素直な君に恋をした

mahya

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君との出会い

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土砂降りの雨の中行われた君の葬儀が終わると、僕はがむしゃらに走った。

気づけばそこは君とはじめて出会った場所だった。

いつだって僕は思う......

あの時君と出会わなければ......と

そう、あの日は今から2年も前のことだった





「いつまで寝ているの!!早く着替えて学校に行きなさい!!」
(何で私がこんな汚らわしい愛人との子のめんどうを見なくちゃいけないのよ。意味わからない。まぁ援助金は助かるけど、あんたが学校行ってくれないと金貰えないじゃない)

「叔母さん、すみません。すぐ出ます」

「ほんっと動きがとろいんだから。誰に似たんだか」
(最近は、本当にあの汚らわしい愛人に似てきてほんっとうざったらしくて仕方がないわ) 

バタンッ

「はぁ......学校に行きたくないな~」

「でも叔母さんがいるし......行くか.....」

バタン

いつもの通学路

いつもの風景

いつもと同じ環境

人にとって日常なことが僕にはない

僕は人の心が読めるからだ

僕は父と愛人から産まれた汚らわしい子ども 

父の家庭は地位が高かった

父は地位を捨てたくないから愛人と僕を捨て、実家に戻った

僕の母はとても強く、優しかった

父に捨てられてもたった1人で僕を育ててくれた

でも、僕が5歳の時母は倒れた

脳梗塞で即死だった

母は死ぬ前から僕に言い続けた

「人は1人じゃ生きていけないの。
昴流、人との出会いを1つ1つ大切にしなさい」

「おかーさん、どーいう意味?」

「まだ、昴流には少し難しいかもしれないけど、この言葉を忘れないでね」

「うんっ  約束する!」

「うん、約束よ」

今、思えばお母さんは自分がもう長くないことをわかっていたのかもしれない

お母さんごめんね。僕にはその約束を守れないよ

だって、お母さんが死んで親戚中をたらいまわしされるようになって8歳になる頃、僕はなんでか人の心が読めるようになっていたんだから...

親戚の人達の心の声は、お母さんを非難するばかり...

僕は、いつしか人が信じられなくなっていた......



「学校、サボるか」






僕はある土手に着いた

風当たりがちょうど良くて、ここでサボろうと思った

ゴロンッ

「気持ち~」

僕はいつの間にか寝てしまっていた


 



「おーい。起きてーー!」

「ぅ」

「う?」

「うわーーーーー!!!!!」

気づくと目の前に見知らぬ女の子がいました





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