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第一部 紅蓮の心《クリムゾン・ハーツ》
第十三話 バンドを破壊する者イビル・ノーツ
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香住、由佳里、実里の三名がクリムゾン・ハーツの仲間になって数ヶ月が過ぎたある日一通の手紙が俺達に届いた。その相手はイビル・ノーツと名乗るバンドからだった。
その内容は酷いものでどう考えても龍ヶ崎久遠率いるバンドなのは明らかな感じだった。
『ミスター煉…ミーはこのイビル・ノーツと戦うべきだと思います。』
『そうだな、ユリウスの言うとおりだと思うぜ煉。』
『煉…お前何考えてる?』
『いや、な、イビル・ノーツって音楽を焼く者って意味になる…つまり、バンドマンを全滅させる気なのかと思って。』
『バンドの全滅だって?』
『考えすぎなら良いんだが…嫌な予感がしてね。』
暫く話をしていると遅れてやってきた幸人が考えすぎではないと言ってきたんだ。
『煉さん、その考えは正しいです。現にイビル・ノーツとバトルした敗者は解散だけに過ぎず楽器まで破壊されてますから。』
『そんな…酷すぎる…。』
『友理奈さん、現実です。現にこれまでイビル・ノーツに挑まれたバンドは百件は越えてます。』
『マジかよ…アタシ達があのバカと組んでたときより悪化してやがる。』
『由佳理さん…進境の悪化は間違いないです。それと、龍ヶ崎と鈴ヶ森は自棄を起こしてます。』
『自棄?家の力を借りてるんじゃ?』
『いえ、龍ヶ崎も鈴ヶ森も龍ヶ崎家を追い出されてます。僕と香住さんで龍ヶ崎家と話をつけたんです。』
『私は紅蓮の心の顧問弁護士よ!煉、貴方が苦しんでるなら力になるわよ!』
幸人の人脈と香住の弁護士の力で龍ヶ崎家を説得できたことは嬉しかった…が、問題は龍ヶ崎久遠と鈴ヶ森薫だった。…いや、イビル・ノーツそのものが大問題であることは間違いなかった。
数日が過ぎ俺と友理奈がデートをしていると突然人が現れ驚いていると鈴ヶ森薫が声をかけてきた。
『突然悪かったな…今更だがすまなかった…。』
『薫?どう言うことだ?お前今イビル・ノーツのメンバーなんじゃないのか?』
『いや、違う…今俺はバンドをしてない。』
『バンドをしてない?辞めたのか?』
『ああ、辞めた。龍ヶ崎久遠が龍ヶ崎家を追放されたなら俺が従う義理はないからな。』
『もしかして、薫の今までの行動は久遠の命令?』
『そうだ。龍ヶ崎家の使用人とは言えあのバカに従うのは胸糞悪かった。そもそも俺はバンドに興味はない。』
『興味がないわりには腕前は確かじゃないですか?』
『ユニットを組んでたからな、使用人やる前に。』
『ユニット?薫が?』
『星の双子ってユニットだ。ギターとドラムの異色ユニットだがな。人気はあったぜそこそこはな。』
『メンバーは?』
『明科友理奈、夢野由佳理には兄がいたよな?』
『夢野海音さん…まさか由佳里のお兄さん、海音さんと組んでたの?』
『ああ、そうだよ。俺と海音の二人組ユニットがスターツインズだ。』
『海音さん何も言わなかったから…知らなかった。』
鈴ヶ森薫の正体を知った友理奈は信じられないと言う感じで呆然としていると薫はさらに真実を話したんだ。
『海音と俺の間で由佳理が音楽を始めユニットかバンドを組むまで口外しない約束をしたんだ。海音も煉のバンドと友理奈のバンドの解散に心痛めていたし俺も責められた。』
『私達星屑の光のせいでお兄さんは何も喋らなかったの?』
『そうなるな。海音は煉のバンドと友理奈のバンドのファンでもあったからな。』
夢野海音と自分のことを語り終えた薫は更にイビル・ノーツの話を始めた。
『イビル・ノーツはあのバカ…龍ヶ崎久遠が強力なメンバーをかき集め現在バンド界の脅威とも言える最悪のバンドだ。理由は煉、お前と友理奈、アンタだ。』
