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第11話 関所
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「ちょっと! わたしたち、この先のヴェルクドールに行きたいんだけど、なんで通行止めになってんのよ!」
上は白ブラウスに赤ネクタイ。手の甲まですっぽり隠れるちょっと大きめのベージュのカーディガンを羽織り、下はグレーのプリーツスカートに紺のハイソックス、黒のローファーを履いた、いかにもギャル然とした金髪ストレートロングのフィオナが兵士に食ってかかった。
山道にギャル。実にシュール。
オレは疲れ果てた顔でその場に座り込むと、目の前のゲートを眺めた。
こいつはどう見ても関所だ。
昨日今日できた急造のモノじゃない。
フィオナ自身この辺りを通るのは久方ぶりと言っていたので、最低でも半年一年は経っているだろう。
それだけあれば、何だって起きる。
しかも、その関所を固めているのが紋章入りの銀色の鎧兜を着用した集団ときた。
こいつらおそらく、この国の正規兵だ。
「フィオナ、そのくらいにしとけって」
「だってテッペー!」
見るからに若い女の子からの抗議に、兵士たちが困り顔で目を見合わせている。
正規兵相手の揉めごとは面倒くさいことになるから、あんまり刺激しすぎるなよ?
フィオナも疲れが溜まっているせいか怒りを抑えられないらしい。
身振り手振りがオーバーアクションで身体の揺れが激しくなる。
うぉ? フィオナのパンツが見えた! 今日は青のサテンだぞ。ラッキー!
こうして地面に直に座ってみると、フィオナのスカートの裾からチラチラとパンツが見えるのだが、当人は気づいていないようだ。
うむ。今のところオレが見たことのあるフィオナのパンツはサテン生地のものばかりなのだが、これが実にいい! 分かってる! 最高!!
オレは気づかないフリをして、さり気なくガン見することにする。
脱がすのも好きだが、観察するのも好きだからな!
とはいえ、フィオナがキレるのも分かる。
なぜだか分からないが、山賊砦を出てからここにくるまでに、狼に熊に鳥にと、何が何やら分からない魔物たちが引っ切りなしに襲いかかってきたのだ。
いつもはこんなに湧かないらしいが、魔物のせいで、砦から山をたった二つ越えるだけで三日も要した。
オレ自身、ザコ敵を相手に経験値を積んでおきたかったというのもあって、あえてエンカウントした敵とはオールバトルとさせてもらったが、さすがに根を詰めすぎた。
フィオナもずっと風呂風呂言っているし、オレもいい加減疲れたので、早くどこかの町に行ってひとっ風呂浴びたいところなのだよ。
フィオナの剣幕に負けたか、兵士たちがため息混じりに事情を教えてくれた。
「実はここ最近、ヴェルクドールがちょいちょい魔物の襲撃を受けているのだよ、お嬢さん。しかもその中に……魔族がいる」
フィオナの顔色が変わる。
「魔族ですって? いつから! 住民は? 何で助けに行かないの!」
「言われるまでもなく生き残った住民は全員避難済みだし、我らカルナックスの騎士団も常駐している。心配はいらん!」
フィオナがホっと安堵のため息をつく。
「そっか。山中の魔物がやたらと多いと思ったらそんな裏事情があったんだ。でも、魔族は何でヴェルクドールなんて田舎町に襲撃をかけるんだろ」
「そんなの決まっている。女神像に接触するべく現れるであろう勇者さまを殺害したいからだろう。ヴェルクドールにある女神像は勇者に力を与える聖なる五体の内の一体だからな」
ん? 今なんて言った? 聖なる五体?
兵士の一人が声を潜める。
「実はな? カルナックスの大神官さまが勇者の降臨を予言されたのだ。女神像に接触される前にあの場を占拠しておきたいのだろうがそうはさせん。そんなわけで、勇者さまが訪れるまで、ヴェルクドールには何人たりとも入れるなとのお達しが出ているんだ。悪いが左右どちらかの迂回ルートを通ってくれ」
キュピーン!
