今の生活に飽きたら神の使徒(魔族)になりました

結木 太一

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〜2020/06/15まで執筆分

58話//従業員が…

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爵位を与えられ、貴族となる前にこの都市の店の従業員を1人前にしないといけない。
あとは此方に常駐する会計の選定だろう。

「ユィート様、八傑全員揃いました」

「あ、そう言えば今日でしたっけ」

先日採用した裏?組織的ポジションの集団八傑。彼らの育成もしないといけない。

「直ぐに説明を始めますがとりあえず地下で。デュラハンでも使ってくれて構いません」

「「「「「「「「はっ」」」」」」」」

その前に従業員たちだ。もうすぐ業務終了時刻だし店に行ってみよう。そこで隠さなくてもいい範囲で伝えよう。

「そろそろ終わりましたよね。皆さんお疲れ様です。仕事には慣れましたか?」

「まだこんな忙しいのは初めてすぎて慣れないです」
「だよなァ」「俺も」「私も」

「まぁ色々だと思いますが1つ伝えなければならないことがあります」

そう言うとパッと刹那に静まり返り、聞く体勢が取られる。

「僕達エターナルは王命により別の地で活動をすることになりました。なのでこの店舗は皆さんで回せるようにあと6日で仕事をマスターしてください」

そう言われた彼らには動揺が走ったがそれと同じくらいのやる気で満ちていた。

ユィートは屋敷地下へと場所を移し、八傑と話をする。

「皆さんお待たせしました。これから連絡事項を伝えます。無論他言無用です」

彼らはまるで王に謁見しているかのように膝をつきユィートの前に傅く。

「1つ目、エターナルは爵位を賜ることとなりました。それに伴い6日後に領地へと向かいます。そこで皆さんは使用人扱いで彼の地へと共に来てもらいます。2つ目、活動するにあたりどのスキルを持っていて足りてないかがわかりません。なので明日より4日間訓練を行います。3つ目、活動するに真名が相手にバレては困るので八傑名を決めます。以上ですが質問のある人はいますか?」

「では私から」

ビルが手を挙げ少し前へと歩みでる。

「質問ではないですが報告です。まず1ヶ月の給与平均ですが大体銀貨19枚です。そこに功績ボーナスが積み重なる程度です。そして八傑の実力順ですが私を筆頭に他の力は大差なく似たものであります」

「わかりました。他は大丈夫ですか?」

動くものはおらずそこで話はおわる。

翌日からマスカルとナハムはレストランテの従業員育成、ユィートと従魔たちは八傑の特訓にあたった。

レストランテの働き手達はまるで自分を鼓舞するように働く前に「しゃぁっ!」と声を出していたり何かブツブツ呟いてる者が居たりしてまるで戦闘に挑むかのようだったが、溢れるやる気の行き場を作っていたようで2日間の働きとはまるで別人のようにいい働きをしてくれていた。連絡をしてから5日後にはまるで何年も働いているベテランのようになっていた。

八傑たちはと言うといつもの森籠りで気配察知や隠密のスキル取得とレベル上げをしていた。情報収集において相手に気取られることがあってはならないと思ってのことだ。さらにそれぞれに違う戦法をとってもらうために武器を制限した。片手剣、両手剣、双剣、弓、拳術、棒術、槍術、魔術。1人ひとつは誰にも負けないレベルになってもらう。最終的には全部そこらの奴より上手く扱えるようになってもらうが。篭った成果か森を出る時に神眼で覗くとみな気配察知と隠密のレベルは最大になっていたし、武器の扱いも長けたものが出始めた。



××××××××××××

すいません、公開設定忘れてましたoh(´・ω・`)...
そして早速誤字があったので修正しました。金貨19枚→銀貨19枚
2018/12/05   04:19
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