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13.返り討ち
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ミッシェルはそれを見て凍りついた。
愛しいそうに見つめる初恋の騎士様と優しく微笑むカエラを。
(どうして?)
(なんで私じゃないの?)
隣にたつのは私じゃ駄目なの?
どうして?どうして?
『ミッシェル、どうしたんだい』
『ううん、なんでもない』
ミッシェルは二人からめが離せずにいた。
君バラより抜粋
~~~~~~~~~
お茶会も無事に終わり一息つけます。
昨日、やはり気になってコッソリお母様に聞きました。
ポッと顔を赤くされて・・・。
ランジェリー、見る?って、見ませんっ!!
お父様と仲良くなれたのならかまいませんわ。
・・・、弟か妹ができるのかしら?
ここ数日、君バラの小説の新刊がでてから、女性たちの騎士の方々を見る目が恐ろしいことになっています。
獲物を狙う猛獣と言った方がただしいかもしれません。
君バラの新刊の影響はものすごいです。
セレに発売当日に持ってきてもらい、爆読しました。
新刊が出るのが早いので、読み応えはあります。
君バラ影響は凄まじく、ついこないだは身分差だったのが、今では騎士です。ブームの変わり方が半端ありませんわ。
小説のせいか、婚約破棄が行われたり騎士との熱愛話が蔓延しています。
影響力は凄いです。
きっと小説について来れない男性方は取り残されているのではないでしょうか。
なので、油断していました。セレと『君バラ」話しでもり上がりながら階段を上がっていると、アミー様がすれ違われ、そのまま落下したのです。
落下と言っても、最後の五段くらいですが、大げさに倒れました。
君バラでもありましたわ。
「フィオナ様、酷いですわ」
いえいえ、酷いのはアミー様ですよ。
「痛いわ。足を捻りましたわ」
ポロポロと涙を落とされます。
周囲にいた方がアミー様を庇うようにして、わたくしたちを見ます。
嫌な目ですわ。
猜疑心溢れた冷たい目。
無意識に口を噛みました。
「大丈夫です」
セレが耳元で囁きます。
ゾクッ
優しいアルトの声に少し震えます。
いい声ですっ。
セレはアミー様に近づくと膝をついて、アミー様の頬に手をやりました。
いやらしい手つきです。
アミー様も硬直されています。周りにいた女性たちも・・・。
かっこいい。
分かりますわ、その気持ち。
「泣き止んでください」
既に泣いてません。ぽやんとしています。
セレはアミー様の胸にある羽根を模したブローチに手をやりました。
「珍しいブローチですね」
「えっ?お父様に買って貰ったのよ、触らないでちょうだい」
「ポケットの羽根細工のペンも変わってますね」
「五月蝿いわね。今はどうでもいいてましょ」
気を取り直したようです。
声を荒あげます。淑女としては残念です。
「よくないですね」
「セレ?」
どう言う事でしょう。
セレの硬い声。
「そのブローチとペンは我が乙女の夢販売の『翼シリーズ』の限定品ですね」
えっ?あれ、セレのお店だたの?
噂の限定品よね?
販売30分で消えた幻の品物です。
「ブローチは限定10個。ペンも限定5個の品でそれぞれシリアルナンバーが入っているプレミアムものですが」
「買ってもらったのよ。それがなに?私が持ってたらダメなの?」
慌て出します。
どうしてかしら?
「一個でも、だいぶお値段しますよ」
「どのくらいの価格?」
わたくしは聞きます。
気になりますもの。
「文官お勤めの三ヶ月ほど。高位貴族の対象に婚約指輪代わりや大事な思い出用のための高額価格設定でして、プレミアとしてシリアルナンバーがあり、名前を刻むことができます」
文官お勤め三ヶ月。しますわね。
ドレス並み?じゃないかしら?
たしか、アミー様は男爵家よね。
買えるかしら?セシル様?
でも『お父様』が、といいましたわよね?
どういうことかしら?
「男爵家がそうそう買えるものでは・・・」
「じゃあ、似たような物でしょ」
「類似物がでないよう特許申請していますので、まだ、我が家に権利があり他ではつくられていません。見せていただけますか?」
アミーさまの顔が真っ赤になっています。
歯を食いしばって・・・。
ブローチとペンを剥ぎ取るように取るとセレに投げつけました。
「拾っただけよ。綺麗だから使ったの!悪かったわね!貧乏男爵家で!お金持ちだからって、なによ偉そうに!悪役令嬢の親友は悪役令嬢じゃないの。そんなにわたしを虐めてたのしいの?信じらんない」
泣いて訴えます。
そして立ち上がると逃げるようにさって行きました。
捻られた足は・・・、大丈夫そうですね。
愛しいそうに見つめる初恋の騎士様と優しく微笑むカエラを。
(どうして?)
