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〜2020/06/15まで執筆分

5話//人生ハードモードは変わらない.2

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「で、加護はなにをつけてくれるんです?」

『その前に今入った情報で金田くんが魔王になっちゃったっぽいんだよねー。だから唯斗くんの補佐に2人にはなってもらえないかなー』

さっき可能性の話だったのが今しがた現実になってしまった。3人の中では成るのは時間の問題だと感じていたが、こんなにも早いとは…。

「じゃあ俺らは自己…、金田を討伐せよってことか?」

『まぁそんなところかな』

「おっ。じゃまた一緒に狩れるかんじすか」

「だな」

こちらの世界に飛ばされた金田以外の3人は元々、某狩猟ゲームでパーティーを組んで遊んでいたネッ友だった。事実、金田が絡まなければそんな仲が悪いわけではない。

「ならいっそもっかい全員ステータス改変しちゃいません?」

『んー、、まぁそうした方が僕の仕事も転生神の方に集中できるしそうしよっか。はぁ、、、疲れるなぁ…』

「あれ、ニートさんって創造神っすよね?」

『グラニートね!!創造神は肩書きだけみたいなかんじかな。転生神が本当の担当さ』

「メイン転生神でサブ職創造神とか贅沢だな」

『誰かがやらなきゃいけないからねw』

「神様も大変だな「っすね」」

『まぁそれは置いといて。ステータスどうしよっか?流石に今のステータスを基盤にしてくれるとありがたいな』

「どっちからやる?」

「俺あとでいいっす。ちょい考えたいんで」

「じゃあ俺からか。とりあえず名前変えたいな。アバターの【ハムさん】もじって、、ハム、、ナハムにしよう」

『おおぅ…いきなり……』

「称号に聖職者ってあったけど、拳闘士があるならそれと統合して【聖拳闘士】にしてほしいかな。あと弓士か銃士の称号ってあったらつけて欲しいかな」

『(話聞いてほしいんだけどな…)…銃士は魔法があるおかげでまず銃という物自体考えがないよ。魔法付与すれば弓で事足るからね』

もう話は聞かれない前提でグラニートは話す。正直【自己中】を付けたいと思ったのであるが、彼らとの関係が険悪になるのを恐れできないのであった。もうどちらが偉いのか分からない。。

「なら【弓士】で。後々銃は作るとしてスキルに【命中】お願いする」

「メインウェポン弓ですもんね」

「さすが【狙撃のハムさん】っす」

元の世界のゲーム内では二つ名で呼ばれるくらい彼らのパーティーは有名だった。

『じゃあそれも称号に入れて少し性能上昇になるようにしとこう』

「あと【索敵】と【鑑定】も欲しいかな」

『じゃあ【使徒の補佐】の中に組み込んでおくね。唯斗くんと同じく隠蔽も入れとくからね』

「なら魔法の適性と耐性も」

『……はーい。加護は転生神、医神、生命神をつけたよ。これ以上はいい。よね?』


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ナハム
【種族】人族
【職業】冒険者
【年齢】31
【Lv】11
【HP】904/904
【MP】1408/1408



【スキル】
全属性魔法適性
魔法耐性
索敵
鑑定
浄化
絶対防御
拳術
弓術
恐怖耐性
命中
完全隠蔽

【称号】
使徒の補佐
聖拳闘士
弓士
狙撃のハムさん(遠距離攻撃の威力上昇、命中率アップ)

【加護】
転生神グラニートの加護(全ステータス微上昇、成長率上昇)
医神イムホーテの加護(回復速度上昇)
生命神シウの加護(回復量上昇)


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「おお、なかなか強い。あとでもスキルとか獲得可能ならこれで」

『獲得可能なのでこれで確定しちゃうよ』

「ちょっと見せてくださいよ」

ステータスをみてユィートは固まる。

「…!近接できて回復強くて絶対防御持ちって……。もう倒せないじゃないですか」

『あっ……ま、まぁいいんじゃないかなぁ~?』

完成してから気づくグラニート。やはり彼はポンコツ感が否めない。3人分の改変を行う手間を考えてこれ以上は気疲れしそうなのでやめてしまう職務怠慢な神であった。

「終わったっすか?じゃあ次は俺っすね!!!」

『山口くんは何変えますか……?』

「とりあえず種族を獣人にしたい!」

『うおっふ…』

「あのゲーム面白いんだけど獣とか選べんからそこだけつまらんのよ!!この世界もせっかく来たけど自分そのまんまの格好やしでそこだけガッカリポイントだったからなれるならそれがいいのよね!!!」

興奮してるのか独特の喋りになってしまっている。出身が中部地方らしいがそちらの方言だろうか?声が普段より高くなってる為、おネェさんのような感じに聞こえる。

『獣人族ね。。。名前は変えるの?』

「んんーー!!!アバターネームのマスカルで!!!」

「おぉーー。パーティー再結成ですね」

「じゃあ今はユィートか!?」

「ですです」

『そういうのはあとでにしてね。スキルとかは?』

「隠密と気配遮断あったと思うけどこれ似てるよね?統合してひとつにして欲しいかな。気配察知と双剣使うスキル欲しいな。料理好きだしそういうのもほしいけど。鑑定、解析と索敵も欲しい。」

