紅蓮の命《クリムゾン・ライフ》

氷神凉夜

文字の大きさ
15 / 24
第一部 紅蓮の心《クリムゾン・ハーツ》

第十一話 呼び出し

しおりを挟む
 皇居での祖母との謁見から一週間が過ぎとある人物から連絡があった。
 その人物とは神崎実里と夢野由佳理からだった…俺と友理奈に話があるらしいとのこと、俺は友理奈に連絡し彼女は話はとりあえず聞きたいとのことだったので折り返し神崎実里に連絡して待ち合わせ日時を決めた。

 待ち合わせ当日俺は待ち合わせの喫茶店に来て待つことにした。数分すると友理奈が来て今回のことを気にしている様子で話をしたんだ。

 待ち合わせ時刻に神崎実里と夢野由佳理の二人が来て俺達を見つけるとその席にきたんだ。二人が席に来て座るとすぐさま本題を話してきた。

 『ごめん、急に呼び出して。早速本題なんだけど…龍ヶ崎家のバカとその執事の鈴ヶ森を何とかして!』
『どう言うことだ?神崎と夢野は龍ヶ崎と組んで俺達を…?』
『ええ、そうよ…でも、最近…いえ、あのライブバトルで私達が敗北してから龍ヶ崎と鈴ヶ森は暴走し始めて…私達も手に負えなくなって…友理奈を裏切った私達が言えた立場じゃないけど…私達…龍ヶ崎に裏切られたの…用済みだって…使えない奴は要らないって。』
『実里…それで私達は何すれば良いの?』
『友理奈…ごめんなさい…龍ヶ崎と鈴ヶ森に見捨てられて私達始めて友理奈の気持ちがわかったの。』
『ごめんなさい…許して…友理奈…。』
『わかったから、許すから…何をしたら良いのか教えて?』
『うん、龍ヶ崎は私達を切り捨て新しくメンバーを入れ換えたらしいの…しかもプロ並みの腕前の人をね。この間のバトルで貴方達がいつの間にかプロと同格かまたはそれ以上の腕前なのは理解したわ、だから、龍ヶ崎を完全に潰してほしいのよ!』
『わかった。が、少し待ってほしい。すぐ戻るから待っていてくれ。』

 夢野と神崎が頷くと俺と友理奈は席を外し離れた場所で二人の様子を見ながら(つまり、二人の声が聞こえる範囲)俺達は今回の件について話し合った。話し合った結果ある条件付きで様子を見たいからと言う理由で友理奈が二人をカミングアウトしたいと言い出したから俺もそれを承諾し席に戻った。

『お待たせ、協力はするけど一度私は由佳理と実里…貴女達に裏切られてるから条件を出すね。』
『条件?それは?』
『監視も兼ねて私達のバンドに入ってもらいたいの。それが条件。これを飲むなら協力する。』
『そりゃあそうよね。良いわ、その条件受け入れるわ。』
『実里!二人は…。』
『由佳理、これは自業自得なのよ…一度でも裏切れば信用されなくなるのは当然よ。』

 神崎と夢野は監視対象と言う名目でクリムゾン・ハーツのメンバーになった。

『ところで二人の担当は?』
『改めて私は神崎実里。元・星屑の光ライト・オブ・スターダストのリーダーで担当はヴォーカル兼作詞。楽器の才能ないから…アハハ…。』
『夢野由佳理…担当はメインギター兼キーボード兼作詞作曲編曲。』
『要するに星屑の光には作詞は三人、作曲二人いるってことか?』
『そうですね、その時の曲風によって作詞する人が変化するんで、それとたまたま作詞する人が三人になってるだけです。』

 俺が納得すると友理奈は俺の昔のバンドの話が聞きたいと言ってきたんだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

この離婚は契約違反です【一話完結】

鏑木 うりこ
恋愛
突然離婚を言い渡されたディーネは静かに消えるのでした。

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

【完結】どうか私を思い出さないで

miniko
恋愛
コーデリアとアルバートは相思相愛の婚約者同士だった。 一年後には学園を卒業し、正式に婚姻を結ぶはずだったのだが……。 ある事件が原因で、二人を取り巻く状況が大きく変化してしまう。 コーデリアはアルバートの足手まといになりたくなくて、身を切る思いで別れを決意した。 「貴方に触れるのは、きっとこれが最後になるのね」 それなのに、運命は二人を再び引き寄せる。 「たとえ記憶を失ったとしても、きっと僕は、何度でも君に恋をする」

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

処理中です...