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本編
第7話 俺様の誘拐事件とハンター達の襲撃
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屋根を通って、大通りまで来た。今日は別の馬が停まっていたけど、「にゃ?」って行ったら大通りを渡らせてくれた。便利な世の中になったものだ。
大通りを渡ったら、また屋根を通って、あっという間にステイン商会に到着した。
けど、門は閉まっていたからな。ちょっと座って休憩してみる。
しばらくすると、太った商人が走ってくるのが見えた。
「おい、勝手に入るんじゃない」
そうか、入ってはいけないのか? じゃあ、入ろう。それが猫の生き方だからな。
扉の下の隙間は俺様が余裕で通れるから、するりと抜けて中に入った。
中に入ったら、庭先を走り抜けて玄関の扉。そこで、ちょっと振り返る。
追いかけて来るかな?
来た来た、太った商人が汗だくで走ってくる。
「こらー屋敷に入るな! こらー」
入るなって言うなら、入ってみたくなるのだ、俺様は猫だからな。
でも、玄関の扉は大きくて開けるのは面倒だな。
どうしょうか思っていたら、扉が開いて女の人が顔を出した。
前に来た時に、太った商人の傷を手当てしていたメイド服の女の人だな。
「あれ? ヌコちゃん、また来たの?」
メイド服の女の人は、しゃがんで手を伸ばして俺様をナデナデしてくれた。
俺様は、ノドをゴロゴロ鳴らしてみる。
「ヌコを捕まえろ、叩き出せ、やはく!」
太った商人が、やっと追いついてきたな。つかまるのはイヤだから隠れてみるか?
目の前に、ちょうどよさそうな隠れ場所があるしな。
俺様は鼻先で布を押しのけて、メイド服のスカートの下に潜り込んだ。
「ヌコちゃん、そこはだめよ?」
駄目なのか? 程よい狭さで落ち着くけどな。
「よし! そこを動くなよ!!!」
太った商人が、スカートをガバ!っとめくりあげた。
両手でスカートを持ち上げて、すごい顔して俺様を見ているけどな。
「きゃあ! へんたい!!」
って声がして、メイド服の女の人の右アッパーが太った商人の顎に突き刺さった。
立ち上がりながら、全身のバネを活かした見事なパンチだったな。
太った商人は、宙を舞った。くるくるっと3回転して、頭から花壇の中に落ちた。
これで静かになったから、のんびり散歩できるのだ。
と思った途端に、凄い音がして門が吹き飛んだ。
「こんな簡単に吹き飛んでいいのかね。ゴブリンの集落でももうちょっと硬いぜ」
壊れた門から臭い人達が、ゾロゾロと入ってきた。
人数が多いから、ものすごく臭いし、ちょっと怖いかもな。
メイド服の女の人は「ひぇぇぇ」とか言いながら俺様を抱き上げて、すこし離れた場所に逃げた。
臭い人達は、俺様の前を素通りして、玄関の前まで行くと、なんとなく棒読みのセリフを言い出した。
「よーし、屋敷に突入して、みーちゃんを救出するぜ!」
「「「おおおお!」」」
氷の塊が玄関の扉を吹き飛んだ。
と思ったら、臭い人達のキックで壁が崩れて、剣を振り回して柱が倒れる。あっと言う間に玄関の屋根が崩れ落ちた。
俺様はメイド服の女の人に抱かれて、少し離れた所で見学しているんだけどな。
「みーちゃんはどこだー!」
「ここにはいないぞー」
さっきから、臭い人達と目が合うたびに視線をそらすのだが。
メイド服の女の人に「危ないから離れてて」って言いに来たヤツもいたから、絶対に気づいてるはずなのだ。
俺様はネコだからな、無視されたら自己主張してみたくなるのだ。
メイド服の女の人から飛び降りて、暴れている臭い人達の足元を走り抜けて、臭い人の背後に忍び寄る。立ち止まったタイミングでふくらはぎに爪を立ててバリバリと爪研ぎをしてやった。
「うぉ、いててて! みーちゃん、痛い痛い!」
ふふん、俺様を無視するから、ちょっと強めなのだ。
臭い人が俺様を抱き上げたから「ふぅぅぅぅ」って文句を言ってやった。
「みーちゃん、なにを怒っているんだ?」
何に怒っていたかなんて、もう忘れたのだ。けど、怒っているのだ。
臭い人の腕を抱え込んで、ガブっと牙を立てたら、後ろ足で猫キック!
「いててて、みーちゃん落ち着け」
ふん、これくらいで許してやるかな。
血が出てるから、よっとやり過ぎたかも? じゃあ舐めてごまかそう。
ぺろ・・・不味い。ぺっぺっ!
