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第一章 スターターダンジョン編
第12話 最下層
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久しぶりに頭を抱えるリーダー。
だが、今回はスイリンも。
「いや、最下層って……しかもリーダーがゴブリンとかどうすれば……」
「最下層にスライムって……マスコットキャラクターじゃないんだから……いやでもそれはそれでありね……」
と2匹はブツブツと言っている。
ミラはというと、
「最下層ってなると実績が着きますね……。たくさんの本が読めるのでは!?」
とウキウキしている。
ミノバルドが出ていってからいつもの服に戻したミラは頭を抱えている2匹を見て言った。
「なんでそんなに頭を抱えているの?」
「いや、だって最下層だぞ?ダンジョンの中で1番大事な場所なんだぞ?」
「だったらいいじゃない?実績も出来るし、仕事も増えるじゃん?」
「それはいいのよ。でもあそこにいる子達があんま好きじゃないのよねぇ……」
「どういう魔物なの?」
スイリンはリーダーにバトンタッチを求めた。
溜息をつき、リーダーは話した。
「最下層にいるのはある1匹と1種類の種族だ」
「ある1匹?」
「あぁ、名前はモイナ。種族はドールマスターだな。彼女は人形を作ってそいつらを戦わせる。彼女も人形なんだけどな」
「へー、人形かぁ。本でしか読んだことないけど可愛いじゃない?」
「確かに可愛いかもしれないが、性格が問題でな。それにもうひとつの種族がさらに問題でな」
「えぇ、あの子たちは苦手だわ」
「スイリンが苦手ってなると相当やばいのね」
「そうだ、俺も苦手だ。レッサーデビルって言ってな。イタズラばっかしてくる。それを止めようとするけど最下層の連中だから強いんだ。だから最下層は頻繁にリーダーが変わるんだ」
さらに溜息をつくリーダー。
「ま、まぁ行ってみてダメそうならダンジョンマスター様に助けを求めよ?」
「そうわね、 とりあえず行ってみるしか……」
「覚悟を決めなくちゃな……」
2匹は覚悟を決め、荷造りをしながら対策を考える。
ミラはというとどの本を持って行くか慎重に決めている。
あまり気にはならないようだ。
異動当日。
「「はぁ……」」
「もう、まだ落ち込んで!!強気に行こーよ!」
リーダーとスイリンは溜息をつきながら渋々魔法陣部屋にはいった。
ミラはウキウキしている。
新しい本が読める!そう気軽に考えている。
移動してからまずはダンジョンマスターの部屋へ。
最下層には執務室の他にダンジョンマスターが暮らす部屋がある。
最下層にはミノバルドがいる。それが唯一の助けだとリーダーとスイリンは思っている。
「お、きたな。これからよろしくな!!」
「はぁ……よろしくな」
「えぇ……よろしく」
「よろしくお願いします」
「全く、ミラを見習えってもんだ。お前らは執務室で仕事の確認をしておけ。あ、ミラは少し残ってくれ。話さないといけないことがある」
「わかりました??」
リーダーとスイリンが出ていき、2匹残った。
「さて、ミラよ。この最下層ではモンスターハウスに行くことを許す」
「え!?本当ですか?」
実はミラは最弱層で魔法を使って以来、モンスターハウスに入るのは禁止されていた。
あまりにも強すぎるためバランスが崩れるためである。
「あぁ、魔法も許可する。試し打ちとかは訓練所があるからそこで行え。シフトに関してはゴブタークに伝えておく」
「わかりました!」
「それとお前自身についてだ」
「私……ですか??」
「あぁ、種族についてだ。最下層にいるっていう実績の元、魔王城から種族鑑定士を来てもらうことになった。数ヶ月後に来るんだが、その時に鑑定してもらえ」
「はい、わかりました……」
「なんだか不満そうだな?」
「え?いや、不満ではないんですが緊張するというかなんというか……」
「まぁたくさん本を読んでるお前さんなら自分の種族ぐらい察しついてるだろ?」
「えぇ……たぶん、私は……」
言いかけた時、
バタン!!
