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〜2020/06/15まで執筆分
15話//ユィートの休日
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ギルドを再度訪れるまで2日空いてしまった。
この空白をどうしたものかユィートは思考を巡らせる。
「ゴーシュ、このあたりで2日も暇を潰せそうな場所はある?」
「それは狩りに出かけるしかございません」
道具や魔法など日本と比べれば目からウロコな技術ばかりだが、文化レベルは中世並みなのだ。デ○○ニーのような大人も子供も楽しめる娯楽施設などないのだ。
いよいよどうしたものか。そんなとき魔道具から「シュポン!」と通知音が鳴る。
++++++++++++++++++++++++++++++
to:ユィート
from:マスカル
この間の場所で暴風流っす!!!やばいっす!
至急ヘルプっせ!!
++++++++++++++++++++++++++++++
どうやらマスカルかららしい。焦っているのか誤字がある。
「ゴーシュこれ意味わかる?」
「これは…。「暴風流」はおそらく「暴風竜」でしょう。文面からするに先日まで狩りをしていた場所のどこかで暴風竜が出現し、助けを求めているのだと推測します」
狩りに行くか行くまいかの話をしている時になんといいタイミングなのだろう。これは行くしかない。
「この間の森まで行くよ。ゴーシュ準備はいい?」
「もちろんでございます」
ユィートたちは2人の元へと嬉々として向かう。
森の奥にユィートたちが着くと傷だらけのクロ、キュービと肩を揺らして激しく呼吸をする2人の姿が。
「おう!ユィート……」
「ハァハァ…やっと…すか」
どうやら暴風竜というのは相当厳しい相手らしい。
「ゴーシュ、効き目良さげな属性とかある??」
「そうですね…風竜には氷属性が有効ですが歪に進化しているようですし、【水刃】などの斬撃を飛ばすようなもので一思いに葬ってあげる方が暴風竜のためにもなるでしょう」
「…そっか」
ユィートは水の刃を形成していく。暴風竜の首よりも大きく強く。
それを相当の速さで暴風竜へと飛ばす。ストンと頭だけが地に伏す。数秒遅れて気がついたかのように体が地に倒れる。
2人が苦戦したそれは1人によってすぐに終わってしまった。
動かなくなったそれをアイテムボックスにしまう。
2人と使い魔たちに回復をかける。
「一瞬…か」
「ユィートマジでチートっすよぉ」
「出来ちゃったからしょうがないですよ」
済んだことをああだこうだ言う質ではない彼らは今後の目標を設定そして、実行へと行動を始める。
「じゃあ確認しますよ。僕らはレベルを明日の夕方まで上げられるだけ上げると」
「だな」
「パワーレベリングっす!」
「あ、それで思い出しました。【集団戦闘】っていうのつくったんですけど、試してみません?」
「なんだそれ?」
+++++++++++++++++++++
【集団戦闘】
組んでいるパーティーのメンバーと使い魔の経験値を等分配する。調節も可能。
+++++++++++++++++++++
「こんなのです」
「これいいっすね!」
常時発動することが決定した。
「じゃあそれぞれ命大事に無理せず。明日の夕方ここに集合で」
それぞれに自らに適した相手と戦いに散っていく。
「ゴーシュは別でお願いをしていい?」
この空白をどうしたものかユィートは思考を巡らせる。
「ゴーシュ、このあたりで2日も暇を潰せそうな場所はある?」
「それは狩りに出かけるしかございません」
道具や魔法など日本と比べれば目からウロコな技術ばかりだが、文化レベルは中世並みなのだ。デ○○ニーのような大人も子供も楽しめる娯楽施設などないのだ。
いよいよどうしたものか。そんなとき魔道具から「シュポン!」と通知音が鳴る。
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to:ユィート
from:マスカル
この間の場所で暴風流っす!!!やばいっす!
至急ヘルプっせ!!
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どうやらマスカルかららしい。焦っているのか誤字がある。
「ゴーシュこれ意味わかる?」
「これは…。「暴風流」はおそらく「暴風竜」でしょう。文面からするに先日まで狩りをしていた場所のどこかで暴風竜が出現し、助けを求めているのだと推測します」
狩りに行くか行くまいかの話をしている時になんといいタイミングなのだろう。これは行くしかない。
「この間の森まで行くよ。ゴーシュ準備はいい?」
「もちろんでございます」
ユィートたちは2人の元へと嬉々として向かう。
森の奥にユィートたちが着くと傷だらけのクロ、キュービと肩を揺らして激しく呼吸をする2人の姿が。
「おう!ユィート……」
「ハァハァ…やっと…すか」
どうやら暴風竜というのは相当厳しい相手らしい。
「ゴーシュ、効き目良さげな属性とかある??」
「そうですね…風竜には氷属性が有効ですが歪に進化しているようですし、【水刃】などの斬撃を飛ばすようなもので一思いに葬ってあげる方が暴風竜のためにもなるでしょう」
「…そっか」
ユィートは水の刃を形成していく。暴風竜の首よりも大きく強く。
それを相当の速さで暴風竜へと飛ばす。ストンと頭だけが地に伏す。数秒遅れて気がついたかのように体が地に倒れる。
2人が苦戦したそれは1人によってすぐに終わってしまった。
動かなくなったそれをアイテムボックスにしまう。
2人と使い魔たちに回復をかける。
「一瞬…か」
「ユィートマジでチートっすよぉ」
「出来ちゃったからしょうがないですよ」
済んだことをああだこうだ言う質ではない彼らは今後の目標を設定そして、実行へと行動を始める。
「じゃあ確認しますよ。僕らはレベルを明日の夕方まで上げられるだけ上げると」
「だな」
「パワーレベリングっす!」
「あ、それで思い出しました。【集団戦闘】っていうのつくったんですけど、試してみません?」
「なんだそれ?」
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【集団戦闘】
組んでいるパーティーのメンバーと使い魔の経験値を等分配する。調節も可能。
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「こんなのです」
「これいいっすね!」
常時発動することが決定した。
「じゃあそれぞれ命大事に無理せず。明日の夕方ここに集合で」
それぞれに自らに適した相手と戦いに散っていく。
「ゴーシュは別でお願いをしていい?」
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