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お笑い大会ランキング R-1グランプリ2018

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R-1という大会は回を重ねる毎に笑いの質が劣化しているが、今回も例に漏れず非常にレベルの低い争いだった。

アキラ100%が優勝した昨年の大会よりはまだマシだったが、こんな低レベルの争いをランク付けして何の意味があるのか、時間の無駄ではないのかと、ある意味自問自答との戦いだった。

全てのR-1を採点するという使命感により、疑問は何とか抑え込んだので、早速採点に移ろう。


【決勝Aブロック】

【①ルシファー吉岡 『エロ生姜』 45 Eランク】

毎回クソみたいなネタ(褒め言葉)をR-1に持ってくるルシファーだが、今回のネタはどう贔屓目に見てもゴールデンの一発目にやるネタではなかった。

わりと下ネタには寛容な筆者だが、家族で観ている視聴者が多い時間帯に、このネタを一発目に持ってくるその図抜けたセンスには、開いた口が塞がらない。

プロの芸人であれば、時間帯によって視聴者が気持ち良く観れるネタに変えるぐらいのことはやらないといけない。

もう芸歴も長いというのに、そのぐらいの判断も出来ない、或いは芸の幅もないというのであれば、芸人失格である。

というか、準決勝の審査員は何故このルシファーを決勝に通したのか、スタッフはこのネタがゴールデンの一発目に相応しいと思ったのか、本当に疑問しかない。

エロに生姜を持ってきたのが工夫といえば工夫なのだろうが、それ以上は特に語ることがない。

途中どういう経緯を辿っても両方アウトだったのには少し笑ってしまったが、何故両方ともアウトなのか、あまり生姜の曲線美を見くびるなと言いたい。

何周もして生姜に辿り着いたならセーフだと思うし、逆にピュア過ぎて生姜ぐらいが丁度いいと思ったなら、純粋に人として生姜のことを愛し、生姜の肉体に興奮しているのだから、理屈の上ではセーフにならないとおかしいはずだ(はずだ。じゃねえよ。ちょっと自分でも何言ってるか分からない)。

『生姜』と『しょうがない』を掛けたオチもクソほどつまらんし、本当にこれ以上評価のしようがない(生姜ない)。

トップバッターということで、この45が基準点となるが、あまりに低レベル過ぎて基準もクソもないのはご愛嬌。

トップバッターとして大会を見事にぶち壊し、同時に本大会のレベルの低さを予感させる、素晴らしいネタだったと思う。

【②カニササレアヤコ 『雅楽演奏家』 50 Dランク】

いわゆるシュール系のネタで、ところどころ見所はあるが、面白いか面白くないかで言えば、全く面白くはない。

ネタに雅楽を持ってきたセンスは悪くなく、切り口もそれほど悪くないのだが、クソほどつまらんのはやはりキャリア不足のせいか。

面白くなる要素はあるのに、悉く笑いどころを外しているのは非常にもったいない。

ロボットエンジニアなのにロボット全く関係ないという別の部分で笑ってしまった。

最先端の仕事をしているはずなのに、ネタでは何故古典に走ってしまうのか、日頃のロボット作りのストレスが彼女をそうさせているのかもしれない。

事前予想では仕事柄ロボットに関連したネタではないかと予想していたが、見事に裏切られた。

このネタの出来であれば、ペッパー君と漫才でもしてピン芸と言い張る方が遥かに面白かったはずであり、何故自分の強みを活かそうとしないのだろうと、本当に不思議でならない。