『なんか多…』

「あ!!!!できれば色んな獣になりたいんだけどむりかな?」

『…はぁ。変身のスキルあればできなくはないけど、獣人族でもそんなこと出来る人いないからすぐ捕えられて国の機関に研究だァとかで、、ね?』

「それはいやっすね」

『じゃあ身体強化と暗視、嗅覚・聴覚鋭敏付けるからそれでどう?獣人族には獣化って固有スキルあるし』

「ならそれで!」

「なんか二つ名ってありましたっけ?」

「あれだろ?【速業マスカル】」

「あぁー、最初にミートすると必ず味方が着く前に半分くらい体力減らしてるから付いたヤツ」

『それもつけとくね。なんの獣にしよっか?』

「クロヒョウ!九尾の狐オトモがいるとなお良し!」

『じゃあ使い魔も作っとくよ……』

「名前キュービね!!」

「うわずりぃ!!!」

『ナハムくんにも調教師付けといてあげるからあとで自分で作るといいよ………』

もういろいろ反応するのが面倒くさくなってきた彼はスルースキルを覚えた。

「あざっすー!」


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マスカル
【種族】獣人族(クロヒョウ)
【職業】冒険者
【年齢】25
【Lv】9
【HP】890/890
【MP】975/975



【スキル】
獣化
身体強化
暗視
嗅覚・聴覚鋭敏
隠密
気配察知
双剣術
恐怖耐性
鑑定
解析
索敵
料理
完全隠蔽
調教

【称号】
使徒の補佐
暗殺者
双剣士
料理人
調教師
速業マスカル(攻撃速度上昇)

【加護】
転生神グラニートの加護(全ステータス微上昇、成長率上昇)
武神モントゥーの加護(あらゆる武器の使い方がわかる、攻撃威力上昇、防御力上昇)
地神ダムキナの加護(採集素材の質が高品質になる)

【使い魔】
キュービ

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「おぉ!!!!!!!キュービは!!??」


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キュービ
【種族】魔獣
【Lv】1
【HP】95
【MP】106


【スキル】
鑑定
解析
火魔法適性
魔法耐性
索敵
気配察知

【称号】
マスカルの使い魔


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三度チートが誕生した。もうどうなることか想像ができない。出来ちゃったものはしょうがない。なんとかやってもらおう。

『じゃ、これで終わり…』

「俺もっかいいじりたいです」

『………………………え?』

「いじってもっとよくしたいです」

『マジデスカ…』

「まぁ2人よりは楽っすよね?」

しょうがない。もう諦めてやるしかない。転生させたのが失敗かと思うほどめんどくさい。

「とか思ってますよね?でもやってもらえませんか?」

『!!きみ、言葉でうまく表せないけど頼み慣れしてたんだね……。もうここまでやったんだし、ついでにやるよ。。。』

「じゃあ、気配遮断を察知に変更。暗視と変身、物理耐性追加で。鑑定と解析統合して神眼にしてください。称号の剣士を魔剣士に変更もお願いします。これは出来たらでいいんですけど世界の情報を知るスキルあります?あったらゴーシュにつけてください」

『お、おおいね…まぁやってみるよ』


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ユィート
【種族】魔族
【職業】冒険者
【年齢】21
【Lv】17
【HP】1984
【MP】3074



【スキル】
全属性魔法適性
魔法耐性
アイテムボックス
合成
分解
金属変換
調合
調教
精錬
剣術
隠密
気配察知
索敵
完全隠蔽
恐怖耐性
暗視
変身
物理耐性
神眼

【称号】
神の使徒
錬金術師
薬師
調教師
鍛冶師
魔剣士
暗殺者
商人

【使い魔】
ゴーシュ

【加護】
転生神グラニートの加護(全ステータス微上昇、成長率上昇)
医神イムホーテの加護(回復速度上昇)
生命神シウの加護(回復量上昇)
商神テクトの加護(生産スキル能力向上)
理神トトゥーの加護(法則を理解することで性能向上)
魔神ヴェスの加護(MP上昇、魔法威力上昇)
武神モントゥーの加護(あらゆる武器の使い方がわかる、攻撃威力上昇、防御力上昇)
地神ダムキナの加護(採集素材の質が高品質になる)


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ゴーシュ
【種族】悪魔
【Lv】6
【HP】407/407
【MP】419/419


【スキル】
鑑定
解析
火・水・風・土魔法適性
魔法耐性
索敵
気配察知
ワールドマップ

【称号】
ユィートの使い魔
大賢者(世界の知りたい情報が手に取るようにわかる)


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「まぁ、及第点です」

『ちょっと疲れたから少し休ませてね……』

ここで3人ともステータスを見合わせる。全員のステータスを見て全員が「チートぶっ壊れじゃないか!!!」などと叫んでいたのは言うまでもない。







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リアルの仕事が夏休みでバカ忙しく更新遅くなりました。ステータスの表示が見づらかったので変更しました。今話から表示を今回の方法に変えます。
今までに比べて長くなりましたがご容赦を。
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