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〜2020/06/15まで執筆分
14話//ナハムとマスカル
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解体素材の引き取りまで間2日。彼らは森の深いところへ行き少しでもレベルを上げてユィートとの差を縮めておこうと考えていた。
「にしてもなんでユィートはあんなにレベル上がってたんすかねー」
「多分使徒だから。だろ。あの神様の話だとそんな気がする」
「あーそうっすね、それしかないっす」
その通り神の使徒だからである。しかし、かれらは勘違いをしていた。ユィートのレベルの上がり方が異常な程早いが、彼らも大概なのだ。
普通の人は2週間やそこらでレベル50になど到底なりやしないのだ。いってもせいぜい30がいい所だろう。
歩いて森の中を進むこと数分。森には異変が起きていた。
「ハムさん、ここ前ゴブリンジェネラルくらいまでの強さのモンスターしかいなかったっすよね?」
「…あぁ、たしかそうだった」
「じゃあなんで、なんでオークキングがいるんすかぁ!!!」
森の分布がおかしいのだ。以前篭っていた時もここに来た。しかし、居たのはランクが高くてもゴブリンジェネラルくらいまで。オークキングほどの強さのモンスターなどいなかったのだ。
自然界においてこのような事象が起きる理由は1つ。
「森の奥に強いヤツが現れた。かもだな」
2人は目の前のオークキングを倒しアイテムボックスに仕舞うと奥へと駆ける。
そこに居たのはこの間仕留め損ねた竜のような個体だった。
「なんかこの間より雰囲気強くないすか…」
「とりあえず…《鑑定》」
「俺も!《解析》」
××××××××××××××××××××××××××××××
暴風竜
【Lv】126
【HP】100045/125490
【MP】10547/12647
ユィートたちとの戦いの後、オークキングやナーガなど比較的奥にいるモンスターを捕食し、風竜が異質な進化を遂げた個体。
××××××××××××××××××××××××××××××
それは間違いなく、彼らが仕留め損ねたもう1体。
そいつにより森の生態系がおかしくなっていた。原因を作ったのは彼らなのだが、ならば余計にこの個体を狩り、森に元の平穏を取り戻さねばならない。
「…っハムさん……!これ俺らじゃちょい厳しいっすよね」
「せめてユィートいればなんとかなるんだけどな……。メッセとか飛ばせればいいんだけどな」
「!!!それっすよ!!!!」
ふとお詫びだと渡された魔道具に目をやる。
「もし、もしですよ?魔道具が俺らの知ってる道具なら遅れるはずっす!!」
日本でスマホといえばSNSやメールなどで多くの人と連絡が取れる小型PC、万能機器なのだ。
その性能は魔道具のそれにも引き継がれており、マスカルの予想通りこれを持っている者になら連絡が取れる。
「物は試しっす!!!」
《メッセージ を 作成しますか?》
「きたぁぁああ!」
「できるのか!!ならユィートにメッセ入れとけ!その間のヘイトは俺とクロが稼ぐ!」
「ウォン!!」
++++++++++++++++++++++++++++++
to:ユィート
from:マスカル
この間の場所で暴風流っす!!!やばいっす!
至急ヘルプっせ!!
++++++++++++++++++++++++++++++
「お願いしまァァアス!!」
「にしてもなんでユィートはあんなにレベル上がってたんすかねー」
「多分使徒だから。だろ。あの神様の話だとそんな気がする」
「あーそうっすね、それしかないっす」
その通り神の使徒だからである。しかし、かれらは勘違いをしていた。ユィートのレベルの上がり方が異常な程早いが、彼らも大概なのだ。
普通の人は2週間やそこらでレベル50になど到底なりやしないのだ。いってもせいぜい30がいい所だろう。
歩いて森の中を進むこと数分。森には異変が起きていた。
「ハムさん、ここ前ゴブリンジェネラルくらいまでの強さのモンスターしかいなかったっすよね?」
「…あぁ、たしかそうだった」
「じゃあなんで、なんでオークキングがいるんすかぁ!!!」
森の分布がおかしいのだ。以前篭っていた時もここに来た。しかし、居たのはランクが高くてもゴブリンジェネラルくらいまで。オークキングほどの強さのモンスターなどいなかったのだ。
自然界においてこのような事象が起きる理由は1つ。
「森の奥に強いヤツが現れた。かもだな」
2人は目の前のオークキングを倒しアイテムボックスに仕舞うと奥へと駆ける。
そこに居たのはこの間仕留め損ねた竜のような個体だった。
「なんかこの間より雰囲気強くないすか…」
「とりあえず…《鑑定》」
「俺も!《解析》」
××××××××××××××××××××××××××××××
暴風竜
【Lv】126
【HP】100045/125490
【MP】10547/12647
ユィートたちとの戦いの後、オークキングやナーガなど比較的奥にいるモンスターを捕食し、風竜が異質な進化を遂げた個体。
××××××××××××××××××××××××××××××
それは間違いなく、彼らが仕留め損ねたもう1体。
そいつにより森の生態系がおかしくなっていた。原因を作ったのは彼らなのだが、ならば余計にこの個体を狩り、森に元の平穏を取り戻さねばならない。
「…っハムさん……!これ俺らじゃちょい厳しいっすよね」
「せめてユィートいればなんとかなるんだけどな……。メッセとか飛ばせればいいんだけどな」
「!!!それっすよ!!!!」
ふとお詫びだと渡された魔道具に目をやる。
「もし、もしですよ?魔道具が俺らの知ってる道具なら遅れるはずっす!!」
日本でスマホといえばSNSやメールなどで多くの人と連絡が取れる小型PC、万能機器なのだ。
その性能は魔道具のそれにも引き継がれており、マスカルの予想通りこれを持っている者になら連絡が取れる。
「物は試しっす!!!」
《メッセージ を 作成しますか?》
「きたぁぁああ!」
「できるのか!!ならユィートにメッセ入れとけ!その間のヘイトは俺とクロが稼ぐ!」
「ウォン!!」
++++++++++++++++++++++++++++++
to:ユィート
from:マスカル
この間の場所で暴風流っす!!!やばいっす!
至急ヘルプっせ!!
++++++++++++++++++++++++++++++
「お願いしまァァアス!!」
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