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五十一話、眠れなかった原因
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はぁ~、とため息がでた。
あまり眠れなかった。
それもこれも、あの男のせい!
エンリュリッヒ様と言うイケメンの。
昨夜、寝つかれなかったのでバルコニーに夜風をあたりに行くとエンリュリッヒ様に遭遇した。
「・・・こんばんは」
彼は驚いたような顔でこちらを見ると、顔を背けた。
なぜ?
「アメリアも、その眠れなくて?」
「そうですけど、エンリュリッヒ様もですか?」
「アンドリュー」
「・・・・・・、アンドリュー様もですか?」
くそっ!
「うん。ほっとしたからかな?・・・なんとか終わったね」
「そうですね。学園内では収まらなかったのは残念ですが、これで良かったと思います」
風が気持ちいい。
ふと見ると、すごい色気のある目でこちらを見てる。
なぜ?
「アンドリュー・・・様?・・・っ!」
やめてください。
目が目が・・・。
「アンドリュー様。お、お聞きします、がぁ、初恋の方とは、どうなり、ましたぁ?」
口調が変だぞ、どうした、アメリア!!
エンリュリッヒ様は、うっと息を呑んで目を泳がせた?
ま、まさか?
「その~・・・」
「なんです?その~って、どういうことですか?ヘタレですか?」
「ヘタレ?」
「そうです。ちゃちゃあっとしてください。学年でも上位をしめるイケメンなんですから、パパアッと告白してくっついてください。もしくはスッパリ振られてください」
「ひ、ひどい!」
「なにがですか?」
「アメリアは僕をなんだと思ってるわけ?」
「えっ、ヘタレの意気地なし」
「うわっ・・・」
「イケメンなんで意識過剰かと思えば、ダメダメ人間ですよね・・・」
「僕に対して厳しくない?」
「厳しくありませんよ。正直に話してるだけです」
落ち込みますぅ?
ええっ、だって・・・。
早く、この依頼終わらしたいのに・・・。
「もし、僕が君に気があるって言ったら?」
「ふぇ?」
エンリュリッヒ様はわたしの髪を一房取るとキスをした。
「どうやったら、君を振り向かせることができるかい?」
待った。
待って、待って、
追いつかないんですが・・・・・・。
目が怖い。
そんな目でわたしを見ないでっ。
「ごめん・・・、怖がらしたね。早く寝よう」
「揶揄わないでくださいっ」
「ごめん、ごめんてば」
くぅ・・・。
なんなのよ~、もう!
わたしは逃げるように部屋に帰った。
寝られるわけないじゃないの!!
もう、どうしろって言うのよ!
嘘?冗談?本気?
どれ?やっぱり、揶揄われたの?よね。
そうよね、そうに決まってるわ。
こんな地味にそんな気持ち抱くわけないわよね。
うんうん・・・。 うん・・・。
エンリュリッヒ様の馬鹿。
あまり眠れなかった。
それもこれも、あの男のせい!
エンリュリッヒ様と言うイケメンの。
昨夜、寝つかれなかったのでバルコニーに夜風をあたりに行くとエンリュリッヒ様に遭遇した。
「・・・こんばんは」
彼は驚いたような顔でこちらを見ると、顔を背けた。
なぜ?
「アメリアも、その眠れなくて?」
「そうですけど、エンリュリッヒ様もですか?」
「アンドリュー」
「・・・・・・、アンドリュー様もですか?」
くそっ!
「うん。ほっとしたからかな?・・・なんとか終わったね」
「そうですね。学園内では収まらなかったのは残念ですが、これで良かったと思います」
風が気持ちいい。
ふと見ると、すごい色気のある目でこちらを見てる。
なぜ?
「アンドリュー・・・様?・・・っ!」
やめてください。
目が目が・・・。
「アンドリュー様。お、お聞きします、がぁ、初恋の方とは、どうなり、ましたぁ?」
口調が変だぞ、どうした、アメリア!!
エンリュリッヒ様は、うっと息を呑んで目を泳がせた?
ま、まさか?
「その~・・・」
「なんです?その~って、どういうことですか?ヘタレですか?」
「ヘタレ?」
「そうです。ちゃちゃあっとしてください。学年でも上位をしめるイケメンなんですから、パパアッと告白してくっついてください。もしくはスッパリ振られてください」
「ひ、ひどい!」
「なにがですか?」
「アメリアは僕をなんだと思ってるわけ?」
「えっ、ヘタレの意気地なし」
「うわっ・・・」
「イケメンなんで意識過剰かと思えば、ダメダメ人間ですよね・・・」
「僕に対して厳しくない?」
「厳しくありませんよ。正直に話してるだけです」
落ち込みますぅ?
ええっ、だって・・・。
早く、この依頼終わらしたいのに・・・。
「もし、僕が君に気があるって言ったら?」
「ふぇ?」
エンリュリッヒ様はわたしの髪を一房取るとキスをした。
「どうやったら、君を振り向かせることができるかい?」
待った。
待って、待って、
追いつかないんですが・・・・・・。
目が怖い。
そんな目でわたしを見ないでっ。
「ごめん・・・、怖がらしたね。早く寝よう」
「揶揄わないでくださいっ」
「ごめん、ごめんてば」
くぅ・・・。
なんなのよ~、もう!
わたしは逃げるように部屋に帰った。
寝られるわけないじゃないの!!
もう、どうしろって言うのよ!
嘘?冗談?本気?
どれ?やっぱり、揶揄われたの?よね。
そうよね、そうに決まってるわ。
こんな地味にそんな気持ち抱くわけないわよね。
うんうん・・・。 うん・・・。
エンリュリッヒ様の馬鹿。
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