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1章、契約の内容
4.
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アシュリーが部屋の中央に立ち手を突き出す。
アシュリーの持つ風精霊に呼びかけて部屋を掃除する。
「いつ見ても、便利よね」
「拗ねますよ。彼女たちは便利扱いされるのを嫌いますから」
「ごめん」
素直に謝るシェリルの頭をポムポムすると、ベッドなどを万能袋に収納し、代わりに毛並みの短い絨毯をしく。
シェリルはもともとベッドがあった所に万能袋からだした机や用具の入った棚を使いやすく置いていった。
アシュリーは隣の部屋にも絨毯を引き、先ほどのベッドを置き、使われることがほぼないだろう部屋を整える。
一度薬作りに夢中になればそのまま床や机で眠る主人のために中央の暖炉前にシェリル専用の寝床を用意する。毛並みのある絨毯をそこだけ敷き、地べた用の低いソファーを用意、向かい側には猫足のソファーと机を置く。
入り口横の壁には飾り棚を付け、タペストリーを飾る。腰ほどまでの高さの棚を配置し、その上にマットを敷いて小物を置く。
応接室に行く扉の横の壁には本棚を三つ設置した。
最後に天井からはカラフルなモビールがつるされた。
殺風景な部屋がかわる。
いつものシェリルの部屋になったのだ。
アリスが帰ってきた。
「いつもの部屋になりました」
彼女の手には新しいリネンがある。それを受け取りながらアシュリーは聞いた。
「どんな感じでしたか?」
「馬鹿にしてます。厄介者扱いです。『旦那様とお嬢様の仲を壊す厄介な存在』だそうです。どう追い出そうか楽しそうにおしゃべりしてました。家令さんのお顔が真っ青になって謝ってきました。
先ほどの・・・隣の部屋を見ましたが、幸い暖炉もありますし、料理もできるので、どうとでもやっていけます」
表情一つ変えないアリス。
薄い笑みを浮かべるアシュリー。
「虐めないでよ」
「あなたが虐められるんですよ」
シェリルは面倒臭そうな顔をした。
「そっとしていてくれないかな~?」
「この部屋でずっといるつもりですか?」
「明日はギルドに行くわよ。素材取らなきゃ。売って、売って、売まくって3年後の自由な生活手に入れるんだから」
聖女をもやめて、自由に暮らす。それがシェリルの最終目標。
「では、わたしは協力しましょう。アリスは?」
「わたしもする」
二人の言葉にシェリルは子供のような笑みを浮かべた。
アシュリーの持つ風精霊に呼びかけて部屋を掃除する。
「いつ見ても、便利よね」
「拗ねますよ。彼女たちは便利扱いされるのを嫌いますから」
「ごめん」
素直に謝るシェリルの頭をポムポムすると、ベッドなどを万能袋に収納し、代わりに毛並みの短い絨毯をしく。
シェリルはもともとベッドがあった所に万能袋からだした机や用具の入った棚を使いやすく置いていった。
アシュリーは隣の部屋にも絨毯を引き、先ほどのベッドを置き、使われることがほぼないだろう部屋を整える。
一度薬作りに夢中になればそのまま床や机で眠る主人のために中央の暖炉前にシェリル専用の寝床を用意する。毛並みのある絨毯をそこだけ敷き、地べた用の低いソファーを用意、向かい側には猫足のソファーと机を置く。
入り口横の壁には飾り棚を付け、タペストリーを飾る。腰ほどまでの高さの棚を配置し、その上にマットを敷いて小物を置く。
応接室に行く扉の横の壁には本棚を三つ設置した。
最後に天井からはカラフルなモビールがつるされた。
殺風景な部屋がかわる。
いつものシェリルの部屋になったのだ。
アリスが帰ってきた。
「いつもの部屋になりました」
彼女の手には新しいリネンがある。それを受け取りながらアシュリーは聞いた。
「どんな感じでしたか?」
「馬鹿にしてます。厄介者扱いです。『旦那様とお嬢様の仲を壊す厄介な存在』だそうです。どう追い出そうか楽しそうにおしゃべりしてました。家令さんのお顔が真っ青になって謝ってきました。
先ほどの・・・隣の部屋を見ましたが、幸い暖炉もありますし、料理もできるので、どうとでもやっていけます」
表情一つ変えないアリス。
薄い笑みを浮かべるアシュリー。
「虐めないでよ」
「あなたが虐められるんですよ」
シェリルは面倒臭そうな顔をした。
「そっとしていてくれないかな~?」
「この部屋でずっといるつもりですか?」
「明日はギルドに行くわよ。素材取らなきゃ。売って、売って、売まくって3年後の自由な生活手に入れるんだから」
聖女をもやめて、自由に暮らす。それがシェリルの最終目標。
「では、わたしは協力しましょう。アリスは?」
「わたしもする」
二人の言葉にシェリルは子供のような笑みを浮かべた。
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