オレの脳内電球が明るく灯る。
話を油断なく聞いていたオレは、兵士たちの前に『ドヤっ』とばかりに颯爽と進みでた。
「それならちょうどいいぜ。オレオレ。オレが勇者だから。通してくれる?」
一瞬の間の後、兵士たちが腹を抱えて大爆笑した。
「何が可笑しいんだよ!」
顔を真っ赤にして怒るオレに向かって、兵士たちが指を指して笑い転げる。
「おいおい、勇者さまって言ったら剣と魔法に長けたイケメンなんだぞ? パーティを組んでいるわけでもなし、お前のようなショボくれた兄ちゃんが勇者のわけないだろう?」
「くぁぁぁぁあ……」
肩をワナワナと震わせるオレを尻目に、兵士たちが大爆笑を続ける。
「それに、言っちゃなんだがこんなド田舎だ。勇者の来訪なんて早くても半年から一年は先のことだろうさ。馬鹿なこと言ってないで行った行った」
「はーい。テッペー、おかしなこと言って兵隊さんたちをからかっちゃ駄目よ? さ、行きましょ」
フィオナは兵士に礼を言うと憮然とした表情のオレの手を取って、右の道を選んでずんずん歩きだした。
この道がどこに行き着くかも分からないが、怒り心頭のオレは、黙り込んだままフィオナに手を引かれて歩いた。
ある程度山道を歩いて関所が見えなくなったところで、フィオナが振り返る。
「さっきの兵隊はこの国、カルナックスの正規兵よ。さっきの三叉路を左に五日も進めば、途中幾つか町を経由するけどお城に辿り着けるわ。いずれ行く機会もあるでしょ。まぁ確かにテッペーには勇者ってイメージないし、いきなり勇者さまがこんな田舎の山道に現れるなんて思いもしないでしょうよ」
フィオナがクスっと笑う。
「どこからどう見てもアラサーのヘタレたオッサンだしな。いいさ、分かってる」
「ムクれないの。テッペーの良さはわたしが一番分かっているから。それよりも、この先に町の人しか知らない秘密の抜け道があるの。そこを通ってヴェルクドールの町に入りましょう」
なるほど。さすがに故郷と言うだけあって、色々知っているもんだ。
「そういやさっき、何やら意味深なことを言っていたな。女神像と勇者が接触すると何かが起きるとか? どういうことだ?」
フィオナに案内されるまま歩いていると、やがて道の左側に、全長三十センチほどの岩がポコポコと並んだ場所に辿り着いた。
苔むした岩の表面に、文字らしきものが刻まれている。
何だこりゃ。道祖神か?
フィオナは、周囲に誰もいないことを確認して岩の後ろに回り込んだ。
オレも続いてみると、そこに薄っすらと獣道が細く続いている。
まさか、これを行けってか?
フィオナはオレに目配せをすると、躊躇い一つ見せず、獣道に足を踏み入れた。
「アストラーゼには全部で五つ、金色の特殊な女神像があると言われているの。千年前、先代の勇者さまがその女神像から何か力を授かったそうなんだけど。その内の一体がヴェルクドールにあるのよ」
「金色ねぇ……。ヴェルクドールって小さな町なんだろう? 何でそんなところに?」
「さぁ。なにせ千年も前の話だし、昔は町自体少なかったのかもね。とりあえず、わたしが受けた女神さまの啓示でも、テッペーをヴェルクドールに連れて行けって言われたわ。なら行ってみるしかないでしょ?」
「銀髪ロリ女神が? ふぅん……」
そのまま三十分ほど獣道を進んだオレたちは、切り立った崖の真下に辿り着いた。
申し訳程度の細い石の階段が上まで続いている。
しかも、崖に生えた植物群のせいでゴールがどこだかさっぱり分からないときた。
「……嘘だろ? まさかこれを登れってか?」
「まぁまぁ。この石段を登れば教会の裏手に出られるわ。もう一踏ん張りよ。頑張って、テッペー」
「ふぇーい。よっこら……何だ?」
かなり消耗しながらも返事を返したオレは、不意に、遠くから微かに聞こえてくる不穏な音に気がついた。