また来年ロボット漫才に期待したいところだが、もうダークホースではないので、来年はかなり厳しいか。

あと、芸名のカニササレも、意味深なわりには結局何の意味もなかったらしい。

蚊に刺され過ぎて一週間ぐらい寝込めばいいのにと思う。

【③おいでやす小田 『ホテルのフロント』 60 Cランク】

低レベル揃いのAブロックで一番マシだったのが、このおいでやす小田である(といっても消去法であり、けして積極的に良かったという訳ではないが)。

事前予想では、それなりに実力はあると書いたが、このネタも正に可もなく不可もなくそれなり。

それなりに始まり、それなりに笑え、それなりに終わる。

ネタの発想もそれなり、切り口もそれなり、演技力もそれなり。

けなすところもなく、褒めるところもなく、全てがそれなり。

これからはおいでやす小田のことを、それなり尽くしの『それなり芸人』と呼びたいと思う。

それなりに力があるのにいつまで経っても売れないのは、芸人として華があまりになさすぎるため。

今のままではあまりに地味すぎるため、ここらで大幅なイメチェンを計らないと、今後もそれなり芸人の域を脱することは難しいだろう。

【④おぐ 『ハゲの名は』 9 -Sランク】

クソつまらん。

個人的にはルシファー以上に低評価のネタ。何故なら、腐ってもルシファーはオリジナルの発想で勝負していたからだ。

何度も何度も言うが、人が苦労して産み出したものを利用して、安易にパロディを作る姿勢は大嫌いである。

上映から大分経ってブームが去った今の時期に、君の名はのパロディを持ってくる時点でセンスが感じられないし、肝心のハゲネタも何の捻りもない非常に低レベルなものだ。

トレンディエンジェルのハゲネタが笑えるのは、単純なハゲ押しではなく、何か一つ捻りがあるからである。

君の名はのタイトルをもじって『ハゲの名は』と言われた日には、笑えないのを通り越して怒りすら湧いてしまった。

【Aブロック結果】

いつもならこれから審査員採点を評価するのだが、点数付けではなく3票を分けるという形態であり、肝心の審査員もゴ……あわわ、M-1、キングオブコントと違い評価は不毛な気がするので、今回は割愛ということにさせて頂く。

Aブロックの結果はおぐが勝ち抜け。

世間やゴ……あわわ、審査員の一部にはこういうわかりやすいネタの方がウケるのだろうが、個人的には消去法でそれなり芸人一択だった。

あと、関根勤はルシファーやおぐ、三浦マイルド、ザコシショウ等の、オッサンのくだらない系統の笑いが大好物であるため、関根のオッサン芸人への評価は三割増しぐらいに見ておいた方が良い(だからといって何がどうなる訳でもないが)。

【決勝Bブロック】

【⑤河邑ミク 『レンタル彼女』 10 Gランク+】

事前に危惧していた通りの、劣化柳原、亜流横澤。

世にも奇妙な物語で見たような設定で(というか見た)、真新しさは何もない。

演技力があるという触れ込みだがそれほどでもなく、その辺の演劇部に毛が生えた程度のレベルである。

おぐより個人的には不快感は少なかったため、評価は10としたが、人によっては評価が真逆になっても何ら不思議ではない。

両名ともネタは同じぐらい面白くないため、これはもうコインを投げて表か裏か決めるようなもの。最終的には個人の好き嫌いによって判断して頂きたいとしか言いようがないのである。

おぐの方が腹立つ人もいれば、河邑ミクの方が腹立つ人もいるだろうし、是非読者の皆様には、ネタどうこう以前に、どちらがより見ていて腹が立ったかで決めて頂きたいと思う。(?)

思えば、あれでもルシファーはまだマシな部類だったのだと気付くきっかけを与えてくれた、とても見事なネタだった。

【⑥チョコレートプラネット長田 『変なジェットコースター』 90 Sランク】

かつての松本のコントを彷彿とさせる、非常にハイセンスなネタ。

事前予想でも書いた通り、そのお笑いセンスは明らかに飛び抜けており(他があまりに酷すぎることもあるが)、何か見たことのない変なものでネタを作らせたら、彼の右に出る者はいないだろう。

比較することすらバカバカしいほど本大会ダントツ一位のネタであり、何故これで敗退しなければならないのか意味が全く分からない。

このレベルのネタで優勝出来ないというのは、今後R-1優勝を目指すセンスある芸人にとって、モチベーションの大きな減退となるだろう(思えばバカリズムはこれがバカバカしくなってR-1に出なくなったのだろう。バカリズムだけに。違うか!!わっはっはっはっは!!)。

……。

……。

……。

……まあ、それはひとまず忘れておくとして、この場を借りて審査員に言っておきたい。

R-1は面白い者が勝つ大会じゃないのか!!

ダントツで面白かったなら票を分けるな!!

均等に配分して保身に走ってんじゃねえよ!!

どう考えても長田がダントツだろ!!

