BOOK in Circus ～非日常の始まり～

スクールライフ→はじまりは突然！

第５話 空の色はピンクでした。

………ここは…
……………………………うそ…


玄関先に広がる光景に私はその場でへたり込む。それは決して見覚えのある場所ではない。でも…あの本の景色に…私が読んで想像していた景色が目の前に…



            異様な光景が広がっていた





*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――


★
さーやー！！おはよっ！！

今日もいい日！毎日キラキラしてるし青春してると思う！
さやとは小学校からの友達でいろいろあるけどなんだかんだ仲良くしてる。
学校では走り回り歌い、叫び、笑う。
恋バナをしてきゃっきゃして2人でいる時は無言でもなんでも平気なくらいだった。
でも、彼女には悪い癖がある……

今思えばそれは知り合った頃からずっとだった
それを知らず知らずに許していたのは私だった。
でも…その癖はどんどん酷くなっていった…


［朝]

おはよ！さや！

あぁ、おはよ。りあ…。


……………………………………。

……………………………………、……。

(あ。今日はダメな日だ。)

【りあ】…………。今日も眠いねー？！

【さや】……、うん。そだねー…
【りあ】…いこっか……
【さや】……………。


お互いに仲がいいからこそでもあるけど…彼女の気分屋は本当に酷い。朝からこれだと正直ダルイ。
なにかあったのか聞くだけ無駄なのはもう充分わかってる。本当にただの気分なのだ…
しかも時々じゃない一週間に１回だったのが3日に１回へ…
気を許していると言えば良く聞こえるけれど
これじゃ私までつまらなくなる。
それに、さやの悪い癖はそれだけじゃない…。


でも、それでも、
私は彼女との楽しい時間が大好きで…


恋バナやバカなおふざけ、ちょっとエッチな話に、真面目な相談、歌って踊って走りまわる。
一番一緒にいて楽しいから。
ずっと、楽しい時間が続いていくと信じてた。
淡い青春。




　　　　　　　　
 　　　　　　　　　　　To  be continued…






～作者コメント～
またまた遅くなりました…。
短いのをポンポン出せるように努力します^^;
ちょっと過去編になりますね！中学校時代です！
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