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アルフリード
気持ち
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膝をつき口元に手をあてた。
はっ?ラズ何を言った?恋?鯉?コイ?
「愛してる?アイリを、愛してる?」
「アルフリード殿下いかがされましたか?」
振り返るとマルクが水を持って帰ってきた。おかしな様子の俺を見て慌てている。何でもないと風に立ち上がる。
「いや、ラズに・・・」
「兄上ですか?」
「・・・マルク、お前愛してるやついるか」
すごい顔で見るな。
「殿下、どうしました?悪い物食べましたか?今日のメニュー、全て殿下の命令で私が手配しましたけど、殿下暗殺メニューにはしてませんよ」
真顔で言うな。誰かに聞かれたら首が飛ぶぞ。この兄弟、口が悪すぎるだろ!少しは思っている事を隠せ。オブラートに包め!もう少しいい改めろ!
「まあ、私が愛してるのは妻です」
ここで普通に返すのか?んっ?妻?マルク結婚してたか?いつした?聞いてないぞ。
「今、いつ結婚したか、気になりましたね。半年前籍いれました。殿下のせいですからね。殿下の嫌がらせで流れに流れて、彼女に婚約解消されかけて・・・兄上に相談して、既成事実つくりました。妻の実家には怒られるし散々でしたからね。あっ、ちなみに式は来月なんできてください」
しらんがな。なんでもかんでも俺のせいにして、自分の甲斐がないだけだろう!
「で、どこを愛してる?」
「まだ、続けます?珍しい殿下の為答えます。そうですね、全てです。私のために笑ってくれて、出迎えてくれる。もう、可愛いです。泣くとこは見たくないですが嬉し涙やよがる涙はぞくっときますね。自分だけの物と言うか、誰にも見せたくないというか」
どこまでいう気だ。他人の閨事情までは知りたくないぞ。
冷めた表情でマルクを見た。
・・・誰にも見せたくない?自分だけの物?
「独占欲?執着心?」
「確かに似てますね。彼女は誰にも渡したくないです。自分だけの・・・殿下?」
再びしゃがみ込んだ。
情けないだろう?
俺はガキか?
そうか、俺は・・・。彼女に側にいて欲しい。
側にいて欲しいのだ。笑っていて、見ていて欲しい。あの紫の瞳に自分だけを写して欲しい。
いつからだ?
あぁ、ライディンたちが騒いだ日、彼女の直接見た日。あの日から俺のセピア色の毎日が色づいたのだ。変わらない毎日だったのが、あの瞬間こら楽しいものになった。あの日から他の研究員たちとの会話が弾んだ。
全てを変えたのは彼女に出会えたから。
だから、知りたかった、彼女の事を。全てを。彼女を愛してしまったから。
立ち上がり大きく息をはいた。
やれる。俺なら。
「マルク、ラズを呼べ」
「はいはい、ちゃんといますよ。殿下、なんでしょうか?」
すぐ側にいたのか柱の向こうからスルリと出て来た。
「お前ら兄弟は・・・」
二人を見た。見た目も性格も似てないけ兄弟だが、俺を見る目は似ていた。
「俺は本気を出す。二人とも手を貸せ」
「かしこまりました」
「同じく。殿下の為に」
「マルク、ロディクの学園教師たちに話を直接聞きたい。取り次をしてくれ。ラズは父上に会いたいから予定を聞いてくれ」
動こう。この気持ちのために。
「殿下、覚えてらっしゃいますか?」
ラズが跪坐き俺を見上げた。
「「もし貴方が生きる希望を見つけ、その為に大いなる高みを目指すと言うなれば、私は貴方の為に膝をおります」と。今この時がそうです。私は貴方に忠誠を誓います。」
胸に手を当て、頭を下げた。マルクも後ろで同様にしていた。
「よろしく頼む」
さあ、動こう。
はっ?ラズ何を言った?恋?鯉?コイ?
「愛してる?アイリを、愛してる?」
「アルフリード殿下いかがされましたか?」
振り返るとマルクが水を持って帰ってきた。おかしな様子の俺を見て慌てている。何でもないと風に立ち上がる。
「いや、ラズに・・・」
「兄上ですか?」
「・・・マルク、お前愛してるやついるか」
すごい顔で見るな。
「殿下、どうしました?悪い物食べましたか?今日のメニュー、全て殿下の命令で私が手配しましたけど、殿下暗殺メニューにはしてませんよ」
真顔で言うな。誰かに聞かれたら首が飛ぶぞ。この兄弟、口が悪すぎるだろ!少しは思っている事を隠せ。オブラートに包め!もう少しいい改めろ!
「まあ、私が愛してるのは妻です」
ここで普通に返すのか?んっ?妻?マルク結婚してたか?いつした?聞いてないぞ。
「今、いつ結婚したか、気になりましたね。半年前籍いれました。殿下のせいですからね。殿下の嫌がらせで流れに流れて、彼女に婚約解消されかけて・・・兄上に相談して、既成事実つくりました。妻の実家には怒られるし散々でしたからね。あっ、ちなみに式は来月なんできてください」
しらんがな。なんでもかんでも俺のせいにして、自分の甲斐がないだけだろう!
「で、どこを愛してる?」
「まだ、続けます?珍しい殿下の為答えます。そうですね、全てです。私のために笑ってくれて、出迎えてくれる。もう、可愛いです。泣くとこは見たくないですが嬉し涙やよがる涙はぞくっときますね。自分だけの物と言うか、誰にも見せたくないというか」
どこまでいう気だ。他人の閨事情までは知りたくないぞ。
冷めた表情でマルクを見た。
・・・誰にも見せたくない?自分だけの物?
「独占欲?執着心?」
「確かに似てますね。彼女は誰にも渡したくないです。自分だけの・・・殿下?」
再びしゃがみ込んだ。
情けないだろう?
俺はガキか?
そうか、俺は・・・。彼女に側にいて欲しい。
側にいて欲しいのだ。笑っていて、見ていて欲しい。あの紫の瞳に自分だけを写して欲しい。
いつからだ?
あぁ、ライディンたちが騒いだ日、彼女の直接見た日。あの日から俺のセピア色の毎日が色づいたのだ。変わらない毎日だったのが、あの瞬間こら楽しいものになった。あの日から他の研究員たちとの会話が弾んだ。
全てを変えたのは彼女に出会えたから。
だから、知りたかった、彼女の事を。全てを。彼女を愛してしまったから。
立ち上がり大きく息をはいた。
やれる。俺なら。
「マルク、ラズを呼べ」
「はいはい、ちゃんといますよ。殿下、なんでしょうか?」
すぐ側にいたのか柱の向こうからスルリと出て来た。
「お前ら兄弟は・・・」
二人を見た。見た目も性格も似てないけ兄弟だが、俺を見る目は似ていた。
「俺は本気を出す。二人とも手を貸せ」
「かしこまりました」
「同じく。殿下の為に」
「マルク、ロディクの学園教師たちに話を直接聞きたい。取り次をしてくれ。ラズは父上に会いたいから予定を聞いてくれ」
動こう。この気持ちのために。
「殿下、覚えてらっしゃいますか?」
ラズが跪坐き俺を見上げた。
「「もし貴方が生きる希望を見つけ、その為に大いなる高みを目指すと言うなれば、私は貴方の為に膝をおります」と。今この時がそうです。私は貴方に忠誠を誓います。」
胸に手を当て、頭を下げた。マルクも後ろで同様にしていた。
「よろしく頼む」
さあ、動こう。
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