「くそ~ みーちゃん発見しちまったぜ」
「もう終わりかよ~」
「更地にするんじゃなかったのかよ」
「みーちゃん見つかったしな~」
「しゃあねえ、帰るかあ」
「つまんねぇ~」
崩れ落ちた玄関の横で、メイド服の女の人がぺたんと座り込んでいたから、「にゃ~」とだけ挨拶して、花壇の中で気絶している太った商人に砂をかけたら、他にすることもないので俺様も帰ることにした。
臭い人の肩に飛び乗ったら、ギルドまで連れて行ってくれるかと思ったけどな。
「よし、みーちゃん飲みにいくか!」
え? 帰ってゆっくりしたいのだが。
「おーし、野郎共! 打ち上げに行くぞー!」
「「「おおおおお!」」」
大通りを渡ったら、また屋根を通って、あっという間にステイン商会に到着した。
けど、門は閉まっていたからな。ちょっと座って休憩してみる。
しばらくすると、太った商人が走ってくるのが見えた。
「おい、勝手に入るんじゃない」
そうか、入ってはいけないのか? じゃあ、入ろう。それが猫の生き方だからな。
扉の下の隙間は俺様が余裕で通れるから、するりと抜けて中に入った。
中に入ったら、庭先を走り抜けて玄関の扉。そこで、ちょっと振り返る。
追いかけて来るかな?
来た来た、太った商人が汗だくで走ってくる。
「こらー屋敷に入るな! こらー」
入るなって言うなら、入ってみたくなるのだ、俺様は猫だからな。
でも、玄関の扉は大きくて開けるのは面倒だな。
どうしょうか思っていたら、扉が開いて女の人が顔を出した。
前に来た時に、太った商人の傷を手当てしていたメイド服の女の人だな。
「あれ? ヌコちゃん、また来たの?」
メイド服の女の人は、しゃがんで手を伸ばして俺様をナデナデしてくれた。
俺様は、ノドをゴロゴロ鳴らしてみる。
「ヌコを捕まえろ、叩き出せ、やはく!」
太った商人が、やっと追いついてきたな。つかまるのはイヤだから隠れてみるか?
目の前に、ちょうどよさそうな隠れ場所があるしな。
俺様は鼻先で布を押しのけて、メイド服のスカートの下に潜り込んだ。
「ヌコちゃん、そこはだめよ?」
駄目なのか? 程よい狭さで落ち着くけどな。
「よし! そこを動くなよ!!!」
太った商人が、スカートをガバ!っとめくりあげた。
両手でスカートを持ち上げて、すごい顔して俺様を見ているけどな。
「きゃあ! へんたい!!」
って声がして、メイド服の女の人の右アッパーが太った商人の顎に突き刺さった。
立ち上がりながら、全身のバネを活かした見事なパンチだったな。
太った商人は、宙を舞った。くるくるっと3回転して、頭から花壇の中に落ちた。
これで静かになったから、のんびり散歩できるのだ。
と思った途端に、凄い音がして門が吹き飛んだ。
「こんな簡単に吹き飛んでいいのかね。ゴブリンの集落でももうちょっと硬いぜ」
壊れた門から臭い人達が、ゾロゾロと入ってきた。
人数が多いから、ものすごく臭いし、ちょっと怖いかもな。
メイド服の女の人は「ひぇぇぇ」とか言いながら俺様を抱き上げて、すこし離れた場所に逃げた。
臭い人達は、俺様の前を素通りして、玄関の前まで行くと、なんとなく棒読みのセリフを言い出した。
「よーし、屋敷に突入して、みーちゃんを救出するぜ!」
「「「おおおお!」」」
氷の塊が玄関の扉を吹き飛んだ。
と思ったら、臭い人達のキックで壁が崩れて、剣を振り回して柱が倒れる。あっと言う間に玄関の屋根が崩れ落ちた。
俺様はメイド服の女の人に抱かれて、少し離れた所で見学しているんだけどな。
「みーちゃんはどこだー!」
「ここにはいないぞー」
さっきから、臭い人達と目が合うたびに視線をそらすのだが。
メイド服の女の人に「危ないから離れてて」って言いに来たヤツもいたから、絶対に気づいてるはずなのだ。
俺様はネコだからな、無視されたら自己主張してみたくなるのだ。
メイド服の女の人から飛び降りて、暴れている臭い人達の足元を走り抜けて、臭い人の背後に忍び寄る。立ち止まったタイミングでふくらはぎに爪を立ててバリバリと爪研ぎをしてやった。
「うぉ、いててて! みーちゃん、痛い痛い!」
ふふん、俺様を無視するから、ちょっと強めなのだ。
臭い人が俺様を抱き上げたから「ふぅぅぅぅ」って文句を言ってやった。
「みーちゃん、なにを怒っているんだ?」
何に怒っていたかなんて、もう忘れたのだ。けど、怒っているのだ。
臭い人の腕を抱え込んで、ガブっと牙を立てたら、後ろ足で猫キック!
「いててて、みーちゃん落ち着け」
ふん、これくらいで許してやるかな。
血が出てるから、よっとやり過ぎたかも? じゃあ舐めてごまかそう。
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「更地にするんじゃなかったのかよ」
「みーちゃん見つかったしな~」
「しゃあねえ、帰るかあ」
「つまんねぇ~」
崩れ落ちた玄関の横で、メイド服の女の人がぺたんと座り込んでいたから、「にゃ~」とだけ挨拶して、花壇の中で気絶している太った商人に砂をかけたら、他にすることもないので俺様も帰ることにした。
臭い人の肩に飛び乗ったら、ギルドまで連れて行ってくれるかと思ったけどな。
「よし、みーちゃん飲みにいくか!」
え? 帰ってゆっくりしたいのだが。
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「「「おおおおお!」」」
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