(なんで私じゃないの?)
隣にたつのは私じゃ駄目なの?
どうして?どうして?
『ミッシェル、どうしたんだい』
『ううん、なんでもない』
ミッシェルは二人からめが離せずにいた。
君バラより抜粋
~~~~~~~~~
お茶会も無事に終わり一息つけます。
昨日、やはり気になってコッソリお母様に聞きました。
ポッと顔を赤くされて・・・。
ランジェリー、見る?って、見ませんっ!!
お父様と仲良くなれたのならかまいませんわ。
・・・、弟か妹ができるのかしら?
ここ数日、君バラの小説の新刊がでてから、女性たちの騎士の方々を見る目が恐ろしいことになっています。
獲物を狙う猛獣と言った方がただしいかもしれません。
君バラの新刊の影響はものすごいです。
セレに発売当日に持ってきてもらい、爆読しました。
新刊が出るのが早いので、読み応えはあります。
君バラ影響は凄まじく、ついこないだは身分差だったのが、今では騎士です。ブームの変わり方が半端ありませんわ。
小説のせいか、婚約破棄が行われたり騎士との熱愛話が蔓延しています。
影響力は凄いです。
きっと小説について来れない男性方は取り残されているのではないでしょうか。
なので、油断していました。セレと『君バラ」話しでもり上がりながら階段を上がっていると、アミー様がすれ違われ、そのまま落下したのです。
落下と言っても、最後の五段くらいですが、大げさに倒れました。
君バラでもありましたわ。
「フィオナ様、酷いですわ」
いえいえ、酷いのはアミー様ですよ。
「痛いわ。足を捻りましたわ」
ポロポロと涙を落とされます。
周囲にいた方がアミー様を庇うようにして、わたくしたちを見ます。
嫌な目ですわ。
猜疑心溢れた冷たい目。
無意識に口を噛みました。
「大丈夫です」
セレが耳元で囁きます。
ゾクッ
優しいアルトの声に少し震えます。
いい声ですっ。
セレはアミー様に近づくと膝をついて、アミー様の頬に手をやりました。
いやらしい手つきです。
アミー様も硬直されています。周りにいた女性たちも・・・。
かっこいい。
分かりますわ、その気持ち。
「泣き止んでください」
既に泣いてません。ぽやんとしています。
セレはアミー様の胸にある羽根を模したブローチに手をやりました。
「珍しいブローチですね」
「えっ?お父様に買って貰ったのよ、触らないでちょうだい」
「ポケットの羽根細工のペンも変わってますね」
「五月蝿いわね。今はどうでもいいてましょ」
気を取り直したようです。
声を荒あげます。淑女としては残念です。
「よくないですね」
「セレ?」
どう言う事でしょう。
セレの硬い声。
「そのブローチとペンは我が乙女の夢販売の『翼シリーズ』の限定品ですね」
えっ?あれ、セレのお店だたの?
噂の限定品よね?
販売30分で消えた幻の品物です。
「ブローチは限定10個。ペンも限定5個の品でそれぞれシリアルナンバーが入っているプレミアムものですが」
「買ってもらったのよ。それがなに?私が持ってたらダメなの?」
慌て出します。
どうしてかしら?
「一個でも、だいぶお値段しますよ」
「どのくらいの価格?」
わたくしは聞きます。
気になりますもの。
「文官お勤めの三ヶ月ほど。高位貴族の対象に婚約指輪代わりや大事な思い出用のための高額価格設定でして、プレミアとしてシリアルナンバーがあり、名前を刻むことができます」
文官お勤め三ヶ月。しますわね。
ドレス並み?じゃないかしら?
たしか、アミー様は男爵家よね。
買えるかしら?セシル様?
でも『お父様』が、といいましたわよね?
どういうことかしら?
「男爵家がそうそう買えるものでは・・・」
「じゃあ、似たような物でしょ」
「類似物がでないよう特許申請していますので、まだ、我が家に権利があり他ではつくられていません。見せていただけますか?」
アミーさまの顔が真っ赤になっています。
歯を食いしばって・・・。
ブローチとペンを剥ぎ取るように取るとセレに投げつけました。
「拾っただけよ。綺麗だから使ったの!悪かったわね!貧乏男爵家で!お金持ちだからって、なによ偉そうに!悪役令嬢の親友は悪役令嬢じゃないの。そんなにわたしを虐めてたのしいの?信じらんない」
泣いて訴えます。
そして立ち上がると逃げるようにさって行きました。
捻られた足は・・・、大丈夫そうですね。
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