紅蓮の命《クリムゾン・ライフ》

氷神凉夜

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第一部 紅蓮の心《クリムゾン・ハーツ》

第二話 最初の再会と審査

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 俺が待ち合わせの場所に行くと二人の男性がいました。その二人は俺を見つけると駆け寄ってきてそのまま話に入ったのです。

 『紅蓮!お前またバンドやる気になったのか?』
 『ミスター紅蓮、ユーからの連絡待っていました。』
 『ああ…再び始めた。』
 『お前あの時もう二度とバンドなんかやらないって言って飛び出して行ったから心配したんだ。』
 『そのつもりだったんだが、俺にはこれしか取り柄がないなって思いながら町を歩いていたら楽器屋にバンドメンバー募集を見て応募したら合格してそこのリーダーをしてる。』
 『そっか、じゃあ本題に入ろうぜ?俺とユリウスを誘ったのは俺らをそのバンドに加えたいからでいいんだな?』
 『ああ、その通りだ。』
 『そうか、俺等はお前がバンドをやりたいと言う気持ちになって再び連絡が来たら組む予定だったからな。だが、俺等はお前が今いるバンドの腕を知らない、俺等が本気になれる熱い魂を感じられなければこの話はなしだ。』
 『ミスター不知火の言うとおりです。ミー達はユーだからついていくだけです。そうでないメンバーと組んだのなら話は別です。』
 『そうか、なら今からあいつらを呼ぶ。それからスタジオでお前らに聞いてもらって審査してもらう。』

 俺は明科さん達に連絡し、最初に出会った楽器屋で落ち合うことにした。俺とユリウス、暁は待ち合わせの楽器屋に向かい待っていると明科さんたちがやって来てスタジオ入りしました。

 『えっと、まず感謝はするぜ。煉を再びバンドの世界に戻してくれたことに関してはな。』
 『明科友理奈って言います。担当はベースです。まず私からいきますね。』

 明科さんがベースを奏で始めたとたん普段の彼女とは別の感じがした。それは俺だけではなく暁やユリウスも感じたみたいだった。明科さんの演奏後続いて戸倉さんと神楽さんも演奏したがやはり別人のような腕だった。

 演奏後三人は俺らに不安そうに結果を聞いてきたのでした。俺は問題はないと思ったのだが暁とユリウスは二人で相談していてその結果三人とも合格と言うことになった。

 『じゃあ俺からな!俺は暁知也、通称・不知火。担当は和楽器だ。』
 『ミーはユリウス・ハッシュベルト、担当はフルートとバイオリンです。』
 『改めまして明科友理奈です。担当はベースです。あと、作詞作曲をしてます。よろしくお願いします。』
 『俺は神楽祐一、担当はギター。よろしくな。』
 『私は戸倉明、担当はドラムです。よろしくお願いいたします。』
 『よろしくな。が、しかし条件がある煉を裏切るなよ!』
 『解っています。煉さんが前のバンドを辞めた理由は仲間の裏切りですよね。それはこちらも同じような経験をしてるので。』
 『そうなんだ、知也。彼女たちも前のバンドのメンバーに見捨てられたんだ。リーダーは身勝手な理由で脱退し、メインギターを勤めてた奴はリーダーが抜けると同時に脱退したんだ。』
 『そうでしたか。なら信用しても大丈夫ですね。』
 
 自己紹介も終わり暁とユリウスがメンバーに入ってくれることになった。

 『あの一ついいですか?なぜ皆さん通称があるんですか?』
 『俺は名前から因んでだ。不知火は深い意味はないが強いて言えば演奏の仕方が火を知らないような感じからかな。』
 『どうせだ。皆別名考えようぜ?』
 『別名ですか?』
 『ああ、例えば友理奈ちゃんはシェリーとかフェイスとかかな。』
 『でしたら、私は雪華がいいです。』
 『ほう、またどうして?』
 『私、雪の華が好きだからです。』
 『俺は、ノエルがいい!理由は何となく。』
 『私はジュエルですね。理由は宝石のような輝きでありたいからです。』
 『いいねぇ!そう思うだろ?爆奏。』
 『ミスター不知火、その呼び名はやめてください。ですが、ミーも皆さんの別名は良いと思います。』
 『爆奏?ですか?何でですか?』
 『それはユリウスが爆発的な演奏力を持ってるからだ。本人は嫌ってるがな。』
 『氷の男爵アイス・バロンなんてどうですか?』
 『ミス友理奈、ナイスですね。ミーはアイス・バロンと言う別名を名乗ります。』

 新しくバンドを組み直したという事で新曲を新たに作ろうと言う話になり俺はバンド名を基準に作ろうと提案すると全員一致した。
 俺は明科さんを誘い歌詞の流れについて相談することにした。
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