何をどうしたらゆりやんが勝ってることになるんだ!!

ふざけんじゃねえぞ!!

お茶の間はともかく、プロならきっちり評価しろ!!

【⑦ゆりやんレトリィバァ 『昭和の日本の映画に出てきそうな女優』 72 Bランク】

不覚にも、ゆりやんで初めて笑ってしまった(といっても最初の方だけだが)。

松本がこいつ腹立つわーと笑いながら言いそうなネタで、顔の腹立つ表情や独特のセリフ回し、よく研究して自分のものにしている。

誰かがやっていそうで、実は誰もやっていなかった部分の笑い(筆者の知る限りでは)を突いており、オリジナリティの面で2点プラスとした。

友近辺りのネタと若干属性が被るような気がしないでもないが、たとえその時代の映画を観たことがなくても、なんとなくその雰囲気が伝わって笑えるのは、素直に凄いと思う。

筆者はあまりゆりやんが好きではないにも関わらず、それでも序盤は笑ってしまったのだから、一定以上の面白さがあったことは確かである。

ただ、惜しむらくは笑いの展開、セリフのバリエーションに乏しすぎたこと。

序盤で見たパターンを最後まで幾度となく見せられるため、後半は既に慣れ切ってしまい、ここで多くの笑いを損している。

起承までは良いのだから、あとは転結が良ければAランクも充分望めただけに、非常に残念としか言いようがないが、今のゆりやんの実力ではこのレベル以上のものはおそらく作れないだろう。

ゆりやんにしては良く出来たネタだが、それでも長田のネタとは比ぶべくもない。

比ぶべくもないが、世間の悪評にも負けず、良く頑張っている。

横澤などとは違い、成長の跡が見て取れる。

個人的には努力を褒めてあげたい。

ゆりやんの評価を少し見直した、そんなネタだった。

【⑧霜降り明星せいや 『せいやのなんなんじゃそりゃ』 59 Dランク】

ネタ自体はクソほどつまらなかったが、おぐや河邑ミクとは違い、見込みのあるクソつまらなさである。

コウメ太夫やザコシショウ系の、くだらなさを突き詰めたネタであり、いい歳をした大の大人がやることかと、別の意味で笑ってしまう。

というか、『せいやのなんなんじゃそりゃ』という作品タイトルを見ただけで笑ってしまう。

せいやにとって不運だったのは、今大会が各々3分の持ち時間だったこと。

3分程度では絶対に笑わないが、目の前でしつこく6時間ぐらいやられたら、絶対に笑ってしまう自信がある(ひょっとすると長田のネタより笑ってしまうかもしれない)。

これは繰り返し見ることで徐々に味わいが増すスルメのようなネタであり、ついM-1でのマヂカルラブリーの惨劇を思い出してしまった(どうでもいいがなんでマジカルじゃなくマヂカルやねん。実力もないくせに変なところにこだわってんじゃねえよ)。

確かにせいやは現状ではクソつまらなかったかもしれない。

だが、録画を見返してせいやを倍速で見れば見るほど、個人的にはツボにはまって大笑いしてしまいそうな気がする。

個人的にはせいやのことをけして嫌いではなく、むしろ一歩間違うと大好きな部類に入ってしまうかもしれない。

ていうか、誰だよ『せいや』って!!

友達みたいな感じで言ってるけど、知らねーよこんな奴!!

名前のチョイスが絶妙過ぎるだろ!!

これがもし本名だったら普通に笑うわ!!

「どうも、『せいや』です!!初めまして!!」じゃねえよ!!

タイトルもネタも腹立つ顔も存在自体も全部引っくるめて、結局トータルなんやねん!!

