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お笑い芸人ランキング Sランク編 タモリ
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タモリ Sランク
ボケ 80 Aランク
ツッコミ 92 Sランク
トーク 95 Sランク
ピン芸 100 Sランク+
サングラス 100 Sランク+
ビッグ3 100 Sランク+
世にも奇妙な芸人 100 Sランク+
【解説】
過去や現在、この星の数ほど存在する日本のお笑い芸人の中で、たった3人しか存在しないお笑い『ビッグ3』の一人。
タモリの芸風というのは非常に評論家泣かせの芸風であり、解説は困難を極める。
さんまのマシンガントーク、松本の天才的な閃き、こういった非常にわかりやすい特徴がある訳ではないため、ここに思いつく特徴を列挙して、タモリの芸風を探っていきたいと思う。
①いいともの司会をこなせるトーク力と厭味のなさ。
②タモリ倶楽部で見せるサブカル、マニアックな一面。
③ブラタモリでの文化、教養の匂い。
④ミュージックステーションでの、まったくやる気がないように見える司会。
⑤トリビアの泉という番組そのものに、信頼と権威と説得力を与える存在感。
⑥ジャングルTVで見せた料理の上手さ。
⑦ピン芸のクオリティの高さ。
⑧天才ギャグ漫画家、赤塚不二夫に見出だされた。
⑨これほど世間に認知され、さんざん見慣れているにも関わらず、世にも奇妙な物語のストーリーテラーをしても違和感がないほど、存在自体がミステリアス。というか、一番奇妙なのはここ。
⑩とにかくサングラスが良く似合っている。
結論。
一体なんなんだこの人は。
結局、タモリの芸風とはタモリの存在そのものであり、一概にこういったもの、といったカテゴリに当て嵌めることはできないことがわかる。タモリはあくまでタモリであって、それ以上でもそれ以下でもないのである。
『タモリ』とは、『タモリ』という芸風。いや、やはりその表現は適切ではない。
結論。
『森田一義』は『タモリ』という芸風なのだ。
さて、タモリの芸風に結論が出たところで、採点の解説に移りたいと思う。
ボケの能力は低いと思われる向きもあるかもしれない(まだ低評価の芸人がいないためわかりにくいが、当ランキングに於いてAランクはかなり高い方である)が、タモリは基本的には相手の力を利用して笑いを返す『合気道タイプ』の芸人であるため、ボケ自体の評価は控え目となった。
実はBランクにするかでかなり迷ったのだが、ビッグ3の芸人に対してBランクを付けることはさすがに憚られた。
芸人には『格』というものがあり、そこで長年に渡りトップを走り続けてきたレジェンドに対しては、採点にもやはりそれ相応のリスペクトが必要である。
そうしてBを付けようと思った筆者の指を留まらせ、Aに変えさせてしまう謎の力。実はその無形の力こそが、ビッグ3をビッグ3たらしめている由縁なのかもしれない。
ツッコミ、トークの腕はSランク。磨きに磨き抜かれている。
それも当然のこと、その二つの腕が超一流でなければ、長く昼の番組で司会を務めることなどできない。
さんまの解説でも語ったが、他者からネタを引き出し、笑いに変える技術があれば、ネタは無限にできる。
長くテレフォンショッキングでゲストの話を笑いに変えてきたタモリであれば、その二つの能力が著しく優れているのは当然のことなのである。
ピン芸の能力は最高評価。実は先日、この解説を書くためにタモリのピン芸を観てみたのだが、『外国語での博多うどんの解説』で見事にやられてしまった。
これはその国の言葉をまったく喋れないタモリが、その国の言葉の雰囲気だけを真似て、適当に出鱈目を喋る芸なのであるが、適当に喋っているのにも関わらず、雰囲気だけは本当にその国の言葉になっているのである。
一度真似してやってみるとわかると思うが(やってみたのかよ!?)、実はこれは相当に難しい芸であり、誰にでもできることではない。
タモリがそれをやっていた時代はまだ笑いのレベルが低かったはずなのだが、これは時代の変遷に関係なく笑え、しかも万国共通で通じる。タモリの適当な外国語は、世界に通ずる芸だと言えるのである。
筆者はこの芸を観た時、タモリがアングラから表に出てきたのは必然だったと感じた。
赤塚不二夫がタモリを自分の家に居候させてまで、とことん惚れ込んでいた理由がわかったのである(居候と言っても赤塚とタモリは同居していた訳ではなく、赤塚は自分の4LDKの高級マンションにタモリを住まわせ、自分は狭い事務所で生活をしていたらしい。しかも赤塚はタモリに毎月小遣いを渡し、愛車のベンツを自由に使わせていた。ある意味奥さんより惚れ込んでいるのではないかと思える溺愛ぶりである)。
ここまで一人の天才ギャグ漫画家を虜にしてしまうピン芸に、最高評価以外は考えられないだろう。
次のサングラス最高評価で、筆者がふざけていると感じた読者諸氏は、ちょっと待ってほしい。
確かに、最初はふざけるつもりでいた。それは間違いない。ふざけてこれをオチにして解説を締められればいいかなと高をくくっていたのである。
しかし、すぐに思い直した。それは真剣にこの解説を読んで頂いている、笑いをこよなく愛する方々に失礼ではないかと。
これはあくまで芸人の能力を採点するランキングである。タモリの芸人としての能力に、サングラスが一体何の関係があるのか。
一見何の関係もないように思えるが、書いてしまった以上は何とかこじつけなければならない。
よし、何とかこじつけてみよう。
【こじつけ】
タモリは非常に繊細で、鋭敏な感性を持った芸人である。
それだけに、他者の視線というものは常に気になりすぎるくらい気になるはずである。
人に見られるということは、感性の鋭すぎる者にとってはそれだけで苦痛だったりする。
以前は眼帯をしてテレビに出ていたタモリだが、それでは羞恥心からイマイチ芸に乗り切ることができなかった。
つまり、タモリはサングラスを装着することによって初めて、その芸人としての能力を十全に発揮することができるのである。(そうか?)
