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世界大会編
幸せな朝と準備
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朝日が差し込み、眩しさで寝返りを打つ。
目を覚ますか覚まさないかという狭間の心地よい僅かな時。
蓮はもぞもぞと枕に顔をうずめた。
「にぃにぃ……。にぃに……」
微かに聞こえた声。
夢なのか現実なのか区別がつかない感覚の中で蓮は確かに聞いた。
「いくぞー!ぱわーすらーっしゅ!」
蓮は瞬時に目を覚まし、声と逆方向に寝返りを打つように回避した。
ビシッ!
「な、なんで……」
声と反対側に回避したはずだが、回避を見越したかのように、向日葵の振りかぶっていた世界樹の杖は蓮の左頬を打ち据え、めり込んだ。
「にぃに!おはよ!お!は!よ!」
「う、うん。おはよう」
蓮のどのスキルも驚異的なステータスも全く通用せず、ただただ左頬が痛い。
すぐに治るのがせめてもの救いだ。
「んー。良く寝たなぁ。ひまちゃんもよく眠れた?」
「うん!にぃに!こっち来て!」
やはりユグドラシル製のベッドは特別製だ。
睡眠の質が全く違う。
向日葵に手を引かれダイニングを通り玄関へ移動する。
久しぶりの大樹の家。
少ししか離れていなかったが、木の香りも家の作りも懐かしくとても落ち着く。
「みてみて!すごいでしょ!」
向日葵が指さす先には、近くく壁龕が作られており、そこには家族が描かれた板や小さなミスリルが3つ置かれていた。
ミスリルゴーレムを倒したときに向日葵が持って帰りたいと言っていたミスリルだ。
蓮が、蓮、桜、向日葵を模して3つ並べたらどうかと言ったのを覚えていたようだ。
蓮、桜、向日葵が描かれた板の横には、守護者たちを描いた4枚の絵が並んでいる。
その後ろにはフィーネたち。
ここまではレグナムで描いていたため知っていたが、そこに2枚追加されている。
「おー!これは良いね!きっと喜ぶね!」
ソフィリアとメイの特徴を良くとらえているためすぐに分かった。
蓮は向日葵を抱き上げ『天才天才』と言いながら抱きしめた。
「ユグドラシルもありがとうございます」
背後の壁から現れたユグドラシルに感謝を伝えると『気付かれてしまいましたね』と少し残念そうな言葉が返ってきた。
驚かす気だったようだ。
そしてユグドラシルは『この笑顔が見れるのですから何でもしますよ』と言葉を続けた。
過保護と溺愛っぷりが加速化しているようで何よりだ。
「そうだ。サクラ様がお呼びですよ」
どうやら蓮は寝すぎてしまったようで、間もなく朝食ができるようだ。
外に出て食堂へ向かうと、テラス席にはサンドイッチや野菜のポタージュなどの軽食が並び始めていた。
「おはようございます」
皿を運んでいたフィーネが蓮に気づき挨拶し、フローネとウィステリアも続いた。
「寝坊しました!すみません!」
蓮が勢いよく謝ると、フィーネたちはクスクスと笑い、気にしないように言葉にした。
「大丈夫?」
「あまりにも気持ち良くてつい……。ごめんね」
いつも以上に遅かったため桜は少し心配そうだ。
レグナムでは常に警戒をしていたため、気を休めることがあまりできていなかったのかもしれない。
家に帰ってきたこととユグドラシル特製ベッドの快眠効果で爆睡してしまった。
「ううん。蓮兄がゆっくり休めたならよかった。ちょうど出来たから食べよぉ!」
蓮が申し訳なさそうに言うと、桜は咎めることなく、笑みを浮かべた。
「なんて良い子なんだぁ!」
「ちょ、ちょっと!蓮兄!やめてってばぁ!」
蓮が涙ながらに抱きしめると、桜は人目を気にして、顔を真っ赤にしながら蓮を拒んだ。
その言葉の後も抱きしめて頬ずりを続けると、数秒後に本気で嫌そうな顔をされたため離した。
「ほんとにもう!ひまちゃん!」
「おててをあわせてぇ!いただきまーす!」
桜は顔を赤くしたまま、席に付き、向日葵に号令を促した。
向日葵の頭の上では小さくなったカエデが付して寝ており、リルとドラコは肉塊に齧り付いている。
ユグドラシルは向日葵の横で昨日同様に幸せそうに忙しくしている。
フィーネたちも蓮と桜のやり取りを見て笑い、にぎやかな空気のまま朝食を終えた。
「いやっほーい!」
向日葵はドラコの背をウォータースライダーのように滑り湖に飛び込んだ。