『せいやのなんなんじゃそりゃ』というタイトルを見ただけで笑えた時。

それは貴方が『せいや』にハマったことを意味するのかもしれない。

【Bブロック結果】

個人的にはせいや一択だったのだが、結果はゆりやんの勝ち抜けとなった。

書きたいことは長田とゆりやんの評価で既に書き尽くしてしまったため、ここでは結果を発表するに留めておきたいと思う。

油断すると他のネタを観ている時も、せいやのなんなんじゃそりゃが脳裏にちらついて笑ってしまうため、今後はより注意していく必要があるだろう。

Bブロックとは関係ないが、Cブロックの敗者復活発表でアイデンティティ田島が映ったため、少し前回の補足。

田島が出れなかったのは残念だったが、去年とは違い既に顔が売れており、そのネタも知り尽くされているため、もし今回出れていたとしても微妙だったかもしれない。

顔見せのタイミングとしては、やはり去年以上のタイミングはなく、優勝も充分期待出来ただけに、もったいないとしか言いようがない。

今年が無理だったのだから、来年もおそらく無理だろう。

R-1で田島のネタを見ることは、儚い夢となりそうだ。

【決勝Cブロック】

【⑨濱田祐太郎 『盲目漫談』 55 Dランク】

べしゃりの腕はそれなりにあるが、肝心の内容が全く面白くない。

ピンマイク一本で笑いを取るという、かつてのあべこうじのようなストロングスタイルには好感が持てるし、そういう小細工なしの芸人は個人的には好きなのだが、人を笑わせたいのであればもっと内容に捻りと工夫を加えなければダメである。

現状ではネタというより盲目である自分が体験した、ただの体験談の域を抜け切れていない。

人があまり体験したことのない体験談だから、ただそれを話すだけでネタになるということは絶対になく、もっともっと人を笑わせるにはどうすれば良いかを頭に穴が開くほど考える必要がある。

とても真面目にお笑いに取り組み、本当にお笑いが好きだという気持ちが伝わってくるので、筆者も一切ボケることなく物凄く真面目に批評させて頂いた。

自分で言うのも何だが、この55点という評価は極めて妥当な評価だと思うので、残り45点をどうすれば埋められるのか、結果に驕ることなく頑張って突き詰めていってほしい。

あと、55点のネタを決勝に通してしまった視聴者投票と審査員は、本人に対しても他の芸人に対しても極めて失礼なことをしていると認識してほしい。

盲目の芸人も盲目ではない芸人も、皆同じ芸人。

もし彼の生い立ちに同情して評価に手心を加えたのだとしたら、これはお笑い、引いては全芸人に対する侮辱である。

気軽に、或いは真剣にネタを採点した結果、どのような経緯で投票するもその人の自由だが、その一票には人の人生を左右する力があるということを、今一度考えてみる必要があるのではないだろうか。

【⑩紺野ぶるま 『プロポーズ』 39 Fランク】

相席スタートのような、異性をステータスとして評価するようなネタで、これといった目新しさはない。

ネタ自体はそこまで悪くはないが、どこかで見たような内容であるため、オリジナリティはあったルシファーより下と判断した。

このレベルのネタに関しては、詳しく解説する方が時間の無駄であるため、点数が全てとしか言いようがない。

【⑪霜降り明星粗品 『ツッコミかるた』 80 Aランク】

まさかのコンビでのR-1決勝進出を果たした奇跡の人。さる筋では『スプーンに映った小栗旬』と呼ばれているらしい。

フリップ芸というのはかなり開拓され尽くしたジャンルであるため、爆笑を取るのはなかなか難しいのだが、センスの良さで自分が計算した通りに笑いを取れていた。

3分間での笑いの手数がとても多く、更に一つ一つのネタの質が高い(パッと見では分からないが、ツッコミを入れられて少し考えると分かるという絶妙の配分を計算して作っている)ため、自然と高評価となる。