鬨の声。打ち鳴らされる剣戟の音。
しかも、何か燃えているのか、焦げ臭い臭いがここまで漂ってくる。
オレとフィオナは顔を見合わせると、慌てて石段を駆け上がった。
上は白ブラウスに赤ネクタイ。手の甲まですっぽり隠れるちょっと大きめのベージュのカーディガンを羽織り、下はグレーのプリーツスカートに紺のハイソックス、黒のローファーを履いた、いかにもギャル然とした金髪ストレートロングのフィオナが兵士に食ってかかった。
山道にギャル。実にシュール。
オレは疲れ果てた顔でその場に座り込むと、目の前のゲートを眺めた。
こいつはどう見ても関所だ。
昨日今日できた急造のモノじゃない。
フィオナ自身この辺りを通るのは久方ぶりと言っていたので、最低でも半年一年は経っているだろう。
それだけあれば、何だって起きる。
しかも、その関所を固めているのが紋章入りの銀色の鎧兜を着用した集団ときた。
こいつらおそらく、この国の正規兵だ。
「フィオナ、そのくらいにしとけって」
「だってテッペー!」
見るからに若い女の子からの抗議に、兵士たちが困り顔で目を見合わせている。
正規兵相手の揉めごとは面倒くさいことになるから、あんまり刺激しすぎるなよ?
フィオナも疲れが溜まっているせいか怒りを抑えられないらしい。
身振り手振りがオーバーアクションで身体の揺れが激しくなる。
うぉ? フィオナのパンツが見えた! 今日は青のサテンだぞ。ラッキー!
こうして地面に直に座ってみると、フィオナのスカートの裾からチラチラとパンツが見えるのだが、当人は気づいていないようだ。
うむ。今のところオレが見たことのあるフィオナのパンツはサテン生地のものばかりなのだが、これが実にいい! 分かってる! 最高!!
オレは気づかないフリをして、さり気なくガン見することにする。
脱がすのも好きだが、観察するのも好きだからな!
とはいえ、フィオナがキレるのも分かる。
なぜだか分からないが、山賊砦を出てからここにくるまでに、狼に熊に鳥にと、何が何やら分からない魔物たちが引っ切りなしに襲いかかってきたのだ。
いつもはこんなに湧かないらしいが、魔物のせいで、砦から山をたった二つ越えるだけで三日も要した。
オレ自身、ザコ敵を相手に経験値を積んでおきたかったというのもあって、あえてエンカウントした敵とはオールバトルとさせてもらったが、さすがに根を詰めすぎた。
フィオナもずっと風呂風呂言っているし、オレもいい加減疲れたので、早くどこかの町に行ってひとっ風呂浴びたいところなのだよ。
フィオナの剣幕に負けたか、兵士たちがため息混じりに事情を教えてくれた。
「実はここ最近、ヴェルクドールがちょいちょい魔物の襲撃を受けているのだよ、お嬢さん。しかもその中に……魔族がいる」
フィオナの顔色が変わる。
「魔族ですって? いつから! 住民は? 何で助けに行かないの!」
「言われるまでもなく生き残った住民は全員避難済みだし、我らカルナックスの騎士団も常駐している。心配はいらん!」
フィオナがホっと安堵のため息をつく。
「そっか。山中の魔物がやたらと多いと思ったらそんな裏事情があったんだ。でも、魔族は何でヴェルクドールなんて田舎町に襲撃をかけるんだろ」
「そんなの決まっている。女神像に接触するべく現れるであろう勇者さまを殺害したいからだろう。ヴェルクドールにある女神像は勇者に力を与える聖なる五体の内の一体だからな」
ん? 今なんて言った? 聖なる五体?
兵士の一人が声を潜める。
「実はな? カルナックスの大神官さまが勇者の降臨を予言されたのだ。女神像に接触される前にあの場を占拠しておきたいのだろうがそうはさせん。そんなわけで、勇者さまが訪れるまで、ヴェルクドールには何人たりとも入れるなとのお達しが出ているんだ。悪いが左右どちらかの迂回ルートを通ってくれ」
キュピーン!
