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第1章~出会い
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わたしの名前はミキ。
なんの取り柄も特技もなく友達も少なくおとなしいほうだ。そしてthe普通。
人より優れているものなんかない将来の夢もない高校2年生。ついでに言うとブラスバンド部に所属している。
今日もいつも通り部活を終えてチャリで
家に帰る。
だがいつも通っている道が工事中で通れ
なかったのでいつもと違った道を
通ることにした。
横断歩道で信号待ちをし、青になったので
自転車を押して渡る。
すると店と店の間の細い暗い道にテーブルが
1つ見えた。
その道を覗くといかにもインチキくさい
占い師のような黒い服でフードをかぶった
銀髪のお兄さんがテーブルの前ニコニコしてに座っている。
なんか怪しいな。目を合わせないように
ちゃっちゃと通り過ぎよう。
去り際に何か視線を感じチラッと見てみると
目が合ってしまった。
占い師はニコッと笑いかけてきた。
その占い師の青白いきれいな瞳に
目が離せなくなってしまっていると手を前後に振り手招きをしてきた。
私は自然と惹かれその占い師の前に立っていた。
占い師「こんにちわ!」
私「あ、こ、こんにちわ!」
占い師「僕には君がいまの生活に満足してないように見えるな。生きてて楽しい?」
と、ニコニコしながら聞いてくる。
なんて爽やかな笑顔で毒を吐いてくるんだ、この人は。ちょっとイラッとした。
私「楽しいことなんてないけど死にたくはないかな。別に普通に暮らせてればなんも問題ないし。てか生きてて楽しい?って失礼だし!!」
占い師「ごめんごめん 笑。なんか君の目に生気を感じなくてさ!君、いま願い事ある?どんな小さなことでもいいからさ!」
私「んー、別にないなぁ。しいて言うなら~……あ!いまね、私の好きなマンガ本が出たんだけどいまお小遣い足りなくてさー……ダメ??」
占い師「いいよ!じゃ~あ、君の寿命、1日と交換ね!!どう?いい?」
え?…………………寿命??
さっきまでニコニコしていた占い師は一瞬ニヤッっとしたように見えた……。
なんの取り柄も特技もなく友達も少なくおとなしいほうだ。そしてthe普通。
人より優れているものなんかない将来の夢もない高校2年生。ついでに言うとブラスバンド部に所属している。
今日もいつも通り部活を終えてチャリで
家に帰る。
だがいつも通っている道が工事中で通れ
なかったのでいつもと違った道を
通ることにした。
横断歩道で信号待ちをし、青になったので
自転車を押して渡る。
すると店と店の間の細い暗い道にテーブルが
1つ見えた。
その道を覗くといかにもインチキくさい
占い師のような黒い服でフードをかぶった
銀髪のお兄さんがテーブルの前ニコニコしてに座っている。
なんか怪しいな。目を合わせないように
ちゃっちゃと通り過ぎよう。
去り際に何か視線を感じチラッと見てみると
目が合ってしまった。
占い師はニコッと笑いかけてきた。
その占い師の青白いきれいな瞳に
目が離せなくなってしまっていると手を前後に振り手招きをしてきた。
私は自然と惹かれその占い師の前に立っていた。
占い師「こんにちわ!」
私「あ、こ、こんにちわ!」
占い師「僕には君がいまの生活に満足してないように見えるな。生きてて楽しい?」
と、ニコニコしながら聞いてくる。
なんて爽やかな笑顔で毒を吐いてくるんだ、この人は。ちょっとイラッとした。
私「楽しいことなんてないけど死にたくはないかな。別に普通に暮らせてればなんも問題ないし。てか生きてて楽しい?って失礼だし!!」
占い師「ごめんごめん 笑。なんか君の目に生気を感じなくてさ!君、いま願い事ある?どんな小さなことでもいいからさ!」
私「んー、別にないなぁ。しいて言うなら~……あ!いまね、私の好きなマンガ本が出たんだけどいまお小遣い足りなくてさー……ダメ??」
占い師「いいよ!じゃ~あ、君の寿命、1日と交換ね!!どう?いい?」
え?…………………寿命??
さっきまでニコニコしていた占い師は一瞬ニヤッっとしたように見えた……。
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