。私が7番目に出会った男はね、それはそれは怖い男でね」
「お前の昔話なんてどうでもいいんだよ! じゃあなんで殺さないんだ? ガキどもを連れて行ったことが憎くはないのか?」
するとケイは、ゆっくりとコーヒーを啜った。そして、ゆっくりと湯気を吐きながら、彼女は強かに言葉を放つ。
「憎いさ。当たり前だろ? あの子達に何かあったら、私たちは、一生あんたらを、許さない」
「じゃあなんで殺さない? なんで痛みつけない? 俺たちは、いつ報復されても良いつもりで生きてきた。それなのに何故だ?」
「だってあんたら、まだ若いだろ?」
ケイは真っ直ぐな視線をハイエナに向ける。ハイエナは否定も肯定もせずただ押し黙っていた。ケイは続ける。
「あのブタとヤマアラシは、サンたちと同じ16であんたは18ぐらいか。いやあ、最初は、あんた、大人びた顔立ちだから、若い雰囲気を感じなかったけど、こうして話してみるとよくわかる。その歳であんな空気を纏うなんて、あんたら相当苦労してきたんだね」
「だからなんだ? あんたから見てガキだから相手にしないってのか? こっちだって相応の覚悟を持ってこの商売をやってるんだ! 馬鹿にするんじゃねえ!」
イエナはふつふつと込み上げる怒りをケイにぶつける。若いから、子どもだから、それは彼にとって一番嫌いな言葉だった。しかし、ケイは相変わらずそんな声に驚く様子もなく、喋り出す。
「違うさ。舐めてるわけじゃない。大事にしてるんだ。あんたたち若者はね。世界の宝なんだよ。あんたたちが未来を担っていくんだ。だからこそ、簡単に未来を奪うような真似はしない。どんな子であっても過去に拘らず、大切に向き合う。それがここフォレスの運営方針なんだ」
「はっ、なんだそれ? 馬鹿馬鹿しい」
イエナは、ケイの言葉を鼻で笑う。甘いな、と彼は思った。ある戦争によって孤児となったイエナは、生きるために仲間と今までたくさんの悪事を働いてきた。そんな自分のような人間の過去に拘ることなく向き合うなんて、馬鹿げてると思った。
しかしそんな気持ちとは裏腹に、心の奥底で彼は、そんなケイの言葉にほんの少しの温もりを感じていた。
「大体ね。いいかい? そこのハイエナ」
「ハイエナじゃねぇ、イエナだ」
「なんだい、その名前? ハイエナでいいじゃないか?」
「そう言われるのが嫌だから、わざわざ名前教えたくなかったんだよ。察しろババア」
「じゃあ、イエナ。本当はあんたにだって平和に生きる権利があったはずなんだ。ただ生まれた環境が悪かっただけなんだ。大体ね。誰に拾われたか知らないけどさ、そいつがこんな生き方じゃなくて違う道を知っていればこんなことには――」
「ボスのことを悪く言うんじゃねぇ!!」
するとハイエナは、今までの会話の中で一番感情をこめた声で、ケイに怒声をあげる。からの強い気持ちが乗った心の声。流石のケイも、今まであくまでもどこか冷静な雰囲気を崩さなかった彼の変化に驚く。イエナは続ける。
「ボスは悪くないんだ。ボスは、必死で俺たちを育てようとしてくれた。俺たちなんて拾わなけりゃ、苦しい生活なんてしなくて済んだのに、ボスは、わざわざ身寄りのない俺たちに家族のあたたかさを教えてくれた。俺が、もっと早く大人になってたら、子どもじゃなかったら、もっと早く、ボスが背負ってるいろんなものを一緒に背負ってやれてたんだ!! それなのになにも知らないやつがボスを馬鹿にするなよ!!」
強い感情に体を振るわせるハイエナ。そんな彼を見て、ケイは気づく。
「なるほどね。あんたらにもいたわけだ。大切な親代わりが」
――あれ? 確かこの辺にサンの気配がしたんだけど。
暗闇の中、夜目を凝らして獣人を探しているのはクラウだった。あれからブタの獣人を打ち倒したクラウは、スアロの指示通り、サンとの合流を目指していた。
――ん? あそこに誰か倒れてる? もしかしてサン!?
クラウは、道の端で倒れている獣人に駆け寄った。そして、それは敵のボスとの戦闘に破れたサンの姿だった。
「サン!? サン!」
クラウは、サンのところに駆けつける。体は衰弱し、服は血に塗れている。なんでサンがこんな目に合わなきゃいけないの。強い激情にクラウが身を震わせていると、サンが喋り出した。
「あ、クラウ。良かった、逃げられ、たんだね。スアロは、どこ?」
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「心配ないよ、ちょっと、切られただけ。そっか、まだ、スアロは、帰ってないのか。じゃあ早く、助けに行かないと」
「待って、すぐには行けないよ。サン! 一旦その傷見せて」
「大丈夫、だよ。もう、塞がってるから」
――そんなわけない。こんなに血を出した傷がもう塞がってるはずがない。
クラウは、サンの言葉など無視し、彼の服を上げて傷を確認する。しかし、目の前に広がる光景に、クラウは驚きを隠すことが出来なかった。
――傷口がもう塞がってる? いやそれどころか、最初から傷なんてなかったみたい。
サンのお腹は、少しのダメージも受けていないかのように、なんの異常も見られなかった。ただ服が真っ赤な血で汚れているだけだ。
――え? 斬られたっていうのは嘘だったの? でもそしたらこの血の説明がつかない。
「どう、傷まだある? もう、治ったかな?」
「あ、えっと、もう傷なんてどこにもないよ。今すぐ病院にでも行かなきゃと思ったからとりあえず良かった」
――良かった? 本当に?
クラウの頭に多量の疑問符が浮かび上がる。周囲の血の量を見る限り、サンが受けた傷はきっと生易しいものじゃない。きっと決して簡単に治ってしまって良いものじゃないはずだ。
でも、サンの傷は、今この瞬間までに完治していた。いや、完治してしまった。
なぜ、今サンがそんな力を手に入れてしまったのかはわからない。自分のいない間に、サンの体にどんな力が授けられたのかは予想することなどできない。しかしきっと、彼もまた、なんらかの獣人の力に目覚めたのだろうと思った。強い再生能力を持った獣の力に。
その瞬間、クラウの頭にある光景が浮かび上がる。
それは、自分たちを背にして、相手の矢を体に受けながら、それでもなお、立ち上がり、一人で敵勢に立ち向かう姿。常人なら倒れるような致命傷を負っても、すぐに体を回復させて立ち上がり、再び戦おうとする姿。
――でもそんな力なんて持ったらサンは戦うことを、守ることを、止められなくなる。
クラウは、もしかしたらこの世界は、サンに恐ろしく過酷な道を歩ませているのではないかと感じた。どんなことがあっても他者を守ろうとする精神に、どんなことがあっても元通りに戻る体が付与されたら一体どうなる?
「やっぱりもう治ってたか。じゃあ早く、スアロを助けに行かないと」
そう言ってサンは立ち上がる。周囲を見渡す限り、すぐに歩くこともできないほどの傷を負ったはずだ。それなのに彼は立ち上がり、その上、誰かを助けようとする。
「だめよ! サン! もう少し休んでないと、サンがボロボロになっちゃう!」
「大丈夫だよ、クラウ。もう俺の足は動くんだ。だったらスアロを助けにいける。行こうクラウ。スアロが俺たちを待ってる」
そう言って、サンは少しずつ歩き出した。
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