初めはそんなつもりはなかったかもしれないが、いつしかサングラスを装着することは、黒柳徹子の永遠に変わらない髪型のように、芸人としてのタモリのアイデンティティとなっていた(それはチャゲ、松山千春、サンプラザ中野くん、ゴスペラーズ村上ら、そうそうたるサングラス芸人達も同様である)。
だからこそ筆者は、タモリの能力に一見ウケ狙いとしか思えないサングラス最高評価を付け加えたのである。そうだ。きっとそうに違いない。
以上で、タモリの解説を締めたいと思う(以上で、じゃねえよ。アホかこいつ。終われねーよこれじゃ)。
……と、自分の中で激しい葛藤があったため、最後に『タモリ』という芸人を形容するに最も相応しいと思われる能力を付け加えることにした。
タモリを嫌いだという人は見たことも聞いたこともないが(既にサングラスの件はなかったことになっている)、その究極の厭味のなさこそが、長年いいともの司会を務めてこれた秘訣なのだろう(もう完全に締めに入ろうとしている)。
ビッグ3の一人、唯一無二の存在感を放つ偉大なるレジェンドは、その存在自体が『世にも奇妙な芸人』なのかもしれない。
ボケ 80 Aランク
ツッコミ 92 Sランク
トーク 95 Sランク
ピン芸 100 Sランク+
サングラス 100 Sランク+
ビッグ3 100 Sランク+
世にも奇妙な芸人 100 Sランク+
【解説】
過去や現在、この星の数ほど存在する日本のお笑い芸人の中で、たった3人しか存在しないお笑い『ビッグ3』の一人。
タモリの芸風というのは非常に評論家泣かせの芸風であり、解説は困難を極める。
さんまのマシンガントーク、松本の天才的な閃き、こういった非常にわかりやすい特徴がある訳ではないため、ここに思いつく特徴を列挙して、タモリの芸風を探っていきたいと思う。
①いいともの司会をこなせるトーク力と厭味のなさ。
②タモリ倶楽部で見せるサブカル、マニアックな一面。
③ブラタモリでの文化、教養の匂い。
④ミュージックステーションでの、まったくやる気がないように見える司会。
⑤トリビアの泉という番組そのものに、信頼と権威と説得力を与える存在感。
⑥ジャングルTVで見せた料理の上手さ。
⑦ピン芸のクオリティの高さ。
⑧天才ギャグ漫画家、赤塚不二夫に見出だされた。
⑨これほど世間に認知され、さんざん見慣れているにも関わらず、世にも奇妙な物語のストーリーテラーをしても違和感がないほど、存在自体がミステリアス。というか、一番奇妙なのはここ。
⑩とにかくサングラスが良く似合っている。
結論。
一体なんなんだこの人は。
結局、タモリの芸風とはタモリの存在そのものであり、一概にこういったもの、といったカテゴリに当て嵌めることはできないことがわかる。タモリはあくまでタモリであって、それ以上でもそれ以下でもないのである。
『タモリ』とは、『タモリ』という芸風。いや、やはりその表現は適切ではない。
結論。
『森田一義』は『タモリ』という芸風なのだ。
さて、タモリの芸風に結論が出たところで、採点の解説に移りたいと思う。
ボケの能力は低いと思われる向きもあるかもしれない(まだ低評価の芸人がいないためわかりにくいが、当ランキングに於いてAランクはかなり高い方である)が、タモリは基本的には相手の力を利用して笑いを返す『合気道タイプ』の芸人であるため、ボケ自体の評価は控え目となった。
実はBランクにするかでかなり迷ったのだが、ビッグ3の芸人に対してBランクを付けることはさすがに憚られた。
芸人には『格』というものがあり、そこで長年に渡りトップを走り続けてきたレジェンドに対しては、採点にもやはりそれ相応のリスペクトが必要である。
そうしてBを付けようと思った筆者の指を留まらせ、Aに変えさせてしまう謎の力。実はその無形の力こそが、ビッグ3をビッグ3たらしめている由縁なのかもしれない。
ツッコミ、トークの腕はSランク。磨きに磨き抜かれている。
それも当然のこと、その二つの腕が超一流でなければ、長く昼の番組で司会を務めることなどできない。
さんまの解説でも語ったが、他者からネタを引き出し、笑いに変える技術があれば、ネタは無限にできる。
