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第4話 また転生
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おかしい。
重い体を起こし目を擦って辺りを見渡した。
たしかに死んだはず。
そう、夜になにか大きな動物に襲われて……
思い出してしまい、顔を真っ青になりながら体が震えている。
どうなっているんだ、この世界は。
起きた場所は初めてこの世界に来た場所。寝ていた場所、太陽の位置、そして公園にあった大きな木。
何もかもが一緒だった。
「どうなってるんだこれ……」
考えても考えても何が起きたのか分からない。
とりあえず、夢ってことにした。むしろそう考えないとやってられない。なんせ、死んだのだから。
さて、前世では初日を無駄にしてしまった。
状況が理解出来なかったり、何も考えずに散歩したりと無駄な時間を過ごしてしまった。
水を求めて行動するのもありだが、また襲われる可能性がある。
ということで、初日は火の確保をする。
火があれば夜に襲われる危険性が少しでも下がるはず。そん考えたのだ。
そこら辺の木の枝でよくある火起こしをしてみた。
結論、無理でした。
枝は折れるし、途中で形が崩れるし、火種を作る前に下の枝がなくなるし……
別の方法にしよう。
とりあえず、石と石をぶつけて火花を!なんてこともならず。
「ステータス!」
「ステータスオープン!」
「メニュー!」
「開け、ゴマ!」
次はスキル頼み。
異世界に来たんだからそういうのあるでしょ!
そう思って何かしら言ったら出てくるんじゃね?
はい、出ませんでした。
そんな甘くないようだ。
ちなみにファイアーボールやらウォーターとか魔法っぽいことを言っても何も起きなかった。
最終的に木と木を擦って火を起こすのが現実的だとそう思い、色々工夫をした。
弓切り式火起こしが作りやすく、出来そうだと思い、ツタを探しに行くことに。
意外とすんなり見つけられた。ただし、トゲあり。
トゲに刺さらないようにトゲを取り、少し多めに採取した。
ロープ、色々と使いどころがありそうだからだ。
次に弓になりそうな棒を探す。
これも早く見つかった。だって、森だしね。
そして、弓を作る。ただこれが意外と結構時間がかかった。
たくさんの枝や棒を集め、火がつきそうな枯れ葉っぽいやつや、草を集めていざ挑戦。
あたりは真っ暗になっていたが、明日やろうは馬鹿野郎。そういうことだ。
何度も失敗し、疲れてぼーっとしたり、明日のことをかんがえたり……
それでも火を求め……
疲れながらも無意識にやっていたその時。少しだけ明るくなった。火種が出来たのだ。
慌てながらも、ゆっくり、丁寧に枯れ葉へ。
それを持ち上げ、息を吹き込む。
そして……
「よし!ついたぞ!!!」
達成感。
火起こしに成功したのだ。
ただ、火はついたのに明るいと感じなかった。
とっくに朝を迎えていたのだった。
重い体を起こし目を擦って辺りを見渡した。
たしかに死んだはず。
そう、夜になにか大きな動物に襲われて……
思い出してしまい、顔を真っ青になりながら体が震えている。
どうなっているんだ、この世界は。
起きた場所は初めてこの世界に来た場所。寝ていた場所、太陽の位置、そして公園にあった大きな木。
何もかもが一緒だった。
「どうなってるんだこれ……」
考えても考えても何が起きたのか分からない。
とりあえず、夢ってことにした。むしろそう考えないとやってられない。なんせ、死んだのだから。
さて、前世では初日を無駄にしてしまった。
状況が理解出来なかったり、何も考えずに散歩したりと無駄な時間を過ごしてしまった。
水を求めて行動するのもありだが、また襲われる可能性がある。
ということで、初日は火の確保をする。
火があれば夜に襲われる危険性が少しでも下がるはず。そん考えたのだ。
そこら辺の木の枝でよくある火起こしをしてみた。
結論、無理でした。
枝は折れるし、途中で形が崩れるし、火種を作る前に下の枝がなくなるし……
別の方法にしよう。
とりあえず、石と石をぶつけて火花を!なんてこともならず。
「ステータス!」
「ステータスオープン!」
「メニュー!」
「開け、ゴマ!」
次はスキル頼み。
異世界に来たんだからそういうのあるでしょ!
そう思って何かしら言ったら出てくるんじゃね?
はい、出ませんでした。
そんな甘くないようだ。
ちなみにファイアーボールやらウォーターとか魔法っぽいことを言っても何も起きなかった。
最終的に木と木を擦って火を起こすのが現実的だとそう思い、色々工夫をした。
弓切り式火起こしが作りやすく、出来そうだと思い、ツタを探しに行くことに。
意外とすんなり見つけられた。ただし、トゲあり。
トゲに刺さらないようにトゲを取り、少し多めに採取した。
ロープ、色々と使いどころがありそうだからだ。
次に弓になりそうな棒を探す。
これも早く見つかった。だって、森だしね。
そして、弓を作る。ただこれが意外と結構時間がかかった。
たくさんの枝や棒を集め、火がつきそうな枯れ葉っぽいやつや、草を集めていざ挑戦。
あたりは真っ暗になっていたが、明日やろうは馬鹿野郎。そういうことだ。
何度も失敗し、疲れてぼーっとしたり、明日のことをかんがえたり……
それでも火を求め……
疲れながらも無意識にやっていたその時。少しだけ明るくなった。火種が出来たのだ。
慌てながらも、ゆっくり、丁寧に枯れ葉へ。
それを持ち上げ、息を吹き込む。
そして……
「よし!ついたぞ!!!」
達成感。
火起こしに成功したのだ。
ただ、火はついたのに明るいと感じなかった。
とっくに朝を迎えていたのだった。
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