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入学式編
1
春は、出会いの季節です。
「好きです」
「……は?」
「………」
「……ええ?!」
散りかけた桜の木の下で、なんと俺は告白されてしまいました。
「……え、てゆうかなんで?」
「なんでって…」
「いや、だって」
君新入生じゃん。俺知らないじゃん。
「……実は俺、去年ここの文化祭に来て、そこで先輩を見かけて」
「あ、そうなんだ…」
……って俺、確かあん時…
「あ、メイド!」
「そうっすね」
そうだよ俺あん時巽怒らせて、大変な目に…。
「で、俺その時先輩に惚れちゃいました」
「へぇ―……って、いやいやいやちょっと待て」
なぜそうなる!
「……あのさ俺、男だよ?」
「知ってます」
そうだよねここ男子校だもんね…。
「俺、そういうの関係なく先輩が好きなんです」
……直球!!てゆうかそんなに見つめんな!!ドキドキすんじゃんしかもこいつ何気に背ぇ高くてカッコイイし!!
「ああああのさ、関係ないっつっても女装した俺にほほ惚れたんだよね?俺普段しないよ?あんなカッコ…」
あれは別に趣味じゃなくて単なるノリだ!
ノリすぎて大変なことになったけども!
「大丈夫です、俺今日確信しました。先輩は一目惚れって信じますか?」
しんっじなくはないけど…っだからそんな目で俺を見るなぁぁぁぁ!!
「……っごめんっ、俺、今つきあってる人がいて…」
ごめん巽俺今ちょっとときめいた。ほんのちょこっとだけど。
「……そう、なんですか…」
「ごめん…」
「……その人、女の人ですか?」
「……いや、違うけど…」
「じゃあ、先輩は男もアリなんですね?」
「あ、アリ?え、あぁ、まぁ…」
てゆうか、男としかつきあったことないし。
「つまり、もしかしたら俺のことを好きになるかもしれないですよね?」
「え?」
「そしたら、その人と別れて俺とつきあってくれますよね?」
「ええ?!いやちょっとっ」
それは強引すぎだろ!
「……俺、あれから半年ずっと先輩のこと考えてたんです。ここを受験したのも、どうしても先輩に会いたかったからで…」
「………」
「俺、諦められません」
「や、でもごめん、俺はっ…」
「好きでいちゃ、ダメですか…?」
……だから、そんな目で俺を見るなよおおお!!
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