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2章、サウス樹海の中
番外編、ニーナの想い
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病気が治って、わたしは聖女様に会いに行った。
何をどう言えばいいのかわからなかった。
お礼、言ったわ。
でも、それが当たり前のように返された。
わたしはメイドになった。聖女様の為に働きたいって。
でもツケがきた。
ひどい噂が回った。
領主を唆した悪女が次に聖女に取り入ったって。領主を振って乗り換えた、アバズレ女。図々しく居座る場を読まない女。最悪な女。病気も嘘だったのだろう。出て行くべきだろう、って。
そうよ。
そうなるわ。
笑っちゃう。
わたしの気持ちなんて、誰も知らないもの。
いいたいように言えばいいわ。
図々しい。
ええ、その通りよ。
だから、なに?
あんたたちにわたしのなにがわかるの?
出て行け?
お生憎様。
わたし、命が・・・生きれるとわかったからには、意地でも食いついてやるって決めたの。
今までの悲観してた自分をやめたの。
生きているんですもの、失敗しても諦めないって決めたの。
どんなことを言われても、受け入れるわ。
強くあるって決めたの。
グレン様には悪いけど、なりふり構わず、わたしは生きていくわ。
勿論、聖女様第一でよ。
あの方のそばでいたら、ほっとするもの。
あの方のために尽くしたい。
そこは本音だからー。
アリスさんが、わたしに教えてくれる。
いつの間にか、アシュリーさんとアリスさんが、内部の実権を握っている気がする。
ザックさんは頭が上がらなくなっていた。
アリスさんの手腕が凄いみたい。
アリスさん、いろいろな所で働いていたらしく、スキルを培っていたそう。マナーもダンスもできるの。家庭教師の資格もあるそう。
ザックさんの驚き様はすごかった。
城のメイドたちに基本を教えてくれるよう頼んだらしいし・・・。しっかり教えてたわ。みっちりと、がっつりと・・・。
わたしも基礎を学んだ。
アシュリーさんからは勉強を学んだ。
初めはマクロン様の為とは思ってたけど、今はシェリル様のため。
気づけば、マクロン様も使われている。
調教されてる?
どうして、こんな事になったのか・・・。
アシュリーさんが関わっているみたいね。
あれは怒らしたら駄目よ。
絶対に怖い!!
恐怖!
グレン様の株は大暴落していた。
可哀想だけど・・・はっきり言って、同情する暇はないわ。
わたしのせいかも・・・とも思うけど。
わたしは忙しいの。
信用を得る為にわたしは頑張るの。
グレン様はグレン様で頑張ればいいんだわ。悪いけどグレン様に関わっている暇はないの。
わたしは強くあると決めたもの。
掃除をしてる時に、
アシュリーさんが、『予定通り』と呟いてとけど・・・まさか・・・?!
まさか、よね。
うん、わたしは何も聞いていない。
わたしはシェリル様の元に向かう。
仕事が待っている。
シェリル様の為に働くのだ。
小さな子供達の世話。
今日のわたしの仕事。
さあ、今日はいい天気。
みんなでシーツを洗いましょう。
今日はすぐにでも乾くわね。
いい天気だからー。
◇◇◇◇◇
次で二章終了です。
初のシェリル視点になります。
最後に三章予告を入れます。
何をどう言えばいいのかわからなかった。
お礼、言ったわ。
でも、それが当たり前のように返された。
わたしはメイドになった。聖女様の為に働きたいって。
でもツケがきた。
ひどい噂が回った。
領主を唆した悪女が次に聖女に取り入ったって。領主を振って乗り換えた、アバズレ女。図々しく居座る場を読まない女。最悪な女。病気も嘘だったのだろう。出て行くべきだろう、って。
そうよ。
そうなるわ。
笑っちゃう。
わたしの気持ちなんて、誰も知らないもの。
いいたいように言えばいいわ。
図々しい。
ええ、その通りよ。
だから、なに?
あんたたちにわたしのなにがわかるの?
出て行け?
お生憎様。
わたし、命が・・・生きれるとわかったからには、意地でも食いついてやるって決めたの。
今までの悲観してた自分をやめたの。
生きているんですもの、失敗しても諦めないって決めたの。
どんなことを言われても、受け入れるわ。
強くあるって決めたの。
グレン様には悪いけど、なりふり構わず、わたしは生きていくわ。
勿論、聖女様第一でよ。
あの方のそばでいたら、ほっとするもの。
あの方のために尽くしたい。
そこは本音だからー。
アリスさんが、わたしに教えてくれる。
いつの間にか、アシュリーさんとアリスさんが、内部の実権を握っている気がする。
ザックさんは頭が上がらなくなっていた。
アリスさんの手腕が凄いみたい。
アリスさん、いろいろな所で働いていたらしく、スキルを培っていたそう。マナーもダンスもできるの。家庭教師の資格もあるそう。
ザックさんの驚き様はすごかった。
城のメイドたちに基本を教えてくれるよう頼んだらしいし・・・。しっかり教えてたわ。みっちりと、がっつりと・・・。
わたしも基礎を学んだ。
アシュリーさんからは勉強を学んだ。
初めはマクロン様の為とは思ってたけど、今はシェリル様のため。
気づけば、マクロン様も使われている。
調教されてる?
どうして、こんな事になったのか・・・。
アシュリーさんが関わっているみたいね。
あれは怒らしたら駄目よ。
絶対に怖い!!
恐怖!
グレン様の株は大暴落していた。
可哀想だけど・・・はっきり言って、同情する暇はないわ。
わたしのせいかも・・・とも思うけど。
わたしは忙しいの。
信用を得る為にわたしは頑張るの。
グレン様はグレン様で頑張ればいいんだわ。悪いけどグレン様に関わっている暇はないの。
わたしは強くあると決めたもの。
掃除をしてる時に、
アシュリーさんが、『予定通り』と呟いてとけど・・・まさか・・・?!
まさか、よね。
うん、わたしは何も聞いていない。
わたしはシェリル様の元に向かう。
仕事が待っている。
シェリル様の為に働くのだ。
小さな子供達の世話。
今日のわたしの仕事。
さあ、今日はいい天気。
みんなでシーツを洗いましょう。
今日はすぐにでも乾くわね。
いい天気だからー。
◇◇◇◇◇
次で二章終了です。
初のシェリル視点になります。
最後に三章予告を入れます。
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