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番外編(恋人編)
その後の二人
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※本編終了後
「そ、そういうのは、二人きりの時にするもんだろ……!」
「!」
真っ赤な顔でそう呟いた森と一緒に帰り、やってきたのは森の部屋。
「えっと、まあ適当に座れよ」
「うん!」
「あー……あっ、そうだ、お茶持ってくるな」
「いいよー、いらないから森ちゃんも座ったら?」
「っ、いや!の、喉渇いたし!」
わかりやすくギクシャクと体を強張らせ部屋を出て行く森。
ちらりと見えた耳は真っ赤で大して堪えてもいなかった感情が爆発する。
(かんっっっっわいい!!!!何なの?!森のデレの破壊力が凄すぎる……!!!)
改めて想いを告げ、受け入れられた時は本当に本当に嬉しくて。
これが夢なのか現実なのかわからなかったけれど、確かに隣には森がいて。
(二人きりなら良くて、しかも森の部屋に連れてきてくれたってことはそうだよな?!良いって事だよな?!森に触っても良いんだよな?!)
頑なに拒まれ続けていた頃からすれば格段の進歩である。
ニヤニヤと締まりのない笑みを浮かべていると。
ガチャ
「!」
「あ……っと、お待たせ」
「ううん!全然待ってないよ!」
お盆にお茶とお母さんに持たされたらしいお菓子を乗せて森が戻ってきた。
「持つよ」
「あ……」
すぐさま立ち上がり森の手からお盆を受け取る。
「ん?どうかした?」
「いや、ありがと」
「ふふ、どういたしまして!」
そして小さなテーブルに置き、さっきまで座っていた場所に座る。
「……森ちゃん?」
ふと見ると森が入り口でもじもじと固まっていた。
「どうしたの?座りなよ」
「あ、ああ……」
視線をきょろきょろとさ迷わせながら、オレから少し離れたところにちょこんと座る森。
それでもまだ付き合う前に比べると近い。
近い方なんだけど。
(オレはもっと近付きたいんだよね)
ぴったりと半身を重ねたい。
いやむしろオレの膝の間に座らせたい。
腕の中に囲って緊張している身体を解したい。
オレよりも少しだけ小さい手を触って握って繋いでとにかくいちゃいちゃしたい。
「森ちゃん」
「……っ」
オレから距離を縮めると、森の肩がびくりと震える。
「な、何……」
「わかってるでしょ?」
「そ、れは……っ」
念願の森の手に自分のそれを重ね、更に近付く。
逃げない森にホッとする。
(やべ、オレも緊張してきた)
森の緊張が移ったのだろうか。
初めてでもないのに妙にばくばくと心臓が激しく動いている。
こんなに緊張するのは森にだけだ。
森を好きだと自覚してからというもの、その姿を見るだけで、声を聞くだけでどきどきが止まらない。
ふざけて何度も身体には触れてきたけど、ここに触れるのは初めてだ。
……いや、正確には二回目だけど、一回目は事故だったから初めてと変わりない。
妄想の中では何度も何度も、それこそ軽いのから深いのまでぐちゃぐちゃになるくらいにしている。
でも当たり前だが現実はこんなにも違うものか。
なんといっても目の前で顔を真っ赤にして睫毛を震わせながら目を瞑る森のなんと可愛いことか……!
勢いのままに貪りつきたいのを必死で堪える。
最初の思い出はキレイなものにしたいもんね。
森に怒られたくないし、ガッカリもして欲しくない。
「森」
「……っ」
絶対に失敗しないように。
森の可愛い表情をほんの少しも見逃さないように。
ゆっくりと、柔らかな唇に自分のそれを触れさせた。
終わり
「そ、そういうのは、二人きりの時にするもんだろ……!」
「!」
真っ赤な顔でそう呟いた森と一緒に帰り、やってきたのは森の部屋。
「えっと、まあ適当に座れよ」
「うん!」
「あー……あっ、そうだ、お茶持ってくるな」
「いいよー、いらないから森ちゃんも座ったら?」
「っ、いや!の、喉渇いたし!」
わかりやすくギクシャクと体を強張らせ部屋を出て行く森。
ちらりと見えた耳は真っ赤で大して堪えてもいなかった感情が爆発する。
(かんっっっっわいい!!!!何なの?!森のデレの破壊力が凄すぎる……!!!)
改めて想いを告げ、受け入れられた時は本当に本当に嬉しくて。
これが夢なのか現実なのかわからなかったけれど、確かに隣には森がいて。
(二人きりなら良くて、しかも森の部屋に連れてきてくれたってことはそうだよな?!良いって事だよな?!森に触っても良いんだよな?!)
頑なに拒まれ続けていた頃からすれば格段の進歩である。
ニヤニヤと締まりのない笑みを浮かべていると。
ガチャ
「!」
「あ……っと、お待たせ」
「ううん!全然待ってないよ!」
お盆にお茶とお母さんに持たされたらしいお菓子を乗せて森が戻ってきた。
「持つよ」
「あ……」
すぐさま立ち上がり森の手からお盆を受け取る。
「ん?どうかした?」
「いや、ありがと」
「ふふ、どういたしまして!」
そして小さなテーブルに置き、さっきまで座っていた場所に座る。
「……森ちゃん?」
ふと見ると森が入り口でもじもじと固まっていた。
「どうしたの?座りなよ」
「あ、ああ……」
視線をきょろきょろとさ迷わせながら、オレから少し離れたところにちょこんと座る森。
それでもまだ付き合う前に比べると近い。
近い方なんだけど。
(オレはもっと近付きたいんだよね)
ぴったりと半身を重ねたい。
いやむしろオレの膝の間に座らせたい。
腕の中に囲って緊張している身体を解したい。
オレよりも少しだけ小さい手を触って握って繋いでとにかくいちゃいちゃしたい。
「森ちゃん」
「……っ」
オレから距離を縮めると、森の肩がびくりと震える。
「な、何……」
「わかってるでしょ?」
「そ、れは……っ」
念願の森の手に自分のそれを重ね、更に近付く。
逃げない森にホッとする。
(やべ、オレも緊張してきた)
森の緊張が移ったのだろうか。
初めてでもないのに妙にばくばくと心臓が激しく動いている。
こんなに緊張するのは森にだけだ。
森を好きだと自覚してからというもの、その姿を見るだけで、声を聞くだけでどきどきが止まらない。
ふざけて何度も身体には触れてきたけど、ここに触れるのは初めてだ。
……いや、正確には二回目だけど、一回目は事故だったから初めてと変わりない。
妄想の中では何度も何度も、それこそ軽いのから深いのまでぐちゃぐちゃになるくらいにしている。
でも当たり前だが現実はこんなにも違うものか。
なんといっても目の前で顔を真っ赤にして睫毛を震わせながら目を瞑る森のなんと可愛いことか……!
勢いのままに貪りつきたいのを必死で堪える。
最初の思い出はキレイなものにしたいもんね。
森に怒られたくないし、ガッカリもして欲しくない。
「森」
「……っ」
絶対に失敗しないように。
森の可愛い表情をほんの少しも見逃さないように。
ゆっくりと、柔らかな唇に自分のそれを触れさせた。
終わり
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