扉が力強く開いた。
「ちょっと、マスター様!!他の女を連れてきたってどういうことよ!!」
ゴスロリ系姫様服を来た小さな女の子が入ってきた。
だが、今回はスイリンも。
「いや、最下層って……しかもリーダーがゴブリンとかどうすれば……」
「最下層にスライムって……マスコットキャラクターじゃないんだから……いやでもそれはそれでありね……」
と2匹はブツブツと言っている。
ミラはというと、
「最下層ってなると実績が着きますね……。たくさんの本が読めるのでは!?」
とウキウキしている。
ミノバルドが出ていってからいつもの服に戻したミラは頭を抱えている2匹を見て言った。
「なんでそんなに頭を抱えているの?」
「いや、だって最下層だぞ?ダンジョンの中で1番大事な場所なんだぞ?」
「だったらいいじゃない?実績も出来るし、仕事も増えるじゃん?」
「それはいいのよ。でもあそこにいる子達があんま好きじゃないのよねぇ……」
「どういう魔物なの?」
スイリンはリーダーにバトンタッチを求めた。
溜息をつき、リーダーは話した。
「最下層にいるのはある1匹と1種類の種族だ」
「ある1匹?」
「あぁ、名前はモイナ。種族はドールマスターだな。彼女は人形を作ってそいつらを戦わせる。彼女も人形なんだけどな」
「へー、人形かぁ。本でしか読んだことないけど可愛いじゃない?」
「確かに可愛いかもしれないが、性格が問題でな。それにもうひとつの種族がさらに問題でな」
「えぇ、あの子たちは苦手だわ」
「スイリンが苦手ってなると相当やばいのね」
「そうだ、俺も苦手だ。レッサーデビルって言ってな。イタズラばっかしてくる。それを止めようとするけど最下層の連中だから強いんだ。だから最下層は頻繁にリーダーが変わるんだ」
さらに溜息をつくリーダー。
「ま、まぁ行ってみてダメそうならダンジョンマスター様に助けを求めよ?」
「そうわね、 とりあえず行ってみるしか……」
「覚悟を決めなくちゃな……」
2匹は覚悟を決め、荷造りをしながら対策を考える。
ミラはというとどの本を持って行くか慎重に決めている。
あまり気にはならないようだ。
異動当日。
「「はぁ……」」
「もう、まだ落ち込んで!!強気に行こーよ!」
リーダーとスイリンは溜息をつきながら渋々魔法陣部屋にはいった。
ミラはウキウキしている。
新しい本が読める!そう気軽に考えている。
移動してからまずはダンジョンマスターの部屋へ。
最下層には執務室の他にダンジョンマスターが暮らす部屋がある。
最下層にはミノバルドがいる。それが唯一の助けだとリーダーとスイリンは思っている。
「お、きたな。これからよろしくな!!」
「はぁ……よろしくな」
「えぇ……よろしく」
「よろしくお願いします」
「全く、ミラを見習えってもんだ。お前らは執務室で仕事の確認をしておけ。あ、ミラは少し残ってくれ。話さないといけないことがある」
「わかりました??」
リーダーとスイリンが出ていき、2匹残った。
「さて、ミラよ。この最下層ではモンスターハウスに行くことを許す」
「え!?本当ですか?」
実はミラは最弱層で魔法を使って以来、モンスターハウスに入るのは禁止されていた。
あまりにも強すぎるためバランスが崩れるためである。
「あぁ、魔法も許可する。試し打ちとかは訓練所があるからそこで行え。シフトに関してはゴブタークに伝えておく」
「わかりました!」
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「はい、わかりました……」
「なんだか不満そうだな?」
「え?いや、不満ではないんですが緊張するというかなんというか……」
「まぁたくさん本を読んでるお前さんなら自分の種族ぐらい察しついてるだろ?」
「えぇ……たぶん、私は……」
言いかけた時、
バタン!!
扉が力強く開いた。
「ちょっと、マスター様!!他の女を連れてきたってどういうことよ!!」
ゴスロリ系姫様服を来た小さな女の子が入ってきた。
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