オレの脳内電球が明るく灯る。
話を油断なく聞いていたオレは、兵士たちの前に『ドヤっ』とばかりに颯爽と進みでた。
「それならちょうどいいぜ。オレオレ。オレが勇者だから。通してくれる?」
一瞬の間の後、兵士たちが腹を抱えて大爆笑した。
「何が可笑しいんだよ!」
顔を真っ赤にして怒るオレに向かって、兵士たちが指を指して笑い転げる。
「おいおい、勇者さまって言ったら剣と魔法に長けたイケメンなんだぞ? パーティを組んでいるわけでもなし、お前のようなショボくれた兄ちゃんが勇者のわけないだろう?」
「くぁぁぁぁあ……」
肩をワナワナと震わせるオレを尻目に、兵士たちが大爆笑を続ける。
「それに、言っちゃなんだがこんなド田舎だ。勇者の来訪なんて早くても半年から一年は先のことだろうさ。馬鹿なこと言ってないで行った行った」
「はーい。テッペー、おかしなこと言って兵隊さんたちをからかっちゃ駄目よ? さ、行きましょ」
フィオナは兵士に礼を言うと憮然とした表情のオレの手を取って、右の道を選んでずんずん歩きだした。
この道がどこに行き着くかも分からないが、怒り心頭のオレは、黙り込んだままフィオナに手を引かれて歩いた。
ある程度山道を歩いて関所が見えなくなったところで、フィオナが振り返る。
「さっきの兵隊はこの国、カルナックスの正規兵よ。さっきの三叉路を左に五日も進めば、途中幾つか町を経由するけどお城に辿り着けるわ。いずれ行く機会もあるでしょ。まぁ確かにテッペーには勇者ってイメージないし、いきなり勇者さまがこんな田舎の山道に現れるなんて思いもしないでしょうよ」
フィオナがクスっと笑う。
「どこからどう見てもアラサーのヘタレたオッサンだしな。いいさ、分かってる」
「ムクれないの。テッペーの良さはわたしが一番分かっているから。それよりも、この先に町の人しか知らない秘密の抜け道があるの。そこを通ってヴェルクドールの町に入りましょう」
なるほど。さすがに故郷と言うだけあって、色々知っているもんだ。
「そういやさっき、何やら意味深なことを言っていたな。女神像と勇者が接触すると何かが起きるとか? どういうことだ?」
フィオナに案内されるまま歩いていると、やがて道の左側に、全長三十センチほどの岩がポコポコと並んだ場所に辿り着いた。
苔むした岩の表面に、文字らしきものが刻まれている。
何だこりゃ。道祖神か?
フィオナは、周囲に誰もいないことを確認して岩の後ろに回り込んだ。
オレも続いてみると、そこに薄っすらと獣道が細く続いている。
まさか、これを行けってか?
フィオナはオレに目配せをすると、躊躇い一つ見せず、獣道に足を踏み入れた。
「アストラーゼには全部で五つ、金色の特殊な女神像があると言われているの。千年前、先代の勇者さまがその女神像から何か力を授かったそうなんだけど。その内の一体がヴェルクドールにあるのよ」
「金色ねぇ……。ヴェルクドールって小さな町なんだろう? 何でそんなところに?」
「さぁ。なにせ千年も前の話だし、昔は町自体少なかったのかもね。とりあえず、わたしが受けた女神さまの啓示でも、テッペーをヴェルクドールに連れて行けって言われたわ。なら行ってみるしかないでしょ?」
「銀髪ロリ女神が? ふぅん……」
そのまま三十分ほど獣道を進んだオレたちは、切り立った崖の真下に辿り着いた。
申し訳程度の細い石の階段が上まで続いている。
しかも、崖に生えた植物群のせいでゴールがどこだかさっぱり分からないときた。
「……嘘だろ? まさかこれを登れってか?」
「まぁまぁ。この石段を登れば教会の裏手に出られるわ。もう一踏ん張りよ。頑張って、テッペー」
「ふぇーい。よっこら……何だ?」
かなり消耗しながらも返事を返したオレは、不意に、遠くから微かに聞こえてくる不穏な音に気がついた。
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しかも、何か燃えているのか、焦げ臭い臭いがここまで漂ってくる。
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