現実の最悪さを知らされた俺達は残忍なバンドをする龍ヶ崎久遠に呆れるしかなかったと同時に怒りが込み上げたんだ。
その内容は酷いものでどう考えても龍ヶ崎久遠率いるバンドなのは明らかな感じだった。
『ミスター煉…ミーはこのイビル・ノーツと戦うべきだと思います。』
『そうだな、ユリウスの言うとおりだと思うぜ煉。』
『煉…お前何考えてる?』
『いや、な、イビル・ノーツって音楽を焼く者って意味になる…つまり、バンドマンを全滅させる気なのかと思って。』
『バンドの全滅だって?』
『考えすぎなら良いんだが…嫌な予感がしてね。』
暫く話をしていると遅れてやってきた幸人が考えすぎではないと言ってきたんだ。
『煉さん、その考えは正しいです。現にイビル・ノーツとバトルした敗者は解散だけに過ぎず楽器まで破壊されてますから。』
『そんな…酷すぎる…。』
『友理奈さん、現実です。現にこれまでイビル・ノーツに挑まれたバンドは百件は越えてます。』
『マジかよ…アタシ達があのバカと組んでたときより悪化してやがる。』
『由佳理さん…進境の悪化は間違いないです。それと、龍ヶ崎と鈴ヶ森は自棄を起こしてます。』
『自棄?家の力を借りてるんじゃ?』
『いえ、龍ヶ崎も鈴ヶ森も龍ヶ崎家を追い出されてます。僕と香住さんで龍ヶ崎家と話をつけたんです。』
『私は紅蓮の心の顧問弁護士よ!煉、貴方が苦しんでるなら力になるわよ!』
幸人の人脈と香住の弁護士の力で龍ヶ崎家を説得できたことは嬉しかった…が、問題は龍ヶ崎久遠と鈴ヶ森薫だった。…いや、イビル・ノーツそのものが大問題であることは間違いなかった。
数日が過ぎ俺と友理奈がデートをしていると突然人が現れ驚いていると鈴ヶ森薫が声をかけてきた。
『突然悪かったな…今更だがすまなかった…。』
『薫?どう言うことだ?お前今イビル・ノーツのメンバーなんじゃないのか?』
『いや、違う…今俺はバンドをしてない。』
『バンドをしてない?辞めたのか?』
『ああ、辞めた。龍ヶ崎久遠が龍ヶ崎家を追放されたなら俺が従う義理はないからな。』
『もしかして、薫の今までの行動は久遠の命令?』
『そうだ。龍ヶ崎家の使用人とは言えあのバカに従うのは胸糞悪かった。そもそも俺はバンドに興味はない。』
『興味がないわりには腕前は確かじゃないですか?』
『ユニットを組んでたからな、使用人やる前に。』
『ユニット?薫が?』
『星の双子ってユニットだ。ギターとドラムの異色ユニットだがな。人気はあったぜそこそこはな。』
『メンバーは?』
『明科友理奈、夢野由佳理には兄がいたよな?』
『夢野海音さん…まさか由佳里のお兄さん、海音さんと組んでたの?』
『ああ、そうだよ。俺と海音の二人組ユニットがスターツインズだ。』
『海音さん何も言わなかったから…知らなかった。』
鈴ヶ森薫の正体を知った友理奈は信じられないと言う感じで呆然としていると薫はさらに真実を話したんだ。
『海音と俺の間で由佳理が音楽を始めユニットかバンドを組むまで口外しない約束をしたんだ。海音も煉のバンドと友理奈のバンドの解散に心痛めていたし俺も責められた。』
『私達星屑の光のせいでお兄さんは何も喋らなかったの?』
『そうなるな。海音は煉のバンドと友理奈のバンドのファンでもあったからな。』
夢野海音と自分のことを語り終えた薫は更にイビル・ノーツの話を始めた。
『イビル・ノーツはあのバカ…龍ヶ崎久遠が強力なメンバーをかき集め現在バンド界の脅威とも言える最悪のバンドだ。理由は煉、お前と友理奈、アンタだ。』
現実の最悪さを知らされた俺達は残忍なバンドをする龍ヶ崎久遠に呆れるしかなかったと同時に怒りが込み上げたんだ。
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