レグナムでは遊び場がなかったが、わがままを言ったり泣きじゃくったりせずに、居てくれた。
その反動か以前よりも楽しそうに飛び込んでいる。
「こういう時に、エマーテルさんの加護って本当に助かるよね」
「本当にね」
かなりの高さから飛び込んでいるはずだが無傷。
程よく水しぶきを浴び、楽しそうに水の上を走りながら、リルをよじ登る。
そしてリルからドラコに乗り移り、再びドラコの背をウォータースライダーのように滑り湖に飛び込む。
向日葵の頭にしがみ付いているカエデも、きゅるきゅると楽しそう鳴き声を上げている。
怪我の心配がなく、守護者たちが遊んでくれているため、蓮たちは安心して準備ができる。
「くっ……。私もあちらへ……」
ユグドラシルは、ソフィリアやメイを招く準備のため、向日葵と遊べない。
「す、すみません」
「い、いえ。お気になさらないでください」
そうは言うがチラチラと向日葵を見ている。
心から傍に行くことを望んでいるのだろう。
「そ、それで?どんな風にするの?」
ソフィリアが来る時にはフェリクスとアクアも一緒に来る。
メイには未確認だが、メイが来るならフェンとローも来るだろう。
蓮が尋ねると、桜は大樹の家を広くし、部屋数や家具を増やすように説明。
蓮の部屋の隣に、フェリクス用の部屋。
その隣にフェンとローの部屋。
桜の部屋は女子会がしやすいように拡大。
床に絨毯を敷き、ちゃぶ台を用意。
そして桜の部屋の隣には、メイの部屋とソフィリアとアクアの部屋を用意。
浴室や浴槽も拡大。
そしてトイレを増設し、壁に男性と女性の絵を描し、男女別にした。
「あと、ダイニングはあまり使わないと思うんですが、念のため広くして椅子も人数分増やしてほしいです。あ、部屋の構造は同じで大丈夫です」
楽しみで色々と考えていたようだ。
桜は止まることなく、入り口の階段や玄関、通路などの拡大も伝え、大樹の家の変更点を伝え終えた。
「かしこまりました」
そういうとユグドラシルは魔素を漲らせ大樹の家に流し込んだ。
食堂のテラス席には影響を与えず、大地を鳴らしながら大樹の家の幹が、湖側へと太くなる。
「驚かせてすみません!すぐに終わります!」
地鳴りに驚き、フィーネたちが製造工場から出てきてしまった。
蓮が伝えると、フィーネたちは会釈をして工場内へと戻っていった。
その後も桜の依頼は続き、食堂の椅子やテーブル、食器を増やしたり、大樹の家の中の装飾や飾りなどがどんどん増えていった。
目を覚ますか覚まさないかという狭間の心地よい僅かな時。
蓮はもぞもぞと枕に顔をうずめた。
「にぃにぃ……。にぃに……」
微かに聞こえた声。
夢なのか現実なのか区別がつかない感覚の中で蓮は確かに聞いた。
「いくぞー!ぱわーすらーっしゅ!」
蓮は瞬時に目を覚まし、声と逆方向に寝返りを打つように回避した。
ビシッ!
「な、なんで……」
声と反対側に回避したはずだが、回避を見越したかのように、向日葵の振りかぶっていた世界樹の杖は蓮の左頬を打ち据え、めり込んだ。
「にぃに!おはよ!お!は!よ!」
「う、うん。おはよう」
蓮のどのスキルも驚異的なステータスも全く通用せず、ただただ左頬が痛い。
すぐに治るのがせめてもの救いだ。
「んー。良く寝たなぁ。ひまちゃんもよく眠れた?」
「うん!にぃに!こっち来て!」
やはりユグドラシル製のベッドは特別製だ。
睡眠の質が全く違う。
向日葵に手を引かれダイニングを通り玄関へ移動する。
久しぶりの大樹の家。
少ししか離れていなかったが、木の香りも家の作りも懐かしくとても落ち着く。
「みてみて!すごいでしょ!」
向日葵が指さす先には、近くく壁龕が作られており、そこには家族が描かれた板や小さなミスリルが3つ置かれていた。
ミスリルゴーレムを倒したときに向日葵が持って帰りたいと言っていたミスリルだ。
蓮が、蓮、桜、向日葵を模して3つ並べたらどうかと言ったのを覚えていたようだ。
蓮、桜、向日葵が描かれた板の横には、守護者たちを描いた4枚の絵が並んでいる。
その後ろにはフィーネたち。
ここまではレグナムで描いていたため知っていたが、そこに2枚追加されている。
「おー!これは良いね!きっと喜ぶね!」
ソフィリアとメイの特徴を良くとらえているためすぐに分かった。
蓮は向日葵を抱き上げ『天才天才』と言いながら抱きしめた。
「ユグドラシルもありがとうございます」
背後の壁から現れたユグドラシルに感謝を伝えると『気付かれてしまいましたね』と少し残念そうな言葉が返ってきた。