既に見ていたネタではさすがに笑えなかったが、『既婚者トーマス』と『犯罪者予備軍』には思わず笑ってしまった。

事前に予想していた通りのセンスを見せてくれたため、個人的には満足である。

評価としてはギリギリ80のAランクが妥当と言える。

【⑫マツモトクラブ 『仕事帰りのオヤジ』 32 Fランク】

はっきり言ってしまうが、マツモトクラブの芸風には既に飽き飽きしている。

以前は好きな芸人だったのだが、ネタのクオリティが見る度に劣化の一途を辿っているようにしか思えない。

ネタに哀愁を入れるのは良いのだが、そのために笑いの量が減ってしまっては本末転倒である。

カレーとかトンカツとか、その日の晩飯の献立を聞かされても、何を面白がっていいのかさっぱり分からない。

オチも『カツカレー』と『お疲れ』を掛けるという、極めてレベルの低いものであり、本当にクソつまらないとしか言いようがない。

なまじネタ職人などと評価されてしまったがために、『マツモトクラブ信者』のような何でも笑ってくれるファンが付いたことで、自分を見失ってしまったのかもしれない。

今はまだ知名度でなんとか誤魔化せているが、これはスランプというより、元々マツモトクラブはこの程度の実力しかなかったと考えた方が良さそうだ。

初めて見た時のネタが面白かったため、これまで期待をしてきたのだが、このレベルのネタを面白がって作っているようでは、この先何一つ期待出来ない。

どうやらネタ職人というのは過大評価であり、作り上げられた虚構のようである。

新ネタを楽しみにしていただけに残念でならないのだが、今後このレベルのネタしか作れないようであれば、R-1で見るのはこれっきりにして頂きたい。

【Cブロック結果】

決勝へ行くのは明らかに粗品しかいないのだが、何かの間違いか濱田祐太郎が決勝に進んでしまった。

過大評価は本人を勘違いさせるだけなので、今後は採点方式を改めて頂きたいものである。

【決勝二本目】

【①おぐ二本目 『ハゲの名は2』 0 -Sランク+】

キングオブコントのにゃんこスターよりムカつくというのはある意味凄いことであり、今後これを超えるムカつくネタはひょっとすると現れないかもしれない。それほどのネタだった。(?)

【②ゆりやんレトリィバァ二本目 『お願いがあります』 11 Gランク+】

一本目の勢いが嘘だったかのように、大失速した二本目。

まず、『傘を横に持たないで下さい』というツカミからして見事にスベっている。

ボケの一つ一つをまるで狙いすましたかのように悉く外せるのは、逆方向に図抜けた極めて低いお笑いセンスの証明であり、逆によくぞここまで正確無比に笑いの芯を外せるものだと、感心さえしてしまう。

ネタ中に踊りを入れるのは渡辺直美辺りから流行りだしたような気がするが、いずれにしても渡辺直美よりダンスのキレも勢いも全くなく、ただ単に笑いの流れをぶった切る効果しか出ていない。

オチも『おしっこを漏らさないで下さい』という、およそ考え得る限り最低のものであり、何故これで人が笑ってくれると思えたのか、本当に不思議である。一週間ぐらい寝ないで究極の眠気の中ネタを作ったとしか思えない。(???)

これが本来の実力なのだろうが、一本目と同等とまでは言わないものの、もう少しクオリティの高いネタを見せてほしかった。

……ん?

おぐが0、ゆりやんが11だと……?

……た、大変だ!!

これじゃ、去年同様消去法で優勝が決まってしまうじゃないか!!

【③濱田祐太郎 『盲目漫談2』 53 Dランク】

基本的には一本目と変わりないが、パターンが一緒なのとネタ中に噛んだことで点数を下げた。

自分が実際に体験したエピソードだけあり、ネタの安定感だけはあるため、他が自滅すれば優勝は必然的にこの人となる。

ネタ中の雰囲気が誰かに似ていると思ったら、キングコング西野のクソほどつまらん独演会を思い出してしまった。

それでは最後に、筆者のランキングをまとめてみよう。

【一本目】

1位 チョコレートプラネット長田 90 Sランク
2位 霜降り明星粗品 80 Aランク
3位 ゆりやんレトリィバァ 72 Bランク
4位 おいでやす小田 60 Cランク
5位 霜降り明星せいや 59 Dランク
6位 濱田祐太郎 55 Dランク
7位 カニササレアヤコ 50 Dランク
8位 ルシファー吉岡 45 Eランク
9位 紺野ぶるま 39 Fランク
10位 マツモトクラブ 32 Fランク
11位 河邑ミク 10 Gランク+
12位 おぐ 9 -Sランク

【二本目】

1位 濱田祐太郎 53 Dランク
2位 ゆりやんレトリィバァ 11 Gランク+
3位 おぐ 0 -Sランク+

濱田祐太郎は二本目の1位だが優勝ではなく、あくまで筆者の中では優勝はチョコレートプラネット長田である。

あまりにレベルが低すぎて、今回の採点は違う意味で難しかったが、なんとかまたまとめることが出来た。

今回も、最後まで長文に付き合って頂き、本当にありがとうございましたm(__)m
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