長くテレフォンショッキングでゲストの話を笑いに変えてきたタモリであれば、その二つの能力が著しく優れているのは当然のことなのである。
ピン芸の能力は最高評価。実は先日、この解説を書くためにタモリのピン芸を観てみたのだが、『外国語での博多うどんの解説』で見事にやられてしまった。
これはその国の言葉をまったく喋れないタモリが、その国の言葉の雰囲気だけを真似て、適当に出鱈目を喋る芸なのであるが、適当に喋っているのにも関わらず、雰囲気だけは本当にその国の言葉になっているのである。
一度真似してやってみるとわかると思うが(やってみたのかよ!?)、実はこれは相当に難しい芸であり、誰にでもできることではない。
タモリがそれをやっていた時代はまだ笑いのレベルが低かったはずなのだが、これは時代の変遷に関係なく笑え、しかも万国共通で通じる。タモリの適当な外国語は、世界に通ずる芸だと言えるのである。
筆者はこの芸を観た時、タモリがアングラから表に出てきたのは必然だったと感じた。
赤塚不二夫がタモリを自分の家に居候させてまで、とことん惚れ込んでいた理由がわかったのである(居候と言っても赤塚とタモリは同居していた訳ではなく、赤塚は自分の4LDKの高級マンションにタモリを住まわせ、自分は狭い事務所で生活をしていたらしい。しかも赤塚はタモリに毎月小遣いを渡し、愛車のベンツを自由に使わせていた。ある意味奥さんより惚れ込んでいるのではないかと思える溺愛ぶりである)。
ここまで一人の天才ギャグ漫画家を虜にしてしまうピン芸に、最高評価以外は考えられないだろう。
次のサングラス最高評価で、筆者がふざけていると感じた読者諸氏は、ちょっと待ってほしい。
確かに、最初はふざけるつもりでいた。それは間違いない。ふざけてこれをオチにして解説を締められればいいかなと高をくくっていたのである。
しかし、すぐに思い直した。それは真剣にこの解説を読んで頂いている、笑いをこよなく愛する方々に失礼ではないかと。
これはあくまで芸人の能力を採点するランキングである。タモリの芸人としての能力に、サングラスが一体何の関係があるのか。
一見何の関係もないように思えるが、書いてしまった以上は何とかこじつけなければならない。
よし、何とかこじつけてみよう。
【こじつけ】
タモリは非常に繊細で、鋭敏な感性を持った芸人である。
それだけに、他者の視線というものは常に気になりすぎるくらい気になるはずである。
人に見られるということは、感性の鋭すぎる者にとってはそれだけで苦痛だったりする。
以前は眼帯をしてテレビに出ていたタモリだが、それでは羞恥心からイマイチ芸に乗り切ることができなかった。
つまり、タモリはサングラスを装着することによって初めて、その芸人としての能力を十全に発揮することができるのである。(そうか?)
初めはそんなつもりはなかったかもしれないが、いつしかサングラスを装着することは、黒柳徹子の永遠に変わらない髪型のように、芸人としてのタモリのアイデンティティとなっていた(それはチャゲ、松山千春、サンプラザ中野くん、ゴスペラーズ村上ら、そうそうたるサングラス芸人達も同様である)。
だからこそ筆者は、タモリの能力に一見ウケ狙いとしか思えないサングラス最高評価を付け加えたのである。そうだ。きっとそうに違いない。
以上で、タモリの解説を締めたいと思う(以上で、じゃねえよ。アホかこいつ。終われねーよこれじゃ)。
……と、自分の中で激しい葛藤があったため、最後に『タモリ』という芸人を形容するに最も相応しいと思われる能力を付け加えることにした。
タモリを嫌いだという人は見たことも聞いたこともないが(既にサングラスの件はなかったことになっている)、その究極の厭味のなさこそが、長年いいともの司会を務めてこれた秘訣なのだろう(もう完全に締めに入ろうとしている)。
ビッグ3の一人、唯一無二の存在感を放つ偉大なるレジェンドは、その存在自体が『世にも奇妙な芸人』なのかもしれない。
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