驚かす気だったようだ。
そしてユグドラシルは『この笑顔が見れるのですから何でもしますよ』と言葉を続けた。
過保護と溺愛っぷりが加速化しているようで何よりだ。
「そうだ。サクラ様がお呼びですよ」
どうやら蓮は寝すぎてしまったようで、間もなく朝食ができるようだ。
外に出て食堂へ向かうと、テラス席にはサンドイッチや野菜のポタージュなどの軽食が並び始めていた。
「おはようございます」
皿を運んでいたフィーネが蓮に気づき挨拶し、フローネとウィステリアも続いた。
「寝坊しました!すみません!」
蓮が勢いよく謝ると、フィーネたちはクスクスと笑い、気にしないように言葉にした。
「大丈夫?」
「あまりにも気持ち良くてつい……。ごめんね」
いつも以上に遅かったため桜は少し心配そうだ。
レグナムでは常に警戒をしていたため、気を休めることがあまりできていなかったのかもしれない。
家に帰ってきたこととユグドラシル特製ベッドの快眠効果で爆睡してしまった。
「ううん。蓮兄がゆっくり休めたならよかった。ちょうど出来たから食べよぉ!」
蓮が申し訳なさそうに言うと、桜は咎めることなく、笑みを浮かべた。
「なんて良い子なんだぁ!」
「ちょ、ちょっと!蓮兄!やめてってばぁ!」
蓮が涙ながらに抱きしめると、桜は人目を気にして、顔を真っ赤にしながら蓮を拒んだ。
その言葉の後も抱きしめて頬ずりを続けると、数秒後に本気で嫌そうな顔をされたため離した。
「ほんとにもう!ひまちゃん!」
「おててをあわせてぇ!いただきまーす!」
桜は顔を赤くしたまま、席に付き、向日葵に号令を促した。
向日葵の頭の上では小さくなったカエデが付して寝ており、リルとドラコは肉塊に齧り付いている。
ユグドラシルは向日葵の横で昨日同様に幸せそうに忙しくしている。
フィーネたちも蓮と桜のやり取りを見て笑い、にぎやかな空気のまま朝食を終えた。
「いやっほーい!」
向日葵はドラコの背をウォータースライダーのように滑り湖に飛び込んだ。
レグナムでは遊び場がなかったが、わがままを言ったり泣きじゃくったりせずに、居てくれた。
その反動か以前よりも楽しそうに飛び込んでいる。
「こういう時に、エマーテルさんの加護って本当に助かるよね」
「本当にね」
かなりの高さから飛び込んでいるはずだが無傷。
程よく水しぶきを浴び、楽しそうに水の上を走りながら、リルをよじ登る。
そしてリルからドラコに乗り移り、再びドラコの背をウォータースライダーのように滑り湖に飛び込む。
向日葵の頭にしがみ付いているカエデも、きゅるきゅると楽しそう鳴き声を上げている。
怪我の心配がなく、守護者たちが遊んでくれているため、蓮たちは安心して準備ができる。
「くっ……。私もあちらへ……」
ユグドラシルは、ソフィリアやメイを招く準備のため、向日葵と遊べない。
「す、すみません」
「い、いえ。お気になさらないでください」
そうは言うがチラチラと向日葵を見ている。
心から傍に行くことを望んでいるのだろう。
「そ、それで?どんな風にするの?」
ソフィリアが来る時にはフェリクスとアクアも一緒に来る。
メイには未確認だが、メイが来るならフェンとローも来るだろう。
蓮が尋ねると、桜は大樹の家を広くし、部屋数や家具を増やすように説明。
蓮の部屋の隣に、フェリクス用の部屋。
その隣にフェンとローの部屋。
桜の部屋は女子会がしやすいように拡大。
床に絨毯を敷き、ちゃぶ台を用意。
そして桜の部屋の隣には、メイの部屋とソフィリアとアクアの部屋を用意。
浴室や浴槽も拡大。
そしてトイレを増設し、壁に男性と女性の絵を描し、男女別にした。
「あと、ダイニングはあまり使わないと思うんですが、念のため広くして椅子も人数分増やしてほしいです。あ、部屋の構造は同じで大丈夫です」
楽しみで色々と考えていたようだ。
桜は止まることなく、入り口の階段や玄関、通路などの拡大も伝え、大樹の家の変更点を伝え終えた。
「かしこまりました」
そういうとユグドラシルは魔素を漲らせ大樹の家に流し込んだ。
食堂のテラス席には影響を与えず、大地を鳴らしながら大樹の家の幹が、湖側へと太くなる。
「驚かせてすみません!すぐに終わります!」
地鳴りに驚き、フィーネたちが製造工場から出てきてしまった。
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