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はじめての依頼
緊急クエスト
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「助けてください! 仲間が魔獣に襲われて……!」
そう叫ぶ少女は橙色の首飾りを着けていた。
六級冒険者だ。
「「魔獣……!」」
リンネとララが揃って声をあげる。
レオンが頷く。
三人の意思はもう固まっていた。
「俺たちが行きます」
受付嬢が少女を誘導するよりも早く、レオンが声をかける。
この時少女には、レオンが英雄のように見えていた。
「それでは、探索から帰還している際に強力な魔獣複数体から襲撃を受けたと……」
ギルドの受付にて、三人と受付嬢は少女から事情を聞いていた。
少女の名はシュンラン。
最近このギルドで注目を集めている若手女冒険者パーティーのメンバーらしい。
「はい。場所はここから東にある海沿いの森で……普段は魔獣なんて滅多に出ない場所なんです。だけど今日、岩に刺さってた古い短剣を見つけて持ち帰ってるところで……もしかしてそれが良くなかったのかも……!」
「落ち着いて。襲ってきた魔獣の特徴は?」
「特徴……えっと、人型とか獣型とか色々いたんですけど、みんな骸骨でした」
「骸骨ってことはアンデッド魔獣ね」
「リンネ、知ってるのか?」
「ええ。師匠に少しだけ教えてもらったことがあるから。ただ、海沿いの森でアンデッドが出るっていうのは……」
「はい。過去のものまでは調べてみないと分かりませんが……ここ最近では海沿いの森にアンデッドが出現したという報告はありません」
「ということはやはりその短剣が理由と考えるのが自然かもな。それで、その短剣はどこにあるんだ?」
「それならここに……」
そう言ってシュンランはカバンから短剣を取り出す。
たしかに短剣の形状をしているそれは、すっかり錆に覆われており、今のまま武器として使うのは不可能に思えた。
「どうしましょう。短剣とアンデッドの因果関係もわかりませんから、一旦それはギルドの方で鑑定してみましょうか」
「そ、そうですね。それでお願いします……!」
「よし、決まりだな。それじゃ俺たちは海沿いの森に向かうから……シュンラン、案内してもらっていいか?」
レオンの言葉に、シュンランは目に涙を浮かべた。
「あ、ありがとうございます! お礼は後でたくさんさせてもらいます!」
「ギルドとしてもそれで問題ないですよね?」
「……相手の戦力が分からない以上なんとも言えませんが、今動ける冒険者の中ではレオンさんたちが最も実力あるはずです。そのため、海沿いの森の森の調査としてギルドからも正式に依頼させてください……必ず帰ってきて調査報告をお願いします」
危険であれば無理せず戻るように。
受付嬢が言っているのはつまりそういうことだ。
せっかくシンピの弟子が冒険者になったのだから、早々に手放したくはないのだろう。
「わかりました。その依頼、受けさせてもらいます……それじゃあ行こう!」
「うん!」「ええ!」「はい……!」
「あれ。レオンさん達、食べていかれないんですか?」
四人がギルドを出る前、ベルに声をかけられる。
既に料理の用意を進めていたようで、レオンは少し申し訳ない気持ちになった。
「すまん! 今からすぐに行かないといけない場所ができてな……! この埋め合わせは必ずするから!」
「そういうこと! ごめんねベルお……おねえちゃん!」
言い残して、レオン達は出て行ってしまった。
「おねえちゃん……悪くないですね」
そう叫ぶ少女は橙色の首飾りを着けていた。
六級冒険者だ。
「「魔獣……!」」
リンネとララが揃って声をあげる。
レオンが頷く。
三人の意思はもう固まっていた。
「俺たちが行きます」
受付嬢が少女を誘導するよりも早く、レオンが声をかける。
この時少女には、レオンが英雄のように見えていた。
「それでは、探索から帰還している際に強力な魔獣複数体から襲撃を受けたと……」
ギルドの受付にて、三人と受付嬢は少女から事情を聞いていた。
少女の名はシュンラン。
最近このギルドで注目を集めている若手女冒険者パーティーのメンバーらしい。
「はい。場所はここから東にある海沿いの森で……普段は魔獣なんて滅多に出ない場所なんです。だけど今日、岩に刺さってた古い短剣を見つけて持ち帰ってるところで……もしかしてそれが良くなかったのかも……!」
「落ち着いて。襲ってきた魔獣の特徴は?」
「特徴……えっと、人型とか獣型とか色々いたんですけど、みんな骸骨でした」
「骸骨ってことはアンデッド魔獣ね」
「リンネ、知ってるのか?」
「ええ。師匠に少しだけ教えてもらったことがあるから。ただ、海沿いの森でアンデッドが出るっていうのは……」
「はい。過去のものまでは調べてみないと分かりませんが……ここ最近では海沿いの森にアンデッドが出現したという報告はありません」
「ということはやはりその短剣が理由と考えるのが自然かもな。それで、その短剣はどこにあるんだ?」
「それならここに……」
そう言ってシュンランはカバンから短剣を取り出す。
たしかに短剣の形状をしているそれは、すっかり錆に覆われており、今のまま武器として使うのは不可能に思えた。
「どうしましょう。短剣とアンデッドの因果関係もわかりませんから、一旦それはギルドの方で鑑定してみましょうか」
「そ、そうですね。それでお願いします……!」
「よし、決まりだな。それじゃ俺たちは海沿いの森に向かうから……シュンラン、案内してもらっていいか?」
レオンの言葉に、シュンランは目に涙を浮かべた。
「あ、ありがとうございます! お礼は後でたくさんさせてもらいます!」
「ギルドとしてもそれで問題ないですよね?」
「……相手の戦力が分からない以上なんとも言えませんが、今動ける冒険者の中ではレオンさんたちが最も実力あるはずです。そのため、海沿いの森の森の調査としてギルドからも正式に依頼させてください……必ず帰ってきて調査報告をお願いします」
危険であれば無理せず戻るように。
受付嬢が言っているのはつまりそういうことだ。
せっかくシンピの弟子が冒険者になったのだから、早々に手放したくはないのだろう。
「わかりました。その依頼、受けさせてもらいます……それじゃあ行こう!」
「うん!」「ええ!」「はい……!」
「あれ。レオンさん達、食べていかれないんですか?」
四人がギルドを出る前、ベルに声をかけられる。
既に料理の用意を進めていたようで、レオンは少し申し訳ない気持ちになった。
「すまん! 今からすぐに行かないといけない場所ができてな……! この埋め合わせは必ずするから!」
「そういうこと! ごめんねベルお……おねえちゃん!」
言い残して、レオン達は出て行ってしまった。
「おねえちゃん……悪くないですね」
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